JPH09188437A - 循環する連行部材によって規則的な間隔をおいて搬送装置の鞍形載置部に跨がって搬送される印刷製品を取り出すための装置 - Google Patents
循環する連行部材によって規則的な間隔をおいて搬送装置の鞍形載置部に跨がって搬送される印刷製品を取り出すための装置Info
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- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 循環する連行部材によって搬送装置の鞍形の
載置部に跨がって搬送される印刷製品を取り出す装置の
信頼性と出力を高めることである。 【解決手段】 循環する連行部材５によって搬送装置の
鞍形の載置部に跨がって搬送される印刷製品４を取り出
すために、搬送装置３の上方に、回転駆動されるクラン
プ装置７が設けられている。このクランプ装置は搬送装
置３上の印刷製品４を掴み、安定した姿勢で持ち上げて
取り出す。
載置部に跨がって搬送される印刷製品を取り出す装置の
信頼性と出力を高めることである。 【解決手段】 循環する連行部材５によって搬送装置の
鞍形の載置部に跨がって搬送される印刷製品４を取り出
すために、搬送装置３の上方に、回転駆動されるクラン
プ装置７が設けられている。このクランプ装置は搬送装
置３上の印刷製品４を掴み、安定した姿勢で持ち上げて
取り出す。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、循環する連行部材
によって規則的な間隔をおいて搬送装置の鞍形載置部に
跨がって搬送される印刷製品を取り出すための装置に関
する。
によって規則的な間隔をおいて搬送装置の鞍形載置部に
跨がって搬送される印刷製品を取り出すための装置に関
する。
【従来の技術】この種の装置は例えばスイス国特許第３
５８１００号明細書に記載され、特に丁合い綴じ機で使
用可能である。この丁合い綴じ機の場合、搬送装置に沿
って複数の紙差し部材が設けられ、この紙差し部材が所
定の順序で印刷全紙を鞍形載置部に跨がるように重ねて
降ろし、続いて搬送装置によって綴じステーションに搬
送する。搬送装置の搬送端部は持ち上げて取り出す装置
または抜き取り装置によって形成されている。この装置
は持ち上げて取り出す剣状部材を備え、この剣状部材は
搬送装置の載置部の上方または下方に昇降可能に配置さ
れている。この持ち上げて取り出す装置は操作システム
によって搬送装置の駆動運動に連動する。それによっ
て、剣状部材は垂直方向運動成分と送り方向に向いた運
動成分によって載置部のスリットを通過して載置部の上
方へ持ち上げ可能である。その際、剣状部材上にある印
刷紙は前後に配置された対のローラの間に挿入される。
この場合、ローラの回転軸は剣状部材の運動平面に対し
て平行にかつその斜めの運動成分に対して垂直に向いて
いる。更に、対のローラの一方が駆動され、他方が自由
に回転するように軸承され、一方のローラに弾性的に押
しつけられている。この公知の構造は、印刷製品を直角
に偏向する構造と比べて機能が改善されたが、速度が速
いときまたは処理量が多いときに信頼性がない。
５８１００号明細書に記載され、特に丁合い綴じ機で使
用可能である。この丁合い綴じ機の場合、搬送装置に沿
って複数の紙差し部材が設けられ、この紙差し部材が所
定の順序で印刷全紙を鞍形載置部に跨がるように重ねて
降ろし、続いて搬送装置によって綴じステーションに搬
送する。搬送装置の搬送端部は持ち上げて取り出す装置
または抜き取り装置によって形成されている。この装置
は持ち上げて取り出す剣状部材を備え、この剣状部材は
搬送装置の載置部の上方または下方に昇降可能に配置さ
れている。この持ち上げて取り出す装置は操作システム
によって搬送装置の駆動運動に連動する。それによっ
て、剣状部材は垂直方向運動成分と送り方向に向いた運
動成分によって載置部のスリットを通過して載置部の上
方へ持ち上げ可能である。その際、剣状部材上にある印
刷紙は前後に配置された対のローラの間に挿入される。
この場合、ローラの回転軸は剣状部材の運動平面に対し
て平行にかつその斜めの運動成分に対して垂直に向いて
いる。更に、対のローラの一方が駆動され、他方が自由
に回転するように軸承され、一方のローラに弾性的に押
しつけられている。この公知の構造は、印刷製品を直角
に偏向する構造と比べて機能が改善されたが、速度が速
いときまたは処理量が多いときに信頼性がない。
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の根底
をなす課題は、信頼性および出力に関する高度な要求の
場合に、充分にエラーを生じないで作動する、冒頭に述
べた種類の装置を提供することである。
をなす課題は、信頼性および出力に関する高度な要求の
場合に、充分にエラーを生じないで作動する、冒頭に述
べた種類の装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従っ
て、搬送装置が、その近くの範囲において搬送される印
刷製品と同じ方向に印刷製品の搬送速度と少なくともほ
ぼ同じ速度で循環しかつ印刷製品の折り目または開放側
を掴む制御可能なクランプ装置の下方で、ほぼ接線方向
に配置されていることによって解決される。それによっ
て、印刷製品は無段階に偏向される。本発明による装置
は勿論、原理的な変更を行わずに、拡開機から印刷製品
を取り出すために使用可能である。循環軌道は特に回転
軸を備え、この回転軸の回りにクランプ装置が回転す
る。勿論、クランプ装置が制御可能に配置されている循
環する引張り機構は、これと同じ働きをすることが可能
である。少なくとも１個のクランプ舌片を備えたクラン
プ装置が有利であることが実証された。このクランプ装
置は、駆動軸の回りに回転駆動される支持体と、支持体
の駆動軸から半径方向に離して駆動軸に対して平行な回
転軸の回りに回転可能に支持体に軸承されたホルダーと
によって形成され、このホルダー上にクランプ舌片が固
定され、クランプ装置は更に、支持体の回転角度と反対
向きの同じ回転角度だけ回転軸回りにホルダーを駆動
し、支持体の回転運動によって駆動される伝動装置を備
えている。それによって、搬送装置の載置部から印刷製
品を非常にやさしく取り出すことができる。その際、印
刷製品をやさしく掴むことができるようにするために、
クランプ舌片のクランプ作用方向が回転軸に対して平行
に向いていると有利である。伝動装置の有利な実施形で
は、ホルダーが歯車に連結され、この歯車が回転を逆に
するための中間歯車を介して、駆動軸に対して同軸に固
定配置された歯付リムに駆動連結されている。それによ
って、規則的な取り出しを行うことができる。支持体と
しては、クランプ舌片の固定可能な円板または駆動軸の
周りに分配された支持体の半径方向配置構造が推奨され
る。歯車型伝動装置の代わりに、駆動軸に対して同軸に
固定され、支持体に回転可能に軸承され、ホルダーに連
結された、無端循環する駆動ベルト、特に歯付ベルトの
プーリが有利であることが実証された。搬送装置のクラ
ンプ装置には好ましくは、受け取り個所で印刷製品を載
置部から持ち上げて取り出す持ち上げ装置が付設され、
この持ち上げ装置が例えば凹部によって形成され、それ
によって印刷製品がクランプ舌片によって折り目を掴む
ことが可能である。回転するクランプ装置による搬送装
置の約９０°の偏向に続いて、本発明では、コンベヤが
設けられている。このコンベヤは偏向される印刷製品の
飛行軌道内に配置され、スムースな搬送を保証する。ク
ランプ舌片は可動の２個の舌片部分を備えている。この
舌片部分はかみ合う２個の歯付セグメントの軸に固定さ
れ、歯付セグメントに作用し支持体に制御作用をするよ
うに支持されたローラによって、ばねの力に抗して互い
に押しつけ可能であるかあるいはクランプ舌片が閉鎖操
作可能である。そのために、伝動装置の歯車に連結され
たホルダーが適している。このホルダーはクランプ舌片
を制御するために、歯付セグメントに駆動連結され支持
体の制御軌道に係合する制御ローラを備えている。厚さ
の差に基づいて変化する印刷製品の軌道の位置にクラン
プ舌片を適合させるために、弾性材料からなる舌片部分
に、ほぼ垂直な運動平面からクランプ舌片を押しのけ、
調節可能なガイドに追従する偏向機構、例えばガイドに
沿って走行するローラが設けられている。
て、搬送装置が、その近くの範囲において搬送される印
刷製品と同じ方向に印刷製品の搬送速度と少なくともほ
ぼ同じ速度で循環しかつ印刷製品の折り目または開放側
を掴む制御可能なクランプ装置の下方で、ほぼ接線方向
に配置されていることによって解決される。それによっ
て、印刷製品は無段階に偏向される。本発明による装置
は勿論、原理的な変更を行わずに、拡開機から印刷製品
を取り出すために使用可能である。循環軌道は特に回転
軸を備え、この回転軸の回りにクランプ装置が回転す
る。勿論、クランプ装置が制御可能に配置されている循
環する引張り機構は、これと同じ働きをすることが可能
である。少なくとも１個のクランプ舌片を備えたクラン
プ装置が有利であることが実証された。このクランプ装
置は、駆動軸の回りに回転駆動される支持体と、支持体
の駆動軸から半径方向に離して駆動軸に対して平行な回
転軸の回りに回転可能に支持体に軸承されたホルダーと
によって形成され、このホルダー上にクランプ舌片が固
定され、クランプ装置は更に、支持体の回転角度と反対
向きの同じ回転角度だけ回転軸回りにホルダーを駆動
し、支持体の回転運動によって駆動される伝動装置を備
えている。それによって、搬送装置の載置部から印刷製
品を非常にやさしく取り出すことができる。その際、印
刷製品をやさしく掴むことができるようにするために、
クランプ舌片のクランプ作用方向が回転軸に対して平行
に向いていると有利である。伝動装置の有利な実施形で
は、ホルダーが歯車に連結され、この歯車が回転を逆に
するための中間歯車を介して、駆動軸に対して同軸に固
定配置された歯付リムに駆動連結されている。それによ
って、規則的な取り出しを行うことができる。支持体と
しては、クランプ舌片の固定可能な円板または駆動軸の
周りに分配された支持体の半径方向配置構造が推奨され
る。歯車型伝動装置の代わりに、駆動軸に対して同軸に
固定され、支持体に回転可能に軸承され、ホルダーに連
結された、無端循環する駆動ベルト、特に歯付ベルトの
プーリが有利であることが実証された。搬送装置のクラ
ンプ装置には好ましくは、受け取り個所で印刷製品を載
置部から持ち上げて取り出す持ち上げ装置が付設され、
この持ち上げ装置が例えば凹部によって形成され、それ
によって印刷製品がクランプ舌片によって折り目を掴む
ことが可能である。回転するクランプ装置による搬送装
置の約９０°の偏向に続いて、本発明では、コンベヤが
設けられている。このコンベヤは偏向される印刷製品の
飛行軌道内に配置され、スムースな搬送を保証する。ク
ランプ舌片は可動の２個の舌片部分を備えている。この
舌片部分はかみ合う２個の歯付セグメントの軸に固定さ
れ、歯付セグメントに作用し支持体に制御作用をするよ
うに支持されたローラによって、ばねの力に抗して互い
に押しつけ可能であるかあるいはクランプ舌片が閉鎖操
作可能である。そのために、伝動装置の歯車に連結され
たホルダーが適している。このホルダーはクランプ舌片
を制御するために、歯付セグメントに駆動連結され支持
体の制御軌道に係合する制御ローラを備えている。厚さ
の差に基づいて変化する印刷製品の軌道の位置にクラン
プ舌片を適合させるために、弾性材料からなる舌片部分
に、ほぼ垂直な運動平面からクランプ舌片を押しのけ、
調節可能なガイドに追従する偏向機構、例えばガイドに
沿って走行するローラが設けられている。
【発明の実施の形態】続いて、図を参照して本発明を実
施の形態に基づいて説明する。説明しないすべての詳細
については図を参照されたし。図１，２は、搬送装置３
の鞍形の載置部２にまたがって搬送される印刷製品４を
取り出すための装置１を示している。この印刷製品は規
則的な間隔をおいて、無端循環する引張り機構に固定さ
れた連行部材５によって、矢印Ｆ方向に移動する。搬送
装置３は特に丁合い綴じ機に付設され、取り出すための
装置１は綴じステーションの後に配置されている。搬送
装置３の上方には、駆動軸６の回りに矢印Ｒ方向に回転
するクランプ装置７が設けられている。このクランプ装
置は、そのクランプ舌片８の循環軌道の下方にほぼ接線
方向に配置された搬送装置３に近い範囲内で、搬送装置
３上の印刷製品４と同じ方向にかつほぼ同じ速度で回転
する。クランプ舌片８の回転速度は搬送装置３による印
刷製品４の搬送速度よりも少しだけ速くすることができ
る。それによって、循環軌道の最も低い個所 − この
個所で印刷製品４はクランプ舌片８によって折り目９を
掴まれる − を通過した後で、クランプ舌片８の徐々
に減速する平行な速度成分によって、印刷製品が連行体
５によって押されて変形することが回避される。クラン
プ装置７は図１に示すように、３個のクランプ舌片８を
備えている。このクランプ舌片はホルダー１０によって
３本アーム形または星形に形成された支持体１１に連結
