JPS6334705B2 - - Google Patents

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JPS6334705B2
JPS6334705B2 JP51024558A JP2455876A JPS6334705B2 JP S6334705 B2 JPS6334705 B2 JP S6334705B2 JP 51024558 A JP51024558 A JP 51024558A JP 2455876 A JP2455876 A JP 2455876A JP S6334705 B2 JPS6334705 B2 JP S6334705B2
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JP
Japan
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winding
coil
transfer
plate
driver
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JP51024558A
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JPS51112766A (en
Inventor
Booton Aanorudo Richaado
Uein Sutorarei Rarii
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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Publication of JPS6334705B2 publication Critical patent/JPS6334705B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/04Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
    • H02K15/0435Wound windings
    • H02K15/0442Loop windings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/53Means to assemble or disassemble
    • Y10T29/5313Means to assemble electrical device
    • Y10T29/53143Motor or generator
    • Y10T29/53161Motor or generator including deforming means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコイル巻き作業に用いる方法および機
械に関するもので、特に電動機等の回転電気機械
の磁気鉄心に設置する巻線を巻く作業に有益な方
法および機械に関するものである。
巻線機および巻線法に関しては既にさまざまな
特許発明が存在しており、実際に製造されている
機械も大なり小なりこれらの特許発明の内容と呼
応するものである。この種の特許発明としては、
たとえば米国特許第3557432号や同第3625261号を
あげることができる。
そしてこれらの特許において開示されている機
械を使用してみると、固定子鉄心の積厚(軸方向
の寸法)の異なるのに応じて、そのような種々の
積厚の鉄心に適したサイズあるいは厚さのコイル
を巻き上げることのできるように調節可能な構造
になつていると非常に好都合であることがわか
る。
現実に一定範囲内の積厚の鉄心に適したコイル
を巻くことのできるようにしたコイルサイズの調
節が可能な巻線機が開発されているが、現在のと
ころ調節可能な範囲が限定されている。その理由
の一つは巻線機のコイル巻型、コイル収容機構お
よび導線供給機構相互間の位置関係が偏心的であ
つて、鉄心の積厚の相違に応じて行う巻線機の調
節の範囲が一定限定を超えると偏心関係が悪化す
る。たとえば鉄心の積厚が大きいのでそれに応じ
て巻線のコイル辺の長さを大きくとろうとすれ
ば、コイル巻型と導線供給器との間の偏心関係を
より大きく設定しなければならなくなる。その結
果巻線速度を遅くする必要が生じてくる。巻線機
においては巻型の一部をコイル収容機構と整合状
態に配置する必要があるので、上に述べたような
偏心関係は避けることのできないものだと考えら
れてきた。従つて巻線法および巻線機としては、
巻型と導線供給器とを同心関係に維持し、かつ巻
型の少なくとも一部とコイル収容機構と定められ
た整合状態に保ちながらも、巻型によるコイル巻
きサイズを最大限に調節できる構成のものであれ
ば非常に好都合である。
最近では巻型上でコイルを巻き上げつつ、既に
巻かれたコイルを巻型からコイル収容機構に送り
出して行く巻線法や巻線機(shedder winderと
呼ばれている)が開発されている。たとえば米国
特許明細書第3510939号、同第3579818号、同第
35222650号、同第3742596号、同第3579791号に開
示されている技術がその例である。このタイプの
巻線機や巻線法を改良して、巻型と導線供給器と
しての巻上フライヤとを同心的に配置すると共
に、巻型がフライヤ・アームの回転路の範囲内で
可能な最大距離まで分散拡大した場合でも、巻型
の少なくとも一部がコイル収容機構と整合状態に
