JP2007130707A - 紙切断搬送装置及び紙切断搬送方法 - Google Patents

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【課題】切断時に発生する紙の紙粉の発生を抑制するとともにコスト削減を図ることのできる紙切断搬送装置及び紙切断搬送方法を提供する。
【解決手段】フィードロール10及びピンチロール11(以下、単にロールと称す)の間にロール紙2を挟み込んで給紙する給紙部3と、ロール紙2を搬送方向と直交する方向に切断して単位紙5にする切断部4と、後続の単位紙5との間に搬送方向上流側との速度差を利用して間隔をあける間隔形成搬送部7と、該間隔形成搬送部7よりも低速で駆動され該間隔形成搬送部7との速度差を利用して単位紙5を複数枚積層させて搬送する積層搬送部8とを有し、切断部4と間隔形成搬送部7との間にロールよりもやや高速且つ間隔形成搬送部7よりも低速で駆動する切断搬送部8を設け、供給されるロール紙2に対してロールとの速度差を利用してテンションを与えつつ切断部で切断して単位紙5を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続して送られてくるロール紙を所定の寸法に切断する紙切断搬送装置及び紙切断搬送方法に関するものである。
従来、紙切断搬送装置としては、例えば図2及び図3に示すような紙切断搬送装置43が知られている。この紙切断搬送装置43は、図3に示すように、複数のロール紙本体2’がセットされることになり、これらのうちの一つから連続的に給紙されてくるロール紙2を、フィードロール10(ローラ)及びピンチロール11(ローラ)の間で挟み込んで給紙する給紙部(給紙手段)3によって切断工程へと送り出し、ターニングナイフ15によって単位紙5に切断していく。切断された単位紙5を搬送する第1無段ベルト45は、フィードロール10及びピンチロール11よりも15%から20%程度高速で駆動されており、給紙部3から給紙されてくるロール紙2にテンションを与えながら切断部(切断手段)4により切断させるとともに、切断後の単位紙5を第2無段ベルト46へと搬送する機能を有している。さらに、この第1無段ベルト45は、フィードロール10及びピンチロール11よりも高速に駆動されるため、先に作成された単位紙5を押さえベルト44との間に挟み込んで迅速に第2無段ベルト46へと搬送することができ、その結果、後に作成される単位紙5との間に間隔を持たせるようになっている。第2無段ベルト46は、第1無段ベルト45よりもその駆動速度が遅くなっており、該第2無段ベルト46上に搬送された先の単位紙5に重なるようにして後続の単位紙5が重なっていき、これらの単位紙5が複数枚重なった状態で次工程へと搬送される。ここで、第1無段ベルト45から、これよりも駆動速度が遅い第2無段ベルト46上に先の単位紙5が受け渡される際に、後続の単位紙5との間隔が狭いと、第1無段ベルト45から後端が完全に離反する前に後続の単位紙5の先端がぶつかってしまう。そのため、第1無段ベルト45の回転駆動速度をフィードロール10及びピンチロール11の回転速度よりも上記のように高速にして単位紙5同士との間隔を十分にあけておく必要がある。
しかしながら、単位紙5同士の間隔を形成するために、第1無段ベルト45をフィードロール10及びピンチロール11よりも高速に駆動させると、切断に必要なテンション以上の張力がロール紙2に掛かってしまい、その結果、切断と同時に紙の紙粉が特に切断端に発生し易くなる。特に、嵩高紙の場合にはその傾向が顕著になる。
このように、シート状のロール紙等を所定の寸法に切断して単位紙を作成する従来の紙切断搬送装置においては、カッターによる切断端付近に紙粉が発生しやすい。こうした紙の紙粉を適切に取り除かずに搬送を続けると、空気の流れによっては切屑が空中に飛散して切断装置の故障を引き起こす原因となるばかりか、単位紙に印刷を施す際、単位紙の表面に付着した紙粉等によって良好に印刷が行われないという問題があった。
このような紙粉を除去するため、従来においても紙製品類等の紙粉除去装置が種々提案されている。特許文献1には、単位紙の表面に、回転ブラシを回転させつつ擦り付け、回転ブラシにて単位紙の紙粉を払い落として除去するとともに、吸引器を設けて単位紙上の紙粉を吸引除去する紙粉除去装置が開示されている。これにより、紙粉の除去は略可能となり、紙粉が空中に飛散したり単位紙の表面に付着したりすることは防止できる。
特開平5−50710号公報
しかし、上述した特許文献1においては、回転ブラシや吸引器を別途設ける必要があり、設備コストが掛かってしまうという問題があった。そのため、発生した紙粉を除去する装置を用いるのではなく、切断に起因して生じる紙粉自体の発生を抑制することが望まれている。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであって、その目的とするところは、
切断時に発生する紙の紙粉の発生を抑制するとともにコスト削減を図ることのできる紙切断搬送装置及び紙切断搬送方法の提供にある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、2つのローラ間にロール紙を挟み込んで給紙する給紙手段と、給紙手段によって給紙されたロール紙をその搬送方向と直交する方向に切断して単位紙にする切断手段と、該切断手段で切断された単位紙と後続の単位紙との間に、搬送方向上流側との速度差を利用して間隔をあける間隔形成搬送手段と、該間隔形成搬送手段よりも低速で駆動され、該間隔形成搬送手段との速度差を利用して単位紙を複数枚積層させて搬送する積層搬送手段と、を有して構成される紙切断搬送装置において、切断手段と間隔形成搬送手段との間に、ローラよりもやや高速且つ間隔形成搬送手段よりも低速で駆動される切断搬送手段を設け、該切断搬送手段は、給紙手段によって供給されるロール紙に対してローラとの速度差を利用してテンションを与えつつ該ロール紙を切断手段によって切断させて単位紙を形成させ、該単位紙を間隔形成搬送手段へと搬送することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、2つのローラ間に挟み込まれて給紙されるロール紙をその搬送方向と直交する方向に切断して単位紙にする切断工程と、該切断工程で切断された単位紙と後続の単位紙との間に、搬送方向上流側との速度差を利用して間隔をあける間隔形成搬送工程と、該間隔形成搬送工程よりも低速で単位紙を搬送し、該間隔形成搬送工程との速度差を利用して単位紙を複数枚積層させて搬送する積層搬送工程と、を有する紙切断搬送方法において、切断工程は、ローラよりもやや高速且つ間隔形成搬送工程よりも低速でロール紙を搬送するように駆動することで、ローラとの速度差を利用してロール紙に対してテンションを与えつつ該ロール紙を切断して単位紙を形成することを特徴とする。
本発明の紙切断搬送装置によれば、切断手段と間隔形成搬送手段との間に、ローラよりもやや高速且つ間隔形成搬送手段よりも低速で駆動される切断搬送手段を設けたことにより、ローラとの速度差を利用することで、給紙手段によって供給されるロール紙に対して、切断に必要なテンションのみを与えることができる。そのため、単位紙を必要以上に引っ張りながら切断することで発生していた紙粉を抑制することができ、良好な単位紙を形成することができる。このように、紙粉の発生事態を抑制することができるので、紙粉除去ブラシや吸引装置等を別途用意する必要がなくなり、設備コストが増加することを防ぐことができる。勿論、切断搬送手段の下流に設けられた、これよりも速度の速い間隔形成搬送手段によって単位紙同士の間隔をあけることができるため、そのさらに下流の積層搬送手段で速度が遅くなっても単位紙同士の衝突は従来通り回避できる。
また、本発明の紙切断搬送方法によれば、切断工程において、ローラよりもやや高速且つ間隔形成搬送工程よりも低速でロール紙を搬送することで、ロール紙に対して、切断に必要なテンションのみを与えることができる。そのため、単位紙を必要以上に引っ張りながら切断することで発生していた紙粉を抑制することができ、良好な単位紙を形成し、搬送することができる。このように、紙粉の発生事態を抑制することができるので、紙粉除去ブラシや吸引装置等を別途用意する必要がなくなり、設備コストが増加することを防ぐことができる。勿論、切削工程後の間隔形成搬送工程で切断工程よりも速い速度で単位紙を搬送することで、単位紙同士の間隔をあけることができるため、その後の積層搬送工程で速度が遅くなっても単位紙同士の衝突は従来通り回避できる。
以下、本発明の一実施形態について図1に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の紙切断搬送装置1は、連続する長尺のロール紙2を給紙する給紙部(給紙手段)3と、この給紙部3によって給紙されたロール紙2を設定された長さに切断する切断部(切断手段)4と、ロール紙2の切断を補助するとともに切断することで形成された単位紙5を搬送する切断搬送部(切断搬送手段)6と、後続する単位紙5との間に間隔を形成する間隔形成搬送部(間隔形成搬送手段)7と、後続する単位紙5を複数枚積層させて搬送する積層搬送部(積層搬送手段)8とから構成されている。
給紙部3は、一定速度で回転するフィードロール10(ローラ)と、該フィードロール10上に配置され、該フィードロール10の回転に同期してフィードロール10とは反対方向に回転するピンチロール11(ローラ)とから構成され、これらフィードロール10とピンチロール11との間でロール紙2を所定の圧力で挟み込んで強制的に送り出すものである。
切断部4は、供給されるロール紙2の上方に配置され、回転するロータ13の軸方向に沿うようにしてその外周に平板状の上刃14を備えたターニングナイフ15と、供給されるロール紙2の下方に配置され、回転する上刃14とでロール紙2を切断する下刃16を固定支持する固定支持部(不図示)とから構成され、供給されてきたロール紙2をその搬送方向と直交する方向に切断する。上刃14は、ロール紙2の搬送面(表面)18に臨むように設けられ、下刃16は、その高さ位置をロール紙2の搬送面(裏面)18に合わせて設置されることから、ロータ13が一周して上刃14が下刃16に接触する際、その間にあるロール紙2が切断されることになる。つまり、ロータ13が一回転して上刃14が下刃16との切断点に位置する間に、給紙部3より送り出されたロール紙2の長さが単位紙5の長さとなるため、形成する単位紙5の長さ寸法に応じてフィードロール10及びピンチロール11に対するロータ13の回転速度を設定する。
切断搬送部6は、搬送方向上流側の速度よりも若干高速で駆動される第1無段ベルト20と、該第1無段ベルト20の上方に配置され該第1無段ベルト20と同期して駆動される第1押さえベルト21とからなるもので、第1無段ベルト20は複数個のロール22に掛張され、第1押さえベルト21は複数個のロール30に掛張される。第1無段ベルト20は、その直線経路部分が搬送経路に従って水平方向に沿わされることで搬送面23とされ、この第1無段ベルト20の直線経路部分の中央付近に、第1押さえベルト21を掛張している複数のロール22のうちの一つのロール22(22b)を近接配置することによって第1無段ベルト20に第1押さえベルト21の一部が接触する。また、このロール22(22b)よりも搬送方向上流側であって該ロール22(22b)よりも若干上方にロール22(22c)を配置することによって、搬送方向上流側に開口する導入口24が形成され、これにより、第1無段ベルト20の上流側から搬送されてくる単位紙5を第1無段ベルト20と第1押さえベルト21との間に挟み込みやすくなる。そして、これら第1無段ベルト20及び第1押さえベルト21は、搬送方向上流側の給紙部3のフィードロール10及びピンチロール11の回転速度に基づくロール紙2の供給速度よりも、僅かに速く、例えば1%程度高速にした速さで駆動されるようになっている。そして、第1無段ベルト20と第1押さえベルト21とが、切断点に位置していないターニングナイフ15の上刃14が回転している間に第1無段ベルト20の搬送面23上に供給されてくるロール紙2の先端を挟み込んで、ロール紙2に対して適当なテンションを与えることになり、また、切断部4で切断された単位紙5を次工程へと水平に搬送する。
間隔形成搬送部7は、搬送方向上流側の速度よりも高速で駆動される第2無段ベルト25と、該第2無段ベルト25の上方に配置され該第2無段ベルト25と同期して駆動される第2押さえベルト26とから構成されており、第2無段ベルト25は複数個のロール31に掛張され、第2押さえベルト26は複数個のロール27に掛張される。第2無段ベルト25は、その搬送面28を搬送方向上流側にある第1無段ベルト20の搬送面23と高さ位置を一致させるようにして設けられている。第2無段ベルト25の搬送面28における後端側(搬送方向下流側)に、第2押さえベルト26を掛張している複数のロール27のうちの一つのロール27(27b)を近接配置させることで第2無段ベルト25に第2押さえベルト26の一部が接触する。これにより、第2無段ベルト25の搬送面28上に搬送されてくる単位紙5に対して一定の圧力を加えて迅速且つ強制的に搬送する。また、このロール27(27b)よりも搬送方向上流側であって該ロール27(27b)よりも若干上方にロール27(27c)を配置することによって、搬送方向上流側に開口する導入口29が形成され、これにより、第2無段ベルト25の上流側から搬送されてくる単位紙5を第2無段ベルト25と第2押さえベルト26との間に挟み込みやすくなる。これら第2無段ベルト25及び第2押さえベルト26は、第1無段ベルト20の駆動速度よりも高速で駆動され、ここでは、フィードロール10及びピンチロール11の回転に対して15〜20%程度高速にした速さで駆動されるようになっている。
積層搬送部8は、複数個のロール32に掛張されて搬送方向上流側の速度、つまり、第2無段ベルト25の駆動速度よりも低速で駆動される第3無段ベルト33を有している。第3無段ベルト33は、その搬送面34を搬送方向上流側にある第2無段ベルト25の搬送面28と高さ位置を一致させて設けられ、単位紙5を受け取る先端側に単位紙5を複数枚積層するための積層面35を有している。搬送面34を水平に保っている搬送方向下流側の2つのロール32(32a),32(32b)に対し、搬送方向上流側のロール32(32c)が若干下方に配置されていて、積層面35が搬送面34に対して搬送面34から離れるほど下流に位置するように斜めに配置されている。
また、上述した第2押さえベルト26は、第2無段ベルト25の上方から第3無段ベルト33の上方にかけて延出しており、第2無段ベルト25に接触する一方、第3無段ベルト33にも接触することによって積層された単位紙5を挟み込んで搬送する。なお、第3無段ベルト33に対する第2押さえベルト26の接触具合については、単位紙5の積層枚数によって調整可能となっており、例えば、第3無段ベルト33に第2押さえベルト26が接触しないようにすることも可能である。このような積層搬送部8は、第3無段ベルト33の積層面35によって第2無段ベルト25から搬送された単位紙5を順次積層させるとともに、一定の枚数が積層されると、それらをまとめて搬送方向下流側にある単位紙収容パレット47(図3参照)へと搬送する。
次に、本実施形態の紙切断搬送方法について説明する。
上述した紙切断搬送装置1におけるロール紙2の紙切断搬送方法は、フィードロール10及びピンチロール11の間に挟み込まれて給紙されるロール紙2をその搬送方向と直交する方向に切断して単位紙5にする切断工程と、切断工程で切断された単位紙5と後続の単位紙5との間に、搬送方向上流側との速度差を利用して間隔をあける間隔形成搬送工程と、間隔形成搬送工程よりも低速で単位紙5を搬送し、間隔形成搬送工程との速度差を利用して単位紙5を複数枚積層させて搬送する積層搬送工程とを有する。
まず、ロール紙本体2’(図3参照)から繰り出されてフィードロール10及びピンチロール11によって供給されたロール紙2を第1無段ベルト20上に搬送すると、フィードロール10及びピンチロール11の回転よりも高速で駆動する第1無段ベルト20はすぐさまロール紙2の先端を第1押さえベルト21との間に挟み込んで挟持し、フィードロール10及びピンチロール11との速度差を利用してロール紙2に対して切削に必要なテンションを与える。そして、ロール紙2が所定長さ分だけ送り出されたとき、回転しているターニングナイフ15の上刃14が切断点で下刃16と接触することによってロール紙2が搬送方向に対して直交する方向に切断され、所望寸法の単位紙5が形成される。このようにして形成された単位紙5は、順次間隔形成工程へと搬送される。
単位紙5が第1無段ベルト20の搬送面23から第2無段ベルト25の搬送面28上に受け渡されると、第1無段ベルト20よりも高速で駆動される第2無段ベルト25は、その速度差を利用して先の単位紙5と後続の単位紙5との間に間隔をあけていく。すなわち、第2無段ベルト25上に搬送されてきた単位紙5を迅速に積層搬送工程へと送り出すことによって、後続の単位紙5との間に適当な間隔を持たせることができる。
積層搬送工程における第3無段ベルト33は、第2無段ベルト25の駆動速度よりも低速で駆動されているため、第2無段ベルト25の搬送面28から第3無段ベルト33の積層面35上に受け渡された単位紙5が、第3無段ベルト33の搬送面34上に完全に移送される前に、後続の単位紙5が積層面35上に搬送されてくる。先の単位紙5の上に後続の単位紙5が搬送方向に若干ズレた状態で積層されることになる。単位紙5同士の積層ズレは、単位紙5同士の間隔及び第2無段ベルト25と第3無段ベルト33との速度差によるものである。ここで、搬送されてくる単位紙5同士の間隔が狭いと、第2無段ベルト25よりも低速で駆動する第3無段ベルト33の積層面35上に搬送された単位紙5の端部に、後続の単位紙5が追いついてしまい、その先端が先の単位紙5の後端にぶつかってしまうため、単位紙5同士の間隔を十分に形成することができるように、第2無段ベルト25及び第3無段ベルト33の駆動速度差は適宜調整される。このようにして単位紙5を複数枚積層(例えは、3〜5枚)させて搬送し、単位紙収容パレット47(図3参照)へ収容していく。
このように、ロール紙2を切断して単位紙5を形成する切断部4と単位紙5同士の間に間隔を形成する間隔形成搬送部7との間に、給紙部3のフィードロール10及びピンチロール11の回転よりもやや高速且つ間隔形成搬送部7の第2無段ベルト25よりも低速で駆動する第1無段ベルト20を有する切断搬送部6を設けたことにより、フィードロール10及びピンチロール11との速度差を利用することで、給紙部3によって供給されるロール紙2に対して、切断に必要なテンションのみを与えることができる。そのため、ロール紙2を必要以上に引っ張りながら切断することで発生していた紙粉を抑制することができ、良好な単位紙5を形成することができる。
また、第1無段ベルト20の下流に、第1無段ベルト20よりも高速で駆動される第2無段ベルト25を設けることによって、形成された単位紙5を迅速に搬送することができるので、後続の単位紙5との間に間隔を形成することができ、このように、後続する単位紙5との間隔を十分に形成することによって、第2無段ベルト25よりも低速で回転する第3無段ベルト33上で複数の単位紙5を良好に積層させることができる。
以上のように、ロール紙2に対して切断に必要なテンションを掛ける機構と、単位紙5同士の間隔を形成する機構とを分けたことによって、切断時におけるロール紙2に対して必要以上の張力が掛かることがなくなるので、紙粉の発生を抑えることができるとともに複数枚の単位紙5を良好に積層させて搬送することができる。したがって、紙粉の発生事態を抑制することができるので、従来のように紙粉除去ブラシや吸引装置等を別途用意する必要がなくなり、設備コストが増加することを防ぐことができる。
本発明における一実施形態の紙切断搬送装置の要部を示す部分概略図である。 従来の紙切断搬送装置の要部を示す部分概略図である。 従来の紙切断搬送装置の全体を示す構成図である。
符号の説明
1 紙切断搬送装置
2 ロール紙
3 給紙部(給紙手段)
4 切断部(切断手段)
5 単位紙
6 切断搬送部(切断搬送手段)
7 間隔形成搬送部(間隔形成搬送手段)
8 積層搬送部(積層搬送手段)
10 フィードロール(ローラ)
11 ピンチロール(ローラ)

Claims (2)

  1. 2つのローラ間にロール紙を挟み込んで給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段によって給紙された前記ロール紙をその搬送方向と直交する方向に切断して単位紙にする切断手段と、
    該切断手段で切断された単位紙と後続の単位紙との間に、搬送方向上流側との速度差を利用して間隔をあける間隔形成搬送手段と、
    該間隔形成搬送手段よりも低速で駆動され、該間隔形成搬送手段との速度差を利用して前記単位紙を複数枚積層させて搬送する積層搬送手段と、を有して構成される紙切断搬送装置において、
    前記切断手段と前記間隔形成搬送手段との間に、前記ローラよりもやや高速且つ前記間隔形成搬送手段よりも低速で駆動される切断搬送手段を設け、該切断搬送手段は、前記給紙手段によって供給される前記ロール紙に対して前記ローラとの速度差を利用してテンションを与えつつ該ロール紙を前記切断手段によって切断させて前記単位紙を形成させ、該単位紙を前記間隔形成搬送手段へと搬送することを特徴とする紙切断搬送装置。
  2. 2つのローラ間に挟み込まれて給紙されるロール紙をその搬送方向と直交する方向に切断して単位紙にする切断工程と、
    該切断工程で切断された単位紙と後続の単位紙との間に、搬送方向上流側との速度差を利用して間隔をあける間隔形成搬送工程と、
    該間隔形成搬送工程よりも低速で前記単位紙を搬送し、該間隔形成搬送工程との速度差を利用して前記単位紙を複数枚積層させて搬送する積層搬送工程と、を有する紙切断搬送方法において、
    前記切断工程は、前記ローラよりもやや高速且つ前記間隔形成搬送工程よりも低速で前記ロール紙を搬送するように駆動することで、前記ローラとの速度差を利用して前記ロール紙に対してテンションを与えつつ該ロール紙を切断して前記単位紙を形成することを特徴とする紙切断搬送方法。
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