されている。この支持体は円板として形成してもよい。
ホルダー１０は支持体１１の駆動軸６から半径方向に離
して、駆動軸６に対して平行な回転軸１２の回りに回転
可能に軸承されている。クランプ舌片８はそれぞれホル
ダー１０に設けられている。クランプ装置７は更に伝動
装置１３を備えている。それによって、ホルダー１０は
その回転軸１２回りに、支持体１１の回転角度と反対方
向に向いた同じ回転角度だけ駆動され、従ってクランプ
舌片８は搬送装置３によって捉えられた印刷製品の方向
を、その後の搬送路で変更しない。クランプ舌片８の挟
持作用は、その回転軸１２に対して平行にあるいは印刷
製品４の搬送方向に対して直角に向いている。伝動装置
１３自体は、ホルダー１０に連結された歯車１４を備え
ている。この歯車は回転が逆の中間歯車１５にかみ合
い、この中間歯車は更に駆動軸６と同軸に配置された歯
付リム１６に駆動連結されている。引張り手段による伝
動装置として形成された図示していない伝動装置１３の
場合には、歯付リム１６の代わりに、固定されたプーリ
が設けられ、ホルダー１０に連結された歯車１４の代わ
りに、無端循環する駆動ベルト、特に歯付ベルトのため
の回転可能に軸承されたプーリが設けられている。この
駆動ベルトは支持体１１の回転運動によってクランプ舌
片８をその都度安定した姿勢に保持する。クランプ装置
７によって印刷製品４を受け取る場所には、印刷製品４
を搬送装置３の載置部２から持ち上げる持ち上げ装置１
７が設けられている。この持ち上げ装置は印刷製品４の
折り目９の下方で、垂直および水平運動成分で動くの
で、印刷製品４は載置部２から持ち上げられると同時
に、搬送装置３上で生じる平行な搬送運動を行う。印刷
製品４を載置部２からスムースに持ち上げできるように
するために、印刷製品４の持ち上げ機構は、折り目９の
下方に凹部１８を備えている。舌片部分２０，２１の条
片状の要素１９だけが印刷製品４に作用する。搬送装置
３上の印刷製品４を案内する持ち上げ装置１７は、搬送
装置３から回転するクランプ装置７へ印刷製品４をやさ
しく移送する働きをする。クランプ装置７が進む約９０
°の搬送区間には、コンベヤ２２が接続している。この
コンベヤはほぼ水平な軸の回りに回転するドラム２４を
備えている。このドラムには、１つまたは複数の循環ベ
ルト２３が部分的に巻付けられている。ドラムは１つま
たは複数の無端循環するコンベヤベルト２５と共に、ク
ランプ装置７によって搬送されて来た印刷製品の軌道内
に開口する搬送隙間２６を形成している。図３，４はコ
ンベヤ２２の移送範囲におけるクランプ装置７のクラン
プ舌片８の構造を示している。垂直な一点鎖線２７は、
クランプ装置７によって搬送されて来た印刷製品４の軌
道を示している。回転軸１２回りに回転するホルダー１
０は、支持体１１上で歯車１４に駆動連結されている。
その際、支持体１１に固定連結されたブラケット２８
は、ホルダー１０の下方で支持体１１と同じ角度だけ揺
動する。更に、ホルダー１０は互いに係合する２個の歯
付セグメント２９，３０を軸承するために役立つ。この
歯付セグメントには、軸３１，３２を介して舌片部分２
０，２１が連結されている。軸３１，３２またはこの軸
に連結された歯付セグメント２９，３０の回転運動時に
クランプ舌片８を開放するように作用する引張りばね３
３が、軸３１，３２から半径方向に突出する保持ピン３
４に固定されている。クランプ舌片８の閉鎖運動は、歯
付セグメント３０に作用し、ブラケット２８に制御作用
するよう支持されたローラ３５によって開始される。こ
のローラ３５は制御軌道に追従する。舌片部分２０，２
１は弾性的な材料、例えばばね鋼によって形成されてい
るので、舌片部分は一方では大きな挟持力を得るために
クランプ舌片８の閉鎖位置で押しつけ可能であり、他方
では印刷製品４が厚いときに弾性材料によってクランプ
舌片は、舌片部分２０に固定された、調節可能なガイド
上を走行する偏向ローラ３６によって、印刷製品４の軌
道を容易に変えることができる。従って、舌片部分は位
置を変えることができない搬送隙間２６に頼る必要がな
い。
施の形態に基づいて説明する。説明しないすべての詳細
については図を参照されたし。図１，２は、搬送装置３
の鞍形の載置部２にまたがって搬送される印刷製品４を
取り出すための装置１を示している。この印刷製品は規
則的な間隔をおいて、無端循環する引張り機構に固定さ
れた連行部材５によって、矢印Ｆ方向に移動する。搬送
装置３は特に丁合い綴じ機に付設され、取り出すための
装置１は綴じステーションの後に配置されている。搬送
装置３の上方には、駆動軸６の回りに矢印Ｒ方向に回転
するクランプ装置７が設けられている。このクランプ装
置は、そのクランプ舌片８の循環軌道の下方にほぼ接線
方向に配置された搬送装置３に近い範囲内で、搬送装置
３上の印刷製品４と同じ方向にかつほぼ同じ速度で回転
する。クランプ舌片８の回転速度は搬送装置３による印
刷製品４の搬送速度よりも少しだけ速くすることができ
る。それによって、循環軌道の最も低い個所 − この
個所で印刷製品４はクランプ舌片８によって折り目９を
掴まれる − を通過した後で、クランプ舌片８の徐々
に減速する平行な速度成分によって、印刷製品が連行体
５によって押されて変形することが回避される。クラン
プ装置７は図１に示すように、３個のクランプ舌片８を
備えている。このクランプ舌片はホルダー１０によって
３本アーム形または星形に形成された支持体１１に連結
されている。この支持体は円板として形成してもよい。
ホルダー１０は支持体１１の駆動軸６から半径方向に離
して、駆動軸６に対して平行な回転軸１２の回りに回転
可能に軸承されている。クランプ舌片８はそれぞれホル
ダー１０に設けられている。クランプ装置７は更に伝動
装置１３を備えている。それによって、ホルダー１０は
その回転軸１２回りに、支持体１１の回転角度と反対方
向に向いた同じ回転角度だけ駆動され、従ってクランプ
舌片８は搬送装置３によって捉えられた印刷製品の方向
を、その後の搬送路で変更しない。クランプ舌片８の挟
持作用は、その回転軸１２に対して平行にあるいは印刷
製品４の搬送方向に対して直角に向いている。伝動装置
１３自体は、ホルダー１０に連結された歯車１４を備え
ている。この歯車は回転が逆の中間歯車１５にかみ合
い、この中間歯車は更に駆動軸６と同軸に配置された歯
付リム１６に駆動連結されている。引張り手段による伝
動装置として形成された図示していない伝動装置１３の
場合には、歯付リム１６の代わりに、固定されたプーリ
が設けられ、ホルダー１０に連結された歯車１４の代わ
りに、無端循環する駆動ベルト、特に歯付ベルトのため
の回転可能に軸承されたプーリが設けられている。この
駆動ベルトは支持体１１の回転運動によってクランプ舌
片８をその都度安定した姿勢に保持する。クランプ装置
７によって印刷製品４を受け取る場所には、印刷製品４
を搬送装置３の載置部２から持ち上げる持ち上げ装置１
７が設けられている。この持ち上げ装置は印刷製品４の
折り目９の下方で、垂直および水平運動成分で動くの
で、印刷製品４は載置部２から持ち上げられると同時
に、搬送装置３上で生じる平行な搬送運動を行う。印刷
製品４を載置部２からスムースに持ち上げできるように
するために、印刷製品４の持ち上げ機構は、折り目９の
下方に凹部１８を備えている。舌片部分２０，２１の条
片状の要素１９だけが印刷製品４に作用する。搬送装置
３上の印刷製品４を案内する持ち上げ装置１７は、搬送
装置３から回転するクランプ装置７へ印刷製品４をやさ
しく移送する働きをする。クランプ装置７が進む約９０
°の搬送区間には、コンベヤ２２が接続している。この
コンベヤはほぼ水平な軸の回りに回転するドラム２４を
備えている。このドラムには、１つまたは複数の循環ベ
ルト２３が部分的に巻付けられている。ドラムは１つま
たは複数の無端循環するコンベヤベルト２５と共に、ク
ランプ装置７によって搬送されて来た印刷製品の軌道内
に開口する搬送隙間２６を形成している。図３，４はコ
ンベヤ２２の移送範囲におけるクランプ装置７のクラン
プ舌片８の構造を示している。垂直な一点鎖線２７は、
クランプ装置７によって搬送されて来た印刷製品４の軌
道を示している。回転軸１２回りに回転するホルダー１
０は、支持体１１上で歯車１４に駆動連結されている。
その際、支持体１１に固定連結されたブラケット２８
は、ホルダー１０の下方で支持体１１と同じ角度だけ揺
動する。更に、ホルダー１０は互いに係合する２個の歯
付セグメント２９，３０を軸承するために役立つ。この
歯付セグメントには、軸３１，３２を介して舌片部分２
０，２１が連結されている。軸３１，３２またはこの軸
に連結された歯付セグメント２９，３０の回転運動時に
クランプ舌片８を開放するように作用する引張りばね３
３が、軸３１，３２から半径方向に突出する保持ピン３
