JPH09315623A - シート部材の移送姿勢修正装置 - Google Patents
シート部材の移送姿勢修正装置Info
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- JPH09315623A JPH09315623A JP8136434A JP13643496A JPH09315623A JP H09315623 A JPH09315623 A JP H09315623A JP 8136434 A JP8136434 A JP 8136434A JP 13643496 A JP13643496 A JP 13643496A JP H09315623 A JPH09315623 A JP H09315623A
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- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 折機で折帳を作成する際には、搬送装置で搬
送されているシート等にチョッパ折装置の運動を加える
ため、シート等は合成運動となって折帳が傾き、次工程
での正しい姿勢が維持されなくなる不具合がある。本発
明はこのような不具合を解消し、次工程での正しい作業
が行われるように姿勢を修正するようにしたものを提供
することを課題とする。 【解決手段】 シート部材を次の工程に移送する搬送ベ
ルトの搬送経路上にシート部材が当接するストッパを配
置し、同ストッパを搬送ベルトと異なる速度で移動さ
せ、この速度差によってシート部材の位置を調整し、次
工程に向かうシート部材の姿勢を所望の姿勢になるよう
に修正するようにした。
送されているシート等にチョッパ折装置の運動を加える
ため、シート等は合成運動となって折帳が傾き、次工程
での正しい姿勢が維持されなくなる不具合がある。本発
明はこのような不具合を解消し、次工程での正しい作業
が行われるように姿勢を修正するようにしたものを提供
することを課題とする。 【解決手段】 シート部材を次の工程に移送する搬送ベ
ルトの搬送経路上にシート部材が当接するストッパを配
置し、同ストッパを搬送ベルトと異なる速度で移動さ
せ、この速度差によってシート部材の位置を調整し、次
工程に向かうシート部材の姿勢を所望の姿勢になるよう
に修正するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチョッパ折装置を備
えた折機に於て、チョッパ折された折帳等のシート部材
の移送姿勢を修正する装置に関する。
えた折機に於て、チョッパ折された折帳等のシート部材
の移送姿勢を修正する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6に基づいて従来の技術を説
明する。図5は、一般的な折機に設備したシート搬送装
置の構造説明図で、第1チョッパ折装置1aと同チョッ
パ折装置1aで形成した折帳等のシート部材18を更に
直角方向へ折りたたむ第2チョッパ折装置1bとを配設
したものを例示している。また、図6は、前記従来のシ
ート搬送装置に於ける工程の流れと問題点の説明図であ
る。
明する。図5は、一般的な折機に設備したシート搬送装
置の構造説明図で、第1チョッパ折装置1aと同チョッ
パ折装置1aで形成した折帳等のシート部材18を更に
直角方向へ折りたたむ第2チョッパ折装置1bとを配設
したものを例示している。また、図6は、前記従来のシ
ート搬送装置に於ける工程の流れと問題点の説明図であ
る。
【0003】2組のチョッパ折装置1a,1bを設備し
た折機のシート搬送装置としては図5に例示したものが
一般的である。第1チョッパ折装置1aは折りたたむシ
ート部材18の前端位置を規定するシート位置決め用ス
トッパ22、クランクチョッパ23、折込みローラ20
a,20b、シート搬送ラインの上方へ配置した複数本
の上段搬送ベルト16及びこれに対峙してシート搬送ラ
インの下方へ配置した複数本の下段搬送ベルト17等々
にて構成されている。
た折機のシート搬送装置としては図5に例示したものが
一般的である。第1チョッパ折装置1aは折りたたむシ
ート部材18の前端位置を規定するシート位置決め用ス
