JP3087106B2 - クランクケース一体型シリンダブロック - Google Patents

クランクケース一体型シリンダブロック

Info

Publication number
JP3087106B2
JP3087106B2 JP07192692A JP19269295A JP3087106B2 JP 3087106 B2 JP3087106 B2 JP 3087106B2 JP 07192692 A JP07192692 A JP 07192692A JP 19269295 A JP19269295 A JP 19269295A JP 3087106 B2 JP3087106 B2 JP 3087106B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankcase
boss
region
cylinder block
ribs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07192692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0942053A (ja
Inventor
宏明 磯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP07192692A priority Critical patent/JP3087106B2/ja
Publication of JPH0942053A publication Critical patent/JPH0942053A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3087106B2 publication Critical patent/JP3087106B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのシリンダ
ブロックに関し、より詳しくは、クランクケース部をシ
リンダ部と一体鋳造したクランクケース一体型シリンダ
ブロックに関する。
【0002】
【発明の背景】1つのシリンダを備えたシリンダ部とク
ランクケース部を一体鋳造したクランクケース一体型シ
リンダブロックを使用したエンジンには図1に示すよう
なものがある。図1はエンジンの主要部品の分解斜視図
であり、このエンジンは、シリンダ部2とクランクケー
ス部3とを一体鋳造したケース状シリンダブロック4
と、ヘッドガスケット62を介してケース状シリンダブ
ロック1に固定されるシリンダヘッド63と、クランク
ケースガスケット6を介してケース状シリンダブロック
4の取付部7に固定されるクランクケースカバー5とか
ら構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、エンジンの小形
軽量化の要求が強く、エンジンの軽量化を達成するに
は、ケース状シリンダブロック4、クランクケースカバ
ー5の鋳造壁の肉厚を薄くすることが最も簡単な方法で
ある。しかしながら、ケース状シリンダブロック4、ク
ランクケースカバー5の鋳造壁の肉厚を一律に薄くする
と、以下に記述するような問題点が発生する。 鋳造壁の肉厚を一律に薄肉化すると、ケース状シリン
ダブロック4、クランクケースカバー5の強度が低下す
るので、内部応力が高くなる箇所の耐久性が低下する。 鋳造壁の肉厚を一律に薄肉化すると、振動を抑制する
ことができず騒音が大きくなる問題がある。
【0004】上記、の問題を解決するために、近年
では有限要素法などによるコンピュータ演算を用いて、
運動エネルギーや応力の分担が低い部分は薄肉化により
軽量化し、逆に運動エネルギーや応力の分担が高い部分
は薄肉化を行わないことで、剛性の向上を図り、シリン
ダブロック構造の最適化を行うようにしている。この場
合、最適化を行うためには、薄肉化を行う前の静的強度
解析結果と薄肉化を行った後の静的強度解析結果を比較
することが必要であるから、薄肉化を行う箇所を適宜選
択して、繰り返して比較を行う必要がある。特に図1に
示すようなクランクケース部3を一体型したクランクケ
ース一体型シリンダブロック4においては、シリンダ部
2の強度とクランクケース部3の強度を個別に分解して
解析することができないので、膨大な量の計算を行う必
要があり、結果的に製造コストが高くなるという問題が
ある。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、強度低下、騒音の増大を起こすことなく、エン
ジンを軽量化できるとともに、最適化に要するコストを
低減できる、クランクケース一体型シリンダブロックの
薄肉化構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1気筒のクラ
ンクケース一体型シリンダブロックを各種演算法により
最適化して決定する場合において、クランクケースカバ
ー、ケース状シリンダブロックに形成される軸受ボス、
ボスリブを含む厚肉部の形状をあらかじめ特定すること
で、各種エンジンに適用されるクランクケース一体型シ
リンダブロックの最適化の演算量が著しく低減されるこ
とを見い出したことにより完成されたものである。上記
の本発明の目的を達成するための請求項1のクランクケ
ース一体型シリンダブロックを、例えば、図1〜図5を
参照して説明すれば、1つのシリンダ8を備えたシリン
ダ部2とクランクケース部3を一体鋳造したケース状シ
リンダブロック4に、クランクケースカバー5をガスケ
ット6を介して固定する構造となっており、クランクケ
ースカバー5の略中央部に第1軸受ボス22を内向きに
突設するとともに、その第1軸受ボス22にクランク軸
を軸支する第1軸受孔23を開口し、第1軸受孔23に
対向するケース状シリンダブロック背面壁10の対応す
る位置に第2軸受孔12を有する第2軸受ボス11を内
向きに突設したクランクケース一体型シリンダブロック
において、第1軸受ボス22から上開き状に延びる一対
の上部ボスリブ24,25と第1軸受ボス22から下開
き状に延びる一対の下部ボスリブ26,27とを形成
し、クランクケースカバー5の上側リブ67と上部ボス
リブ24,25と第1軸受ボス22の上周面とで囲まれ
た上部台形領域28、クランクケースカバー5の下側リ
ブ68と下部ボスリブ26,27と第1軸受ボス22の
下周面とで囲まれた下部台形領域29、および下部台形
領域29につながる下側領域31(カバー下側領域3
1)を除いて、クランクケースカバー5の壁厚を薄肉化
し、第2軸受ボス11から上開き状に延びる一対の上部
ボスリブ13,14と第2軸受ボス11から下開き状に
延びる一対の下部ボスリブ17,18とを形成し、クラ
ンクケース部3の上側リブ65と上部ボスリブ13,1
4と第2軸受ボス11の上周面で囲まれた上部台形領域
20、クランクケース部3の下側リブ66と下部ボスリ
ブ17,18と軸受ボス11の下周面で囲まれた下部台
形領域21および下部台形領域21につながる下側領域
32(ケース背面下側領域32)を除いて、ケース状シ
リンダブロック背面壁10の壁厚を薄肉化し、クランク
ケース右側壁35の外面に一対の縦リブ41,42を形
成し、両縦リブ41,42の間の縦長領域43と、縦長
領域43につながる下側領域33(ケース右壁下側領域
33)を除いてクランクケースカバーの右側壁35の壁
厚を薄肉化し、クランクケース左側壁36の外面に一対
の縦リブ45,46を形成し、両縦リブ45,46の間
の縦長領域47と、縦長領域47につながる下側領域3
4(ケース左壁下側領域34)を除いてクランクケース
カバーの左側壁36の壁厚を薄肉化したことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】請求項1のクランクケース一体型シリンダブロ
ックによれば、図5(B)に示すようにクランクケース
カバー5のカバー下側領域31とクランクケース部3の
帯状肉厚部(ケース右壁下側領域33、ケース背面下側
領域32、ケース左壁下側領域34)により、クランク
ケース一体型シリンダブロックの取付足部48,49を
補強する構成になるので、曲げ方向、ねじり方向の変形
を抑制することができる。 また、上部台形領域20,
下部台形領域21および上部台形領域28,下部台形領
域29により軸受ボス11,22を鼓状に支持する構成
となっているので、垂直方向の力が下部台形領域21,
29を介して帯状厚肉部、カバー下側領域31に係る構
造となり、重量が大幅に増えることなく、シリンダブロ
ックの剛性を向上させることができる。さらに、ケース
状シリンダブロック4の左右側壁35,36には、それ
ぞれ一対の縦リブ40,41、45,46が形成され、
縦長領域43とケース右壁下側領域33とで逆T字状厚
肉部が形成され、縦長領域47とケース左壁下側領域3
4とで逆T字状厚肉部が形成されるので、側壁の変形を
大幅に低減することができる。
【0008】
【発明の効果】上記作用において説明したように、請求
項1の発明によれば、強度低下、騒音の増大を起こすこ
となく、エンジンを軽量化できる、クランクケース一体
型シリンダブロックの薄肉化構造を低コストで提供する
ことできるという特有の効果を奏する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施形態を示す
添付図面によって詳細に説明する。図1は本発明に係
る、クランクケース一体型シリンダブロックの第1実施
形態を説明するための概略分解斜視図、図2(A)はケ
ース状シリンダブロックの正面図、図2(B)は左側面
図、図2(C)は右側面図、図2(D)は底面図、図3
(A)はケース状シリンダブロックの背面図、図3
(B)はクランクケースカバーを内側から見た図、図4
はオイルレベルセンサーの取付方法を示す概略斜視図で
ある。
【0010】このクランクケース一体型シリンダブロッ
ク1は、シリンダ部2とクランクケース部3を一体鋳造
したケース状シリンダブロック4にクランクケースカバ
ー5をクランクケースガスケット6を介して固定する構
造となっている。ケース状シリンダブロック4は、図1
に示すようにクランクケースカバー5を固定する取付部
7を正面壁面に備えた鋳造品である。シリンダ部2は1
つのシリンダ8の外周部に冷却フィン9が設けられた構
成となっている。図2(A)に示すようにクランクケー
ス部3には背面壁10の上側寄に第2軸受ボス11を内
向きに突設し、この第2軸受ボス11の第2軸受孔12
にボールベアリング(図示せず)を挿嵌し、クランク軸
のジャーナルを回転自在に軸支するように構成してあ
る。
【0011】なお、ケース状シリンダブロック4、クラ
ンクケースカバー5はともに後述する厚肉部を残して、
鋳造壁の厚さを薄肉化することにより、クランクケース
一体型シリンダブロック1の軽量化を達成している。図
2において、背面壁10の第2軸受ボス11から内向き
に一対の上部ボスリブ13,14を上開き状に突設し、
水平ボスリブ15を左右方向に突設し、垂下ボスリブ1
6を下方に突設し、垂下ボスリブ16を挟んで左右に一
対の下部ボスリブ17,18を下開き状に突設してい
る。したがって、これらのボスリブ13〜18は第2軸
受ボス11から放射状に延出されていることになる。
【0012】シリンダ部2とクランクケース部3とを区
画するクランクケース部上側リブ65と一対の上部ボス
リブ13,14と第2軸受ボス11の上周面とで囲まれ
た上部台形領域20及びクランクケース部下側リブ66
と一対の下部ボスリブ17,18と第2軸受ボス11の
下周面で囲まれた下部台形領域21の肉厚は、従来のシ
リンダブロックの所定肉厚に保持することにより厚肉部
とされ、その他の背面壁10の領域の肉厚は従来の肉厚
に比べて薄く設定している。
【0013】なお、図3(B)に示すようにクランクケ
ースカバー5にも対応する位置に内向きに第1軸受ボス
22、第1軸受孔23、一対の上部ボスリブ24,2
5、一対の下部ボスリブ26,27が形成され、クラン
クケースカバー上側リブ67と一対の上部ボスリブ2
4,25と第1軸受ボス22の上周面で囲まれた上部台
形領域28及びクランクケースカバー下側リブ68と一
対の下部ボスリブ26,27と第1軸受ボス22の下周
面で囲まれた下部台形領域29も厚肉部に形成されてい
る。
【0014】また、クランクケースカバー5のカバー下
側領域31、ケース状シリンダブロック4のクランクケ
ース部3の背面壁10のケース背面下側領域32、クラ
ンクケース部3の右側壁35のケース右壁下側領域3
3、クランクケース部3の左側壁36のケース左壁下側
領域34はそれぞれ厚肉部とされ、ケース右壁下側領域
33、ケース背面下側領域32、ケース左壁下側領域3
4で、クランクケース部3下部を帯状に囲むような肉厚
部となっている。
【0015】ケース状シリンダブロック4の右外側面は
図2(C)に示すように、ガバナ装置固定用の3つのボ
スネジ部38,39,40を備え、ボスネジ部38,3
9に連設した縦リブ41と、ボスネジ部40に連設した
縦リブ42とが2本並列状に右側壁35の外側中央部に
設けられている。縦リブ40と縦リブ41の間の領域
で、クランクケース部3の高さ位置までの縦長領域43
の肉厚は他の右側壁35の肉厚に比べて厚く形成されて
いる。よって、ケース右壁下側領域33と縦長領域43
とで逆T字状の厚肉部が右側壁35に形成されているこ
とになる。
【0016】ケース状シリンダブロック4の左外側面は
図2(B)に示すように、縦方向に延びる2つの縦リブ
45,46を左側壁36の外側中央部に並設し、縦リブ
45と縦リブ46の間の領域で、クランクケース部3の
高さ位置までの縦長領域47の肉厚は他の左側壁36の
肉厚に比べて厚く形成されている。よって、ケース左壁
下側領域34と縦長領域47とで逆T字状の厚肉部が左
側壁36に形成されていることになる。
【0017】また、図4に示すようにケース状シリンダ
ブロック4の下端位置にはケース状シリンダブロック4
の左側取付足部48,右側取付足部49が設けられ、ケ
ース状シリンダブロック4の4隅位置に取付穴50が開
口されているとともに、左側取付足部48の前側寄にリ
ード線引き出し穴55が開口されている。なお、4つの
取付穴50に連結ボルトを通してケース状シリンダブロ
ック4を図示しないエンジン基台に取り付ける。
【0018】図4および図2(D)に示すようにケース
状シリンダブロック4の底壁37には、クランクケース
部3内の潤滑油の量を検出するオイルレベルセンサ51
が挿嵌されるセンサ取付穴52が設けられ、Oリング5
3を介してオイルレベルセンサ51がセンサ取付穴52
を貫通して潤滑油内に配置される。オイルレベルセンサ
51の下側面からは潤滑油の高さ位置を示す信号を図示
しないオイルレベル検出装置に送るリード線54が引き
出され、リード線引き出し穴55を通して、エンジンの
上方に配置されたオイルレベル検出装置につながれる。
【0019】上記構成のクランクケース一体型シリンダ
ブロックの作用について説明する。エンジン運転時の最
も支配的な励振力はクランク軸受に加えられる垂直方向
の力と水平方向の力である。クランク軸受にかかる垂直
方向の力はピストンにかかるガス圧力と慣性力の和にほ
ぼ等しい。水平方向の力はコンロッドの回転により、も
たらされるものである。これらの垂直力、水平力はクラ
ンクケース一体型シリンダブロック1を変形させ、図5
(A)に示すようにクランクケース一体型シリンダブロ
ック1の膨縮方向の変形(矢印58で示す)、曲げ方向
の変形(矢印59で示す)、ねじり方向の変形(矢印6
0及び一点鎖線で示す)を引き起こす。
【0020】ここで、図5(B)に簡略的に示すように
クランクケース一体型シリンダブロック1のクランクケ
ース部3の斜線部分、点部分を他のクランクケース部3
の部分よりも厚肉化することにより、膨縮方向の変形、
曲げ方向の変形、ねじり方向の変形を効果的に抑制する
ことができる。
【0021】即ち、点で示す領域であるクランクケース
カバー5のカバー下側領域31とクランクケース部3の
帯状肉厚部(ケース右壁下側領域33、ケース背面下側
領域32、ケース左壁下側領域34)により、取付足部
48,49を補強する構成になるので、曲げ方向、ねじ
り方向の変形を抑制することができる。さらに、上部台
形領域20,下部台形領域21および上部台形領域2
8,下部台形領域29により第2軸受ボス11,22を
鼓状に支持する構成となっているので、垂直方向の力が
下部台形領域21,29を介して帯状厚肉部、カバー下
側領域31に係る構造となり、重量が大幅に増えること
なく、シリンダブロックの剛性を向上させることができ
る。
【0022】また、右側壁35、左側壁36に逆T字形
状の厚肉部が形成されることにより、クランクケース部
3を縦方向に補強することができ、膨縮方向の変形、曲
げ方向の変形に対して、十分な抑制作用を発揮すること
ができる。なお、ケース状シリンダブロック4の取付足
部48,49にリード線引き出し穴55を設けているの
で、オイルレベルセンサ51からケース状リンダブロッ
ク4の底壁37の下面を導いてリード線引き出し穴55
からエンジンの上方に配置されたオイルレベル検出装置
にリード線54を導くことができるので、従来のように
リード線クランプを省略できるとともに、リード線54
の配線距離を短くすることができ、配線を簡潔化するこ
とができる。
【0023】この発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において
種々の設計変更を施すことが可能である。例えば、本発
明は、前記図1、図2に示すような具体的なクランクケ
ース一体型シリンダブロック1に限定されるものではな
く、本発明の要旨を満たす、軸受ボス、ボスリブの構成
および厚肉化された領域を一部に含むクランクケース一
体型シリンダブロックならば、本発明の範囲内であるこ
とは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクランクケース一体型シリンダブ
ロックの第1実施形態を説明するための概略分解斜視図
である。
【図2】図2(A)はケース状シリンダブロックの正面
図、図2(B)は左側面図、図2(C)は右側面図、図
2(D)は底面図である。
【図3】図3(A)はケース状シリンダブロックの背面
図、図3(B)はクランクケースカバーを内側から見た
図である。
【図4】オイルレベルセンサーの取付方法を示す概略斜
視図である。
【図5】図5(A)はクランクケース一体型シリンダブ
ロックの変形の態様を示す斜視図、図5(B)はケース
状クランクケースのクランクケース部の概略模式図であ
る。
【符号の説明】
2…シリンダ部、3…クランクケース部、4…ケース状
シリンダブロック、5…クランクケースカバー、6…ク
ランクケースガスケット、8…シリンダ、10…背面
壁、11…第2軸受ボス、12…第2軸受孔、13,1
4…上部ボスリブ、17,18…下部ボスリブ、20…
上部台形領域、21…下部台形領域、22…第1軸受ボ
ス、23…第1軸受孔、24,25…上部ボスリブ、2
6,27…下部ボスリブ、28…上部台形領域、29…
下部台形領域、31…カバー下側領域、32…ケース背
面下側領域、33…ケース右壁下側領域、34…ケース
左壁下側領域、35…右側壁、36…左側壁、41,4
2…縦リブ、43…縦長領域、45,46…縦リブ、4
7…縦長領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02F 1/00 - 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのシリンダ(8)を備えたシリンダ
    部(2)とクランクケース部(3)を一体鋳造したケー
    ス状シリンダブロック(4)に、クランクケースカバー
    (5)をガスケット(6)を介して固定する構造となっ
    ており、クランクケースカバー(5)の略中央部に第1
    軸受ボス(22)を内向きに突設するとともに、その第
    1軸受ボス(22)にクランク軸を軸支する第1軸受孔
    (23)を開口し、第1軸受孔(23)に対向するケー
    ス状シリンダブロック背面壁(10)の対応する位置に
    第2軸受孔(12)を有する第2軸受ボス(11)を内
    向きに突設したクランクケース一体型シリンダブロック
    において、 第1軸受ボス(22)から上開き状に延びる一対の上部
    ボスリブ(24,25)と第1軸受ボス(22)から下
    開き状に延びる一対の下部ボスリブ(26,27)とを
    形成し、クランクケースカバー(5)の上側リブ(6
    7)と上部ボスリブ(24,25)と第1軸受ボス(2
    2)の上周面とで囲まれた上部台形領域(28)、クラ
    ンクケースカバー(5)の下側リブ(68)と下部ボス
    リブ(26,27)と第1軸受ボス(22)の下周面と
    で囲まれた下部台形領域(29)、および下部台形領域
    (29)につながる下側領域(31)を除いて、クラン
    クケースカバー(5)の壁厚を薄肉化し、 第2軸受ボス(11)から上開き状に延びる一対の上部
    ボスリブ(13,14)と第2軸受ボス(11)から下
    開き状に延びる一対の下部ボスリブ(17,18)とを
    形成し、クランクケース部(3)の上側リブ(65)と
    上部ボスリブ(13,14)と第2軸受ボス(11)の
    上周面で囲まれた上部台形領域(20)、クランクケー
    ス部(3)の下側リブ(66)と下部ボスリブ(17,
    18)と軸受ボス(11)の下周面で囲まれた下部台形
    領域(21)および下部台形領域(21)につながる下
    側領域(32)を除いて、ケース状シリンダブロック背
    面壁(10)の壁厚を薄肉化し、 クランクケース右側壁(35)の外面に一対の縦リブ
    (41,42)を形成し、両縦リブ(41,42)の間
    の縦長領域(43)と、縦長領域(43)につながる下
    側領域(33)を除いてクランクケースカバーの右側壁
    (35)の壁厚を薄肉化し、 クランクケース左側壁(36)の外面に一対の縦リブ
    (45,46)を形成し、両縦リブ(45,46)の間
    の縦長領域(47)と、縦長領域(47)につながる下
    側領域(34)を除いてクランクケースカバーの左側壁
    (36)の壁厚を薄肉化したことを特徴とする、クラン
    クケース一体型シリンダブロック。
JP07192692A 1995-07-28 1995-07-28 クランクケース一体型シリンダブロック Expired - Fee Related JP3087106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07192692A JP3087106B2 (ja) 1995-07-28 1995-07-28 クランクケース一体型シリンダブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07192692A JP3087106B2 (ja) 1995-07-28 1995-07-28 クランクケース一体型シリンダブロック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0942053A JPH0942053A (ja) 1997-02-10
JP3087106B2 true JP3087106B2 (ja) 2000-09-11

Family

ID=16295466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07192692A Expired - Fee Related JP3087106B2 (ja) 1995-07-28 1995-07-28 クランクケース一体型シリンダブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3087106B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100820986B1 (ko) 2005-10-19 2008-04-08 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 크랭크 케이스 일체형 실린더 블록
CN105690034A (zh) * 2016-02-24 2016-06-22 湖南汉星机械制造有限公司 一种小型汽油机箱体左、右箱整体加工工艺

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3992441B1 (en) * 2019-07-01 2024-05-08 Honda Motor Co., Ltd. Internal combustion engine structure

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100820986B1 (ko) 2005-10-19 2008-04-08 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 크랭크 케이스 일체형 실린더 블록
US7389763B2 (en) 2005-10-19 2008-06-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Cylinder block integrated with crankcase
CN1971019B (zh) * 2005-10-19 2012-06-13 三菱重工业株式会社 与曲轴箱一体的气缸体
CN105690034A (zh) * 2016-02-24 2016-06-22 湖南汉星机械制造有限公司 一种小型汽油机箱体左、右箱整体加工工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0942053A (ja) 1997-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100820986B1 (ko) 크랭크 케이스 일체형 실린더 블록
US7255085B2 (en) Timing cover for engine
JP3991302B2 (ja) 内燃機関用の軽金属から成るクランクケース
JP3087106B2 (ja) クランクケース一体型シリンダブロック
EP0652361B1 (en) Low noise level internal combustion engine
JP4262756B2 (ja) 多気筒エンジン
JP3707147B2 (ja) 内燃機関のクランクケース構造
JP4196803B2 (ja) 内燃機関のシリンダブロック
JPS5916568Y2 (ja) クランクシヤフトの構造
JP3231314B2 (ja) 4サイクルエンジンのシリンダブロック補強構造
JP3120324B2 (ja) 多気筒エンジン
JPS6327080Y2 (ja)
JP3887885B2 (ja) ピストン構造
JPH0639086Y2 (ja) エンジンのクランクケ−ス
JPS6327082Y2 (ja)
JPS6313406Y2 (ja)
JP4555515B2 (ja) エンジン用補機の締結部の構造
JPH0533718Y2 (ja)
JPS6329609Y2 (ja)
JPH10159531A (ja) エンジンのオイルレベルゲージ取付構造
JPH0133813Y2 (ja)
JPH04121445A (ja) エンジンのブロック構造
JPH037565Y2 (ja)
JP2506656Y2 (ja) 内燃機関用オイルパンの取付構造
JPS5822980Y2 (ja) 燃料タンク・ラジエ−タ搭載式横型エンジン

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140714

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees