JP4277288B2 - 輪転機用チョッパー折り装置 - Google Patents

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Description

この発明は、輪転機の折機で、搬送ベルトにて運ばれてきた折丁を、チョッパーテーブル上でストッパーに突き当てて位置決めし、下降してきたチョッパーブレードにて2本の折込みローラー間に挟み込み、搬送方向と平行に2つ折りする輪転機用チョッパー折り装置に関する。
輪転機の折機に装備されている従来のチョッパー折り装置の概要を図8から図12に示し説明する。
図8において折丁100は、咥胴10から搬送装置20によってチョッパー折り装置30へ搬送されるようになっている。この搬送装置20は、搬送方向と直角方向である幅方向にリボン状に複数備えられた上部搬送ベルトである上ベルト21と、この上ベルト21と上下方向に対向して設けられる下部搬送ベルトである下ベルト22の組み合わせからなり、この両ベルト21、22はそれぞれループ状になっていて、複数の案内プーリー23、23a及び24、24aにより案内され、折機に連動して矢印U、Vで示すように、上下に対向する部分が搬送方向に同速で移動するように駆動されている。
折丁100は上下に対向する上ベルト21と下ベルト22により挟まれて、チョッパー折り装置30のチョッパーテーブル32へ搬送されるようになっている。
チョッパーテーブル32の上側に、下方へ移動することにより前記搬送装置20の上ベルト21と下ベルト22に挟まれて搬送されてくる折丁100の搬送方向下流側端がこれに当接して、この折丁100を所定の位置に停止させるストッパー35が搬送方向に対して直角方向に設けてある。このストッパー35は、上記重なり状態の上ベルト21と下ベルト22に干渉しないようになっていて、下方へ移動したときにこれの先端がチョッパーテーブル32の上面に密接するようになっている。
前記ストッパー35の詳細を図9に、形態の概要を図10、図11に示す。
ストッパー35は、エアーシリンダー352にて上下に移動可能にした取付け板353に取り付けられている。エアーシリンダー352は、チョッパーテーブル32と空間を介して上方に、折丁100の搬送方向に対して直角に設けられたバー351に取り付けられている。ストッパー35には、折丁ガイド354が取り付けられている。
ストッパー35は、エアーシリンダー352が矢印F1で示す下方へ駆動することにより、これの下端がチョッパーテーブル32の上面に密接するようになっている。折丁100の先端がストッパー35に突き当たる位置への搬送を担う上ベルト21と下ベルト22は、図8に示すように案内プーリー23a及び24aにより、ストッパー35より下流側にて折り返されるために、ストッパー35の下端を通り抜ける必要がある。
このような理由により、図10にて示したストッパー35aは、チョッパーテーブル32上の搬送装置20のベルト位置を避けて、折丁100の搬送方向に対して直角方向に分割された複数のブロック状部材350aにて構成されている。また、図11に示したストッパー35bは、チョッパーテーブル32との当接面に搬送装置20の上下のベルト21、22が通り抜け可能な切欠き355が設けられている。
図12は図8のB−B矢視断面図であり、チョッパーテーブル32には折丁100を搬送方向と平行に2つ折りするために、上下方向に揺動するチョッパーブレード31が出入りするスリット33が設けられている。このスリット33の直下には一対の折込みローラー36a、36bが、対向側が矢印R1、R2に示すように下方へ回転するようにして設けられている。
そして搬送装置20により咥胴10からチョッパーテーブル32上に搬送された折丁100は、ストッパー35にこれの先行端が突き当たることにより所定の位置に位置決めされ、ついでチョッパーブレード31により折込みローラー36a、36b間に挿し込まれて折り目がつけられ、排紙ファン41を介して排紙コンベヤー42上に並べられる。