トッパ22、クランクチョッパ23、折込みローラ20
a,20b、シート搬送ラインの上方へ配置した複数本
の上段搬送ベルト16及びこれに対峙してシート搬送ラ
インの下方へ配置した複数本の下段搬送ベルト17等々
にて構成されている。
【0004】シート位置決め用ストッパ22は、重なる
ように対峙した上段搬送ベルト16と下段搬送ベルト1
7の幅方向に形成される間隙へ立設したもので、順次搬
送されて来るシート部材18の前端(下流側端)を規制
しチョッパ折部の所定位置へシート部材18を対応させ
るように機能している。
ように対峙した上段搬送ベルト16と下段搬送ベルト1
7の幅方向に形成される間隙へ立設したもので、順次搬
送されて来るシート部材18の前端(下流側端)を規制
しチョッパ折部の所定位置へシート部材18を対応させ
るように機能している。
【0005】クランクチョッパ23は、支点軸24を中
心として揺動するチョッパアーム25の揺動端部へ板状
のチョッパブレード19aを固着したもので、図示省略
の回転駆動手段を介してチョッパアーム25を作動さ
せ、ブレード19aを支点軸24まわりに揺動昇降する
ように構成している。
心として揺動するチョッパアーム25の揺動端部へ板状
のチョッパブレード19aを固着したもので、図示省略
の回転駆動手段を介してチョッパアーム25を作動さ
せ、ブレード19aを支点軸24まわりに揺動昇降する
ように構成している。
【0006】折込みローラはクランクチョッパ23のブ
レード19aに対応したシート搬送ラインの下方へ2組
のローラ20a,20bを並設したもので、両ローラ2
0a,20bは所定の周速度でもって同期して対向回転
するように制御されている。
レード19aに対応したシート搬送ラインの下方へ2組
のローラ20a,20bを並設したもので、両ローラ2
0a,20bは所定の周速度でもって同期して対向回転
するように制御されている。
【0007】上段搬送ベルト16及び下段搬送ベルト1
7は、図示を省略したがそれぞれ駆動用プーリを含む複
数個のガイドプーリを捲回して走行するよう構成された
エンドレス(無端状)のベルトであり、シート搬送ライ
ン上下にて係合するベルト部は互いに同期して同方向へ
走行するように制御されている。
7は、図示を省略したがそれぞれ駆動用プーリを含む複
数個のガイドプーリを捲回して走行するよう構成された
エンドレス(無端状)のベルトであり、シート搬送ライ
ン上下にて係合するベルト部は互いに同期して同方向へ
走行するように制御されている。
【0008】従来のものは上記のように構成されている
ので、いま、図示省略の前工程から搬送されて来るシー
ト、或いは折帳等のシート部材18は、上段搬送ベルト
16と下段搬送ベルト17の中間へ送り込まれた後、両
搬送ベルト16,17の挟持回転によって、第1チョッ
パ折装置1aを備えた図示のチョッパ折部へ搬入され
る。
ので、いま、図示省略の前工程から搬送されて来るシー
ト、或いは折帳等のシート部材18は、上段搬送ベルト
16と下段搬送ベルト17の中間へ送り込まれた後、両
搬送ベルト16,17の挟持回転によって、第1チョッ
パ折装置1aを備えた図示のチョッパ折部へ搬入され
る。
【0009】その後シート部材18の前端が、シート位
置決め用ストッパ22へ当接する直前の所定タイミング
で振り下ろされるチョッパブレード19によって折りた
たまれ、更に下方の折込みローラ20a,20bの中間
へ送り込まれる。チョッパブレード19は、シート部材
18を移送した直後反転上昇し所定位置にて待機する。
尚、折込みローラ20a,20bの中間へ移送されたシ
ート部材18は、同折込みローラ20a,20bの挟持
回転によって、ブレード19bを備えた第2チョッパ折
装置1b等のような下流工程へ送り出されるようになっ
ている。
置決め用ストッパ22へ当接する直前の所定タイミング
で振り下ろされるチョッパブレード19によって折りた
たまれ、更に下方の折込みローラ20a,20bの中間
へ送り込まれる。チョッパブレード19は、シート部材
18を移送した直後反転上昇し所定位置にて待機する。
尚、折込みローラ20a,20bの中間へ移送されたシ
ート部材18は、同折込みローラ20a,20bの挟持
回転によって、ブレード19bを備えた第2チョッパ折
装置1b等のような下流工程へ送り出されるようになっ
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記したように従来の
ものでは、第1チョッパ折装置1aにて折帳を形成する
場合、上段、下段の搬送ベルト16,17により搬送力
を与えられながらシート部材18に対してチョッパブレ
ード19aを下降作動させる方法が採用されている。し
たがって折帳が下降しながらベルトの搬送力により押さ
れるので、折られようとしている折帳が後から押され先
行している側が更に早くなり、折帳が同図に示すように
前側へ傾いた状態で移動されることになる。
ものでは、第1チョッパ折装置1aにて折帳を形成する
場合、上段、下段の搬送ベルト16,17により搬送力
を与えられながらシート部材18に対してチョッパブレ
ード19aを下降作動させる方法が採用されている。し
たがって折帳が下降しながらベルトの搬送力により押さ
れるので、折られようとしている折帳が後から押され先
行している側が更に早くなり、折帳が同図に示すように
前側へ傾いた状態で移動されることになる。
【0011】つまり、これ迄のシート搬送装置には、搬
送途上に於いて傾いたシート部材18の移送姿勢を修正
する配慮はなく、対応手段が設けられていないので、移
送されるシート部材18は、第1チョッパ折装置1aか
ら送り出された斜行状態のまま下流の第2チョッパ折装
置1bへ送り込まれる事になる。このため第2チョッパ
折装置1bでは更に折位置がずれて精度が著しく低下
し、不規則な折帳になってしまう恐れがあった。
送途上に於いて傾いたシート部材18の移送姿勢を修正
する配慮はなく、対応手段が設けられていないので、移
送されるシート部材18は、第1チョッパ折装置1aか
ら送り出された斜行状態のまま下流の第2チョッパ折装
置1bへ送り込まれる事になる。このため第2チョッパ
折装置1bでは更に折位置がずれて精度が著しく低下
し、不規則な折帳になってしまう恐れがあった。
【0012】即ち、前記した従来の一般的なチョッパ折
装置1aでは、チョッパブレードの振り下ろしに伴う下
方への作用力と、上側と下側搬送ベルトによる連続した
シート進行方向への作用力によって、折りたたまれた折
帳が傾斜した状態で下方折込みローラ20a,20bへ
移送され、その後も同状態で次工程へ搬送されてしまう
不具合があった。
装置1aでは、チョッパブレードの振り下ろしに伴う下
方への作用力と、上側と下側搬送ベルトによる連続した
シート進行方向への作用力によって、折りたたまれた折
帳が傾斜した状態で下方折込みローラ20a,20bへ
移送され、その後も同状態で次工程へ搬送されてしまう
不具合があった。
【0013】したがって、下流の第2チョッパ折装置1
bにて再度折りたたむような場合には、チョッパ折位置
に於ける初期姿勢がずれ(傾き)ており正確な直角折り
ができなくなる。
bにて再度折りたたむような場合には、チョッパ折位置
に於ける初期姿勢がずれ(傾き)ており正確な直角折り
ができなくなる。
【0014】又、最初のチョッパ折の後、下流の羽根車
へ直接投入する、或いは搬送ベルトを介して所定位置へ
搬出する等に当っても、シート等が傾斜して移送された
場合には、引っ掛かりや整列状態を乱す等種々トラブル
の発生要因となる等の不具合があった。
へ直接投入する、或いは搬送ベルトを介して所定位置へ
搬出する等に当っても、シート等が傾斜して移送された
場合には、引っ掛かりや整列状態を乱す等種々トラブル
の発生要因となる等の不具合があった。
【0015】本発明はこのような従来のものにおける不
具合を解消し、シート又は折帳等のいわゆるシート部材
の移送姿勢を正しい位置に修正し、形成される折帳を正
確に直角折するようにしたものを提供することを課題と
するものである。
具合を解消し、シート又は折帳等のいわゆるシート部材
の移送姿勢を正しい位置に修正し、形成される折帳を正
確に直角折するようにしたものを提供することを課題と
するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決するべくなされたもので、折機に於いて、シートま
たは折帳等のシート部材を次の工程に移送する搬送ベル
トと、同搬送ベルトのシート部材搬送経路上に設けら
れ、シート部材が当接し、搬送ベルトと一定の速度差も
って移動するストッパとを備えたシート部材の移送姿勢
修正装置を提供し、たとえばストッパを搬送ベルトより
遅く移動させると、傾いた状態で移送されて来た折帳
は、ストッパによって先行部分が減速され、後方部分は
ストッパより早い速度で移動する搬送ベルトにより付勢
されるため搬送途上に於て折帳の横幅方向全域がストッ
パへ順次当接し、進行方向に対して直角になるように姿
勢を修正されて次位の工程へと導びかれるものである。
解決するべくなされたもので、折機に於いて、シートま
たは折帳等のシート部材を次の工程に移送する搬送ベル
トと、同搬送ベルトのシート部材搬送経路上に設けら
れ、シート部材が当接し、搬送ベルトと一定の速度差も
って移動するストッパとを備えたシート部材の移送姿勢
修正装置を提供し、たとえばストッパを搬送ベルトより
遅く移動させると、傾いた状態で移送されて来た折帳
は、ストッパによって先行部分が減速され、後方部分は
ストッパより早い速度で移動する搬送ベルトにより付勢
されるため搬送途上に於て折帳の横幅方向全域がストッ
パへ順次当接し、進行方向に対して直角になるように姿
勢を修正されて次位の工程へと導びかれるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図3に基づいて説明する。図1は折機のシート前揃え
用ストッパ装置の構造説明図で、(a)は側面を、
(b)は(a)中の矢視A−Aを示し、図2はシート前
揃え用ストッパ装置の機能説明図で、(a)は修正前
を、(b)は修正完了の状態を示し、また、図3は前記
図1のものの後流に次の工程として更にシート折を行う
ものを組入れた全体構成を示すものである。なお、前記
した従来の装置と同一の部分については図中同一の符号
を付して示し、重複する説明は極力省略した。
し図3に基づいて説明する。図1は折機のシート前揃え
用ストッパ装置の構造説明図で、(a)は側面を、
(b)は(a)中の矢視A−Aを示し、図2はシート前
揃え用ストッパ装置の機能説明図で、(a)は修正前
を、(b)は修正完了の状態を示し、また、図3は前記
図1のものの後流に次の工程として更にシート折を行う
ものを組入れた全体構成を示すものである。なお、前記
した従来の装置と同一の部分については図中同一の符号
を付して示し、重複する説明は極力省略した。
【0018】折機のシート前揃え用ストッパ装置部は、
図1に示したようにチョッパ折装置1aの下方に於いて
一対の紙ガイド2a,2b、上側搬送ベルト3、下側搬
送ベルト4、前揃え用ストッパ5及び該ストッパ駆動用
モータ6等々にて構成されている。
図1に示したようにチョッパ折装置1aの下方に於いて
一対の紙ガイド2a,2b、上側搬送ベルト3、下側搬
送ベルト4、前揃え用ストッパ5及び該ストッパ駆動用
モータ6等々にて構成されている。
【0019】前揃え用ストッパ5は、フレーム7a,7
bへベアリング8を介して軸支させた軸9上に並設した
ガイドローラ10群の各隙間に配置して複数の紙当11
を突設したもので、軸9の片側端にはシンクロプーリ1
2を固着し、モータ6の軸端に取り付けたシンクロプー
リ13との間へ捲回させたシンクロベルト14を介して
互いに連結している。
bへベアリング8を介して軸支させた軸9上に並設した
ガイドローラ10群の各隙間に配置して複数の紙当11
を突設したもので、軸9の片側端にはシンクロプーリ1
2を固着し、モータ6の軸端に取り付けたシンクロプー
リ13との間へ捲回させたシンクロベルト14を介して
互いに連結している。
【0020】前記モータ6は機械速度に関係なく単独で
回転速度が設定でき、又、ガイドローラ10はベアリン
グ15を介して軸9へ回転可能に軸着したもので、つま
り軸9の駆動に対し独立して回転させる事ができるよう
になっている。
回転速度が設定でき、又、ガイドローラ10はベアリン
グ15を介して軸9へ回転可能に軸着したもので、つま
り軸9の駆動に対し独立して回転させる事ができるよう
になっている。
【0021】このように構成された本実施の形態におい
て、上段搬送ベルト16と下段搬送ベルト17で挟持さ
れて移送され、第1チョッパ折部1aへ搬入されたシー
ト部材18は、所定位置に於いて下降するチョッパブレ
ード19aにて折曲げられた後、下方に配置した一対の
折込みローラ20a,20b間へ送り込まれる。
て、上段搬送ベルト16と下段搬送ベルト17で挟持さ
れて移送され、第1チョッパ折部1aへ搬入されたシー
ト部材18は、所定位置に於いて下降するチョッパブレ
ード19aにて折曲げられた後、下方に配置した一対の
折込みローラ20a,20b間へ送り込まれる。
【0022】続いてこの折込みローラ20a,20bの
挟持回転によって確実に折りたたまれると共に下方へ送
り出され、紙ガイド2a,2bの案内によって上側搬送
ベルト3と下側搬送ベルト4の係合部へ搬入される。上
側及び下側搬送ベルト3,4の係合部へ近接して配置し
た前揃え用ストッパ5の紙当11は、紙ガイド2a,2
b間を落下して来る折帳18に対しわずかに先行する位
相で回転角度が制御されている。
挟持回転によって確実に折りたたまれると共に下方へ送
り出され、紙ガイド2a,2bの案内によって上側搬送
ベルト3と下側搬送ベルト4の係合部へ搬入される。上
側及び下側搬送ベルト3,4の係合部へ近接して配置し
た前揃え用ストッパ5の紙当11は、紙ガイド2a,2
b間を落下して来る折帳18に対しわずかに先行する位
相で回転角度が制御されている。
【0023】紙当11の回転は図2に示すように上側、
下側搬送ベルト3,4の走行速度に対し所定の周速度に
減速制御されたもので、シート部材18は上側、下側搬
送ベルト3,4の挟持回転によって、搬送される途上に
於いて先行する紙当11に追い付き停止又は減速され
る。
下側搬送ベルト3,4の走行速度に対し所定の周速度に
減速制御されたもので、シート部材18は上側、下側搬
送ベルト3,4の挟持回転によって、搬送される途上に
於いて先行する紙当11に追い付き停止又は減速され
る。
【0024】シート部材18の先行側P1 が紙当11に
て減速された後、斜行によって遅れた側P2 が上側、下
側搬送ベルト3,4の走行によって押し出され、これに
よってシート部材18前端の全域が紙当11に接触する
事になる。その後、前揃え用ストッパ5の回転によっ
て、紙当11が上側、下側搬送ベルト3,4から上方へ
離脱すると共にシート部材18から離れて減速作用がな
くなると、シート部材18は上側、下側搬送ベルト3,
4が走行する速度によって次工程へ搬送される。
て減速された後、斜行によって遅れた側P2 が上側、下
側搬送ベルト3,4の走行によって押し出され、これに
よってシート部材18前端の全域が紙当11に接触する
事になる。その後、前揃え用ストッパ5の回転によっ
て、紙当11が上側、下側搬送ベルト3,4から上方へ
離脱すると共にシート部材18から離れて減速作用がな
くなると、シート部材18は上側、下側搬送ベルト3,
4が走行する速度によって次工程へ搬送される。
【0025】前揃え用ストッパ5は上側、下側搬送ベル
ト3,4の走行速度に対しやや遅い速度で連続的に定速
回転させるか、或いはシート部材18に落下投入を一旦
停止状態で受け止め、斜行を修正した後上側、下側搬送
ベルト3,4へ引き渡し同上側、下側搬送ベルト3,4
と同速度、又はそれより先行する周速度で回転させてシ
ート部材18から逃がすというように、制御方法として
は間欠、或いは増減速駆動する等種々の制御方法が採用
できる。
ト3,4の走行速度に対しやや遅い速度で連続的に定速
回転させるか、或いはシート部材18に落下投入を一旦
停止状態で受け止め、斜行を修正した後上側、下側搬送
ベルト3,4へ引き渡し同上側、下側搬送ベルト3,4
と同速度、又はそれより先行する周速度で回転させてシ
ート部材18から逃がすというように、制御方法として
は間欠、或いは増減速駆動する等種々の制御方法が採用
できる。
【0026】図3は第1チョッパ折装置1aの後流に第
2チョッパ折装置1bを配置して、2組のチョッパ折装
置1a,1bの中間へ折帳前揃え用ストッパ装置を設備
した折機の全体構成の説明図である。
2チョッパ折装置1bを配置して、2組のチョッパ折装
置1a,1bの中間へ折帳前揃え用ストッパ装置を設備
した折機の全体構成の説明図である。
【0027】シート部材18は第1チョッパ折装置1a
に於いて折曲げられた後、下方に配置した対の折込みロ
