JP2023012031A - 用紙搬送装置 - Google Patents

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Hidenori Yorozu
英紀 大岩
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Abstract

【課題】本発明の課題は、シートの形状が異なる場合でも、簡単かつ確実にシートの斜行が補正可能で、しかも簡単でコンパクトな構造のシート搬送装置を提供することにある。【解決手段】搬送されるシートの一側縁を基準プレートに当接させることにより、シートの斜行を補正する第一の斜行補正機構と、搬送されてきたシートの前端縁をストッパに突当てて、シートの斜行を補正する第二の斜行補正機構とを備える、ことを特徴とするものである。【選択図】図11

Description

本発明は、用紙搬送装置、特に、搬送中の用紙の斜行を補正する機構を備えた用紙搬送装置に関するものである。
シート折り装置などのシート加工装置は、通常、その前段に配置された用紙搬送装置からシートの供給を受けるか、又は装置内部に備えるシート搬送機構からシート加工部にシートの供給を受けるようになっている。ところで、シート折り装置などのシート加工装置においては、折りナイフ、折りローラまたはカッター等に対して用紙を正確に位置合わせする必要がある。そのため、シート搬送装置(シート搬送機構)には、搬送中に用紙が斜行した場合にそれを補正する機能を備えたものがある。
特許文献1には、シートを移送しながら、その一側縁部を所定位置に揃える位置決め部として、移送径路の一側に配設され、搬送方向に伸びるガイド板と、シートの一側縁が前記ガイド板に案内されるよう、その移送方向に対して斜めに伸びる移送ベルトを備えるシート搬送機構が開示されている。
特許文献2には、搬送経路を搬送されるシートの先端がストッパに当接することによって、そのシートの先端位置合わせ(斜行補正)を行う位置合わせ手段としてのシート搬送機構が開示されている。
以上のように、搬送中のシートの斜行を補正するシート搬送機構としては、大きくは、特許文献1に開示されるような、シートの”一側縁“をガイド板に案内するものと、特許文献2に開示されるような、シートの”先端“がストッパに当接するものの二つの形態があるが、斜行補正を行う為にシート搬送中に作用するシートの基準辺の配置が搬送方向に対して90°異なる。尚、シートの基準辺とは、シートの外周四辺の内、ガイド板又はストッパに沿わせる(当接させる)対象となる辺のことである。
これら二つの形態においては、シートの形状(外形形状)によっては、シート搬送機構の上流側からシート搬送機構にシートを移送する際に、前記シートの”一側縁“又は”先端“に対応するシートの基準辺の配置が合わない場合もあり得る。尚、斜行補正するには、シートの基準辺は、ガイド板又はストッパに沿わせる(当接させる)必要がある為、所定長さフラットな状態が続くことが好ましい。
具体的には、前記シート搬送機構(斜行補正部)の下流部に、折り目加工手段、折り加工手段、糊塗布手段等の加工手段を備えるシート加工装置においては、下流部に備える加工手段の組み合わせ及び配置等に拘束され、給紙部からシート搬送機構にシートを移送する際に、斜行補正を行う為のシートの基準辺の配置が合わない場合もあり得る。
特開平9-267966号公報 特開2005-22820号公報
したがって、本発明の課題は、シートの形状が異なる場合でも、簡単かつ確実にシートの斜行が補正可能で、しかも簡単でコンパクトな構造のシート搬送装置を提供することにある。特に、前記シート搬送機構(斜行補正部)の下流部に、折り目加工手段、折り加工手段、糊塗布手段等の加工手段を備えるシート加工装置において、被加工シートとして、予め外形がカットされたシートを用いる場合であっても、シートの形状に拘わらず用紙の斜行を補正可能とすることである。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、搬送されるシートに作用し、前記シートの斜行を補正する斜行補正機構を備えるシート搬送装置において、
前記斜行補正機構は、前記シートの搬送経路の一側に配設され、搬送方向にのびる基準プレートと、下流側を前記基準プレートに近づけて前記シートの搬送経路に傾斜して配設される補助搬送ベルトを備え、前記搬送されるシートの一側縁を前記基準プレートに当接させることにより、前記シートの斜行を補正する第1の斜行補正機構と、前記補助搬送ベルトを前記基準プレートに対して平行に配設すると共に、前記シートの搬送経路にストッパを介在させ、搬送されてきた前記シートの前端縁を前記ストッパに突当てて、前記シートの斜行を補正する第2の斜行補正機構と、を備え、操作者が、前記シートの形状に基づき予め選択した前記斜行補正機構の種類に応じて、前記補助搬送ベルトが配設される角度を変更する設置角度変更機構をさらに設けた、ことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の用紙搬送装置において、前記ストッパは、前記操作者が予め選択した前記斜行補正機構の種類に応じて、突出位置又は退避位置に設定されるように構成される、ことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の用紙搬送装置において、前記設置角度変更機構において、前記補助搬送ベルトが、前記基準プレートに対して傾斜して配設する前記第1の斜行補正機構が選択された場合と、前記基準プレートに対して平行に配設する前記第2の斜行補正機構が選択された場合に応じて、前記補助搬送ベルトの前記基準プレートに対する設置角度が変更できるように、前記補助搬送ベルトを含む駆動ユニットが、シート搬送装置本体に対して垂直軸周りに回動可能となっている、ことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の用紙搬送装置において、前記補助搬送ベルトの上流側には、搬送されるシートを前記補助搬送ベルトに受け渡す為の上流側搬送ローラ対を備え、前記補助搬送ベルトの下流側には、前記補助搬送ベルトから排出されるシートを受取る為の下流側搬送ローラ対を備え、前記上流側搬送ローラ対及び前記下流側搬送ローラ対は、それぞれ、ニップ部が接離可能に構成されており、前記斜行補正機構による前記シートの斜行補正時においては、前記上流側搬送ローラ対及び前記下流側搬送ローラ対のニップ部を離反させるように、制御手段を制御する、ことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の用紙搬送装置において、前記補助搬送ベルトの上方において前記補助搬送ベルトに接触しつつ回転する一つ又は複数の押さえローラを備え、前記押さえローラは、揺動レバーの先端に回転自在に支持されており、前記揺動レバーの他端は、前記補助搬送ベルトを直角に横切って配設される回動軸を中心に揺動するように支持されている、ことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、給紙手段と、請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載のシート搬送装置と、加工手段を備えたシート加工装置であって、前記加工手段が、折り目加工手段、折り加工手段、及び糊塗布手段の内の少なくとも一つを備えており、被加工シートが前記給紙手段より前記シート搬送装置に向けて搬送され、前記シート搬送装置により斜行補正された後、前記加工手段による所定の加工が行われるように構成されている、ことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、操作者が、シートの形状に基づき予め選択した斜行補正機構の種類に応じて、補助搬送ベルトが配設される角度を変更する設置角度変更機構を設けた為、補助搬送ベルトが、基準プレートに対して傾斜して配設する前記第1の斜行補正機構と、基準プレートに対して平行に配設する第2の斜行補正機構とが、自動的に設定され、便利である。又、補助搬送ベルトが斜行補正機構の二種類間で共有している為、シート搬送装置としてコンパクトに収まる。
請求項2記載の発明によれば、ストッパは、前記操作者が予め選択した前記斜行補正機構の種類に応じて、突出位置又は退避位置に設定されるように構成される為、第1の斜行補正機構と第2の斜行補正機構間におけるシート搬送経路が共有でき、シート搬送装置としてコンパクトに収まる。
請求項3記載の発明によれば、補助搬送ベルトを含む駆動ユニットが、シート搬送装置本体に対して垂直軸周りに回動可能となっている為、設置角度変更機構が簡易な構成で安価に実現することができる。
請求項4記載の発明によれば、補助搬送ベルトの上流側搬送ローラ対及び下流側搬送ローラ対は、それぞれ、ニップ部が接離可能に構成されており、斜行補正機構によるシートの斜行補正時においては、上流側搬送ローラ対及び下流側搬送ローラ対のニップ部を離反させるように、制御する為、シートに皺が発生することを防ぐことができる。
請求項5記載の発明によれば、補助搬送ベルトの上方において補助搬送ベルトに接触しつつ回転する一つ又は複数の押さえローラを備えた為、補助搬送ベルトによるシート搬送時における搬送が安定し、シートに皺が発生することを防ぐことができる。
請求項6記載の発明によれば、シート加工装置において、被加工シートが給紙手段よりシート搬送装置に向けて搬送され、シート搬送装置により斜行補正された後、加工手段による所定の加工が行われるように構成されており、シート搬送装置は、斜行補正機構として第1の斜行補正機構と第2の斜行補正機構を有する為、被加工シートとして、予め外形がカットされたシートを用いる場合であっても、シートの形状に拘わらず用紙の斜行を補正可能とすることができる。
本発明の一実施形態にかかるシート加工装置1の概略構成を示す縦断面図である。 図1のシート加工装置1の平面図である。 本実施形態に係るシート加工装置1で加工処理されるシートSの平面図である。 シート加工装置1における用紙の加工の様子を示す図である。 シート加工装置1における用紙の加工の様子を示す図である。 給紙部及び斜行補正部の概略構成を示す縦断面図である。 図6の給紙部及び斜行補正部の平面図である。 図6の給紙部及び斜行補正部の平面図である。 シート搬送装置本体に対する駆動ユニットの設置角度を説明する平面図である。 シート搬送装置本体に対する駆動ユニットの設置角度を説明する平面図である。 第1の斜行補正機構と第2の斜行補正機構の動作を説明する模式図である。
〔シート加工装置1の全体構成〕
図1は、本発明の一実施形態にかかるシート加工装置1の概略構成を示す縦断面図、図2は前記シート加工装置の平面図である。シート加工装置1は、装置本体10の両端に、給紙部16と、排紙部17とを備えている。給紙部16から排紙部17へは、多数個の対のローラ19からなる搬送部2によって搬送路20が構成されている。
搬送部2は、シートSを、給紙部16から排紙部17へ向けて搬送するようになっている。搬送部2には、搬送駆動部(図示省略)が連結している。そして、搬送路20上には、給紙部16から排紙部17に向けて、斜行補正部4、縦クリース部5、横クリース部6、第1折畳部11、第2折畳部12、第1糊塗布部21、第3折畳部13、第2糊塗布部22、第4折畳部14を備えている。また、シート加工装置1は、装置全体の作動を制御する制御部9を装置本体10内に備えている。
給紙部16は、給紙トレイ94、吸引搬送部95を備える。給紙トレイ94は、シートSが載置される。給紙トレイ94は図示しない昇降部により昇降される。吸引搬送部95は、吸引箱96及び搬送ベルト97を備える。吸引箱96は図2に示す送風機98に接続される。送風機98の駆動により吸引箱96に負圧が発生し、給紙トレイ94上の最上位のシートSが搬送ベルト97の下面に吸着され、下流側の搬送部2に向けて搬送される。
斜行補正部4は、給紙部16の後段に配置されており、給紙部16から排出されたシートSを補助搬送ベルト42上に受け取り、受け取ったシートSの端縁を図2に示す基準プレート44に沿わせるように、シートSを基準プレート44に向けて斜めに搬送しながら、搬送方向下流へ向けて搬送する。尚、補助搬送ベルト42の上方には、補助搬送ベルト42上を搬送するシートSを押さえローラで押さえる押さえローラユニット43が配置されている。
縦クリース部5は、シートSに搬送方向Fに沿った折目Cを形成する。縦クリース部5は上部材51、下部材52、離間部53及び横移動部54を備える。上部材51は、搬送路20の上方に設置される。上部材51は円盤状に形成され、周面に凹溝が形成される。下部材52は上部材51の対向位置で、搬送路20の下方に設置され、又、下部材52は円盤状に形成され、周面が凸状に形成される。離間部53は上部材51を下部材52から離間させる。横移動部54は、上部材51及び下部材52を一体で搬送方向Fに直交する幅方向Wに移動する。
横クリース部6はシートSに幅方向Wに沿った折目Cを形成する。横クリース部6は、凹部材61、凸部材62及び昇降部63を備える。凹部材61は搬送路20の上方に設置され、昇降部63によって昇降される。凸部材62は凹部材61に対向し、搬送路20の下方に設置される。
第1折畳部11は、シートSの後端部分を幅方向Wに沿って折り畳む。第1折畳部11は、第1折畳部材46、第1受板47、第1揺動部48を備える。第1折畳部材46は、第1揺動部48によって第1揺動軸49を軸心とし、下流側の第1受板47に向けて揺動される。
第2折畳部12は、シートSの前端部分を幅方向に沿って折り畳む。第2折畳部12は第2折畳部材56、第2受板57、第2揺動部58を備える。第2折畳部材56は、上流側の第2受板57に向けて第2揺動軸59を軸心に揺動される。
第1糊塗布部21はシートSに幅方向Wに沿って糊を塗布する。第1糊塗布部21は、第1ノズル81、第1糊供給部(図示省略)、第1糊移動部82(図示省略)を備える。第1ノズル81は第1糊供給部からの糊GをシートSに向けて噴射し、シートSに糊Gを塗布する。第1糊供給部は第1ノズル81へ糊Gを供給する。第1糊移動部82は、第1ノズル81を幅方向Wへ移動する。
第3折畳部13は、シートSを搬送方向Fに沿った折目Cで折り畳む。第3折畳部13は、第3折畳部材66、第3受板67、第3揺動部68を備える。第3折畳部材66と、第3受板67とは、幅方向Wに並設される。第3折畳部材66は、搬送方向Fに延在する第3揺動軸69を軸心に、第3揺動部68によって第3受板67に向けて揺動される。
第2糊塗布部22は第1糊塗布部21と同様の構成を有する。
第4折畳部14は、第2折畳部12と同様の構成を有する。但し、折畳み方向は逆方向である。
押圧部8は、シートSの折目Cを押圧する。押圧部8は、上下一対の押圧部材85及び昇降部86を備える。一対の押圧部材85は搬送路20を介し上下に対向配置される。昇降部86は、搬送路20の上方に設置された押圧部材85を対向する他方の押圧部材85に向けて昇降する。
排出部17は、加工処理されたシートSが載置される。排出部17は、排出トレイ99を備える。
〔シート加工装置1の動作〕
次に、シートSの加工処理について、二つの形態を例示して具体的に説明する。
(1)ポケットフォルダの加工処理先ず、ポケットフォルダの加工処理について、図3、図4を用いて説明する。ポケットフォルダとは、二つ折りのファイルを開くとポケットが付いていて、そこへ書類などを収納することができる紙で出来たフォルダーのことである。
図3は、本実施形態に係るシート加工装置1で加工処理されるシートSの平面図である。シートSは抜型によって予め所定形状に切り抜かれている。シートSは、本体B、前糊代D、後糊代E、前折畳片H、後折畳片Iを有する。前糊代D及び後糊代Eには、糊Gが塗布される。前糊代D、後糊代E、前折畳片H、後折畳片Iは、それぞれ前横折目C1、後横折目C2、前縦折目C3、後縦折目C4でそれぞれ本体Bに向けて折り畳まれる。更に、シートSは、本体Bが中央折目C5で半分に折り畳まれることで、同図(b)に示す加工処理物Jが形成される。
図4は、シート加工装置1におけるポケットフォルダの加工の様子を示す図である。シート加工装置1によってシートSを加工処理する際は、図4(a)に示すシートSが給紙トレイ94に載置される。吸引搬送部95によって給紙トレイ94上の最上位のシートSが下流側の斜行補正部4へ供給される。
斜行補正部4で、シートSは、斜行ベルト42の走行によって、図4(a)で左側に示す側縁K(シートSの基準辺)を、基準プレート44に沿わせつつ搬送され、斜行が修正される。尚、斜行補正部4における具体的な斜行補正動作については後述することにする。シートSが縦クリース部5に至ると、図4(b)において、二点鎖線で示すように、搬送方向Fに沿って前縦折目C3及び後縦折目C4が形成される。
その後、シートSは横クリース部6へ搬送される。シートSの前横折目C1が上部材61及び下部材62の間に位置するタイミングで、制御部9(図示省略)は搬送部2によるシートSの搬送を停止する。そして、制御部9は、昇降部63を駆動し、上部材61を、シートSを介して下部材62に係合し、前横折目C1を形成する。後横折目C2についても、前横折目C1と同様に形成される。これより、図4(c)に示す前横折目C1及び後横折目C2が形成される。
その後、シートSの先頭部分は、第1折畳部11を通過し、第2折畳部12に至る。前横折目C1が第2折畳部12の第2揺動軸59の上方に至ると、制御部9は、シートSの搬送を停止する。制御部9は、第2揺動部58を駆動し、前横折目C1でシートSを折り畳み、前糊代Dを本体Bに対向される。これより、シートSは図4(d)に示す状態となる。
その後、制御部9は、搬送部2を駆動し、シートSの先頭部分を第1糊塗布部21及び第3折畳部13を通過させる。前糊代Dが第2糊塗布部22に至るタイミングで、制御部9は搬送部2を停止する。制御部9は第2糊塗布部22の第2ノズル91から糊Gを噴射し、前糊代Dの上面に糊Gを塗布する。これより、シートSは図4(e)に示す状態となる。
更に、制御部9は、前糊代Dへ糊塗布した位置のままシートSを移動させることなく、第3揺動部68を駆動する。第3折畳部材66は第3揺動軸69を軸心に揺動され、第3受板67の対向位置に至る。これにより、図4(f)に示すように、シートSは、前縦折目C3で折り畳まれる。前折畳片Hは本体Bの上方に位置する。このとき、本体Bの上に前糊代Dがすでに位置しており、更に前糊代Dの上面に糊Gが塗布されているので、前糊代Dの上面と前折畳片Hの前端部分下面が接着される。
続いて、制御部9は、搬送部2を駆動する。シートSは下流側へ搬送され、その後、シートSの後部の後折目C2が、第1折畳部11の第1揺動軸49設置位置に至ると、制御部9は搬送部2を停止し、第1揺動部48を駆動する。シートSは後横折目C2で折り畳まれ、後糊代Eが本体Bの上方に位置される。これより、シートSは図4(g)に示す状態となる。
制御部9は、搬送部2を駆動し、後糊代Eが第1糊塗布部21に至るタイミングで、搬送部2を停止する。制御部9が、第1ノズル81から糊Gを噴射すると、図4(h)に示すように、後糊代Eの上面に糊Gが塗布される。そして、制御部9は、第3揺動部68を駆動し、第3折畳部材66を第3揺動軸69を軸心に揺動し、第3受板67の対向位置に位置させる。これにより、図4(i)に示すように、シートSは、後縦折目C4で折り畳まれる。本体Bと後折畳片Iの間に位置する後糊代E上面の糊Gにより、後糊代Eと後折畳片Iの後端部分が接着される。
制御部9は搬送部2を駆動し、中央折目C5が第4折畳部14に至ると、搬送部2を停止する。制御部9は、第4折畳部材76を揺動して、シートSを中央折目C5で折り畳む。これより、シートSは図4(j)に示す状態となる。折り畳まれたシートSは、搬送部2により搬送される。シートSの先頭部分が押圧部8に至ると、制御部9は搬送部2を停止する。制御部9は、昇降部86を駆動し、一対の押圧部材85に上下に重ねられた前折目C1と、後折目C2とを押圧する。これより、シートSは、前折目C1及び後折目C2でしっかりと折り畳まれる。また、塗布された糊Gにより前糊代Dと前折片H、後糊代Eと後折片Iとが強固に接着される。
加工処理により得られた加工処理物Jは、排出トレイ99上に排出される。
(2)箱の加工処理
次に、箱の加工処理について、図5を用いて説明する。ここで箱とは、例えば、ワインボトルを入れる為の箱で、シート加工装置1は、シートSの加工後、人の手を借りて容易に組立の仕上げができる程度にまで完成させる簡易加工を施す機能を有する。
図5は、シート加工装置1における箱の加工の様子を示す図である。図5(a)は、本実施形態に係るシート加工装置1で加工処理されるシートSの平面図である。シートSは抜型によって予め所定形状に切り抜かれている。シート加工装置1によってシートSを加工処理する際は、図5(a)に示すシートSが給紙トレイ94に載置される。吸引搬送部95によって給紙トレイ94上の最上位のシートSが下流側の斜行補正部4へ供給される。
斜行補正部4において、斜行ベルト42を基準プレート44に対して平行に配設すると共に、シートSの搬送経路にストッパ45を介在させ、搬送されてきたシートSの前端縁K´(シートSの基準辺)をストッパ45に突当てて、シートSの斜行を補正する。尚、斜行補正部4における具体的な斜行補正動作については後述することにする。
シートSが縦クリース部5に至ると、図5(a)において、搬送方向Fに沿って第1縦折目f5及び第2縦折目f6が形成される。尚、縦クリース部5は、搬送方向の幅方向二箇所に配設されている。
その後、シートSは横クリース部6へ搬送される。シートSの第1横折目f1、第2横折目f2、第3横折目f3、第4横折目f4がそれぞれ上部材61及び下部材62の間に位置するタイミングで、制御部9は搬送部2によるシートSの搬送を順次停止する。
そして、制御部9は、昇降部63を駆動し、上部材61を、シートSを介して下部材62に係合し、これより、図5(a)に示すシートSの第1横折目f1、第2横折目f2、第3横折目f3、第4横折目f4が順次形成される。
その後、シートSの先頭部分は、第1折畳部11に至る。シートSの第3横折目f3が第1折畳部11の第1揺動軸49の上方に至ると、制御部9は、シートSの搬送を停止する。制御部9は、第1揺動部48を駆動し、第一横折目f3でシートSを折り畳み、前糊代Yを本体Tに対向される。これより、シートSは図5(b)に示す状態となる。
その後、制御部9は、搬送部2を駆動し、シートSの先頭部分を第1糊塗布部21及び第3折畳部13を通過させる。糊代Yが第2糊塗布部22に至るタイミングで、制御部9は搬送部2を停止する。制御部9は第2糊塗布部22の第2ノズル91から糊Gを噴射し、図5(c)に示すように、折片Vの糊代Yの上面に糊Gを塗布する。
制御部9は搬送部2を駆動し、シートSの第1横折目f1が第4折畳部14に至ると、搬送部2を停止する。制御部9は、第4折畳部材77を揺動して、シートSを第1横折目f1で折り畳まれ、折片Vの糊代Y上面の糊Gにより、糊代Yと折片Wが接着される。これより、シートSは図5(d)に示す状態となる。折り畳まれたシートSは、搬送部2により搬送される。シートSの先頭部分が押圧部8に至ると、制御部9は搬送部2を停止する。制御部9は、昇降部86を駆動し、一対の押圧部材85に上下に重ねられた第1横折目f1、第3横折目f3とを押圧する。これより、シートSは、第1横折目f1、第3横折目f3でしっかりと折り畳まれる。また、塗布された糊Gにより折片Vの糊代Y、折片Wとが強固に接着される。
加工処理により得られた加工処理物Jは、排出トレイ99上に排出される。
〔斜行補正機構の動作〕
次に、斜行補正部4における斜行補正機構の動作について、具体的に説明する。図1に示すように、斜行補正部4は、給紙部16の後段に配置されており、給紙部16から搬送されるシートSに作用し、シートSの斜行を補正する第1の斜行補正機構4aと第2の斜行補正機構4bを備えるシート搬送装置である。斜行補正後のシートSは、さらに後段のシート加工手段(折り目加工手段、折り加工手段、糊塗布手段等)に向けて移送される。
図11は、第1の斜行補正機構4aと第2の斜行補正機構4bの動作を説明する模式図である。図11(a)は、第1の斜行補正機構4aを示しており、図11(b)は、第2の斜行補正機構4bを示している。尚、第1の斜行補正機構4aと第2の斜行補正機構4bとは、別々に説明しているが、実機では、基準プレート44、補助搬送ベルト42、ストッパ45は双方共通したものを使用している。又、補助搬送ベルト42については、操作者が、シートSの形状に基づき予め選択した斜行補正機構の種類に応じて、補助搬送ベルト42が配設される角度を変更する設置角度変更機構412を設けている。設置角度変更機構412において、補助搬送ベルト42が、基準プレート44に対して傾斜して配設する第1の斜行補正機構4aが選択された場合と、基準プレート44に対して平行に配設する第2の斜行補正機構4bが選択された場合に応じて、補助搬送ベルト42の基準プレート44に対する設置角度が変更できるように、補助搬送ベルト42を含む駆動ユニット41が、シート搬送装置本体40に対して垂直な回転軸411周りに回動可能となっている。
操作者が予め、第1の斜行補正機構4aを選択した場合は、図11(a)に示すように、
補助搬送ベルト42を基準プレート44に対して、下流側を基準プレート44に近づけて前記シートSの搬送経路に傾斜して配設すると共に、シートSの搬送経路の一側に配設され、搬送方向にのびる基準プレート44を備える。そして、シート加工装置1によってシートSを加工処理する際は、シートSの一側縁K(シートSの基準辺)を図中、上向きで給紙部16より下流側の斜行補正部4へ供給され、搬送されるシートSの一側縁K(シートSの基準辺)を基準プレート44に沿わせつつ搬送されることにより、シートSの斜行を補正する。斜行補正されたシートSは、第1の斜行補正機構4aより下流側に向けて排出される。尚、第1の斜行補正機構4aにおいては、ストッパ45は、搬送されるシートSに干渉しないように退避位置に設定される。
又、操作者が予め、第2の斜行補正機構4bを選択した場合は、図11(b)に示すように、搬送されるシートSが基準プレート44に接触しないように、補助搬送ベルト42を基準プレート44に対して平行に配設すると共に、シートSの搬送経路にストッパ45を介在させ、シートSの前端縁K´(シートSの基準辺)を図中、左向きで給紙部16より下流側の斜行補正部4へ供給され、搬送されてきたシートSの前端縁K´(シートSの基準辺)をストッパ45に突当てて、シートSの斜行を補正する。尚、第2の斜行補正機構4bにおいては、ストッパ45は、予め、搬送されるシートSに干渉するように突出位置に設定され、シートSの前端縁をストッパ45に突当てて、シートSの斜行を補正した後、搬送されるシートSに干渉しないように退避位置に設定される。
操作者が、シート加工装置1によってシートSを加工処理する際、予め、斜行補正機構として、第1の斜行補正機構4a又は第2の斜行補正機構4bの内、どちらか一方を選択するにあたっては、シートSの形状(外形形状)と、シート搬送機構(斜行補正部)の下流部に備える加工手段(折り目加工手段、折り加工手段、糊塗布手段等)の組み合わせ及び配置等を考慮する必要がある。
前述のように、搬送中のシートSの斜行を補正するシート搬送機構としては、大きくは、第1の斜行補正機構4aのような、シートSの”一側縁“を基準プレート44に案内するものと、第2の斜行補正機構4bのような、シートの”先端“がストッパ45に当接するものの二つの形態があるが、斜行補正を行う為にシート搬送中に作用するシートSの基準辺の配置が搬送方向に対して90°異なる。尚、シートSの基準辺とは、シートの外周四辺の内、基準プレート44又はストッパ45に沿わせる(当接させる)対象となる辺のことである。斜行補正するには、シートSの基準辺は、基準プレート44又はストッパ45に沿わせる(当接させる)必要がある為、所定長さフラットな状態が続くことが好ましい。したがって、シートSの形状(外形形状)からシートSの基準辺を選ぶ場合は、所定長さフラットな状態が続く辺を選ぶのがよい。
以上によれば、操作者が、シートの形状に基づき予め選択した斜行補正機構の種類に応じて、補助搬送ベルトが配設される角度を変更する設置角度変更機構を設けた為、補助搬送ベルトが、基準プレートに対して傾斜して配設する前記第1の斜行補正機構と、基準プレートに対して平行に配設する第2の斜行補正機構とが、自動的に設定され、便利である。又、補助搬送ベルトが斜行補正機構の二種類間で共有している為、シート搬送装置としてコンパクトに収まる。
又、ストッパは、前記操作者が予め選択した前記斜行補正機構の種類に応じて、突出位置又は退避位置に設定されるように構成される為、第1の斜行補正機構と第2の斜行補正機構間におけるシート搬送経路が共有でき、シート搬送装置としてコンパクトに収まる。
又、シート加工装置において、被加工シートが給紙手段よりシート搬送装置に向けて搬送され、シート搬送装置により斜行補正された後、加工手段による所定の加工が行われるように構成されており、シート搬送装置は、斜行補正機構として第1の斜行補正機構と第2の斜行補正機構を有する為、被加工シートとして、予め外形がカットされたシートを用いる場合であっても、シートの形状に拘わらず用紙の斜行を補正可能とすることができる。
〔斜行補正機構の構造〕
図6(a)は、給紙部16及び斜行補正部4の概略構成を示す縦断面図である。
給紙部16は、給紙トレイ94、吸引搬送部95を備える。給紙トレイ94は、シートSが載置される。給紙トレイ94は図示しない昇降部により昇降される。吸引搬送部95は、吸引箱96及び搬送ベルト97を備える。吸引箱96は送風機98に接続される。送風機98の駆動により吸引箱96に負圧が発生し、給紙トレイ94上の最上位のシートSが搬送ベルト97の下面に吸着され、下流側の斜行補正部4に向けて搬送される。
斜行補正部4は、給紙部16の後段に配置されており、給紙部16から補助搬送ベルト42に搬送されるシートSに作用し、シートSの斜行を補正する第1の斜行補正機構4aと第2の斜行補正機構4bを備える。補助搬送ベルト42の上流側には、搬送されるシートSを補助搬送ベルト42に受け渡す為の上流側搬送ローラ対192を備え、搬送ベルト42の下流側には、補助搬送ベルト42から排出されるシートSを受取る為の下流側搬送ローラ対191を備え、上流側搬送ローラ対192及び下流側搬送ローラ対191は、それぞれ、ニップ部が接離可能に構成されており、斜行補正機構によるシートSの斜行補正時においては、上流側搬送ローラ対192及び下流側搬送ローラ対191のニップ部を離反させるように、制御手段を制御する。尚、ニップ部の離反は、実施例においては、上流側搬送ローラ対192の上側ローラ192a、及び下流側搬送ローラ対191の上側ローラ191aがそれぞれ上昇することにより離反する。
以上によれば、補助搬送ベルトの上流側搬送ローラ対及び下流側搬送ローラ対は、それぞれ、ニップ部が接離可能に構成されており、斜行補正機構によるシートの斜行補正時においては、上流側搬送ローラ対及び下流側搬送ローラ対のニップ部を離反させるように、制御する為、シートに皺が発生することを防ぐことができる。
補助搬送ベルト42の上方には、前記補助搬送ベルト42に接触しつつ回転する一つ又は複数の押さえローラ431、432、433を備えており、前記押さえローラ431、432、433は、揺動レバー434、435、436の先端に回転自在に支持されており、前記揺動レバー434、435、436の他端は、前記補助搬送ベルト42を直角に横切って配設される回動軸437、438、439を中心に揺動するように支持されている。
以上によれば、補助搬送ベルトの上方において補助搬送ベルトに接触しつつ回転する一つ又は複数の押さえローラを備えた為、補助搬送ベルトによるシート搬送時における搬送が安定し、シートに皺が発生することを防ぐことができる。
補助搬送ベルト42の下流には、突出、退避可能なストッパ45が配設されている。前述のように、第2の斜行補正機構4b選択時に、搬送されるシートの”先端“が突出位置に突出したストッパ45に当接してシートの斜行が補正される。図6(b)、図6(c)に示すように、ストッパ45は、ギアモータ(不図示)により回動される回動軸451に一体的に取付けられており、回動軸451の回動位置によって、図6(b)の突出位置と図6(c)の退避位置が切替可能に構成されている。
〔駆動ユニット41〕
次に、斜行補正機構(4a、4b)における駆動ユニット41の構成について説明する。
駆動ユニット41は、補助搬送ベルト42、補助搬送ベルト駆動手段(不図示)、設置角度変更機構412、押さえローラユニット43などで構成されている。補助搬送ベルト42は、補助搬送ベルト駆動手段によって、シート搬送方向Fに回転する。設置角度変更機構412は、補助搬送ベルト42が、基準プレート44に対して傾斜して配設する第1の斜行補正機構4aが選択された場合と、基準プレート44に対して平行に配設する第2の斜行補正機構4bが選択された場合に応じて、補助搬送ベルト42の基準プレート44に対する設置角度を変更できるように回動可能となっている。
図7、図8は、図6(a)を上から見た平面図である。図7は、補助搬送ベルト42が、基準プレート44に対して傾斜して配設する第1の斜行補正機構4aが選択された場合の設置位置であり、図8は、補助搬送ベルト42が、基準プレート44に対して平行に配設する第2の斜行補正機構4bが選択された場合の設置位置を示している。尚、実施例では、駆動ユニット41には補助搬送ベルト42が5本取付けられている。
次に、駆動ユニット41の回動動作について図9、図10を用いて説明する。図9(a)は、補助搬送ベルト42が、基準プレート44に対して傾斜して配設する第1の斜行補正機構4aが選択された場合の設置位置であり、図10(a)は、補助搬送ベルト42が、基準プレート44に対して平行に配設する第2の斜行補正機構4bが選択された場合の設置位置を示している。尚、両図においては、補助搬送ベルト42及び基準プレート44が省略されている。
駆動ユニット41は、補助搬送ベルト42、補助搬送ベルト駆動手段(不図示)、補助搬送ベルト42の設置角度変更機構412、押さえローラユニット43などが回動フレーム413に取付けられ、回動フレーム413は、シート搬送装置本体40に対して垂直な回動軸411周りに回動可能となっている。回動軸411は、平面視矩形の回動フレーム413の搬送方向上流側の一隅と、シート搬送装置本体40の両側フレーム401a、401bの間に渡された基板フレーム402との間に、垂直に設けられている。
以上によれば、補助搬送ベルトを含む駆動ユニットが、シート搬送装置本体に対して垂直軸周りに回動可能となっている為、設置角度変更機構が簡易な構成で安価に実現することができる。
〔設置角度変更機構412〕
次に、設置角度変更機構412の動作について説明する。
設置角度変更機構412は、回動フレーム413を、シート搬送装置本体40に対して垂直な回動軸411周りに回動可能とする駆動機構であって、回転円板4121とロッド4122などで構成される。図9(b)は、図9(a)における設置角度変更機構412の要部拡大図であり、図10(b)は、図10(a)における設置角度変更機構412の要部拡大図である。図9(b)、図10(b)において、回転円板4121は、回転円板4121の回転軸4125に接続されたギヤモータ414により回転駆動される。
回転円板4121は、シート搬送装置本体40(基板フレーム402)に取付けられているギヤモータ414の回転軸4125に、一体回転可能に固定して設けられている。さらに、回転円板4121には、一端側が回動フレーム413にピン4124を介して回転可能に取付けられているロッド4122の他端側が回転軸4125とずれた位置にピン4123を介してリンク結合されて取り付けられている。
ギヤモータ414により回転軸4125が回転円板4121と共に回転されると、回転円板4121とロッド4122とのリンク結合の作用によって、回動フレーム413は、回動軸411周りに回動する。したがって、回動フレーム413に取付けられている補助搬送ベルト42は、基準プレート44に対して設置角度を変更することができる。
図9(a)は、補助搬送ベルト42が、基準プレート44に対して傾斜して配設する第1の斜行補正機構4aが選択された場合の設置位置であり、図10(a)は、補助搬送ベルト42が、基準プレート44に対して平行に配設する第2の斜行補正機構4bが選択された場合の設置位置を示している。
基準プレート44に対する補助搬送ベルト42の傾斜角度は、フォトインタラプタ等の光学系の検出センサ416、417により検出し、制御部9により設置位置を設定することができる。
検出センサ416、417は、基板フレーム402に取付板418を介して取付けられている。又、遮光板419は、回動フレーム413に一体的に取付けられており、前記回動フレーム413の回動と共に、位置を変動する。
図9(b)は、図9(a)における設置角度変更機構412の要部拡大図であり、図10(b)は、図10(a)における設置角度変更機構412の要部拡大図である。図9(b)は、補助搬送ベルト42が、基準プレート44に対して傾斜して配設する第1の斜行補正機構4aが選択された場合の設置位置であり、検出センサ417が遮光板419により検出(遮光)されている状態を示している。又、図10(b)は、補助搬送ベルト42が、基準プレート44に対して平行に配設する第2の斜行補正機構4bが選択された場合の設置位置であり、検出センサ416が遮光板419により検出(遮光)されている状態を示している。
以上説明した構成により、検出センサ417の遮光状態を検出することにより、第1の斜行補正機構4aが選択された場合の補助搬送ベルト42の設置位置と、第2の斜行補正機構4bが選択された場合の補助搬送ベルト42の設置位置を制御部9により容易に切替えることができる。
本発明における第1の斜行補正機構4aにおいては、補助搬送ベルト42は基準プレート44に対して検出センサ417で決まる所定角度に設定される場合について説明したが、これに限ることなく、例えば、第1の斜行補正機構4aにおける設定角度を任意の角度に調整できるように構成してもよい。
尚、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
F 搬送方向
S 用紙
1 シート加工装置
4 斜行補正部
16 給紙部
41 駆動ユニット
42 補助搬送ベルト
44 基準プレート
45 ストッパ
94 給紙トレイ
402 基板フレーム
411 回転軸
412 設定角度変更機構
413 回動フレーム
414 ギヤモータ
416 検出センサ
417 検出センサ
419 遮光板
4121 回転円板
4122 ロッド

Claims (6)

  1. 搬送されるシートに作用し、前記シートの斜行を補正する斜行補正機構を備えるシート搬送装置において、
    前記斜行補正機構は、前記シートの搬送経路の一側に配設され、搬送方向にのびる基準プレートと、下流側を前記基準プレートに近づけて前記シートの搬送経路に傾斜して配設される補助搬送ベルトを備え、前記搬送されるシートの一側縁を前記基準プレートに当接させることにより、前記シートの斜行を補正する第一の斜行補正機構と、
    前記補助搬送ベルトを前記基準プレートに対して平行に配設すると共に、前記シートの搬送経路にストッパを介在させ、搬送されてきた前記シートの前端縁を前記ストッパに突当てて、前記シートの斜行を補正する第二の斜行補正機構と、を備え、
    操作者が、前記シートの形状に基づき予め選択した前記斜行補正機構の種類に応じて、前記補助搬送ベルトが配設される角度を変更する設置角度変更機構をさらに設けた、ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記ストッパは、前記操作者が予め選択した前記斜行補正機構の種類に応じて、突出位置又は退避位置に設定されるように構成される、ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記設置角度変更機構において、前記補助搬送ベルトが、前記基準プレートに対して傾斜して配設する前記第一の斜行補正機構が選択された場合と、前記基準プレートに対して平行に配設する前記第二の斜行補正機構が選択された場合に応じて、前記補助搬送ベルトの前記基準プレートに対する設置角度が変更できるように、前記補助搬送ベルトを含む駆動ユニットが、シート搬送装置本体に対して垂直軸周りに回動可能となっている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記補助搬送ベルトの上流側には、搬送されるシートを前記補助搬送ベルトに受け渡す為の上流側搬送ローラ対を備え、前記補助搬送ベルトの下流側には、前記補助搬送ベルトから排出されるシートを受取る為の下流側搬送ローラ対を備え、前記上流側搬送ローラ対及び前記下流側搬送ローラ対は、それぞれ、ニップ部が接離可能に構成されており、前記斜行補正機構による前記シートの斜行補正時においては、前記上流側搬送ローラ対及び前記下流側搬送ローラ対のニップ部を離反させるように、制御手段を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のシート搬送装置。
  5. 前記補助搬送ベルトの上方において前記補助搬送ベルトに接触しつつ回転する一つ又は複数の押さえローラを備え、前記押さえローラは、揺動レバーの先端に回転自在に支持されており、前記揺動レバーの他端は、前記補助搬送ベルトを直角に横切って配設される回動軸を中心に揺動するように支持されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のシート搬送装置。
  6. 給紙手段と、請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載のシート搬送装置と、加工手段を備えたシート加工装置であって、
    前記加工手段が、折り目加工手段、折り加工手段、及び糊塗布手段の内の少なくとも一つを備えており、被加工シートが前記給紙手段より前記シート搬送装置に向けて搬送され、前記シート搬送装置により斜行補正された後、前記加工手段による所定の加工が行われるように構成されている、ことを特徴とするシート加工装置。

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