あるようにした構造のものが開発されている。
コイルの巻上げと送り出しとを同時に行う上述
の巻線機では、コイル収容装置と、巻型の構成部
品の少なくとも一つとが相互に入れ子式にはまり
合つた状態になければならないので、コイル収容
装置と巻型とを整合関係に配置および保持するこ
とは極めて重要な要件である。
上掲の一連の米国特許に開示されている巻線機
では、一つまたはそれ以上のコイル収容機構を備
えており、各収容機構には複数のコイル収容ギヤ
ツプまたはスロツトが設けてある。あるコイルの
巻上げ作業中には、巻き上げられたコイルターン
があらかじめ定められた二つのコイル収容ギヤツ
プ内に移動する。これらの一対のコイル収容ギヤ
ツプは、固定子鉄心内のあらかじめ定められた二
本のスロツトに対応するもので、一つのコイルと
他のコイルの間のコイル間接続線が間違つたギヤ
ツプに入り込むと、コイルが鉄心のスロツト内に
軸方向に挿入される際にそのコイル間接続線はほ
ぼ例外なく切れてしまう。このようなことは巻線
速度が速くなればなる程やつかいな問題となる。
そこでこの問題を解決するためには、巻線機の構
成部品間の相互動作の精度を高め、構成部品のみ
ならず巻線法をも改良して、コイル巻型とコイル
収容機構とが一定の時点で一定の方法で相互に軸
方向に移動できるように構成し、それによつてコ
イル間接続線の誤配置を解消できるようにするこ
とが望まれる。
そこで本発明の目的は、コイル巻型の構成部分
を相互に一定の幾何学的ないしは配置関係に保ち
ながら迅速かつ正確に相対的に動かすことができ
るように構成したコイル巻線法およびコイル巻線
機を提供することである。
本発明の他の目的は、コイルを巻き上げつつコ
イル収容機構に収容するに際してコイル間の接続
線をコイル収容機構の所定の位置に正しく配置す
ることができ、それによつてコイル間接続線が作
業中に切れたり、コイル中に所定のサイズより小
さいコイルターンが生じるのを防ぐことができる
ようにしたコイル巻線法およびコイル巻線機を提
供することである。
本発明の他の目的は、巻型の軸方向の転移動作
の開始時に遊び機構で蓄えられたエネルギを放出
し、転移動作の終りには遊び機構に再びエネルギ
が蓄えられるようにしたコイル巻線法およびコイ
ル巻線機を提供することである。
本発明の別の目的は、巻線機における少なくと
も二つの構成部品の相対的位置を定めるためのラ
ツチ機構を提供することである。
本発明について簡単に説明すると、先ず本発明
の方法では回転中の導線供給器たとえば巻上フラ
イヤの位置を連続的かつ正確に監視することがで
きる。そのために巻上フライヤの位置を正確に指
示する信号が発せられ、この信号に応答して巻線
機の二つの機構、たとえばコイル巻型とフライヤ
の相対的運動を制御する。このような相対的運動
は回転中のフライヤの一定の回転範囲においての
み開始され、コイル間接続線がコイル収容機構に
関して一定の位置にある間に実施される。また本
発明の方法では、巻型の構成部品をある定められ
た幾何学的中心から等距離だけ移動させると、巻
型を取付けた巻上ヘツドとコイル収容機構とが相
対的に動いて、少なくとも一つの巻型部品とコイ
ル収容機構とが所定の整合関係に保たれる。
本発明の機械には、巻型を必要に応じて軸方向
に転移させるための機構およびフライヤの回転位
置に正確に応答して巻型の転移動作を開始させる
ためのクラツチ機構が組込んである。転移機構は
あらかじめ圧縮されているバネ機構によりラツチ
機構に向けて付勢してあり、バネ機構は巻型の転
移動作の開始時に加速力を付与する働きをする。
転移機構は転移動作の終了時には駆動器ないしは
原動器の発する力を吸収してバネ機構を圧縮状態
に保つので、動作時に転移機構およびラツチに加
わる衝撃力が軽減される。転移機構を始動させる
ためのラツチ機構にはダイヤフラム・ピストンが
組込んである。
以下添附の図面を参照して、本発明の実施例に
ついて詳しく説明する。先ず第1図には本発明の
方法を実施するのに適した巻線機21が図示して
あるが、図面を簡潔にするためにかなりの数の構
成部品が省略してある。たとえば導線クランプ装
置やコイル群間の極間リード線を引き出すための
装置は示していない。
巻線機21には実質上同一構造の第一および第
二巻上ヘツド22,23が組込んである。巻線機
21の運転中には、第一の巻線を構成するコイル
ターンが巻上ヘツド23により巻上げられ、これ
がターンテーブル24上のコイル収容機構(第1
図では見えない)に収容されて行く。これはほぼ
並行して、第二巻上ヘツド22により第二の巻線
を構成するコイルターンがコイル巻型26の周囲
に巻き上げられ、順次コイル収容機構27に移し
入れられていく。ゴイル収容機構27はターンテ
ーブル24により第一巻上ヘツド23直下の位置
から第二巻上ヘツド22直下の位置まで送られて
くるのであるが、第一巻上ヘツド23直下におい
て既に第一の巻線が移し入れられているので、第
二巻上ヘツド23の直下にまで送られた時点で
は、コイル収容機構27には第一の巻線が収容さ
れていることになる。このように各コイル収容機
構は第一、第二巻上ヘツド23,22により巻上
げられたコイルターンを収容した後、ターンテー
ブル24によりコイルターン押出位置28に送ら
れる。コイルターン押出位置28では、先ず固定
子鉄心がコイル収容機構の上端部にかぶせ入れら
れ、クランプアーム31により固定子鉄心を上か
ら押えて固定する。次にコイル収容機構に収つて
いるコイルターンを軸方向に押出して固定子鉄心