ーラ20a,20b、紙ガイド2a,2bを経て前揃え
用ストッパ装置の紙当11に当接して斜行が修正され
る。その後、上側搬送ベルト3と下側搬送ベルト4の挟
持回転によって正確な走行姿勢を維持されて次の第2チ
ョッパ折装置1b部へ移送される。
に於いて折曲げられた後、下方に配置した対の折込みロ
ーラ20a,20b、紙ガイド2a,2bを経て前揃え
用ストッパ装置の紙当11に当接して斜行が修正され
る。その後、上側搬送ベルト3と下側搬送ベルト4の挟
持回転によって正確な走行姿勢を維持されて次の第2チ
ョッパ折装置1b部へ移送される。
【0028】続いて第2チョッパ折装置1bで第1チョ
ッパ折装置1aにて折りたたまれた折目と直角方向に折
りたたまれ、次工程の羽根車21へ移送されるようにな
っている。
ッパ折装置1aにて折りたたまれた折目と直角方向に折
りたたまれ、次工程の羽根車21へ移送されるようにな
っている。
【0029】このように、本実施の形態では、シート前
揃え用ストッパ装置の機能によって、傾きのない正確な
姿勢で第2チョッパ折装置1b部へシート部材18を移
送する事ができるため、高精度の折帳が形成できると共
に羽根車21への移送も安定的に行う事ができる。
揃え用ストッパ装置の機能によって、傾きのない正確な
姿勢で第2チョッパ折装置1b部へシート部材18を移
送する事ができるため、高精度の折帳が形成できると共
に羽根車21への移送も安定的に行う事ができる。
【0030】いま、図3では第1チョッパ折装置1aの
後流に第2チョッパ折装置1bを配置したものについて
説明したが、第2チョッパ折装置の位置に羽根車21を
配設することもできる。即ち、図4は上側搬送ベルト3
と下側搬送ベルト4の下流で折帳の搬出部へ直接羽根車
21を配設したもので、前記図3にて説明したようにシ
ート前揃え用ストッパ装置にて走行姿勢を修正されたシ
ート部材18を羽根車21に安定的に移送する事ができ
るようになっている。このような配列にすることによ
り、シート部材18が羽根車21の投入口部に於いて引
っ掛かったりする種々のトラブルがなくなるものであ
る。
後流に第2チョッパ折装置1bを配置したものについて
説明したが、第2チョッパ折装置の位置に羽根車21を
配設することもできる。即ち、図4は上側搬送ベルト3
と下側搬送ベルト4の下流で折帳の搬出部へ直接羽根車
21を配設したもので、前記図3にて説明したようにシ
ート前揃え用ストッパ装置にて走行姿勢を修正されたシ
ート部材18を羽根車21に安定的に移送する事ができ
るようになっている。このような配列にすることによ
り、シート部材18が羽根車21の投入口部に於いて引
っ掛かったりする種々のトラブルがなくなるものであ
る。
【0031】尚、図示省略したが、前揃え用ストッパ装
置5にて走行姿勢を修正した後、上側搬送ベルト3と下
側搬送ベルト4の中間へシート部材18を送り込み、下
流整列コンベア上へ搬出する等例示した以外様々な採用
例も考えられる。
置5にて走行姿勢を修正した後、上側搬送ベルト3と下
側搬送ベルト4の中間へシート部材18を送り込み、下
流整列コンベア上へ搬出する等例示した以外様々な採用
例も考えられる。
【0032】また、本実施の形態では、前揃え用ストッ
パ装置5の駆動を単独モータ6で行なうものを示した
が、機械本体から歯付無端ベルト等により、相対速度を
適切に選定し駆動することができる。
パ装置5の駆動を単独モータ6で行なうものを示した
が、機械本体から歯付無端ベルト等により、相対速度を
適切に選定し駆動することができる。
【0033】更にまた、各種機器、部材の配列、構成は
図1に示したそのままとし、紙ガイド2a,2b間をシ
ート部材18が落下してくる時先ず紙当11にこれを当
て、同シート部材18自身の重力で斜行して落下して来
る自分自身の姿勢を整えた後、上・下搬送ベルト3,4
の間へ渡す様にし、この時前揃え用ストッパ5は、上
側、下側搬送ベルト3,4より速度を早くしてストッパ
5で同シート部材18の姿勢を整え、搬送ベルト間へこ
れを挟持させるとストッパ5は先行して逃げる速度構成
にしてもよい。
図1に示したそのままとし、紙ガイド2a,2b間をシ
ート部材18が落下してくる時先ず紙当11にこれを当
て、同シート部材18自身の重力で斜行して落下して来
る自分自身の姿勢を整えた後、上・下搬送ベルト3,4
の間へ渡す様にし、この時前揃え用ストッパ5は、上
側、下側搬送ベルト3,4より速度を早くしてストッパ
5で同シート部材18の姿勢を整え、搬送ベルト間へこ
れを挟持させるとストッパ5は先行して逃げる速度構成
にしてもよい。
【0034】このような構成とすることにより、シート
部材18をストッパ5側から上側、下側搬送ベルト3,
4側へ移す時の姿勢を整え易いので、折帳が整った状態
のまま上側、下側搬送ベルト3,4へ移送し易く、上
側、下側搬送ベルト3,4で挟持された折帳がストッパ
5に押し付けられることが無いので傷が付きにくいとい
う好ましい結果も得られる。
部材18をストッパ5側から上側、下側搬送ベルト3,
4側へ移す時の姿勢を整え易いので、折帳が整った状態
のまま上側、下側搬送ベルト3,4へ移送し易く、上
側、下側搬送ベルト3,4で挟持された折帳がストッパ
5に押し付けられることが無いので傷が付きにくいとい
う好ましい結果も得られる。
【0035】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上本発明によれば、シートまたは折帳
等のシート部材を、次の工程に搬送するに際して同シー
ト部材をストッパに当接させ、このストッパの速度とシ
ート部材を挟持する等して移送する搬送ベルトの速度と
に差をつけて、この速度差によりシート部材の姿勢を修
正するようにしている。
等のシート部材を、次の工程に搬送するに際して同シー
ト部材をストッパに当接させ、このストッパの速度とシ
ート部材を挟持する等して移送する搬送ベルトの速度と
に差をつけて、この速度差によりシート部材の姿勢を修
正するようにしている。
【0037】これによって次位の工程、たとえば一度折
ったものを更に小さく折るような工程へのシート部材等
の搬入設定が正確になり、折り精度が大幅に向上できる
ようになった。尚、次工程として下流コンベアへの移
送、或いは羽根車への移送等々に際しても搬送姿勢が安
定化するため引っ掛かり等の諸トラブルがなく、確実な
整列搬出が可能となり装置の稼働率、生産性の向上が図
れるようになった。
ったものを更に小さく折るような工程へのシート部材等
の搬入設定が正確になり、折り精度が大幅に向上できる
ようになった。尚、次工程として下流コンベアへの移
送、或いは羽根車への移送等々に際しても搬送姿勢が安
定化するため引っ掛かり等の諸トラブルがなく、確実な
整列搬出が可能となり装置の稼働率、生産性の向上が図
れるようになった。
【図1】本発明の実施の一形態に係る折機のシート前揃
え用ストッパ装置の構造説明図で、(a)は側面を、
(b)は(a)中のA−A矢視を示す。
え用ストッパ装置の構造説明図で、(a)は側面を、
(b)は(a)中のA−A矢視を示す。
【図2】図1のシート前揃え用ストッパ装置の機能説明
図で、(a)は修正前を、(b)は修正済の状態を示
す。
図で、(a)は修正前を、(b)は修正済の状態を示
す。
【図3】図1のものの後流に、更にシート折を行う工程
を組入れて示す説明図。
を組入れて示す説明図。
【図4】図1のものの後流に羽根車を組入れて示す説明
図。
図。
【図5】従来のシート搬送装置の構造説明図。
【図6】図5のものにおける工程の説明図で、(a)、
(b)、(c)と順次工程が進む状態を示す。
(b)、(c)と順次工程が進む状態を示す。
1a 第1チョッパ折装置 1b 第2チョッパ折装置 2a,2b 紙ガイド 3 上側搬送ベルト 4 下側搬送ベルト 5 前揃え用ストッパ 6 モータ 7 フレーム 8 ベアリング 9 軸 10 ガイドローラ 11 紙当 12 シンクロプーリ 13 シンクロプーリ 14 シンクロベルト 15 ベアリング 16 上段搬送ベルト 17 下段搬送ベルト 18 シート部材(シート又は折帳) 19a,19b チョッパブレード 20a,20b 折込みローラ 21 羽根車 22 シート位置決め用ストッパ 23 クランクチョッパ 24 支点軸 25 チョッパアーム
Claims (1)
- 【請求項1】 折機に於いて、シートまたは折帳等のシ
ート部材を次の工程に移送する搬送ベルトと、同搬送ベ
ルトのシート部材搬送経路上に設けられ、シート部材が
当接し、搬送ベルトと一定の速度差もって移動するスト
ッパとを備えたことを特徴とするシート部材の移送姿勢
修正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8136434A JPH09315623A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | シート部材の移送姿勢修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8136434A JPH09315623A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | シート部材の移送姿勢修正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09315623A true JPH09315623A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15175053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8136434A Withdrawn JPH09315623A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | シート部材の移送姿勢修正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09315623A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005082757A1 (de) * | 2004-03-01 | 2005-09-09 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Längsfalzapparat mit einem bremsweg |
JP2007314342A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Canon Inc | 斜行補正装置、シート処理装置、及び画像形成装置 |
JP2009532305A (ja) * | 2006-04-04 | 2009-09-10 | ヴィンクラー ウント デュンネビアー アクチエンゲゼルシャフト | 用紙の空間的な位置決めのための装置及びその方法 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP8136434A patent/JPH09315623A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005082757A1 (de) * | 2004-03-01 | 2005-09-09 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Längsfalzapparat mit einem bremsweg |
JP2009532305A (ja) * | 2006-04-04 | 2009-09-10 | ヴィンクラー ウント デュンネビアー アクチエンゲゼルシャフト | 用紙の空間的な位置決めのための装置及びその方法 |
JP2007314342A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Canon Inc | 斜行補正装置、シート処理装置、及び画像形成装置 |
JP4717719B2 (ja) * | 2006-05-29 | 2011-07-06 | キヤノン株式会社 | シート処理装置、及び画像形成装置 |
US8196923B2 (en) | 2006-05-29 | 2012-06-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Skew-correcting device and sheet-processing apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |