JPS6335139Y2 - - Google Patents

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JPS6335139Y2
JPS6335139Y2 JP17137783U JP17137783U JPS6335139Y2 JP S6335139 Y2 JPS6335139 Y2 JP S6335139Y2 JP 17137783 U JP17137783 U JP 17137783U JP 17137783 U JP17137783 U JP 17137783U JP S6335139 Y2 JPS6335139 Y2 JP S6335139Y2
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wave
wall
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crankcase
oil
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JP17137783U
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JPS6078912U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、エンジンのクランクケース内の油面
検出装置に関する。
〈従来技術〉 本考案は、その基本構造として、例えば第1図
に示すように、エンジンEのクランクケース1の
後面開口部2に後面蓋3を閉蓋固定し、クランク
ケース1内にクランク軸4を前後方向に走らせて
設け、クランクケース1内の貯油室6内に油面検
出装置7を設け、油面検出装置7を防波ケース1
0で取囲み、防波ケース10に通油隙間11と通
気口12を開口し、後面蓋3は後面壁13の周縁
14から上壁15、底壁16及び左右両側壁17
a,17bを前向きに一体突設してなる油面検出
装置に関する。
従来のこの構造の油面検出装置としては、実開
昭56−29209号公報に示すものがある。
即ち、後面蓋にボス部を前向きに一体突設して
このボス部に防波ケースを固定し、防波ケースの
下面開口とクランクケースの底壁との間に通油隙
間を形成したものである。
これは、防波ケース内とクランクケースの貯油
室内とを通油隙間を介して連通させることによ
り、クランクケースの油面に生じた波(特に、オ
イルスクレイパーで激しく撹拌されて発生した
波)が防波ケース内に及ぼす影響を減じて、防波
ケース内の油面変動を抑制し、防波ケース内の油
面が安定良く保たれるようにしたものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記構造では、次の欠点がある。
イ 防波ケース内とクランクケースの貯油室内と
は、防波ケースの下面開口とクランクケースの
底壁間に形成された通油隙間を介して連通して
いるので、クランクケースの油面変動が防波ケ
ース内に直接に伝達されず、防波ケース内の油
面をクランクケースの油面に感度良く連動させ
ることができず、応答感度が劣る。
ロ 後面蓋の底壁に物が当つて、後面蓋の底壁が
曲げ変形する危険が高い。
本考案は、防波ケース内の油面を安定良く保ち
ながらも応答感度を向上させるとともに、後面蓋
を装置の一部に利用することで後面蓋の強度アツ
プを図ることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するために、例えば
第1図乃至第4図に示すように構成したものであ
る。
即ち、前記後面蓋3の左右一側壁17aに対面
する状態で底壁16を始端として側辺リブ20
を、底壁16に対面する状態で側辺リブ20を始
端として前記一側壁17aに向かう上辺リブ18
を、それぞれ後面壁13から前向きに一体突設し
て、前記一側壁17a側の側面を開放するととも
に左右他側壁17b側の側面を側辺リブ20で閉
塞する空間23を後面蓋3内の下半一側寄りに形
成し、前記防波ケース10は油面検出装置7の前
面、両側面及び上面を取囲むとともに背面21を
開放して形成し、防波ケース10の後縁22を前
記上辺リブ18及び側辺リブ20に接当させて後
面蓋3に固定可能にし、後面蓋3に防波ケース1
0を取付けた状態では上辺リブ18の端部25の
下側で防波ケース10の後縁22と後面壁13と
の間に通油隙間11を前記一側壁17aの近くで
空け、この通油隙間11と前記空間23とを介し
て防波ケース10内とクランクケース1の貯油室
6内とを連通させるように構成したものである。
〈作用〉 次に、その作用を説明する。
防波ケース10内の油面とクランクケース1の
貯油室6内の油面とは、後面蓋3の左右一側壁1
7a近くに空けた通油隙間11を介して直接に連
通しているので、貯油室6内の油面変動が直接に
防波ケース10内の油面に伝達される。
また、上記通油隙間11は後面蓋3の左右一側
壁17a近くで防波ケース10の後縁22と後面
蓋3との間に形成されており、オイルスクレイパ
ーから遠く離れた位置(貯油室6の奥まつた部
位)にあるので、上記通油隙間11付近ではオイ
ルスクレイパーで撹拌された波による油面変動の
影響が小さい。その上、防波ケース10の後部に
形成された空間23が緩衝空間の役目をし、この
空間23で貯油室6の油面変動が緩衝されて有効
に減じられたのち、防波ケース10内に伝えられ
る。従つて、貯油室6の油面変動の影響を減じ
て、防波ケース10内の油面が安定良く保たれ
る。
〈効果〉 本考案は、上述のように構成し、作用すること
から、次の効果を奏する。
(イ) 防波ケース内の油面とクランクケースの貯油
室内の油面とは直接に連通しているので、貯油
室内の油面変動が直接に防波ケース内に伝達さ
れ、油面検出装置としての応答感度が向上す
る。
(ロ) 後面蓋には、その底壁から側辺リブを立上げ
形成するとともに、この側辺リブから左右一側
壁に向かう上辺リブを形成したので、これらリ
ブが後面蓋の曲げ変形に対して強度部材として
作用し、また、防波ケースの後縁を後面壁の上
辺リブ及び側辺リブに接当させて固定するの
で、防波ケースが後面蓋の曲げ変形に対して強
度部材として作用する。このため、後面蓋の底
壁は強度が大きく、後面壁の底壁の曲げ変形を
防止できる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図は空冷縦形エンジンの要部縦断右側面
図、第2図は後面蓋の内部正面図、第3図は防波
ケース周辺の要部切欠正面図、第4図は同防波ケ
ース周辺の要部切欠平面図であつて、エンジンE
のクランクケース1はその貯油室6とし、その後
方を後面開口部2として、後面蓋3を当該開口部
2に着脱自在に固定する。
そして、シリンダブロツク30の中央にシリン
ダ31を縦方向に設け、連接棒32を介してクラ
ンク軸4と連動したピストン34を、上記シリン
ダ31に上下摺動自在に内嵌する。
上記クランク軸4の前方には、冷却フアン35
を軸支してエンジンEを強制冷却するとともに、
後方にクランクギヤ36を軸支する。
また、当該クランクギヤ36を動弁カムギヤ4
0及びガバナギヤ41と各連動し、これら両ギヤ
により吸・排気弁及びガバナ装置を各々作動させ
る。
一方、上記連接棒32の大端部37にオイルス
クレイパー38を連接し、クランク軸4の回転に
合わせて貯油室6に貯留する潤滑油を撹拌可能に
し、クランク軸を飛沫潤滑する。
そして、クランクケース1の後面開口部2を封
鎖する後面蓋3は、その中央部にクランク軸受部
43を設け、当該クランク軸受部43の左側上方
に動弁カム軸受部を、左側下方にガバナ軸受部を
各々設ける。
また、後面蓋3は、後面壁13の周縁14から
上壁15、底壁16及び左右両側壁17a,17
bを前向きに一体に立上げて構成し、後面蓋3内
の下半一側寄り空間23を中に置いて、底壁16
に対面する上辺リブ18と左右一側壁17aに対
面する側辺リブ20とを、互いに突合せ連結した
状態で後面壁13から前向きに一体突設する。そ
して、上記空間23は左右一側壁17a側の側面
が開放され、左右他側壁17b側の側面が側辺リ
ブ20で閉塞される。
そして、上辺リブ18の右端をクランク軸を、
クランク軸受部43から後面蓋3の右側壁17a
にかけて連結する補強リブ47に接続し、側辺リ
ブの下端を後面蓋3の底壁16に接続する。
この両リブ18,20に略半円筒状の防波ケー
ス10を取付けて、防波ケース10の右側を貯油
室6に連通する。
即ち、防波ケース10の下面50及び背面21
を開口し、背面を縁取る後縁22から上方及び右
方に取付壁51を一体に連設し、当該後縁22を
上記上辺リブ18及び側辺リブ20に接当してボ
ルト52を介して取付壁51を後面蓋のボス53
上に固定する。
そして、防波ケースの上方に通気口12を明け
るとともに、防波ケース10と後面壁13で囲繞
される空間54に油面検出装置7を内装し、油面
検出装置7をガイドバー55、磁石付フロート5
6及びフロートの上下移動を制限する上・下スト
ツパー57,58より構成する。
即ち、油面検出装置7は、ガイドバー55の上
端を防波ケース10の上面60に固定し、磁石付
フロート56をこのガイドバー55に遊嵌すると
ともに、ガイドバー55の内部に磁気スイツチ6
1を理設して、フロート56が最低油面に低下す
れば、磁気スイツチ61が作動するように構成す
る。
他方、上記上辺リブ18の端部25の下側で防
波ケース10の後縁22と後面壁13との間に通
油隙間11を後面蓋3の右側壁17aの近くで空
け、また、防波ケースの下端50をクランクケー
ス及び後面壁の下壁から若干離間させて通油隙間
62を空けて、これら両通油隙間11,62で防
波ケース10内とクランクケース1の貯油室6と
を連通させる。
従つて、上記実施例の機能を説明すると、オイ
ルスクレイパーで撹拌された貯留室の油面は激し
く波立つが、後面蓋3の中央から外れた右側壁1
7aの近傍では油面変動の影響はかなり小さくな
り、当該部位に配置する防波ケース10の内部の
油面変動も抑えることができる。
しかも、通油隙間11は防波ケース10の背部
で、後面蓋の右側壁17aに臨んでおり、波は後
面蓋の右側壁17aから後面壁13に廻り込むよ
うにして防波ケース10の内部に流入し、しか
も、この流入に際して潤滑油は防波ケースの背面
21と後面壁13との間隙を通るので、変動波を
緩衝して波立ちを小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示し、第
1図は空冷縦形エンジンの要部縦断右側面図、第
2図は後面蓋の内部正面図、第3図は防波ケース
周辺の要部切欠正面図、第4図は同防波ケース周
辺の要部切欠平面図である。 1…クランクケース、2…後面開口部、3…後
面蓋、4…クランク軸、6…貯油室、7…油面検
出装置、10…防波ケース、11…通油隙間、1
2…通気口、13…後面壁、14…13の周縁、
15…上壁、16…底壁、17a…3の左右一側
壁、17b…3の左右他側壁、18…上辺リブ、
20…側辺リブ、21…10の背面、22…10
の後縁、23…下半一側寄り空間、25…18の
端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンEのクランクケース1の後面開口部2
    に後面蓋3を閉蓋固定し、クランクケース1内に
    クランク軸4を前後方向に走らせて設け、クラン
    クケース1内の貯油室6内に油面検出装置7を設
    け、油面検出装置7を防波ケース10で取囲み、
    防波ケース10に通油隙間11と通気口12を開
    口し、後面蓋3は後面壁13の周縁14から上壁
    15、底壁16及び左右両側壁17a,17bを
    前向きに一体突設してなるエンジンのクランクケ
    ース内の油面検出装置において、前記後面蓋3の
    左右一側壁17aに対面する状態で底壁16を始
    端として側辺リブ20を、底壁16に対面する状
    態で側辺リブ20を始端として前記一側壁17a
    に向かう上辺リブ18を、それぞれ後面壁13か
    ら前向きに一体突設して、前記一側壁17a側の
    側面に開放するとともに左右他側壁17b側の側
    面を側辺リブ20で閉塞する空間23を後面蓋3
    内の下半一側寄りに形成し、前記防波ケース10
    は油面検出装置7の前面、両側面及び上面を取囲
    むとともに背面21を開放して形成し、防波ケー
    ス10の後縁22を前記上辺リブ18及び側辺リ
    ブ20に接当させて後面蓋3に固定可能にし、後
    面蓋3に防波ケース10を取付けた状態では上辺
    リブ18の端部25の下側で防波ケース10の後
    縁22と後面壁13との間に通油隙間11を前記
    一側壁17aの近くで空け、この通油隙間11と
    前記空間23とを介して防波ケース10内とクラ
    ンクケース1の貯油室6内とを連通させた事を特
    徴とするエンジンのクランクケース内の油面検出
    装置。
JP17137783U 1983-11-04 1983-11-04 エンジンのクランクケ−ス内の油面検出装置 Granted JPS6078912U (ja)

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JP17137783U JPS6078912U (ja) 1983-11-04 1983-11-04 エンジンのクランクケ−ス内の油面検出装置

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JP17137783U JPS6078912U (ja) 1983-11-04 1983-11-04 エンジンのクランクケ−ス内の油面検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS6078912U JPS6078912U (ja) 1985-06-01
JPS6335139Y2 true JPS6335139Y2 (ja) 1988-09-19

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JP17137783U Granted JPS6078912U (ja) 1983-11-04 1983-11-04 エンジンのクランクケ−ス内の油面検出装置

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JPS6078912U (ja) 1985-06-01

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