図8において、チョッパー折り装置30の下流側に2点鎖線で示したファン案内ベルト43及び他の排紙ファン44を装備した折機においては、チョッパー折り装置30のエアーシリンダー352を図9において矢印F1と逆方向に駆動することにより、取付け板353に取り付けられたストッパー35を、チョッパーテーブル32から折丁100が通り抜けるに足りるだけ上方に離隔し、かつチョッパーブレード31の動作を停止させることにより、折丁100は搬送装置20によりチョッパー折り装置30を通過してチョッパー折りすることなく、他の排紙ファン44を介して排出することができるようになっている。
ところで前述のとおりストッパー35は、搬送装置20の上ベルト21及び下ベルト22が通るスペースを得るために、このベルト位置を避けて複数のブロック状部材350aで構成される(図10)か、またはベルトが通り抜けることが可能な切欠き355が設けられており(図11)、折丁100の接触範囲において搬送装置20の上ベルト21及び下ベルト22と対応する位置を欠如した断続形状にならざるを得なかった。
前記した理由により、搬送装置20によって高速で搬送されてきた折丁100は、ストッパー35に突き当たった際に、ベルトが通るスペースの存在により衝撃を受け止める面積が狭くなり、折丁100の先端が部分的に大きな衝撃を受けることになる。そしてこの大きな衝撃を受けた部分はつぶれ、または断続したストッパー35の角部に衝突するので折丁100の先行端にキズがつく。さらに、折丁100がストッパー35に押しつけられ、折丁100の一部が搬送装置20のベルトが通るスペース内に入り込んで状態で、折込みローラー36a、36b間に送り込まれることにより、折丁100のストッパー35との接触部分にキズや破れが生じることがある。
前記したチョッパー折り装置としての不都合への対策として、折丁100がストッパー35に突き当たる際の衝撃力を低減させるために、例えば非特許文献1に記載されているように、折丁がストッパーに到達する手前でチョッパーブレードが折丁を折り込み始める方法がとられている。
また、折丁がストッパーに突き当たる際の衝撃を低減し、かつ折丁進行方向への作用力をほとんど受けずに折込みローラーにより折られることを目的として、特許文献1に記載されたシート等の折機が知られている。この特許文献1における発明では、折丁の先端がストッパーに突き当たる直前の所定のタイミングで搬送装置の下ベルトをチョッパー折り位置で下降させて、上ベルトとの間に隙間を形成し、これにより上下のベルトによる搬送力を激減させて折丁をほぼフリーの状態としている。そのために、上ベルトをストッパー部で上方へ迂回させ、その迂回させた個所に下ベルト上面に接するガイドプーリーを配設し、このガイドプーリーをプーリー移動装置によって上下に移動させることにより、下ベルトを所定のタイミングで昇降させている。
「新・オフセット教室」日本印刷新聞社、昭和57年7月5日第3刷発行、161〜162ページの「b.折丁に対するチョッパーの折込みタイミング」。 特開平11−116135号公報
前記した折丁にキズや破れを生じさせずにチョッパー折りを行うようにした非特許文献1に記載された技術、あるいは特許文献1に記載された装置によっても、まだ以下に記するような問題点がある。
すなわち、折丁がストッパーに衝突したときに生じる衝撃力を弱めるために、折丁がストッパーに到達する手前でチョッパーブレードが折丁を突き下げるようにした非特許文献1に記載された技術では、チョッパーブレードが折丁を突き下げるタイミングが早過ぎたり、遅過ぎたりすると折り精度が悪くなる。また、このときのタイミングは折機の運転速度、折丁の紙質やページ数によって異なり、これらの変更のつど前記タイミングの調整を要する煩雑さがあるうえ、これの調整には熟練を要していた。
