JP3891665B2 - シート等の折機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チョッパ折装置で折帳を作成するシート等の折機に関し、詳しくは、チョッパ折のためのシート位置決め用ストッパへシート等が当接する直前で、下側搬送ベルトを下降させる移動装置を設け、折精度の向上を図り得るシート等の折機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシート等の折機について、図12ないし図15に基づいて説明する。
図12および図13はチョッパ折装置を備えた一般的な折機を示し、図12は折機の全体構成を示す概念図、図13は図12の矢視A−A線断面図を示す。
また、図14および図15は図12のチョッパ折装置の動作状況を示し、図14は正面からの概念図、図15は図14のB方向矢視図を示す。
【0003】
チョッパ折装置によって折帳を作成する折機としては、図12および図13に示すような構造のものが一般的である。
即ち、折機は、折り畳みシート等1の前端位置を規定するシート位置決め用ストッパ2、チョッパ折装置3、シート搬送ラインの上方へ位置させた複数本の上側搬送ベルト4及びシート搬送ラインの下方へ位置させた複数本の下側搬送ベルト5からなる搬送装置6等を有して構成されている。
【0004】
上記シート位置決め用ストッパ2は、上側、下側搬送ベルト4、5の幅方向に形成した間隙へ立設したもので、順次搬送されてくるシート等1の前端と当接して同シート等1の下流側端の位置を規制し、チョッパ折部の所定位置へシート1等を停止させるように働くものである。
【0005】
チョッパ折装置3は、図13に示すように、チョッパ折台7の下部側に配設された折り込みローラ8a、8bと、チョッパ折台7の上部側に配設されたクランクチョッパ9とで構成されている。
クランクチョッパ9は、支点軸10を中心として揺動するチョッパアーム11の揺動端部へ板状のチョッパブレード12を固着したもので、図示省略の回転駆動手段によりチョッパアーム11を回動させ、チョッパブレード12を揺動昇降するように構成されている。
【0006】
折り込みローラ8a、8bは、クランクチョッパ9のチョッパブレード12に対応したシート搬送ラインの下方へ並設されたもので、両折り込みローラ8a、8bは所定の周速度で同期して対向状態で回転するように制御されている。
【0007】
上側搬送ベルト4及び下側搬送ベルト5は、それぞれ駆動用プーリを含む複数個のガイドプーリ13を捲回して走行するよう構成されたエンドレス(無端状)のベルトであり、シートパスライン上下にて係合するベルト部は互いに同期して同方向(図中矢印方向)へ走行するように制御されている。
【0008】
上記のように構成された折機へ図示省略の前工程から搬送されてくるシート、或は折帳等のいわゆるシート等1は、図中矢印の如く上側搬送ベルト4と下側搬送ベルト5の間へ送り込まれた後、両搬送ベルト4、5の挾持回転によって下流のチョッパ折部へ搬入される。
そして、そのまま前進し、シート等1の前端がシート位置決め用ストッパ2へ当接する直前の所定のタイミングで振り下ろされるチョッパブレード12によって折りたたまれ、更に下方の折り込みローラ8a、8bの中間へ送り込まれる。
【0009】
チョッパブレード12はシート等1を移送した直後、反転上昇し、所定位置に復帰して次のシート等1のために待機する。
なお、折り込みローラ8a、8bの中間へ移送されたシート等1は、折り込みローラ8a、8bの挾持回転によって下流工程へ送り出されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従って従来のものにあっては、チョッパ折り装置3において次のような問題がしばしば発生する。
即ち、図14および図15に示すように、チョッパ折装置3部にて折帳を形成する場合、強制的に搬送される途上のシート等1が、シート位置決め用ストッパ2に当たる直前に、チョッパブレード12を下降作動させている。
従って折帳の先端(折り目部分)がチョッパブレード12で下降させられながら上、下搬送ベルト4、5に挾持されている部分は、ベルト搬送方向へ押され、シートの前側上部端(図中S)が回転力Mによりシート位置決め用ストッパ2へ激突して折れ変形や紙破れを起こし、折帳が図14に示す如く前側へ傾いた状態で移送され折精度不良を起こす恐れがあった。
そして、これらにより、折帳の品質を著しく低下させ、かつ、下流工程での折りたたみや、整列に当たってトラブルを発生させる等の要因にもなるものであった。
【0011】
これらを解決する手段として、図16または図17に示すように、前記上側搬送ベルト4をシート等1がシート位置決め用ストッパ2へ当接する直前の所定のタイミングで同上側搬送ベルト4の一部をチョッパ折り位置で上昇させて下側搬送ベルト5との間に隙間を形成する移動装置を設けるものが提案されている。
図16に示したものは、チョッパ折り装置3の手前の上流側の上側搬送ベルト4のガイドプーリ14を昇降させるプーリ移動装置を設けたものである。このプーリ移動装置によってガイドプーリ14を二点鎖線で示す位置14′まで上昇させて、下側搬送ベルト5との間に間隙を形成するようにしている。ガイドプーリ14の移動にともなうベルトの張力変動は張力調整装置15を設けて吸収している。
【0012】
また、図17に示したものは、チョッパ折り装置3の下流側の上側搬送ベルト4のガイドプーリ16を昇降させるプーリ移動装置を設けたものである。このプーリ移動装置によってガイドプーリ16を二点鎖線で示す位置16′まで上昇させて、下側搬送ベルト5との間に間隙を形成するようにしている。
しかし、この装置は上側搬送ベルト4を上昇させても、下側搬送ベルト5にシート等1が乗っておりシート等1の自重と下側搬送ベルト5の摩擦力でシート等1に搬送力がかかり前記した問題を充分解決するに至っていなかった。
【0013】
本発明は上記の課題を解決し、折精度が大幅に向上し、整った折帳ができることから商品価値が向上し、かつ後工程での諸々のトラブルもなくなるシート等の折機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、チョッパ折装置で折帳を作成するシート等の折機において、チョッパ折のためのシート位置決め用ストッパと、シート等を折るチョッパ折装置と、シート等を挾持して搬送する上側及び下側搬送ベルトを有してなり、上記シート等が上記シート位置決め用ストッパへ当接する直前の所定のタイミングで、上記下側搬送ベルトの少なくとも一部を、上記チョッパ折位置で下降させて上側搬送ベルトとの間に隙間を形成する移動装置を設けたことにある。
また、本発明は、チョッパ折装置で折帳を作成するシート等の折機において、チョッパ折のためのシート位置決め用ストッパと、シート等を折るチョッパ装置と、シート等を挾持して搬送する上側及び下側搬送ベルトを有してなり、上記シート位置決め用ストッパの配設個所で、上側搬送ベルトを上記シート位置決め用ストッパを迂回させて配設し、上記迂回個所の下側搬送ベルトだけが走行している個所に、上記シート等が上記シート位置決め用ストッパへ当接する直前の所定のタイミングで、下側搬送ベルトの少なくとも一部をチョッパ折位置で下降させて上記上側搬送ベルトとの間に隙間を形成するプーリ移動装置を備えたガイドプーリを、該下側搬送ベルトの上側に設けたことにある。
さらに、本発明は、上記シート位置決め用ストッパ直前の上側搬送ベルトのガイドプーリに、上側搬送ベルトを上昇させるプーリ移動装置を設けたことにある。
【0015】
上記構成を備えることによって、本発明は、シート位置決め用ストッパの直前で、下側搬送ベルトの少なくとも一部を、下降させるようにプーリ移動装置を作動させる。そして、プーリ移動装置の作動で下側搬送ベルトの上側に配設されたガイドプーリを降下させて下側搬送ベルトを下降させる。下側搬送ベルトが降下することによって上側搬送ベルトとの間に間隙が生じる。こうして、上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの挟持搬送力が激減し、シート等はフリーの状態で、上側搬送ベルトとの摩擦力と、慣性力によって、シート位置決め用ストッパに当接あるいは、直前まで移送される。この状態で、シート等はチョッパ折装置のチョッパブレードの作動によって、折り畳まれる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1はチョッパ折装置を備えた折機を示し、図2は図1のC−C線断面図、図3は、図1の要部である矢印で示した(F)部を拡大して示す概念図、図4は図3のD−D線断面図、図5はプーリ移動装置を示す斜視図である。
なお、前記した従来のものと同一の部分については図中同一の符号を付して示し、重複する説明は省略して示す。
【0017】
図1はチョッパ折装置を具備した折機であり、シート等1のチョッパ折位置を規定するシート位置決め用ストッパ2、シート等を折るチョッパ折装置3、シート等を搬送する上側搬送ベルト4及び下側搬送ベルト5からなる搬送装置6等々にて構成されている。
【0018】
上記シート位置決め用ストッパ2は、図2ないし図4に示すように、上側搬送ベルト4と下側搬送ベルト5の幅方向に形成した間隙へ立設したもので、左右にそれぞれ3本づつ分けられた上側搬送ベルト4と下側搬送ベルト5の間に立設されている。このシート位置決め用ストッパ2は、搬送装置6によって順次搬送されてくるシート等1の前端と当接して同シート等1の下流側端の位置を規制し、チョッパ折部の所定位置へシート1等を停止させるように働くものである。
【0019】
チョッパ折装置3は、図2に示すように、搬送装置6の所定個所に配設されたチョッパ折台7の下部側に互いに摺接するように配設された一対の折り込みローラ8a、8bと、チョッパ折台7の上部側に、上側搬送ベルト4と下側搬送ベルト5を挟んで配設されたクランクチョッパ9とで構成されている。
クランクチョッパ9は、支点軸10を中心として揺動するチョッパアーム11の揺動端部へ板状のチョッパブレード12を固着したものである。このクランクチョッパ9は、図示省略の回転駆動手段によりチョッパアーム11を図示矢視方向に回動させて、搬送装置6によって順次搬送されてくるシート等1に向けてチョッパブレード12を揺動昇降するものである。
【0020】
上記折り込みローラ8a、8bは、図2に示すように、クランクチョッパ9のチョッパブレード12に対応したシート搬送ラインの下方へ並設されたもので、両折り込みローラ8a、8bは所定の周速度で同期して対向状態で回転するように制御されている。上記チョッパアーム11によって折られたシート等1を、これらの折り込みローラ8a、8bによって、下方に送るものである。
【0021】
また、搬送装置6を構成する上側搬送ベルト4及び下側搬送ベルト5は、図1に示すように、それぞれ駆動用プーリを含む複数個のガイドプーリ13を捲回して走行するように構成されたエンドレス(無端状)のベルトであり、シートパスライン上下にて係合するベルト部は互いに同期して同方向(図中矢印方向)へ走行するように制御されている。
【0022】
上記上側搬送ベルト4は、位置決め用ストッパ2の直前で、位置決め用ストッパ2を迂回するように構成されている。この迂回個所では、ガイドプーリ17によって上側搬送ベルト4を上方に引き上げるとともに、ガイドプーリ18、19によって、迂回個所の両側を押さえるように構成している。この迂回領域では、シート1等は迂回領域に達しない部分によって搬送される。
【0023】
上記上側搬送ベルト4が位置決め用ストッパ2を迂回している部分(F部)では、下側搬送ベルト5の上方側に位置して、下側搬送ベルト5の上方側に接しているガイドプーリ20を配設し、このガイドプーリ20を図5に示すようなプーリ移動装置21によって、昇降制御している。
上記プーリ移動装置21は軸受け22を介して回転自在にガイドプーリ20を支持する偏芯軸23と、この偏芯軸23を支持するとともに図示しないフレームに支持されている軸受け24と、偏芯軸23の一端に装着されたレバー25と、このレバー25の先端に軸支されたカムフォロワ26と、このカムフォロワ26に接触して該カムフォロワ26を駆動する昇降手段27とで構成されている。昇降手段27は、図示しない駆動源によってベルト等28によってシート等1が搬送されるタイミングで回転駆動される歯付プーリ29と、この歯付プーリ29の回転軸30に支持されたカム31によって構成されている。
【0024】
上記チョッパ折装置を具備した折機の動作を説明する。
前工程から送り込まれたシート等1は、上側搬送ベルト4と下側搬送ベルト5とで挾持されチョッパ折部へ搬入される。
その後、シート等1の前端がシート位置決め用ストッパ2へ当接するか、或いは当接する直前の所定タイミングに於いてプーリ移動装置21を作動させ、ガイドプーリ20を下降させることによって下側搬送ベルト5を下げ、チョッパ折部の上側搬送ベルト4と下側搬送ベルト5との間に所定の隙間を形成させる。これによって上側、下側搬送ベルト4、5の挾持搬送力が極減するためシート等1がほぼフリーの状態となり、上側搬送ベルト4との摩擦力とシート等1の慣性力によってシート位置決め用ストッパ2に当たるか、或いは同シート位置決め用ストッパ2に当たる直前迄移送されることになる。この状態のもとでシート等1は上方から振り下ろされるチョッパブレード12の作動により折りたたまれ、下方に位置させた折り込みローラ8a、8b間へ移送される。