の内部に装入する。固定子鉄心へのコイルの装入
を終るとその固定子鉄心をコイル収容機構から取
り外し、ターンテーブル24を120゜回転させてコ
イルターン押出位置にあつたコイル収容機構を第
一巻上ヘツド23直下のコイル受入れ位置に移動
させる(第1図ではこの位置が保護板29に隠れ
て見えない)。第一巻上ヘツド23によりコイル
が巻上げられている間に、第二巻上ヘツド22は
これと並行して別のコイルを巻上げることができ
る。このように二つの巻上ヘツド22,23によ
り別のコイルを同時的に巻上げるようにすると、
巻線機21におけるコイル巻き作業の時間を短縮
することが可能となる。
巻上ヘツド22,23はできればニニツト構造
とし、比較的迅速に巻線機21の機枠に着脱でき
るようにするのが望ましい。このため巻上ヘツド
22,23は駆動源としての流体モータ31,3
2まで備えたほぼ完全な自蔵型に構成してあり、
流体モータ31,32の動力はたとえばベルト3
3,34を介して巻上ヘツド22,23に伝達さ
れる。各巻上ヘツド22,23は巻線機21の機
枠36に平行に取付けてある一対の水平バーによ
つて支持するようになつているが、これらの水平
バーは第1図では見えない。巻上ヘツド22,2
3はそれぞれの水平支持バーに止ネジあるいはキ
ヤツプ等により取付け、その取付位置が調節でき
るようにしておく。または何らかの方法で自動的
あるいは半自動的に支持バー上の取付位置を変更
できるようにしておく。その理由は第8〜10図
に関して述べる操作上の利点を実現するためであ
る。
コイル収容機構27、コイル収容機構を各作業
位置に送り出すターンテーブル24およびその制
御機構は上掲の米国特許明細書第3625261号に記
載のものとほぼ同じである。
第4図は巻上ヘツド22の拡大斜視図である
が、この図面の説明に入る前に巻上ヘツド22の
構成部品の動作について第2,3図を参照して説
明する。先ず第3図に示すように、巻上ヘツド2
2はフライヤないしはフライヤ・ドラム38を備
えており、フライヤ・ドラム38が軸39を中心
として回転すると、フライヤ・アーム48により
導線(ワイヤ)40がコイル巻型26の周囲に巻
きつけられる。図示のコイル巻型26には、コイ
ル巻上部が参照符号41,42,43で示すよう
に三箇所設けてあり、各コイル巻上部41,4
2,43の径はこの順序に大きくなつている。各
コイル巻上部、たとえばコイル巻上部41に巻上
ヘツドによりコイルが巻きつけられて行く際に
は、既に巻かれてしまつたコイルターンは巻上部
41から巻型26の先端に向つて押し出され、コ
イル収容機構の所定のガイドバーの間のギヤツプ
内に送り込まれる。コイル巻上部41で所定数の
コイルターンの巻上げが終ると、コイル巻型26
を軸方向に移動させ、次の径の大きなコイル巻上
部42をフライヤ38にコイル巻上位置に送る。
このコイル巻型26の軸方向の送り出し動作を便
宜上「転移」と呼ぶと、巻型26の転移はフライ
ヤ38が高速で回転している間に行われる。フラ
イヤ38の回転運動による巻上部42で所定数の
コイルターンが巻き上げられると、巻型26を再
び軸方向に転移させて次のコイル巻上部43をコ
イル巻上位置に送る。コイル巻型26を軸方向に
駆動する力は転移板47に与えられ、それが巻型
26に伝達される転移板47の始動方法について
は第4図を参照して後述するので、ここでは転移
板47と巻型26とが連結管46により相互に連
結されていることだけを指摘しておく。
第3図を参照して説明を続けると、フライヤ・
アーム48の回転位置は、円板49と磁気感知器
51とから成る位置検出器により継続的に監視す
るようになつている。円板49の周面には50本の
歯を等間隔に形成するか、または50本の歯を有す
る歯車を円板49として使用する。その際歯先面
の幅と歯と歯の間隔が等しくなるようにしておく
のが望ましい。このように円板49の周面には歯
が等間隔に50本形成してあり、歯先面の幅と隣接
する歯と歯の間隔が等しいので、スピンドル52
に取付けた円板49が一回転する間に磁気感知器
50は100個のパルスを発する。一つのパルス信
号はフライヤ・アーム48が1/100回転すなわち
3.6゜回転したことを表わす。一例として感知器5
1にはニユーヨーク州ハンチントン パークのI.
S.Cマグネチツクス コーポレイシヨンから市販
されているカタログ番号の磁気ピツクアツプを使
用した。
感知器51の発するパルスはリード線53,5
4を通じて計数器56に送り込まれる。計数器5
6にはイリノイ州のダイナパー コーポレイシヨ
ンから市販されているモデル5Z5CSP、製造番号
3−296088の5桁電子計数機を使用した。計数器
56は一磁極を形成するコイル群中のコイルター
ンの必要総数および総磁極を形成するのに要する
コイルターンの総数を指示できるようにあらかじ
めプログラム化しておく。実際のプログラム化に
際しては、ホイール・スイツチ50をまわして巻
型26を軸方向に転移させるまでのフライヤの回
転総数を計数器56上に表示すればよい。第3図
に図示の計数器56では5桁の表示例が3列設け
てあるが、実際に購入した計数器の計数および表
示容量は図示のものより大きかつた。
フライヤ38がある一つのコイル群の巻上げを
開始すると、フライヤの1/100回転毎に感知器5
1がパルスを1つ発する。計数器56に供給され
たパルスの総数がA列にセツトされた数に等しく
なると、リード線57,58を通じて空気バルブ
(ソレノイドバルブ)に電圧が加えられる。この
電圧が転移信号である。同じようにして、計数器
56に供給されたパルスの総数がそのB列にセツ
トされた数に等しくなると、計数器は第二の転移
信号を発する。三つのコイル群(三極コイル)を
形成する場合には、計数器56のC列にセツトさ
れた数が、コイル群が完成するまでの発生パルス
の総数を示している。
計数器56の出力信号(転移信号)はリード線
57,58を通じて空気バルブ、たとえば空気バ
ルブ59に伝えられる。すると空気バルブ59が
作動してラツチバー61を後退させるので、転移
板47が軸方向に移動可能となり、コイル巻型2
6の次のコイル巻上部がコイル巻上位置に送り出
される。この巻型の転移動作に際して、転移板4
7は巻型中の次の巻上部を巻上位置に送り出すに
必要な距離だけ軸方向に前進するが、転移板47
を一定限度内で軸方向に前進させるための機構に
ついては第4〜7図を参照して後に詳しく説明す
る。計数器56には出力端子が数個あり、各出力
端子は各計数列ないしは表示列A〜Cに対応して
いる。そして各出力端子の出力信号はそれぞれの
端子とつながつている別のソレノイドバルブ(空
気バルブ)に加えられる。
第2図にはコイル巻型26の構造が略図で示し
てあるが、図面を簡潔にするためにいくつかの部
品が省いてある。この図からも明らかなように、
コイル巻型26は複数の部品から成り、そのうち
の少なくとも二つの部品は相互に相対的に位置の
調節が可能である。
前部巻型部分63は巻型26の他の部分から空
隙60を隔てて分れており、コイル巻き作業中に
は複数のピン44がこの空隙60の内部にはまり
込む。コイル巻き作業に際して、巻型のコイル巻
上部41にコイルターンを巻きつけて行く場合、
先き巻き上げられたコイルターンは隣接するピン
44の間のギヤツプ64,65に沿つて移動す
る。巻型26が軸方向に送り出され、次のコイル
巻上部42においてコイルターンが巻き上げられ
るようになると、巻き上つたコイルターンはピン
の間のギヤツプ68,69に沿つて移動する。と
ころで、このようなコイル巻き作業に際して、各
コイル巻上部で巻かれる最終のコイルターンが誤
つてピン44間の本来のギヤツプとは異なるギヤ
ツプに入り込んでしまうと、巻線機21が故障し
たり、コイル間の接続リード線が切れたり、コイ
ルターンが所定のサイズより小さくなつたりする
不都合が生じる。しかし、巻型26の軸方向の転
移動作を精密かつ正確に制御して、転移動作がフ
ライヤの回転運動中の一定の運動範囲内で行われ
るようにすれば、上のような問題点を解消するこ
とが可能である。ただ、フライヤの回転運動との
関係で巻型の転移動作を行わせる最適時期は、各
コイルによつて異つてくる。たとえば第2図にお
いて矢印70がフライヤ・アーム48の反時計方
向の回転路であるとすると、コイルターンを巻上
部41に巻き上げている場合には、巻型の最適転
移時期はフライヤ・アーム48が点73に達した
時に始まる。この時にはコイル巻き導線72はフ
ライヤ・アームから巻上部41までのびており、
巻型26を軸方向に転移させれば導線72はギヤ
ツプ65に入り、それ以外のギヤツプに入る恐れ
がない。しかし次の転移動作は、導線がギヤツプ
66に入り得る位置に達した時、従つてフライ
ヤ・アームが点74に達した時点後に行われるべ
きである。このように巻型の軸方向の転移動作の
最適開始時点はコイルのサイズが異なることによ
つて変つてくるし、同じサイズのコイルであつて
もフライヤの回転方向如何によつても変つてく
る。各転移動作の最適時期の範囲はフライヤの一
回転の何分の一かに過ぎないが、第2図ではその
始点のみを示し終点は示していない。いずれにせ
よ、点73,74で始つた転移動作の最適時期
は、巻型が実際に転移して導線72,77が空隙
67,69に入り込む前に終結する。
第4図に示すように、巻上ヘツド22は多数の
大きな部品から成り立つており、コイル巻き作業
に際しての種々の機械的動作にもかなりの時間が
かかる。たとえばバルブ59に動作信号が送られ
て、ラツチピン61が実際に後退するまでにもか
なりの時間的な遅れがある。また転移板47およ
びコイル巻型26を加速駆動するのにもかなり時
間を要する。しかしある与えられたフライヤに関
していえばこのような時間的遅れはほぼ一定して
おり、またフライヤの回転速度および導線のサイ
ズが定まれば、巻型の転移動作のための最適時期
も事実上一定してくる。たとえばフライヤ38が
約3000rpmで回転している場合には、計数器56
により転移信号が発せられてから巻型26が実際
に軸方向に転移するまでに、フライヤ・アーム4
8は約2回転する。従つて、巻上ヘツド22の組
立てが完了したならば、巻型を取付けた状態で巻
上ヘツド22を試験台にセツトし、コイル収容機
構を巻型で巻かれたコイルを受入れることのでき
る位置に配置する。そして、第一、第二、第三コ
イルのターン数を適当に決め、計数器56のホイ
ール・スイツチ50をまわして計数列A,B,C
にその数値をセツトする。次に巻上ヘツド22を
作動させて巻上げ作業を観察する。その後各コイ
ルに関して所定数のコイルターンが正確に巻き上
げられ、かつコイル間接続線が所定のギヤツプに
収まるに至るまで、計数器56のホイール・スイ
ツチ50のセツテイングを修正する。このように
すれば巻上ヘツドの機械的部分と電子部品の相互
関係を示す較正データを得ることができる。
巻上ヘツドの較正法を具体的に説明する。たと
えば巻数50の内側コイルと巻数60の中間コイルと
巻数70の外側コイルとから成るコイル群(磁極形
成コイル)を巻き上げるものとする。計数器56
は磁極形成コイル群の総巻数を設定するものであ
るから、先ず計数列Aに05000とセツトして、コ
イルの巻数が50に達したら巻型の第一回の転移動
作が生じるようにしておく。計数列Bには11000
とセツトし、コイルの総巻数が110に達したら第
二回目の転移動作が行われるようにしておく。ま
た計数列Cには18000とセツトし、コイルの巻数
が180に達したらフライヤ38が停止するように
しておく。フライヤ38を3000rpmの速度で回転
させ実際にコイル巻上げ作業を実施してみると、
内側コイルの巻数が所定数より1〜2超えてお
り、外側コイルでは逆に1〜2不足していること
が普通である。そのうえ巻型の転移時期が不規則
であるために、コイル間接続線がギヤツプの中に
入つてしまう。ところで第一回の実働試験では、
巻数50.00、110.00で転移信号が、また巻線180.00
で停止信号が発せられるように計数器56をセツ
トしたところ、内側コイルと外側コイルにそれぞ
れ1〜2の巻数の過不足が生じた。そこで第二回
目の実働試験では巻数48で第一の転移信号が、ま
た巻数108で第二の転移信号が発せられるように、
計数器56を再設定する。ただし、計数列Cのセ
ツトは元のままでよい。なぜなら巻上ヘツド22
は市販されているほとんどの巻上ヘツドと同じよ
うに、最終コイルの最後の数ターンを巻き上げて
いる間に減速しながらきちんと停止するので、時
間的なずれが生じないからである。
前に述べたように、コイル間接続線がピン44
間の所定のギヤツプに収まるようにするために
は、転移信号をフライヤが1/100回転する間に発
する必要がある。第3図に示す計数器56の各計
数列A,B,Cにおいて右の2桁はフライヤの回
転数を1/100単位まで指示するためのもので、転
移信号が発せられるべき時点をフライヤ1/100回
転単位でセツトすることができる。従つて、巻上
ヘツドが試験台に据付けてある間に、フライヤ・
アーム48の所定の回転範囲において転移信号が
発せられ、それによつて各コイル間接続線が所定
のギヤツプ内に収められるように較正しておくの
が望ましい。導線のサイズ、フライヤの回転速度
およびコイルの巻数のさまざまな組合せについ
て、巻上ヘツド22を上述のように較正し、その
データを記録しておく。作業現場では較正データ
を参照しながら、巻上げようとするコイルの総巻
数、使用する導線のサイズ、フライヤの回転速度
を考慮して巻上ヘツドのコイル巻き作業の条件を
計数器の各計数列A、B,Cにセツトする。いつ
たんセツトしたならば、巻上ヘツドによつて同じ
構成のコイル群を繰返し巻き上げることができ
る。
巻上ヘツドの運転条件は一度較正すれば、以後
ほぼそのままでよい。ところが各磁極コイル群を
巻上げる作業に際しては、フライヤは先ずいつた
んは最高速度まで加速され、巻き終ると減速停止
される。また、巻型の転移動作時のフライヤの実
際の回転速度はそれまでに巻き上げられたコイル
ターンの数によつて定まる。そこで回転速度計
(タコメータ)を備えつけて、スピンドル52の
実際の回転速度を確認するのが好ましい。その場
合には、タコメータの入力信号を円板49または
感知器51から受けるようにしてもよい。上に述
べた構成は巻線機の部品が摩耗したような場合に
も有益である。たとえばブレーキパツド78が摩
耗すると、フライヤ38は所定の停止点を数度超
えてからやつと停まるようになる。このような場
合には計数器56の計数列Cの設定数字を18000
(巻数180.00)から17797(巻数177.97)にリセツ
トすれば、上のような不都合を修正することがで
きる。なお、計数器56における計数列の表示は
コイルの巻数を示すと同時に、フライヤ38の回
転数を示している。たとえば00001は0.01回転を
78410は784.10回転をそれぞれ指示している。
次に、主として第4図を参照して巻上ヘツド2
2の構造について説明する。先ず第1,4図には
機枠84の一部が示してあり、第4図には円板4
9と転移板47とがはつきりと図示してある。
転移板47は駆動スピンドル52の軸方向に運
動可能であるが転移板47の運動はシリンダ9
1,92に連結したラツチ機構により止められる
が、この機構については第5,7図を参照して後
述する。コイル巻き作業中駆動スピンドル52は
転移板47および巻上ヘツドのフレーム93に関
して相対的に回転する。そしてフライヤ38が回
転を始めてから停止するに至るまで、空気シリン
ダ94に空気が送入され続けている。空気シリン
ダ94はロツド96を介して駆動板97に連結し
てあり、駆動板97は遊び運動機構を介して転移
板47に連結してある。遊び運動機構は三本の案
内ボルト98とこれらにはめ入れてあるバネ99
とから成り、案内ボルト98は転移板47にねじ
入れてある。空気シリンダ94に加圧空気が送入
されると、駆動板97は転移板47に向けて押し
付けられるので、バネ99が圧縮される。この状
態においてラツチ・ピン61が後退すると、転移
板47は案内ロツド101,102に沿つて第4
図でみて下向きに移動する。転移板47が降下す
るのはコイルバネ99の伸張力を受けるためであ
り、かつ空気シリンダ94がピストン・ロツド9
6を下向きに駆動するためである。転移板47を
第4図に示すようにシリンダ94等の駆動源に連
結しておくと、より迅速に加速することが可能と
なる。従つて、転移板47の加速はピストン・ロ
ツド96の加速によつてのみ左右されるものでは
ない。さらに転移板47の動きがラツチ・ピンに
より停められる際には、ピストン・ロツド96は