また、特許文献1に開示されているものでは、チョッパー折り位置で折丁に対する搬送力を激減させ、折丁がほぼフリー状態となるように下ベルトを下降させるようになっている。そしてこの場合、折丁がほぼフリー状態になるまで下ベルトを下降させるためには、チョッパーテーブルのチョッパー折り位置において、少なくとも折丁の搬送方向長さにほぼ等しい長さにわたって、下ベルトが折丁に接触しない位置まで下降可能な切欠きを設ける必要があるが、このような搬送方向に長い切欠きがあることによって、下ベルトは折丁搬送中に折丁の重さによりこの切欠き内に沈み、切欠きのないチョッパーテーブル上を滑走する搬送ベルトと比べ、上下のベルトによって折丁を挟んで搬送することが非常に不安定になるという問題がある。
さらに、この特許文献1における技術での高速で運転される折機においては、頻繁な下ベルトの下降、上昇によりベルトは振動し、一層折丁の搬送が不安定となる。すなわち、折丁がチョッパーテーブル上に搬送されてくるタイミングがずれたり、搬送中に折丁が斜めになり、それがストッパーにより矯正されないままチョッパー折りされて折り精度が悪くなる。また、下ベルトをガイドするプーリーのプーリー移動装置は、高速で往復運動を行うため騒音や振動を発生する。その上、上ベルトをストッパーの上部に迂回させる構成であるため、ストッパーの上部に複数の上ベルトとプーリーが存在し、ストッパー部での保守の作業性が悪く、かつ下ベルトは折丁に対して搬送力を与えている間は、下ベルトの上面はチョッパーテーブルの表面より高い位置にある必要があるため、ストッパーには下ベルトを通過させるための切欠きを要する。
この発明は、前記した従来技術における課題を解決するためになされたもので、請求項1に係る発明は、咥胴から解放された折丁を、上部搬送ベルトと下部搬送ベルトで挟んで搬送し、この折丁の先行端をストッパーによりチョッパーテーブル上に位置決めし、チョッパーテーブルを挟んで設けたチョッパーブレードと折込みローラーにより、チョッパーテーブル上の折丁を搬送方向と平行に2つ折りする輪転機のチョッパー折り装置において、前記ストッパーの折丁の先行端と接触してこれを停止する面を、チョッパーブレードの通過位置を除いて連続した平滑垂直面にし、かつストッパーの下端をチョッパーテーブル面に接触するようにし、前記上部搬送ベルトを、これの搬送方向下流端がストッパーの上流側直近に位置するように設けるとともに、前記下部搬送ベルトを、その搬送方向における下流端がストッパーより下流側に至るように設け、前記チョッパーテーブルに、前記上部搬送ベルトを案内する下流端のベルト案内手段の略直下を始点に折丁の搬送方向下流側端部まで、前記下部搬送ベルトが没入し得る溝を設け、さらに前記ストッパーの下流側直近に、少なくとも前記ストッパーの下側において、前記下部搬送ベルトの搬送面を前記チョッパーテーブルの溝内に押し下げ没入するよう案内可能にしたベルト押し下げ案内手段を設けた構成になっている。
そして請求項2に係る発明は、前記請求項1記載の発明において、ストッパーをチョッパーテーブルに対して選択的に接触と離隔が可能に設けるとともに、前記ストッパーを挟んで上部搬送ベルトの搬送方向下流側に付加上部搬送ベルトを設け、ストッパーをチョッパーテーブルより離隔することにより、折丁が上部搬送ベルトから付加上部搬送ベルトにわたって通過可能にした構成になっており、さらに請求項3に係る発明は、付加上部搬送ベルトを案内するベルト案内手段の搬送方向上流端の案内手段を、下部搬送ベルトの搬送面をチョッパーテーブルの溝内に押し下げ没入するベルト押し下げ案内手段と兼用した構成になっている。
前記した本発明に係る輪転機用チョッパー折り装置では、搬送装置を搬送される折丁が突き当たって、これを所定の位置に停止させるためのストッパーの前記折丁との突き当て面が、チョッパーブレードの揺動範囲においてのみチョッパーブレードとの干渉を避けるニゲを設ける他には、凹凸のない平坦な面とすることができるため、次に示すような作用効果を奏することができる。
すなわち、(1)折丁が高速でストッパーに突き当たっても、このときの折丁の先行端のほぼ全幅にわたってストッパーに接触されることになって、広い範囲においてこのときの衝撃が受けられることになり、このときの折丁が部分的に折れたり、つぶれたりすることがなく、折丁の先行端にキズがつくことがない。
(2)前記(1)により、搬送装置にて搬送されてくる折丁を確実にストッパーに突き当てて正確に位置決めすることができ、位置決めがされてからチョッパーブレードで折丁を突き下げることができるので、チョッパーブレードが折丁を突き下げるタイミングの範囲が広がり、折機の運転速度や折丁の紙質、ページ数の違いによってタイミング調整をする必要がなくなり、あるいはその頻度を激減することができる。
(3)ストッパーに搬送ベルトが通る切欠き状のスペースがないので、従来問題となっていた折丁の一部分がストッパーに設けられた前記切欠き状のスペースに入り込み、その状態のままチョッパーブレードにより折込みローラー間に送り込まれることにより生じる破れの発生を防止できる。
(4)チョッパーテーブルに設けた溝は、ストッパーの近傍から下流側のみであり、下ベルトは従来通りチョッパーテーブル上を滑走し、かつベルトを案内するプーリーが運転中に位置を変える動作がないので、チョッパーテーブル上でのチョッパーブレードと対向する搬送領域において、下ベルトが折丁の重さで沈んだり、振動したりすることがない。このため搬送装置は、折丁を安定してチョッパー折り位置へ搬送でき、チョッパー折り精度が良好に維持される。
(5)さらに本発明の請求項2に係る発明では、前述した(1)から(4)の効果に加えて、上記搬送ベルトを折丁搬送方向におけるストッパーの上流側で折丁をチョッパー折り装置へ搬送する範囲と、同ストッパーの下流側でチョッパー折りを行わないときの折丁を排紙工程へ運ぶ範囲に分けられるため、搬送装置を搬送される折丁を選択的にチョッパー折りせずに、そのまま排出するようにした装置において、ストッパーの上方にプーリーやプーリーを取り付ける軸を必要とせず、しかもストッパーの上方を通るベルトがないので、保守整備を容易にすることができる。また、上ベルトをストッパーの上流側と下流側に分けられることにより、各上ベルトのループの長さが短くなってテンションのバラツキが生じにくくでき、これにより折丁が搬送中にずれる恐れを極めて少なくすることができる。
この発明の実施の形態について図1から図7を参照して説明する。なおこの説明において、図8から図12に示した従来のチョッパー折り装置と同一の部材または同一の構成については、同一の符号を付与して説明を省略する。
図1から図5に本発明の第1の実施形態を示す。この実施形態において、折丁100は咥胴10から搬送装置20Aにより、チョッパー折り装置30Aのチョッパーテーブル32Aへ搬送されるようになっている。搬送装置20Aの上部搬送ベルトである上ベルト21a及び下部搬送ベルトである下ベルト22は、折機に連動して矢印Ua、Vで示すように、上下に対向する部分が搬送方向に同速で移動するように駆動されるようになっている。また、チョッパーテーブル32A上の折丁100の搬送方向下流側の所定の位置に、折丁100の搬送方向に対して直角方向にストッパー35Aが設けられている。ストッパー35Aは、エアーシリンダー352が矢印F1方向(下方向)に駆動されることにより、その下部がチョッパーテーブル32Aの上面に密接するようになっている。このストッパー35Aは、搬送方向と直角方向においてチョッパーブレード31と干渉するので、チョッパーブレード31の作動部において、チョッパーブレード31と干渉しない間隔を有するニゲが設けられている。そしてこのストッパー35Aの下端は、凹凸のない一直線状になっており、したがってこのストッパー35Aの下端部で、かつ前記ニゲの部分以外には搬送装置側の表面は凹凸のない平坦に、すなわち平滑垂直面になっている。また、このストッパー35Aは搬送装置20Aにて搬送されてくる折丁が、これの先行端のほぼ全幅にわたって当接するようになっている。