４に固定されている。クランプ舌片８の閉鎖運動は、歯
付セグメント３０に作用し、ブラケット２８に制御作用
するよう支持されたローラ３５によって開始される。こ
のローラ３５は制御軌道に追従する。舌片部分２０，２
１は弾性的な材料、例えばばね鋼によって形成されてい
るので、舌片部分は一方では大きな挟持力を得るために
クランプ舌片８の閉鎖位置で押しつけ可能であり、他方
では印刷製品４が厚いときに弾性材料によってクランプ
舌片は、舌片部分２０に固定された、調節可能なガイド
上を走行する偏向ローラ３６によって、印刷製品４の軌
道を容易に変えることができる。従って、舌片部分は位
置を変えることができない搬送隙間２６に頼る必要がな
い。
【図１】搬送装置上の本発明による装置の概略側面図で
ある。
ある。
【図２】図１の矢印ＩＩ方向に装置を見た図である。
【図３】後続の搬送範囲における装置の部分拡大図であ
る。
る。
【図４】図３のＩＶ方向の矢視側面図である。
１ 装置 ２ 載置部 ３ 搬送装置 ４ 印刷製品 ６ 駆動軸 ７ クランプ装置 ８ クランプ舌片 ９ 折り目 １０ ホルダー １１ 支持体 １２ 回転軸 １３ 伝動装置 １４ 歯車 １５ 中間歯車 １６ 歯付リム ２０，２１ クランプ部分 ２２ コンベヤ ２９，３０ 歯付セグメント ３１，３２ 軸 ３３ ばね ３５ ローラ ３６ 偏向ローラ
Claims (11)
- 【請求項１】 循環する連行部材によって規則的な間隔
をおいて搬送装置の鞍形載置部に跨がって搬送される印
刷製品を取り出すための装置において、搬送装置（３）
が、その近くの範囲において搬送される印刷製品（４）
と同じ方向に印刷製品の搬送速度と少なくともほぼ同じ
速度で循環しかつ印刷製品（４）の折り目（９）または
開放側を掴む制御可能なクランプ装置（７）の下方で、
ほぼ接線方向に配置されていることを特徴とする装置。 - 【請求項２】 ほぼ垂直な平面内に設けられた循環軌道
が、この循環軌道に対して直角なクランプ装置（７）の
駆動軸（６）を備えていることを特徴とする請求項１記
載の装置。 - 【請求項３】 少なくとも一つのクランプ舌片（８）を
有するクランプ装置（７）を備えた、請求項１または２
記載の装置において、駆動軸（６）の回りに回転駆動さ
れる支持体（１１）と、支持体（１１）の駆動軸（６）
から半径方向に離して駆動軸（６）に対して平行な回転
軸（１２）の回りに回転可能に支持体（１１）に軸承さ
れたホルダー（１０）とを備え、このホルダー上にクラ
ンプ舌片（８）が設けられ、更に、支持体（１１）の回
転角度と反対向きの同じ回転角度だけ回転軸（１２）回
りにホルダー（１０）を駆動し、支持体（１１）の回転
運動によって駆動される伝動装置（１３）を備えている
ことを特徴とする装置。 - 【請求項４】 クランプ装置（８）の挟持作用方向が回
転軸（１２）に対して平行に向いていることを特徴とす
る請求項３記載の装置。 - 【請求項５】 伝動装置（１３）がホルダー（１０）に
連結された歯車（１４）を備え、この歯車が回転を逆に
するための中間歯車（１５）を介して、駆動軸（６）に
対して同軸に固定配置された歯付リム（１６）に駆動連
結されていることを特徴とする請求項３記載の装置。 - 【請求項６】 支持体（１１）が円板として形成されて
いるかあるいは半径方向または星形の部材によって形成
されていることを特徴とする請求項５記載の装置。 - 【請求項７】 伝動装置（１３）が駆動軸（６）に対し
て同軸に固定された、無端循環する駆動ベルトのプーリ
と、支持体（１１）に回転可能に軸承されホルダー（１
０）に連結されたプーリを備えていることを特徴とする
請求項３記載の装置。 - 【請求項８】 受け渡し個所で搬送装置（３）の載置部
（２）から印刷製品を持ち上げて取り出す持ち上げ装置
（１７）がクランプ装置（７）に付設されていることを
特徴とする請求項１〜７のいずれか一つに記載の装置。 - 【請求項９】 搬送装置（３）から側方にずらしたクラ
ンプ装置（７）の搬送端部に、このクランプ装置に連絡
するコンベヤ（２２）が接続していることを特徴とする
請求項１〜７のいずれか一つに記載の装置。 - 【請求項１０】 クランプ舌片（８）の舌片部分（２
０，２１）が、ホルダー（１０）に連結されたかみ合う
２個の歯付セグメント（２９，３０）の軸（３１，３
２）に固定され、かつ歯付セグメント（２９，３０）に
作用し支持体（１１）に制御作用するよう支持されたロ
ーラ（３５）によってばね（３３）の力に抗して互いに
押しつけ可能であることを特徴とする請求項１〜９のい
ずれか一つに記載の装置。 - 【請求項１１】 弾性材料によって形成された舌片部分
（２０，２１）の一方が、ほぼ垂直な運動平面からクラ
ンプ舌片（８）を押しのけかつ調節可能なガイドに追従
する偏向ローラ（３６）を備えていることを特徴とする
請求項１０記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH312195 | 1995-11-03 | ||
| CH03121/95 | 1995-11-03 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09188437A true JPH09188437A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=4249066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29204596A Withdrawn JPH09188437A (ja) | 1995-11-03 | 1996-11-01 | 循環する連行部材によって規則的な間隔をおいて搬送装置の鞍形載置部に跨がって搬送される印刷製品を取り出すための装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0771675A1 (ja) |
| JP (1) | JPH09188437A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002003040A (ja) * | 2000-04-19 | 2002-01-09 | Grapha Holding Ag | 搬送装置上を規則的な間隔をおいて搬送される印刷製品を取り出す装置 |
| JP2007519590A (ja) * | 2004-02-04 | 2007-07-19 | ゴス インターナショナル アメリカス インコーポレイテッド | 折丁搬送装置 |
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| JP2009298595A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Muller Martini Holding Ag | 平型の印刷物を積重ね体から取り出しその印刷物を稼働中の搬送装置に移転するための装置ならびに方法 |
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| ITBO20130685A1 (it) * | 2013-12-13 | 2015-06-14 | Marchesini Group Spa | Dispositivo di trasferimento di foglietti informativi |
| CN112320320A (zh) * | 2020-10-14 | 2021-02-05 | 苏州希瑞格机器人科技有限公司 | 一种高速旋转硅胶滚刷 |
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| US4482141A (en) * | 1982-09-22 | 1984-11-13 | Stobb, Inc. | Method and apparatus for conveying folded sheets using orbitally gripping and releasing clamp pads |
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-
1996
- 1996-10-28 EP EP96810717A patent/EP0771675A1/de not_active Withdrawn
- 1996-11-01 JP JP29204596A patent/JPH09188437A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0771675A1 (de) | 1997-05-07 |
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