JP4420541B2 - シート材の積層体の位置決め装置及びこれを用いた写真付きハガキの製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハガキ等のシート材をこれに貼り付ける写真とともに所定位置に位置決めするための位置決め装置及びこれを用いた写真付きハガキの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
帯状写真をラインに流すとともに1枚ずつハガキを繰り出してその裏面を帯状写真に糊付けし、ラインを搬送しながらハガキを貼り付けた帯状写真をカットして1枚の写真付きハガキを製造する装置として、従来から各種のものが使用されている。このような装置としては、本願出願人が提案して特開平5−131782号として公開した公報に記載のものがある。これは、帯状写真を巻いてラインに供給するリールとハガキを1枚ずつ繰り出すハガキ繰出しユニットと、帯状写真の裏面に糊を塗る糊塗布ユニットと、ハガキを帯状写真に押しつけて貼り付ける圧着部とを備え、この圧着部の下流にカッタ及びスリッタを設ける構成としたものである。
【0003】
近来では、帯状写真に代えて単葉の写真を繰り出してその裏面に糊塗布ユニットによって糊を塗布し、ハガキとの合流点で写真とハガキを一体にして下流のカッタ及びスリッタに送り出す構成としたものも使用されている。このような単葉の写真と1枚のハガキを合流地点で貼り付けする場合には、写真及びハガキの供給源から合流地点に至るときに、合流地点で写真とハガキとが完全に重なるように搬送することが必要である。このため、従来では写真とハガキの搬送路のそれぞれにたとえば光学系のセンサを配置しておき、このセンサによって写真とハガキの位置を検出し、搬送路の搬送量を制御することによって写真とハガキとを重ね合わせるようにしている。すなわち、写真とハガキのそれぞれの専用の搬送路を合流地点まで設けておき、たとえば写真及びハガキの先端の位置をセンサで検出し、合流地点で先端どうしが一致するようにそれぞれの搬送路の搬送速度を制御するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、センサの写真及びハガキの位置検出によりそれぞれの搬送速度を制御する場合は、位置検出から搬送速度の調整までの制御に応答遅れが発生することがある。このため、センサによる写真及びハガキの位置検出は高精度でできても、搬送速度の応答遅れにより写真とハガキの先端を一致させて合流地点に到達させることには困難さが残る。また、搬送路の搬送速度が適正に制御されても、搬送中に写真はハガキがスリップしてしまうことがあり、このスリップによって写真とハガキの合流地点での先端の位置合わせができない。
【0005】
このように、従来の写真付きハガキの製造装置では、写真とハガキの合流地点での位置合わせが高精度で実行できず、写真とハガキがその搬送方向にずれた関係となって製品化されてしまう。また、写真付きハガキの製造装置の分野だけでなく、単葉のシート材を2枚重ね合わせて各種の操作や加工をするようなラインにおいても同様な問題が発生する。
【0006】
そこで、本発明は搬送されるシート材を少なくとも2枚重ね合わせて貼り付けたりする場合に好適な位置決め装置及びこれを用いた写真付きハガキの製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のシート材の積層体の位置決め装置は、ハガキ等のシート材が少なくとも2枚以上それぞれ別々の搬送駆動路から順に搬送される搬送路に備える位置決め装置であって、前記搬送路に前記シート材の搬送方向とほぼ直交する姿勢として回転自在とした位置決めローラを備え、前記シート材が前記位置決めローラの周面の定位置に係合し前記シート材の最終枚目が搬送されたとき、前記搬送駆動路による前記シート材の搬送力によって前記位置決めローラを回動させ積層された前記シート材の通過を許す構成としたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、位置決めローラの周面の定位置にシート材の先端が突き当たることにより、積層するシート材の先端どうしを一致させた位置決めが機械的にでき、シート材の位置検出に基づく搬送速度の制御に頼るよりも、高い精度でシート材の位置決めができる。
【0009】
本発明のシート材の積層体の位置決め装置においては、前記位置決めローラは、その周面に前記シート材の先端を受ける突起を備えるとともに、前記位置決めローラの軸にはカウンタウエイトを連接して前記突起が前記シート材を受ける姿勢に保持可能とし、前記シート材の最終枚目が前記突起に突き当たったとき、前記カウンタウエイトの付勢に抗して前記位置決めローラを前記突起による前記シート材の拘束を解く向きに回動可能とした構成とすることができる。
【0010】
この構成では、カウンタウエイトの重量配分を適切にすることによって、シート材がその最大枚数まで積層されるまで突起によってシート材の先端部が一致するように位置決めでき、この後カウンタウエイトを勝るシート材の搬送力によって位置決めローラが回転してシート材の積層体を搬送路の下流に流すことができる。
【0011】
また、本発明の写真付きハガキの製造装置は、ハガキを1枚ずつ繰り出すハガキ繰出しユニットと、写真を1枚ずつ繰り出す写真繰出しユニットと、これらのユニットのそれぞれの下流に配置され末端が合流するように配置した一対の搬送駆動路と、前記一対の搬送駆動路のいずれか一方に配置され前記ハガキまたは写真の裏面に接着材を塗布する接着剤塗布手段と、前記一対の搬送駆動路の合流部の下流に前記ハガキと写真とを圧着する圧着手段を少なくとも備える写真付きハガキの製造装置であって、前記一対の搬送駆動路の合流部に先の構成のシート材の積層体の位置決め装置を備えていることを特徴とする。
【0012】
本発明の写真付きハガキの製造装置では、ハガキと写真のそれぞれの先端が一致するように位置決め装置によって位置決めした後、圧着手段による圧着工程に向かわせることができ、ハガキと写真とを互いに適正な位置関係として貼り付けた写真付きハガキを得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本発明の位置決め装置を含む写真付きハガキの製造装置の内部機構を示す概略図である。
【0015】
図において、本体1の内部には、単葉のハガキLを積層搭載して1枚ずつ繰り出すためのハガキ繰出しユニット2と、単葉の写真Pを積層搭載して同様に1枚ずつ繰り出す写真繰出しユニット3が配置されている。ハガキ繰出しユニット2はハガキLを搭載する搬送ベルト2aとその上面に固定され1枚のハガキLを切り出す切出ローラ2bを備えたものである。写真繰出しユニット3はハガキ繰出しユニット2の上方に右下がりの姿勢として配置され、ハガキ繰出しユニット2と同様に搬送ベルト3aと1枚の写真Pを切り出す切出ローラ3bを備えたものである。なお、搬送ベルト2a,3aも含めて以降に説明する各搬送ベルトは共通の駆動モータ(図示せず)によって連動し、コントローラ(図示せず)によってそれぞれの走行及び停止の操作を可能としたものである。
【0016】
ハガキ繰出しユニット2の下流には搬送ベルト2aと同じレベルとして中継搬送ベルト4が配置されている。この中継搬送ベルト4は、その入側の上面にハガキ繰出しユニット2からのハガキLをニップするための3個のニップローラ4a,4b,4cを上面に配置したものである。そして、ニップローラ4b,4cの間にはハガキLの先端の位置を検出するための光学式のセンサ4dを付帯している。
【0017】
写真繰出しユニット3の下流には、搬送ベルト3aと同じ傾斜角度で斜行搬送ベルト5が配置されている。この斜行搬送ベルト5も中継搬送ベルト4と同様に写真繰出しユニット3からの1枚の写真をニップするための3個のニップローラ5a,5b,5cを上面に配置したものである。そして、ニップローラ5b,5cの間及びニップローラ5cの下流には、搬送される写真Pの先端を検出する光学式の第1のセンサ5dと第2のセンサ5eをそれぞれ配置している。
【0018】
斜行搬送ベルト5の末端部の近傍には写真Pの裏面に糊を塗布する塗布ノズル6を配置している。この塗布ノズル6は図示の姿勢から時計方向にほぼ90°回転動作可能であり、塗布ノズル6に対向して配置されたバックアップベルト6aとの間に写真Pを差し込んで塗布ノズル6から吐出される糊をこの写真Pの裏面に塗布する。なお、バックアップベルト6aは4個のプーリ6bによって閉ループ状に形成され、写真Pの搬送方向に走行可能としたものである。
【0019】
中継搬送ベルト4の搬送方向の末端部とバックアップベルト6aとがほぼ交差する部分であってハガキLと写真Pが合流する合流部分には、中継搬送ベルト4から搬送されるハガキLの先端を検出する光学式のセンサ7が搬送ラインの下側に配置されている。そして、このセンサ7のすぐ下流には、ハガキLと写真Pのそれぞれの先端を一致させて位置決めするための位置決め装置Aを配置している。この位置決め装置Aについては後に詳述する。
【0020】
位置決め装置Aの下流には、ハガキLを下に及び写真Pを上にして重合されたものを圧着して塗布ノズル6によって写真Pの裏面に塗布された糊によりハガキLと写真Pを接着するための一対の圧着ローラ8a,8bを備えている。また、これらの圧着ローラ8a,8bの下流にはカッタユニット9及びスリッティングユニット10が順に配置されている。
【0021】
カッタユニット9は、センサ9bを付帯した搬送ベルト9aの上流側及び下流側の両端にそれぞれギロチン式のカッタ9c,9dを配置したものである。この、カッタユニット9は貼り合わされたハガキLと写真Pの先端をセンサ9bで検出して所定の位置に停止させ、カッタ9c,9dによって貼り合わされたハガキLと写真Pの先端と後端を同時にカットして所定の寸法に裁断する。一方、スリッティングユニット10は、搬送ベルト10aの幅員方向の両端に沿って上下に一対の円板状のスリッタ刃10b,10cを備えたものである。そして、カッタユニット9で裁断された写真P付きハガキLを搬送ベルト10aで送りながらスリッタ刃10b,10cによって写真P付きハガキLの幅員方向の両端をスリッティングして所定寸法に仕上げる。ここで、カッタユニット9にハガキLと写真Pを接着したものを停止させるとき、センサ9bで位置検出してカッタユニット9に対して位置決め停止させることができる。これに対し、カッタユニット9にハガキLと写真Pを接着したものに機械的に係合するストッパを設けておけば、このストッパによってハガキLと写真Pを接着したものをカッタユニット9に対して正確に位置決めでき、高精度でのカットが可能となる。
【0022】
なお、ハガキ繰出しユニット2及び写真繰出しユニット3のそれぞれから位置決め装置Aを経てカッタユニット9に至るまでの搬送路には、ハガキL及び写真Pの幅員を案内するガイドを備えるものとする。このガイドにより、ハガキL及び写真Pはその幅員が搬送方向と常に直交する姿勢となるように搬送される。
【0023】
図2は位置決め装置Aの詳細であってラインの下流側から観た正面図、図3は図2の切欠左側面図である。
【0024】
位置決め装置Aは、ハガキL及び写真Pの搬送ラインの幅員に沿って配置される一対のフレーム11a,11bに回転自在に保持された位置決めローラ12とその上に同様に回転自在に保持された押圧ローラ13との組み合わせとして構成されている。これらの位置決めローラ12と押圧ローラ13は、それぞれフレーム11a,11bに回転自在に支持される金属製の支軸12a,13aに一体に形成した合成樹脂製のものである。そして、位置決めローラ12と押圧ローラ13は、中継搬送ベルト4からのハガキLと斜行搬送ベルト5からの写真Pを重ね合わせたものが通過できる程度のギャップを持つように搬送ラインを上下に配置されている。位置決めローラ12は図3に示すように周面の一部を切欠させた平坦部分に断面の半径方向に突き出る一対の突起12bを設けたものである。これらの突起12bどうしの間の距離はハガキL及び写真Pの幅員よりも少し小さい程度とする。一方、押圧ローラ13には突起12bに対応する部分にこれらの突起12bが入り込む溝13bを形成している。
【0025】
位置決めローラ12の支軸12aには、フレーム11bから外に突き出た部分にカウンタウエイト14を連接する。このカウンタウエイト14は図示の例では3個のブロック14aにより構成されたもので、支軸12aを半径方向に貫通するボルト15に螺合した2個のナット15a,15bによってこれらのブロック14aが固定されている。一方、フレーム11bにはカウンタウエイト14を受けるストッパ16を設けている。このようなカウンタウエイト14を位置決めローラ12に連接することにより、位置決めローラ12を回転させる負荷がないときには、図3に示すようにストッパ16にカウンタウエイト14が突き当たって図示の姿勢に保持される。すなわち、ストッパ16にカウンタウエイト14が突き当たっているときには、突起12bがほぼ鉛直姿勢となって押圧ローラ13の溝13bの中に入り込み、突起12bがハガキLと写真Pの搬送ラインを遮断する。そして、突起12bを図3において右側に押す作用力が働き、この作用力の支軸12a周りの時計方向のモーメントがカウンタウエイト14の反時計方向のモーメントよりも大きくなると、支軸12aは図3において時計方向に回動する。したがって、支軸12aと一体となっている位置決めローラ12も時計方向に回動して、突起12bが搬送ラインよりも下側に移動してこの搬送ラインを開くようになる。より具体的には、中継搬送ベルト4によるハガキLの搬送力に対してはカウンタウエイト14のほうが勝るようにしてハガキLだけの通過を阻止し、ハガキLの搬送力に加えて斜行搬送ベルト5による写真Pの搬送力が作用するとカウンタウエイト14を図3において時計方向に回転するように、カウンタウエイト14の重量を設定する。
【0026】
以上の構成において、操作盤(図示せず)のスタートスイッチをオンすると、ハガキ繰出しユニット2の搬送ベルト2aと中継搬送ベルト4が駆動され、ハガキ繰出しユニット2から1枚のハガキLが搬送ベルト2aと切出ローラ2bにニップされて繰り出される。ハガキLの先端がセンサ4dで検出されると搬送ベルト2aの駆動は停止し、図4に示すように中間搬送ベルト4によってのみハガキLが継続して搬送され、中間搬送ベルト4による送り力を受けながらハガキLの先端は位置決めローラ12の突起12bに突き当たって停止する。一方、ハガキLの搬送によりその先端がセンサ7によって検出されると、写真繰出しユニット3の搬送ベルト3aと斜行搬送ベルト5が駆動して切出ローラ3bによりニップによって1枚の写真Pが繰り出される。そして、センサ5dが写真Pの先端を検出すると、搬送ベルト3aは停止し斜行搬送ベルト5によってのみ写真Pが継続して搬送される。写真Pが移動してその先端をセンサ5eが検出すると、図5に示すように塗布ノズル6が元の姿勢から時計方向に90°回転し、この塗布ノズル6とバックアップベルト6aの間を写真Pが進む間にこの写真Pの裏面(図5においては下面)に糊が塗布される。
【0027】
以上までの工程で、ハガキLは中継搬送ベルト4の搬送力を受けながらその先端を位置決めローラ12の突起12bに突き当てた状態で停止している。一方、写真Pは塗布ノズル6による糊の塗布を受けながら斜行搬送ベルト5により送りを受け、図5に示すようにその先端が位置決めローラ12の突起12bに突き当たるようになる。すなわち、ハガキLは図3の一点鎖線で示すように先行して突起12bに突き当たり、中継搬送ベルト4により送りが与えられているものの、ハガキLが突起12bを押す力はカウンタウエイト14を回動させるに足りないので、停止したままである。そして、搬送されてきた写真Pが突起12bに突き当たると、この写真Pの先端も突起12bによって一時的に停止する。したがって、突起12bによりハガキLと写真Pとの先端が一致するように位置決めされる。
【0028】
写真Pは斜行搬送ベルト5によって送りを与えられているので、その作用力が突起12bに加わり、前述のカウンタウエイト14の重量の設定により、ハガキLと写真Pの両方の搬送力によって突起12bが図3において右側に押される。したがって、位置決めローラ12も時計方向に回動して図6に示す姿勢となる。これにより、ハガキLと写真Pは位置決めローラ12と押圧ローラ13のギャップの間を抜けながら圧着ローラ8a,8b側に供給され、図6の状態においてハガキLと写真Pとが糊により一体に接合される。
【0029】
図7は以上の工程までのハガキL及び写真Pの搬送と位置決めを模式的に示す平面図である。
【0030】
図7に示すように、ハガキLと写真Pの搬送路にはこれらの幅員を案内して位置決めするための一対のガイド17a,17bを備えるものとする。同図の(a)のようにまずハガキLが先行して搬送され、中継搬送ベルト4により送りを与えられているものの、同図の(b)に示すようにハガキLの先端は突起12bに突き当たって停止する。その後、同図(c)に示すように写真Pが斜行搬送ベルト5によってハガキLの上に被さるように搬送され、この写真Pも同図の(d)に示すように突起12bに突き当たる。このとき、ハガキLと写真Pとは突起12bによる機械的な手段によって先端どうしが一致するように位置決めされる。そして、突起12bにはハガキLに対する中継搬送ベルト4の搬送力に加えて写真Pに対する斜行搬送ベルト5の搬送力が作用するので、ハガキLと写真Pが突起12bを押し退けるようになり、前述のように位置決めローラ12を図3において時計方向に強制的に回動させてハガキLと写真Pが相互に位置決めされて下流側に搬送される。
【0031】
このように、ハガキLが突起12bを押すだけでは位置決めローラ12は回転せず、写真Pの搬送力が加わったときに位置決めローラ12が回転してハガキLと写真Pを通過させることができる。そして、停止しているハガキLに対して写真Pが突起12bに突き当たったときに、ハガキLと写真Pの先端を一致させる位置決めが可能である。したがって、光学的にハガキLと写真Pの位置を検出して搬送ベルトの搬送速度を制御では、制御の応答遅れやハガキL及び写真Pのスリップ等を生じることがあるのに対し、突起12bによる機械的な位置決めにより高精度でハガキLと写真Pの位置決め揃えができる。
【0032】
圧着ローラ8a,8bを抜けた後に一体となったハガキLと写真Pは更に下流に進み、センサ9bで先端が検出された後に図8に示すようにカッタユニット9内の搬送ベルト9a上で一時停止し、図9に示すようにカッタ9c,9dによりハガキLと写真Pの積層体の先端と後端が切り揃えられる。この後、ハガキLと写真Pの積層体は搬送ベルト9aでスリッティングユニット10に送られ、搬送ベルト10aにより送りを与えられながらスリッタ刃10b,10cにより幅員方向の両端がスリッティングされ、最終製品である写真付きハガキとして本体1から排出される。
【0033】
【発明の効果】
本発明のシート材の積層体の位置決め装置では、積層するシート材の先端どうしを一致させた位置決めが機械的にでき、シート材の位置検出に基づく搬送速度の制御に頼るよりも、高い精度でシート材の位置決めができる。
【0034】
また、本発明の写真付きハガキの製造装置では、ハガキと写真のそれぞれの先端が一致するように位置決め装置によって位置決めした後、圧着手段による圧着工程に向かわせることができ、ハガキと写真とを互いに適正な位置関係として貼り付けた写真付きハガキを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の位置決め装置を含む写真付きハガキの製造装置の内部機構を示す概略図である。
【図2】 位置決め装置を搬送路の下流側から観た正面図である。
【図3】 位置決め装置の要部を示す切欠側面図である。
【図4】 ハガキ繰出しユニットからハガキを繰り出してその先端を位置決めローラの突起に突き当てた状態を示す図である。
【図5】 写真繰出しユニットから写真を繰り出してその先端を位置決めローラの突起に突き当てた状態を示す図である。
【図6】 位置決めローラが時計方向に回動してハガキと写真の積層体の先端部がカッタユニットに達した状態を示す図である。
【図7】 位置決め装置に対するハガキと写真の位置決めと送りを説明するための模式平面図である。
【図8】ハガキと写真の積層体がカッタユニットに到達して一時停止している状態を示す図である。
【図9】 カッタユニットによってハガキと写真の積層体の先端と後端がカットされた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 本体
2 ハガキ繰出しユニット
2a 搬送ベルト
2b 切出ローラ
3 写真繰出しユニット
3a 搬送ベルト
3b 切出ローラ
4 中継搬送ベルト
4a,4b,4c ニップローラ
4d センサ
5 斜行搬送ベルト
5a,5b,5c ニップローラ
5d,5e センサ
6 塗布ノズル
6a バックアップベルト
6b プーリ
7 センサ
8a,8b 圧着ローラ
9 カッタユニット
9a 搬送ベルト
9b センサ
9c,9d カッタ
10 スリッティングユニット
10a 搬送ベルト
10b,10c スリッタ刃
11a,11b フレーム
12 位置決めローラ
12a 支軸
12b 突起
13 押圧ローラ
13a 支軸
13b 溝
14 カウンタウエイト
14a ブロック
15 ボルト
15a,15b ナット
16 ストッパ
17a,17b ガイド
Claims (3)
- ハガキ等のシート材が少なくとも2枚以上それぞれ別々の搬送駆動路から順に搬送される搬送路に備える位置決め装置であって、前記搬送路に前記シート材の搬送方向とほぼ直交する姿勢として回転自在とした位置決めローラを備え、
前記位置決めローラは、その周面に前記シート材の先端を受ける突起を備え、
前記シート材が前記位置決めローラの周面の定位置に前記突起に突き当たって停止し、前記シート材の最終枚目が搬送されたとき、前記搬送駆動路による前記シート材の搬送力によって前記突起を押し退けて前記位置決めローラを回動させ、積層された前記シート材の通過を許す構成としたことを特徴とするシート材の積層体の位置決め装置。 - 前記位置決めローラの軸にはカウンタウエイトを連接して前記突起が前記シート材を受ける姿勢に保持可能とし、前記シート材の最終枚目が前記突起に突き当たったとき、前記カウンタウエイトの付勢に抗して前記位置決めローラを前記突起による前記シート材の拘束を解く向きに回動可能としたことを特徴とする請求項1記載のシート材の積層体の位置決め装置。
- ハガキを1枚ずつ繰り出すハガキ繰出しユニットと、写真を1枚ずつ繰り出す写真繰出しユニットと、これらのユニットのそれぞれの下流に配置され末端が合流するように配置した一対の搬送駆動路と、前記一対の搬送駆動路のいずれか一方に配置され前記ハガキまたは写真の裏面に接着材を塗布する接着剤塗布手段と、前記一対の搬送駆動路の合流部の下流に前記ハガキと写真とを圧着する圧着手段を少なくとも備える写真付きハガキの製造装置であって、前記一対の搬送駆動路の合流部に請求項1または2記載のシート材の積層体の位置決め装置を備えていることを特徴とする写真付きハガキの製造装置。
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JP3189107B2 (ja) | 枚葉シートのラミネート加工法 |
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