搬送装置20Aの上ベルト21aの搬送方向下流端側を巻き掛ける下流側の案内プーリー23Aaは、ストッパー35Aの上流側で、かつこれの直近に設けられており、上ベルト21aの搬送方向下流端側は、この案内プーリー23Aaにて折り返されてストッパー35Aを通り抜けることはないようになっている。なお、下ベルト22は、ストッパー35Aを通過した下流側で案内プーリー24a、24にて折り返されるようになっている。
チョッパーテーブル32Aの上面で、かつ前記上ベルト21aの下流端側の案内プーリー23Aaの軸心の略直下の位置より搬送方向下流側端にわたって、下ベルト22の幅より僅かに幅が広く、かつ下ベルト22が没入し得る深さがある溝34が、各下ベルト22の下側に対向する位置にこの下ベルト22と同数設けられている。また、ストッパー35Aの下流側で、かつ前記各溝34に対向する位置に、溝34の幅より僅かに狭い幅のベルト押下げ案内手段であるベルト押下げプーリー23bが溝34と同数設けられていて、溝34内を走行する前記下ベルト22が、このベルト押下げプーリー23bにて溝34内に押し下げられるようになっている。
前記上ベルト21aの下流端部を巻き掛ける案内プーリー23Aaは、図3から図5に示されるようになっていて、各上ベルト21aの幅より僅かに広い幅にして各上ベルト21aに対向する位置に、上ベルト21aの数分配置されている。そして各案内プーリー23Aaは、両端をブラケット302a、302bに回転可能に支持された回転軸232に基端を固定した従動アーム231の先端に回転可能に支持されている。前記回転軸232の一端には、この回転軸232を回転させるための駆動アーム233の一端が固定されている。
前記回転軸232を回転可能に支持する一対のブラケット302a、302bは、搬送装置20Aの下ベルト22の搬送領域を挟んで対向して設けられた一対のフレーム301a、301bに固定されている。そして手前側のフレーム301aの外側に、前記回転軸232の一端に固定された駆動アーム233が位置されるとともに、この駆動アーム233の他端に連結されて、駆動アーム233を上下方向に角変位させるためのエアーシリンダー235が設けられている。またこのフレーム301aの外側には、前記駆動アーム233の他端の上面に当接して、この駆動アーム233の変位角度を規制する調整ボルト234が設けてある。
前記駆動アーム233と、これを回転駆動するエアーシリンダー235及び駆動アーム233の変位角度を規制する調整ボルト234の位置関係は、エアーシリンダー235を矢印F2方向(上方向)に駆動することにより駆動アーム233、回転軸232及び従動アーム231が図5において右回転方向に角変位して、案内プーリー23Aaが下方へ、すなわちこの案内プーリー23Aaに巻き掛けた上ベルト21aが下ベルト22側へ押し付ける方向に移動され、またエアーシリンダー235を矢印F2と逆方向(下方向)に駆動することにより、前記した作用と逆に、案内プーリー23Aaは上方へ移動して上ベルト21aは下ベルト22より離隔されるようになっている。
そしてエアーシリンダー235が矢印F2方向(上方向)に駆動したときの駆動アーム233の角変位は、調整ボルト234により規制され、案内プーリー23Aaによって案内される上側ベルト21aを下ベルト22と協働して折丁100を挟み、搬送するのに最適な位置になるように保持できるようにしている。そして案内プーリー23Aaは、調整ボルト234を出し入れすることにより、折丁100の厚みの違いに対して最適な位置に調整することができる。また、チョッパーテーブル23A上で折丁100が詰まる等のトラブルが発生した場合には、エアーシリンダー235を矢印F2と逆方向に駆動して案内プーリー23Aaを上方に逃がすことにより、上下のベルト21a、22からなる搬送ベルトの損傷を少なくすることができる。
前記ストッパー35Aの下流側に位置するベルト押下げプーリー23bは、前記一対のフレーム301a、301b間に、ブラケット303a、303bを介して回転可能に固定される偏心軸236に回転可能に設けられていて、偏心軸236の回転方向の固定姿勢を変えることにより、ベルト押下げプーリー23bの上下方向の位置が変えられるようになっており、この偏心軸236は図2に示すように、ベルト押下げプーリー23bを、下ベルト22がストッパー35Aの下端に接触しない位置となるまで下方へ移動させた状態で固定されている。
この第1の実施形態において、搬送装置20Aの上ベルト21aは、ストッパー35Aの直近の上流側に設けられた案内プーリー23Aaにより折り返される。また下ベルト22は、前記案内プーリー23Aaの位置よりストッパー35Aの下側を経てチョッパーテーブル32Aの下流端にわたってベルト押下げプーリー23bにて押し下げられて、チョッパーテーブル23Aに設けられた溝34内を通り、下方へ移動した状態のストッパー35Aの下端に接触することなく走行される。そしてこの搬送装置20Aにて搬送された折丁100は、上下のベルト21a、22に挟まれてチョッパーテーブル32A上を搬送され、これの先端が下方へ移動した状態のストッパー35Aに突き当たって停止し、ついでチョッパーブレード31の下降によりチョッパー折りされて下方へ排紙ファン41を経て排紙コンベヤー42上に排出される。
このときにおいてストッパー35Aは、搬送方向と直角方向で折丁100が突き当たる面において、チョッパーブレード31との干渉を避けるニゲを設けてあるほかには凹凸のない平滑垂直な面となっていることにより、搬送されてきた折丁100の先行端は、これのほぼ全幅にわたってストッパー35Aに突き当たり、このときに発生する衝突力は、折丁100のほぼ全幅に分散作用される。
なお、この第1の実施形態において案内プーリー23Aaは、図1に示すように搬送方向と直角方向においてチョッパーブレード31と干渉するので、折丁100の全幅にわたる長さにはできないが、チョッパーブレード31の位置にて2分された長いものを用いてもよい。この場合の両案内プーリー23b、23bは、図4に示すものより長くなるので、これの両側を従動アーム231にて支持する。
図6、図7に本発明の第2の実施形態を示す。この実施形態は、前記第1の実施形態のストッパー35Aの折丁搬送方向下流側に複数のベルト案内手段となる案内プーリー25と、第1の実施形態にて用いられたベルト押下げプーリー23bに巻き掛けて案内される付加上部搬送ベルトである付加上ベルト21bと、ファン案内ベルト43及び他の排紙ファン44を付加したものである。なお、この第2の実施形態の説明においてチョッパー折り装置については、前記第1の実施形態と同じであるので説明を省略する。
ストッパー35Aの折丁搬送方向下流側には、ベルト押下げプーリー23bと案内プーリー25が設けられ、これらにストッパー35Aの上流側に位置する上ベルト21aとは別の付加上ベルト21bが案内され、チョッパー折り装置30Aのフレーム301aまたは301bの外面(図示の実施形態ではフレーム301bの外面)に設けられた駆動装置(図示せず)にて前記上ベルト21aと同速度で駆動され、これの下側部分が矢印Ubで示す折丁100の搬送方向に移動するようになっている。
チョッパーテーブル32Aの上面には、第1の実施形態と同様の溝34が設けられている。ベルト押下げプーリー23bは、第1の実施形態と同様にストッパー35Aの下流側直後で、かつ前記溝34に対応する数だけ設けられており、この各ベルト押下げプーリー23bは、一対のフレーム301a、301bの間に、ブラケット303a、303bを介して回転可能に固定される偏心軸236に回転可能に支持されており、偏心軸236の回転方向の固定姿勢を変えることにより、ベルト押下げプーリー23bの上下方向の位置が変えられるようになっている。この偏心軸236は、ベルト押下げプーリー23bを、下ベルト22がストッパー35Aの下端に接触しない位置まで下方へ移動させた状態で固定されている。そしてこのベルト押下げプーリー23bは、案内プーリー25と共に付加上ベルト21bを案内するようになっている。この付加上ベルト21bは、前記ベルト押下げプーリー23bの数分の本数が用いられている。
この第2の実施形態において、チョッパー折り装置30Aを使用しない場合は、エアーシリンダー352を矢印F1と逆方向(上方向)に駆動することにより、取付け板353に取り付けられたストッパー35Aを、チョッパーテーブル32Aの上面から折丁100が通り抜けるに足るだけ上方に離隔し、かつチョッパーブレード31の動作を停止させる。また、チョッパーテーブル32Aを滑走してきた下ベルト22が、溝34に没入することがないように、偏心軸236を回してベルト押下げプーリー23bを上方へ移動した後、偏心軸23bが回転しないように固定する。
前記操作により折り丁100は、チョッパーテーブル23A上をストッパー35Aの位置を通過して下流側へ搬送される。このとき、上ベルト21aの下流端側の案内プーリー23Aaとベルト押下げプーリー23bとの間隔は、折丁100の搬送方向長さよりも狭く設定されており、折丁100は下ベルト22と上ベルト21aの協働による搬送から解放される前に、下ベルト22と付加上ベルト21bに挟まれることになり、間断なく搬送が続けられチョッパー折りされることなく、排紙ファン44を介して排紙される。
この第2の実施形態で、チョッパー折り操作を行う場合においても、前記した第1の実施形態と同様に、ストッパー35Aの折丁100が突き当たる面が、チョッパーブレード31の揺動範囲においてのみ、チョッパーブレード31との干渉を避けるニゲを設けるほかには凹凸のない平滑垂直な面となっているので、搬送装置20Aにて搬送される折丁100の先行端は、これのほぼ全幅にわたってストッパー35Aに突き当てられる。
なお前記第2の実施形態では、押下げ案内手段であるベルト押下げプーリー23bを付加上ベルト21bの上流端の案内手段であるプーリーと兼用としたが、ベルト押下げプーリー23bの下流側に近接させて、これとは別の案内プーリー(図示せず)を設け、これを付加上ベルト21bの上流端の案内手段として用いるように構成してもよい。
第1及び第2の実施形態は、ともにチョッパーブレード31がストッパー35Aによって位置決めされた折丁100の先行端を超えない長さであれば、ストッパー35Aにチョッパーブレード31との干渉を避けるためのニゲを設ける必要はない。
またチョッパーテーブル32Aが大きい場合、このチョッパーテーブル32Aは、折丁100の搬送方向と直角方向に複数の部材で構成されることがある。そのとき複数の部材が形成するチョッパーテーブル表面の凹凸に対応して、ストッパー35Aとの当接面間に隙間が生じないようにするために、ストッパー35Aを折丁100の搬送方向と直角方向に複数に分割し、取付け板343に対して個々に上下方向の位置を調整可能に取り付けるように構成してもよい。この場合において、隣り合う分割されたストッパー間に折丁100の先行側端部が入り込むような空間を生じさせないようにすることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態でチョッパー折り装置の全体図である。 本発明の第1の実施形態でストッパー部の折丁搬送方向断面図である。 本発明の第1の実施形態でチョッパー折り装置のストッパー部における上ベルトの下流端側の案内プーリーとベルト押下げプーリーの概略的斜視図である。 図3のA−A矢視断面図である。 本発明の実施形態でストッパー部のフレーム外面図である。 本発明の第2の実施形態でチョッパー折り装置の全体図である。 本発明の第2の実施形態でストッパー部の折丁搬送方向断面図である。 従来の実施形態でチョッパー折り装置の全体図である。 従来の実施形態でストッパー部の折丁搬送方向断面図である。 従来の実施形態でストッパーが複数のブロック状部材で構成されているチョッパー折り装置のストッパー部の概略的斜視図である。 従来の実施形態でストッパーに切欠きが設けられているチョッパー折り装置のストッパー部の概略的斜視図である。 図8のB−B矢視断面図である。
符号の説明
10…咥胴
100…折丁
20、20A…搬送装置
21、21a…上ベルト(上部搬送ベルト)
21b…付加上ベルト(付加上部搬送ベルト)
22…下ベルト
23、23a、24、24a、25…案内プーリー(ベルト案内手段)
23Aa…案内プーリー(ベルト案内手段)
23b…ベルト押下げプーリー(ベルト押下げ案内手段)
231…従動アーム
232…回転軸
233…駆動アーム
234…調整ボルト
235…エアーシリンダー
236…偏心軸
30、30A…チョッパー折り装置
301a、301b…フレーム
302a、302b…ブラケット
303a、303b…ブラケット
31…チョッパーブレード
32、32A…チョッパーテーブル
33…スリット
34…溝
35、35a、35b、35A…ストッパー
350a…ブロック状部材
351…バー
352…エアーシリンダー
353…取付け板
354…折丁ガイド
355…切欠き
36a、36b…折込みローラー
41、44…排紙ファン
42…排紙コンベヤー
43…ファン案内ベルト
F1、F2…エアーシリンダー駆動方向矢印
R1、R2…折込みローラー回転方向矢印
U、Ua…上ベルトの移動方向矢印
Ub…付加上ベルトの移動方向矢印
V…下ベルトの移動方向矢印

Claims (3)

  1. 咥胴から解放された折丁を、上部搬送ベルトと下部搬送ベルトで挟んで搬送し、この折丁の先行端をストッパーによりチョッパーテーブル上に位置決めし、チョッパーテーブルを挟んで設けたチョッパーブレードと折込みローラーにより、チョッパーテーブル上の折丁を搬送方向と平行に2つ折りする輪転機用チョッパー折り装置において、
    前記ストッパーの折丁の先行端と接触してこれを停止する面を、チョッパーブレードの通過位置を除いて連続した平滑垂直面にし、かつストッパーの下端をチョッパーテーブル面に接触するようにし、
    前記上部搬送ベルトを、これの搬送方向下流端がストッパーの上流側直近に位置するように設けるとともに、前記下部搬送ベルトを、その搬送方向における下流端がストッパーより下流側に至るように設け、
    前記チョッパーテーブルに、前記上部搬送ベルトを案内する下流端のベルト案内手段の略直下を始点に折丁の搬送方向下流側端部まで、前記下部搬送ベルトが没入し得る溝を設け、
    さらに前記ストッパーの下流側直近に、少なくとも前記ストッパーの下側において、前記下部搬送ベルトの搬送面を前記チョッパーテーブルの溝内に押し下げ没入するよう案内可能にしたベルト押し下げ案内手段を設けた
    ことを特徴とする輪転機用チョッパー折り装置。
  2. ストッパーをチョッパーテーブルに対して選択的に接触と離隔が可能に設けるとともに、
    前記ストッパーを挟んで上部搬送ベルトの搬送方向下流側に付加上部搬送ベルトを設け、
    ストッパーをチョッパーテーブルより離隔することにより、折丁が上部搬送ベルトから付加上部搬送ベルトにわたって通過可能にした
    ことを特徴とする請求項1記載の輪転機用チョッパー折り装置。
  3. 付加上部搬送ベルトを案内するベルト案内手段の搬送方向上流端の案内手段を、下部搬送ベルトの搬送面をチョッパーテーブルの溝内に押し下げ没入するベルト押し下げ案内手段と兼用したことを特徴とする請求項2記載の輪転機用チョッパー折り装置。
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