駆動板97を転移板47に向けて押しつけつつゆ
つくりと停止する。このためコイルバネ99は転
移板47に向けて再度圧縮される。
一つの磁極形成コイル群の巻き上げが完了する
と、転移板47を元の位置に引き上げる必要があ
る。そこで空気シリンダ94を逆転させてピスト
ン・ロツド95を後退させる。すると駆動板97
が引き上げられ、それと同時に転移板47も案内
ロツド101,102に沿つて引き上げられる。
転移板47が最上位置まで上昇したら、空気シリ
ンダ94を再び逆転させてピストン・ロツド96
を降下させ、コイル・バネ99を転移板47に向
けて圧縮する。巻上ヘツド22のこれ以外の構成
部品は前掲の米国特許明細書に詳しく記述されて
いる。第4図には巻型支持板103が図示してあ
るが、図面を簡単にするために巻型は省略した。
ブレーキ・デイスク106は駆動スピンドル52
に取付けてあり、計数器56がブレーキ装置10
0に停止信号を発するとブレーキ・パツド78が
ブレーキ・デイスク106に押しつけられる。
次に第6図および第4図を参照して、転移板4
7、連結管46および駆動スピンドル52の相互
の関係について説明する。第6図で参照符号10
7で示すのは軸受で、その外レースは転移板47
にはめ入れてあり、内レースはブツシング108
にはめ入れてあつてこれと共に回転自在である。
ブツシング108はスピンドル52と共に回転す
るが、スピンドルの軸方向にも摺動可能である。
そして軸受107の内レースは上下を一対のスペ
ーサ109,110によつて支持されており、ブ
ツシング108にねじ入れた一対のカラー11
1,112がスペーサ109,110を内レース
に押しつけている。このためブツシング108は
スピンドル52と共に転移板47に関して相対的
に回転可能である。またブツシング108はスピ
ンドル52に摺動自在にはめ入れてあるので、転
移板47が軸方向に移動する時にはブツシングも
転移板と共に軸方向に動く。従つて転移板47が
転移動作に際して降下する時には、軸受107の
内外レースもそれに伴つて降下する。
駆動スピンドル52には軸方向にスロツト11
4が設けてあり、(第6,3図)、ブツシング10
8に差し入れてあるボルト117が転移板47の
転移動作中このスロツト114に沿つて移動す
る。駆動スピンドル52の内部には別のブツシン
グ120が摺動自在にはめ入れてあり、先に述べ
たボルト117の先端がこのブツシング120に
ねじ入れてある。このためブツシング120は一
方ではボルト117と共に回転するが、他方では
スピンドル52の内部で軸方向に移動することも
できる。内側ブツシング120には軸受118の
外側レースが固定してあり、同じ軸受の内側レー
スは連結管119にはめ入れてある。特に内側レ
ースはスペーサ121とナツト122により連結
管119の段部にロツクしてある。連結管119
と内側ブツシング120との間には隙き間がある
が、これは内側ブツシング120がスピンドル5
2と共に回転しても連結管119は回転すること
のないようにするためである。連結管119は溶
接、止めネジ等によつて別の連結管46に接続す
る。本発明を理解するのに必ずしも必要なことで
はないが、内側連結管119にはコイル除去ロツ
ド123が通してあり、従つて内側連結管はコイ
ル除去ロツドの案内管としても機能する。コイル
除去ロツド123は必要な時に駆動されて、一つ
のコイル群が巻き上つた後に巻型上に残つている
コイル・ターンを取り外す働きをする。コイル除
去ロツド123を駆動するには、第1図に示すシ
リンダ125に空気を送入すればよい。前述の巻
型支持板103は外側連結管46に取付けてあ
る。第4図に示すように巻型支持板103には安
定ピン126が植込んであり、このピン126は
巻上ヘツド22の静止部分にあけた孔に差し入れ
てある。このため巻型支持板103と外側連結管
46とは回転できないようになつている。フライ
ヤ、巻上ヘツドのフレーム93およびブレーキ・
デイスク106より下方にある部品間の関係につ
いては米国特許明細書第3732897号に詳しく図示
および記述してある。
巻型支持板103が軸方向に動く時には、ピン
126は巻上ヘツドの静止部分にあけた孔に沿つ
て上下に動く。一つのコイル群のコイル巻き作業
が終ると、フライヤ38は計数器56にあらかじ
めセツトされている最終カウントによる定まる位
置に正確に停止する。次に空気シリンダ94が作
動してピストン・ロツド96を後退させるので、
転移板47が上昇する。転移板47が上昇すると
巻型支持板103も上昇し、ピン126がフレー
ム93の孔131を突き通る。孔131を突き通
つたピン126がリミツト・スイツチ132にあ
たると、転移板47の上昇運動が停止する。この
位置が巻型26の最も後退した位置である。
第5,7図に示すように、各巻上ヘツド22,
23はラツチ機構133,134を二台備えてい
る。ラツチ機構133,134は空気作動式ダイ
ヤフラム・ピストンで駆動されるもので、前述の
シリンダ91,92もその一構成部品である。ラ
ツチ機構133,134の構造は全く同一である
ので、以下ではその一方の機構134についての
み説明する。先ず、前述の空気バルブ59もラツ
チ機構134の構成部品であり、これにはミシガ
ン州のニユーマチツク・インコーポレイテツド社
から市販されているカタログ番号第91913号の直
流6Vの空気バルブを使用した。ラツチ機構13
4,135にはラツチ・バー61,136が組込
んであり、これらは通常第5図に示す突出位置
(ラツチ位置)に保たれる。
巻線機の運転開始時には、ラツチ機構134の
ラツチ・バー61は転移板機構138の構成部品
である止め板137と接している。このため転移
板機構138はラツチ・バー61により上部位置
に保たれる。他方のラツチ機構133は第一回の
転移動作の終りにおいて転移板機構138を受け
停める働きをする。
計数器56が最初の転移信号を発すると、空気
バルブ59が働いてラツチ機構134が瞬間的に
作動し、ラツチ・バー61が一時的に後退する。
その結果転移板機構138が軸方向に降下する
が、この降下運動は別の止め板139が他方のラ
ツチ機構133のラツチ・バー136に接した時
点で停まる。止め板137がラツチ・バー61を
通過するとラツチ機構134が直ちに元の状態に
戻り、次の転移動作中は止め板面141がラツ
チ・バー61に接して停められる。次の転移動作
中には、計数器56の出力信号(転移信号)がラ
ツチ機構133に付属の空気バルブに送られる。
転移板47には停止ブロツク144,146がボ
ルトで固定してあり、その止め板面142,14
3が後述のように利用される。なお停止ブロツク
144,146は第4図では見えていない。
ラツチ機構133,134の構造は同じである
ので、一方のラツチ機構134の構造について第
7図を参照して説明する。ラツチ機構134は上
述の高速空気バルブ59により作動せしめられ
る。空気シリンダ92のハウジングはキヤツプ・
ブロツク147、ハウジング・ブロツク148お
よびガイド・ブロツク149から成り、これらの
ブロツクは一体的に結合されて内部に円筒状の気
密空気室151を形作つている。空気室151の
内部にはダイヤフラムで包囲したピストン装置1
52が設置してある。ピストン装置152はピス
トン153とその両面に設けたダイヤフラム15
4,156で構成してある。一方のダイヤフラム
154は押え板157によりピストン153の片
面に気密的に密着させてあり、他方のダイヤフラ
ム156はピストン153の反対の面に押え板1
58により密着させてある。
ピストン装置152はピストン・ロツド159
およびボルト161によりラツチ・バー61に一
体的に連結してある。ピストン・ロツド159は
ガイドブロツク149に設けた開口162を貫通
しており、このピストン・ロツド159の周囲に
リング・シール163を設けて空気室164内の
空気が漏れないようにしてある。ラツチ・バー6
1は上下一対のローラ166,167および16
8,169の間で水平方向に移動するようになつ
ている。下部ローラ166,167はガイド・ブ
ロツク149に取付けてあり、上部ローラ16
8,169はガイド・ブロツク149に固定した
ローラ・ブロツク171に取付けてある。ダイヤ
フラム154の上下端部はキヤツプ・ブロツク1
47とハウジング・ブロツク148の間にはさん
であり、従つてダイヤフラム154は上記ブロツ
クの間のシール・ガスケツトとして作用する。他
方のダイヤフラム156の上下端部はハウジン
グ・ブロツク148とガイド・ブロツク149の
間にはさんであり、従つてダイヤフラム156は
上記ブロツク間のシール・ガスケツトとして作用
する。ダイヤフラム154,156としては、コ
ネチカツト州のベロフラム・コーポレイシヨンか
ら「ローリング・ダイヤフラム」の名で市販され
ているカタログ番号4C−200−15−CPJのものが
使用できる。
空気バルブ59から空気路172を通じて空気
室164に加圧空気が送入されると、ピストン装
置152の端面に空気圧が作用するので、ピスト
ン装置152は第7図でみて左向きに押動され
る。その結果ラツチ・バー61は通常突出位置に
保持されている。巻型を転移させるための転移信
号を受けて空気バルブ59が作動すると、空気路
172が開放され、高圧空気(たとえば圧力
90psia、6.32Kg/cm2)は別の空気路176を通つ
て空気室164に流入する。このためピストン装
置152は右に駆動され、ラツチ・バー61が後
退する。
ラツチ・バー61が後退するのは一時的で、す
ぐまた元の突出位置に戻る。しかし、ラツチ・バ
ー61と止め板の相互の形状からして、止め板が
いつたん降下し始めると、ラツチバー61を通過
して降下しつづける。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例になる巻線の斜視図、
第2図は巻線機におけるコイル巻型、コイル収容
機構およびフライヤ・アームの回転路を概略的に
示す部分図、第3図は本発明を実施するに際して
フライヤ・アームの位置を検出して転移機構を作
動させるのに用いる機構の構成を示す図、第4図
は第1図の巻線機に組込んである巻上ヘツドの斜
視図、第5図は第4図の巻上ヘツドの構造を示す
拡大部分図、第6図は第4図の巻上ヘツドの構造
を示す拡大部分図、第7図は第5図に示す部分の
一部を拡大して示す部分断面図である。 22,23……巻上ヘツド、24……ターンテ
ーブル、26……コイル巻型、27……コイル収
容機構、38……フライヤ、40……コイル巻き
導線、47……転移板、48……フライヤ・アー
ム、49……回転円板、51……感知器、52…
…駆動スピンドル、56……計数器、61……ラ
ツチ・バー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導線供給手段38,48と、少くとも一つの
    巻型26とを相対的に回転させて前記少くとも一
    つの巻型26上に第一のコイルを巻き上げ、前記
    第一のコイルの少くとも幾巻きかをコイル巻線収
    容機構に形成されたギヤツプ64,65中に送り
    込み、前記コイル巻線収容機構と前記少くとも一
    つの巻型26とを軸方向に相対的に移動させ、前
    記少くとも一つの巻型26上に第二のコイルの少
    くとも幾巻きかのコイルターンを巻き上げること
    により、少くとも二つの異なつたサイズのコイル
    を巻成する方法であつて、一つの駆動器94から
    の力をエネルギー蓄積器99に加え、前記導線供
    給手段38,48及び少くとも一つの巻型26と
    の相対的回転位置を監視するとともに、その回転
    位置を指示する信号を発生し、さらに、前記少く
    とも一つの巻型26と導線供給手段38,48と
    の所定の一相対回転の予め定められた部分を通じ
    て前記駆動器94からの力と、エネルギー蓄積器
    99からの力とを、前記少くとも一つの巻型26
    と前記コイル巻線収容機構との少くとも一方に加
    えることにより、その巻型26とコイル巻線収容
    機構との間の相対的な軸方向動を生じさせること
    を特徴とするコイル形成方法。 2 前記少くとも一つの巻型26が前記コイル巻
    線収容機構に対して相対的に移動するものであ
    り、前記エネルギー蓄積器99が前記駆動器94
    に応動する駆動板97と、前記少くとも一つの巻
    型26と一体的に移動する板体との間に挿入され
    た複数のスプリングからなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 3 少くとも一つの巻型26に対し相対回転可能
    に取り付けられた少くとも一つの導線供給器3
    8,48と、コイル収容機構と、前記少くとも一
    つの巻型26及び導線供給器38,48の相対的
    な回転位置を監視するための手段51と、前記相
    対回転の各回において、前記導線供給器38,4
    8と前記少くとも一つの巻型26との相対的な回
    転位置を指示する複数の位置信号を発生するため
    の手段56と、前記位置信号に応答して転移信号
    を発生するための制御手段と、前記制御手段から
    の転移信号に応答して前記コイル巻線収容機構及
    び前記少くとも一つの巻型26間の相対的な軸方
    向移動を生ずるための転移手段とを備え、前記転
    移手段は駆動器94と転移板47、及び前記駆動
    器94と転移板47との間を連結するエネルギー
    蓄積器99を含み、前記転移板47は前記エネル
    ギー蓄積器99から放出された力、及び前記転移
    板47の移動中において駆動器94より前記エネ
    ルギー蓄積器99に加えられた力を受けて移動す
    るものであることを特徴とするコイル巻線機。 4 コイル巻線収容機構と巻型26の少くとも一
    部との間の相対的な軸方向移動を必要とするコイ
    ル巻線機において、前記収容機構及び巻型部のい
    ずれか一方と連結されたことにより、前記一方の
    部分の軸方向移動を生ずるための手段と、前記一
    方の軸方向移動部分に連結されたエネルギー蓄積
    器99と、前記一方の軸方向移動部分に前記エネ
    ルギー蓄積器99を介して連結された駆動器9
    4、及び前記一方の軸方向移動部分の軸方向移動
    を抑制するための第一及び第二のリテイナ手段を
    備え、前記第一のリテイナ手段により前記エネル
    ギー蓄積器99並びに駆動器94から加えられた
    力に基づく前記一方の軸方向移動部分の移動を生
    ずるようにし、前記エネルギー蓄積器99は前記
    一方の軸方向移動部分の軸方向移動が第二のリテ
    イナ手段により制動されたとき、前記駆動器94
    より加えられたエネルギーを吸収するように動作
    するものであることを特徴とするコイル巻線機。 5 前記軸方向移動部分の一方と連結された手段
    が転移板47からなり、その軸方向移動部分が巻
    型26の少くとも一部であり、さらにエネルギー
    蓄積器99が一つのから動き機構をの主体をなす
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲第4
    項記載の巻線機。 6 前記から動き機構がリテイナとしての駆動板
    97及び少くとも2個の前記エネルギー蓄積器と
    してのコイルスプリング99からなり、前記スプ
    リング99は前記転移板47と前記リテイナとの
    間に挿入され、さらに前記駆動器94が前記リテ
    イナに連結されたものであることを特徴とする特
    許請求の範囲第5項記載の巻線機。 7 駆動器94が液圧シリンダであることを特徴
    とする特許請求の範囲第6項記載の巻線機。 8 前記巻線機械がさらに、前記巻型26を前記
    コイル巻線収容機構に対して軸方向に移動させる
    ための転移機構を含み、前記転移機構は転移板4
    7とその転移板47を所望の位置に維持するため
    の複数のラツチ機構133,134からなり、前
    記ラツチ機構の少くとも一つはダイヤフラム型エ
    アピストン152に連結されたラツチピンを含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の巻
    線機。
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