JPS6339539A - 魚体の背腹の向きを揃える装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、−匹ずつ搬送されてきた魚体の背腹の向きを
揃えて整列させる魚体の背腹の向きを揃える装置に関す
る。

従来技術 魚体を処理するためには、前もって魚体を整列させて、
たとえば背腹の向きを揃えておくことが必要な場合があ
る。

そのような魚体整列を行なう装置の一例が実開昭５６　
２３５５８に開示されている。当該装置は、魚体を頭部
を先頭にして搬送する搬送ベルト上に、樋状に設けられ
終端における対向面距離が魚体の厚みとほぼ等しくなる
まで漸次対向面距離が狭まってゆくような左右一対の挟
持搬送ベルトと、始端が前記挟持搬送ベルトの終端に近
接し、対向する面の方向らほぼ同一であり、終端に近づ
くほどに対向する面の方向が水子方向に捩れてゆく捩り
搬送装置とを有する構成で、前記搬送ベルト上を搬送さ
れた魚体は、前記挟持搬送ベルトにより腹を下にして起
立し、捩り搬送装置で背腹の向きを所定方向に揃えるよ
うにしたものである。

発明が解決すべき問題点 上記先行技術では、挟持搬送ベルトで魚体を起立させ、
後続の捩り搬送装置で所定方向に魚体の背腹の向きを揃
える構成であり、いずれも無端状のベルＦをプーリに張
架した構成となっているため、魚体の背腹の向きを確実
に揃えるためには、広い面積を必要とし、装置が大形化
する。

本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、供給され
た魚体を一匹ずつ背腹の向きを所定方向に揃えることが
でき、しかも小形の装置で確実に揃えることができるよ
うにした魚体の背腹の向きを揃える装置を提供すること
である。

間ｍ点を解決するための手段 本発明は、魚イ、・を、頭部を搬送方向下流側に向けて
横臥した状態で搬送する搬送手段と、搬送手段の搬送方
向下流側端部付近に設けられる魚体の起立手段であって
、 相互に平行な鉛直方向の回転ＪＩＩＩ＃ａを有し、外側
面が粗面に形成された一対の起立用ローラと、前記各ロ
ーラを相互に近接する方向にばね付勢し、自然状態では
各ローラが離間させるように選ばれるばね手段とを含む
そのような起立手段をふくむことを特徴とする魚体の背
腹の向きを揃える装置である。

好ましい実施態様は、起立手段に関して搬送方向下流側
近傍に一対の挟持部材が設けられ、各挟持部材の前記搬
送方向上流側端部付近は、少なくとも起立した魚体の厚
み程度の間隔を有して水平方向に対向し、下流側に向か
うに従い前記対向方向が所定方向に捩れていることをｖ
ｆ徴とする。

作　　用 本発明に従えば、魚体を横臥した状態で搬送する搬送手
段の搬送方向下流側端部付近に、相互に近接する方向に
ばね付勢された起立用ローラを有する起立手段を設け、
前記起立手段の前記搬送方向下流に、対向方向が水平方
向から所定方向に捩れるような一対の挟持部材が設けら
れる。魚体の頭部を前記搬送方向下流側に向けて横臥し
た状態で搬送されてきた魚体は起立用ローラで挟持搬送
されながら腹を下にして一旦起立し、所定方向に捩れた
一対の挟持部材によって所定方向に横臥する。これによ
って搬送手段によって搬送されてさた魚体はすべて所定
方向に魚体の背腹の向きを揃えて横臥することができる
。

実施例 第１図は本発明の一実施例の魚体の背腹の向きを揃える
装置１の簡略化した正面図であり、第２図はその底面図
である。魚体の整列供給装置２の搬送方向３下流側に、
魚体の背腹の向きを揃える装置１が配置される。魚体の
整列供給装置２は、搬送方向３に沿って搬送されてきた
魚体を停止させる進行停止手段４と、魚体送り用ローラ
５と従動ローラ６と無端状の搬送ベルト７より構成され
る。魚体送り泪ロー２５は図示しない駆動機構により矢
符８の方向に回（駆動され、これによって進行停止手段
４で停止させられていた魚体が魚体送り用ローラ５に固
着された爪９によって一匹ずっ微送方向３に沿って搬送
ベルト７上を一定の間隔をあけて順次供給される。

魚体の背腹の向きを揃える装置１は、大略的に魚体の腹
を下にして起立させる起立手段１０と、起立させた魚体
を背腹の向きを所定方向に横臥させる挟持部材１１とか
ら構成され、起立手段１０に後続して挟持部材１１が配
置されている。

起立手段１０は、魚体の整列供給装置２の終端部付近に
配ｒａされ、搬送方向３に沿って左右一対の相互に平行
でかつ上下に延びる回転軸１４，１５の上端に起立用ロ
ーラ１２，１３が取付けられ下端にはベルト車１６．１
７が取付けらｊｔている。

起立用ローラ１２，１３は搬送方向３に沿って左右に揺
動可能な構造であって互いにばね１８で近接する方向に
弾発的に付勢されており、自然状態では魚体が進入し易
いような間隔があけてあり、その間隔は魚体が起立した
状態で搬送可能な幅である、起立用ローラ１２，１３の
ローラ面には魚体が係合し易いように軸線に沿って突起
などが全周に設けられている。回転軸の下端に取付けら
れたベルトｉｌｌ　Ｇ、１７とギヤ１９．２０に取付け
られたベルトＪＲ２１，２２とはベルト２３．２４を介
しで連結されており、ギヤ１９．２０の回転駆動が伝達
されるようになっている。ギヤ１９．２０は噛合ってお
り、これによって回忙方向は互いに反対方向となってお
り、したがって起立用ローラ１２．１３も回伝方向は互
いに反対力向となっている。ギヤ１９．２０のうち一方
のギヤ２ｏにはモータ２５の回転駆動を伝達するために
ベルト２Ｇが巻掛けられている。したがってモータ２５
によって起立用ローラ１２，１３を回転駆動することが
できる０本実施例では、モータ２５によって一対の噛合
っているギヤ１９．２０を回転駆動し起立用ローラ１２
．１３を回転駆動したが、起立用ロー２１２．１３にそ
れぞれ別々のモータを設けて個別に回転駆動させてもよ
い。

起立手段１０に後続して配置されている挟持部材１１は
、２枚の薄板３０．３１が搬送方向３に沿って対向して
立設されており、対向面はほぼ魚体の７みで一定の間隔
を保っている。対向面は一定の間隔を持ちながら取付面
となす角度θ　（第３図参照）は徐々に変化している。

角度θは、挟持部材１１の始端部では、取付面に対して
ほぼ９０”であるが、終端部では薄板３０．３１が傾斜
してきた方向に魚体が確実に横臥するのに必要な角度と
なっている。

このような構成を有する魚体の背腹の向きを揃える装ｆ
ｉｔの動作について説明する。モータ２５が付勢される
とその回転駆動がベルト２６によってギヤ２０に伝達さ
れ、ギヤ２０が回転駆動ｒる。

ギヤ２０にはベル）Ｊ１１２２が取付けられており、こ
のベルト車２２と１ｉｉＪ伝紬１５に取付けられたベル
）１＄１１７とにはベルト２４が巻掛けられており、ギ
ヤ２０の回転駆動が回転軸に伝わり、したがって起立用
ロー２１３が回転駆動する。もう一方の起立用ローラ１
２は、起立用ローラ１３とは回転方向が反対でなければ
魚体を挟持して搬送することができない、そのために、
モータ２５がらベルト２６を介して回転駆動するギヤ２
０には、ギヤ１９が噛合わさっている。そのためギヤ１
つとギヤ２０との方向は反対となり、したがってベルト
２３を介して回転軸１４に伝達された回転駆動、すなわ
ち起立用ローラ１２の回転駆動は起立用ロー２１３の回
転方向とは反対方向となって回転駆動する。いま魚体の
整列供給装置２から一定の間隔をあけて頭部を先頭にし
て横臥して送られてきた魚体４０は、回転駆動している
起立用ロー２１２．１３間に進入する。魚体４０の進入
によって第４図（１）に示されるように、起立用ローラ
１２゜１３は搬送方向３に沿って左右にｒｌＩＩき、ば
ね１８の力によって左右から魚体４０を押圧する。起立
■ローラ１２，１３によって押圧された魚体４０は、第
４図（２）に示されるように、起立用ローラ１２．１３
の回転駆動によって搬送方向３に沿って下流側に搬送さ
れながら腹部を下にして起立する。第５図に示されるよ
うに、魚体４０が横臥している状態では背から腹を通る
魚体４０の中心線はθ１なろ角度を有しており、背側と
ｉ側とから魚体４０が押圧されると、背側には上方向へ
の力が働き、腕側には下方向への力が働く、このとき、
起立用ローラ１２，１３は回転駆動しており、したがっ
て魚体４０は搬送方向３に沿って前進しながら腹部を下
にして徐々に起立する。

起立手段１０で起立した魚体４０は、挾持部材１１の薄
板３０．３１間に起立したままの状態で送り込まれる。

薄板３０，３１ｒ１１１に送り込まれた魚体４０は、薄
板３０．３１の傾きに沿って傾斜してゆき、挟持部材１
１の終端部後方では魚体は横臥している０以上のように
魚体の整列供給装置２から搬送されてさた魚体４ｏは、
起立手段１゜で一旦起立させられた後、挟持部材１１で
所定方向に背腹の向きを揃えて横臥させられる。

効　　果 以上のように本発明によれば、−匹ずつ搬送されてきた
すべての魚体の背腹の向きを所定方向に揃えることがで
さ、しかも構造が簡単でかつ小形化を実現することがで
きる。したがって後続する魚体の処理を正確に行なうこ
とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の魚体の背腹の向きを１」１
える装置１の簡略化した正面図、第２図はその底面図、
第３図は切断面線１−１１１から見た断面図、第４図は
起立用ローラ１２．１３開における魚体の状態を表わす
図、第５図は魚体が起立する原理を説明するための図で
ある。 １・・・魚体の背腹の向きを揃見る装置、２・・・魚体
の整列供給装置、３・・・搬送方向、１０・・・起立手
段、１１・・・挟持部材、１２．１３・・・起立用ロー
ラ、１８・・・ばね、１９．２０・・・ギヤ、３０．３
１・・・藩板、４０・・・魚体 代理人　　弁理士　四教　圭一部 第　１　図 第　２ＴＡ 第３図 第　４　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）魚体を、頭部を搬送方向下流側に向けて横臥した
   状態で搬送する搬送手段と、 搬送手段の搬送方向下流側端部付近に設けられる魚体の
   起立手段であつて、 相互に平行な鉛直方向の回転軸線を有し、外側面が粗面
   に形成された一対の起立用ローラと、前記各ローラを相
   互に近接する方向にばね付勢し、自然状態では各ローラ
   が離間させるように選ばれるばね手段とを含むそのよう
   な起立手段を含むことを特徴とする魚体の背腹の向きを
   揃える装置。
2. （２）起立手段に関して搬送方向下流側近傍に一対の挟
   持部材が設けられ、 各挟持部材の前記搬送方向上流側端部付近は、少なくと
   も起立した魚体の厚み程度の間隔を有して水平方向に対
   向し、下流側に向かうに従い前記対向方向が所定方向に
   捩れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の魚体の背腹の向きを揃える装置。