【0025】
このようにチョッパ折装置3部におけるシート等1は、進行方向への作用力をほとんど受けることなくフリーの状態で折帳に形成されるため、シート位置決めストッパ2へ角S部が激突したり、或いは突込みによって破損したり変形等を起こす不具合がなくなる。したがって、折精度が大幅に向上し整った折帳ができ商品価値が向上し、かつ後工程での諸トラブルもなくなる。これらの効果が上側搬送ベルト4を逃がす方式に比べ一段と向上する。
【0026】
図6ないし図8は、上記昇降手段27の変形例を示したものである。
図6に示したものは、複数に分かれた下側搬送ベルト5のそれぞれに対応した複数個のガイドプーリ20を回転自在に支持する軸32の両端をそれぞれシリンダ33のヘッド部へ支持させたもので、同期して駆動される各シリンダ33の伸縮動作を介して複数個のガイドプーリ20を直線的に昇降させるようにしたものである。
【0027】
図7に示したものは、複数個のガイドプーリ20を回転自在に支持する軸32の両端を、それぞれ支点ピン34を中心として揺動するアーム35の前端に支持させるとともに、アーム35の途中へシリンダ33のヘッド部を取り付けたものである。これによって、同期して駆動される各シリンダ33の伸縮動作によってアーム35を介して複数個のガイドプーリ20を揺動的に昇降させるようにしたものである。
【0028】
図8に示したものは、複数個のガイドプーリ20を回転自在に支持する軸32の両端を、それぞれ偏芯軸36によって支持したもので、偏芯軸36を回動させることによって複数個のガイドプーリ20を昇降させるようにしたものである。
なお、ガイドプーリ20の昇降手段としては、上記変形例以外にも、種々多様な機構がある。また、ガイドプーリ20を軸32に固定しておき、軸32を回転自在に昇降手段に支持させることもできる。
【0029】
図9ないし図11は、本発明の第2の実施の形態を示したもので、図1ないし図5と同一部分は同符号を付してその説明を省略して説明する。
この場合、シート位置決め用ストッパ2直前の上側搬送ベルト4のガイドプーリ18にもプーリ移動装置37を設けたものである。これによって、上、下の搬送ベルト4,5の一部をチョッパ折位置で上下に移動させ、搬送ベルト4,5の間に隙間をつけるものである。
上記プーリ移動装置37は軸受け38を介して回転自在にガイドプーリ18を支持する偏芯軸39と、この偏芯軸39を支持するとともに図示しないフレームに支持されている軸受け40と、偏芯軸39の一端に装着されたレバー41と、このレバー41の先端に軸支されたカムフォロワ42と、このカムフォロワ42に接触して該カムフォロワ42を駆動する昇降手段43とで構成されている。昇降手段43は、図示しない駆動源によってベルト等44によってシート等1が搬送されるタイミングで回転駆動される歯付プーリ45と、この歯付プーリ45の回転軸46に支持されたカム47によって構成されている。
構造的には第1の実施の形態と同様である。
この第2の実施の形態によれば、プーリ移動装置21,37を同時に作動させるか、あるいは選択的にいずれか一方を作動させて、搬送ベルト4,5の間に隙間をつけることができる。
【0030】
上下の搬送ベルトの一部をチョッパ折位置で間に隙間をつけるので第1の実施の形態で述べた効果を更にあげることができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1において、チョッパ折装置で折帳を作成するシート等の折機において、チョッパ折のためのシート位置決め用ストッパと、シート等を折るチョッパ折装置と、シート等を挾持して搬送する上側及び下側搬送ベルトを有してなり、上記シート等が上記シート位置決め用ストッパへ当接する直前の所定のタイミングで、上記下側搬送ベルトの少なくとも一部を、上記チョッパ折位置で下降させて上側搬送ベルトとの間に隙間を形成する移動装置を設けたので、進行方向への作用力をほとんど受けることなくフリーの状態で折帳が形成されるため、シート位置決めストッパへ激突したり、或いは突込みによって破損したり変形等を起こす不具合がなくなる。したがって、折精度が大幅に向上し整った折帳ができ商品価値が向上し、かつ後工程での諸トラブルもなくなる。これらの効果が上側搬送ベルトを逃がす方式に比べ一段と向上する。
請求項2において、チョッパ折装置で折帳を作成するシート等の折機において、チョッパ折のためのシート位置決め用ストッパと、シート等を折るチョッパ装置と、シート等を挾持して搬送する上側及び下側搬送ベルトを有してなり、上記シート位置決め用ストッパの配設個所で、上側搬送ベルトを上記シート位置決め用ストッパを迂回させて配設し、上記迂回個所の下側搬送ベルトだけが走行している個所に、上記シート等が上記シート位置決め用ストッパへ当接する直前の所定のタイミングで、下側搬送ベルトの少なくとも一部をチョッパ折位置で下降させて上記上側搬送ベルトとの間に隙間を形成するプーリ移動装置を備えたガイドプーリを、該下側搬送ベルトの上側に設けたので、進行方向への作用力をほとんど受けることなくフリーの状態で折帳が形成されるため、シート位置決めストッパへ激突したり、或いは突込みによって破損したり変形等を起こす不具合がなくなる。したがって、折精度が大幅に向上し整った折帳ができ商品価値が向上し、かつ後工程での諸トラブルもなくなる。これらの効果が上側搬送ベルトを逃がす方式に比べ一段と向上する。
請求項3において、上記シート位置決め用ストッパ直前の上側搬送ベルトのガイドプーリに、上側搬送ベルトを上昇させるプーリ移動装置を設けたので、上側搬送ベルトおよび下側搬送ベルトの双方が上下に移動できることから、進行方向への作用力を速やかに除去して、上側搬送ベルトおよび下側搬送ベルト相互間に間隙を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるシート等の折機を示す概念図である。
【図2】図1のC−C線断面図である。
【図3】図1のF部を拡大して示す概念図である。
【図4】図3のD−D線断面図である。
【図5】図1のプーリ移動装置を示す斜視図である。
【図6】プーリ移動装置の変形例を示す概念図である。
【図7】プーリ移動装置の変形例を示す概念図である。
【図8】プーリ移動装置の変形例を示す概念図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態によるシート等の折機を示す概念図である。
【図10】図9のG部を拡大して示す概念図である。
【図11】図9のプーリ移動装置を示す斜視図である。
【図12】従来のシート等の折機を示す概念図である。
【図13】図12のA−A線断面図である。
【図14】従来のチョッパ折装置にて折帳を形成する方法を示す概念図である。
【図15】図14のB方向矢視図である。
【図16】従来のシート等の折機を示す概念図である。
【図17】従来のシート等の折機を示す概念図である。
【符号の説明】
1 シート等
2 シート位置決め用ストッパ
3 チョッパ折装置
4 上側搬送ベルト
5 下側搬送ベルト
6 搬送装置
7 チョッパ折台
8a,8b 折り込みローラ
9 クランクチョッパ
12 チョッパブレード
15 張力調整装置
16・・・20 ガイドプーリ
21,37 プーリ移動装置(移動装置)
27 カム装置

Claims (3)

  1. チョッパ折装置で折帳を作成するシート等の折機において、チョッパ折のためのシート位置決め用ストッパと、シート等を折るチョッパ折装置と、シート等を挾持して搬送する上側及び下側搬送ベルトを有してなり、上記シート等が上記シート位置決め用ストッパへ当接する直前の所定のタイミングで、上記下側搬送ベルトの少なくとも一部を、上記チョッパ折位置で下降させて上側搬送ベルトとの間に隙間を形成する移動装置を設けたことを特徴とするシート等の折機。
  2. チョッパ折装置で折帳を作成するシート等の折機において、チョッパ折のためのシート位置決め用ストッパと、シート等を折るチョッパ装置と、シート等を挾持して搬送する上側及び下側搬送ベルトを有してなり、上記シート位置決め用ストッパの配設個所で、上側搬送ベルトを上記シート位置決め用ストッパを迂回させて配設し、上記迂回個所の下側搬送ベルトだけが走行している個所に、上記シート等が上記シート位置決め用ストッパへ当接する直前の所定のタイミングで、下側搬送ベルトの少なくとも一部をチョッパ折位置で下降させて上記上側搬送ベルトとの間に隙間を形成するプーリ移動装置を備えたガイドプーリを、該下側搬送ベルトの上側に設けたことを特徴とするシート等の折機。
  3. 上記シート位置決め用ストッパ直前の上側搬送ベルトのガイドプーリに、上側搬送ベルトを上昇させるプーリ移動装置を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のシート等の折機。
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