JP2682587B2 - 巻線形成方法および巻線形成装置 - Google Patents

巻線形成方法および巻線形成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、線材を巻型外周上に
巻き上げて多重多層コイルを形成する巻線形成方法と、
この方法に使用する巻線形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来の巻線形成装置の一例を示
す全体図である。図において、1はコイルを形成するた
めの線材で、通常、断面が矩形状の平角線に絶縁テープ
等で電気的絶縁処理を施したものを使用する。2は線材
を供給する線材ドラム、3は線材ドラムを心棒で支持し
て外周から巻きほぐすアンコイラ、4はレベラで、テン
ションローラ5が複数個上下に並んでおり、線材1の巻
き癖を矯正すると共に図示しないブレーキ装置により張
力を発生させながら、これも図示しない動力によって線
材1を図の右方向に送り出す。なお上記1〜5で線材供
給手段6を構成している。7は巻線形成機であり、巻型
8が図示しない動力によって回転する。9はシリンダ、
10は押付けロールで、コイル形成時に線材1を巻型8
に押し付けるものである。
【0003】次に、動作について説明する。コイルは、
通常、電流容量により導体の断面積を選定するが、断面
積が大きくなると加工が難しくなり、また渦電流損が増
えるので、その場合は複数の導体に分けて並列に巻回す
る。図16は並列導体数が2本の場合を示している。ま
ず並列本数と同数の線材1をそれぞれ巻線ドラム2に巻
いたものを用意し、アンコイラ3にセットする。線材1
はレベラ4のテンションローラ5の上下列の間を通して
引き出し、その先端を巻線形成機6の巻型8に固定す
る。巻型8は図示しないモータ等の動力によって矢印の
方向に回転する。この時、線材1はテンションローラ5
によって張力を与えられている。また、シリンダ9を上
方に駆動することにより、押付けロール10が線材1を
巻型8に押し付けながら巻型8を回転させる。規定の巻
数になるまで回転動作を行った後停止させ、コイルの巻
終わり端を口出し線として必要な長さだけ残して切断
し、巻型8より取り外し、一つのコイルが完成する。
【0004】図17に完成したコイルを示す。図におい
て、11はコイル全体を示し、12は巻始め端部、13
は巻終わりのコイル口出し線である。ここで、以下の説
明のため、コイルの径方向つまりコイルを巻き上げてい
く方向の線材本数を重と称し、コイル軸方向つまり重と
直角方向の線材本数を層と称することにする。図17の
コイルは多重2層コイルである。従来の巻線形成装置で
形成されたコイルは、図17から分るように、巻始め端
部12はコイルの内側に、巻終わりのコイル口出し線1
3はコイル外側になる。そこで、コイル線材の両端共を
コイル外側から引き出したい場合は、図18に示すよう
に、2個のコイル11a、11bを合わせて、内側の巻
始め端部12aと12bを接続バー14で溶接またはロ
ー付け等によって接続し内渡り部とする。更にこの接続
部分を清掃し、絶縁テープを巻く等の電気的絶縁処理を
施して、はじめてコイル線材の両端つまり口出し線13
aと13bを外側に有する多重4層コイルを得ることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻線形成装置は
以上のように構成されているので、コイル口出し線を両
方共コイルの外側から引き出した多重多層コイルを得る
ためには、単独に形成した2個の多重多層コイル(1本
の導体で巻回する場合は多重1層コイル)を合わせ、内
側になるコイル線材端部どおしを溶接等により接続して
形成していた。このため、一連の連続した工程では製作
できず、前述のとおり、溶接等の接続作業とその部分の
絶縁処理作業が必要であった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、溶接等の接続作業や接続部の絶
縁処理作業を必要とせずに、コイル口出し線の両方共を
コイル外周に形成する多重多層コイルを形成する巻線形
成方法及び巻線形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る巻線形成
方法及び装置は、線材を一定の張力を発生させながら供
給する線材供給手段を備え、駆動力により中心軸の回り
に回転するロータを持ち、そのロータ上には、ロータの
中心軸から離れて上記中心軸と平行な軸上にリールが配
設されており、そのリールは所定の駆動力を持って回動
する。また上記線材に対し軸方向に少なくとも線材幅以
上の段付け加工を行う段付け手段を持っている。更に上
記ロータと同軸上には駆動力により回転する巻型を備え
ている。
【0008】
【作用】この発明における巻線形成方法及び装置は、中
心軸の回りに回転するロータ上に配設したリールに、線
材供給手段から連続して供給する線材を所定の長さだけ
巻き取っておき、線材供給手段とリールの間で、線材に
対し幅方向に少なくとも線材幅以上の段付け加工を施
し、その段付け部をロータと同軸上に設けた巻型の外周
面に押し当て、この段付け部を基準にしリール側の線材
は、ロータを少なくとも巻型より早く回転させることに
よりリールに巻き取っておいた線材を巻戻しながら巻型
に巻き上げてコイルの片側を形成し、段付け部より線材
供給側の線材は、線材供給手段から供給する線材を巻型
を回転させて巻き上げることによりコイルのもう片側を
形成することができるので、コイル線材を途中で接続す
ることなく、コイル口出し線の両方共をコイルの外側か
ら引き出した多重多層コイルを形成することができる。
【0009】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。ま
ず、この発明の巻線形成機で形成されるコイルについて
説明する。図10はこの発明の巻線形成機によって形成
したコイル15であり、コイルA15aとコイルB15
bが段付け部16によってそこが内渡り部となって一体
につながったものである。口出し線13a、13bは共
にコイルの外側から引き出されている。
【0010】次に、装置について説明する。図1はこの
発明の巻線形成装置の全体構成図である。線材1、線材
ドラム2、アンコイラ3、レベラ4、テンションローラ
5までは従来例と同じで線材供給手段6を構成する。1
9は測長器で、通過する線材1の長さを計測するための
エンコーダ(図示せず)を備えている。20は段付け手
段で、線材1に水平方向の段付けを行う。30は巻線形
成機である。段付け手段20の詳細は図4に、巻線形成
機30の詳細は図2及び図3に示す。
【0011】まず、段付け手段20から説明する。図4
において、21は取付枠、22は押型、23はシリンダ
で取付枠21に取り付けているが、そのロッドが押型2
2に連結しており、押型22を矢印の方向へ押し出す。
押型22の段付け量は、線材幅以上としている。但し、
幅方向に複数本の線材で並列に巻回する場合には並列本
数の合計の線材幅とする。24はガイド棒で、一端は押
型22に固定されており、押型22を水平に保持すると
共に、リニアベアリング25と組み合わせて押型22の
矢印方向の動きを助けるものである。26はローラで、
押型22の前後に上下2個ずつ配置し、両端は軸受27
で支持しているが、軸受27は取付枠21側面に設けた
スライド溝に緩挿しているので上下に摺動できる。上側
のローラはスプリング28によって下方に押されてお
り、この押圧力は調整ねじ29で調整することができる
ようになっている。
【0012】次に、巻線形成機を図2及び図3によって
説明する。図2は正面側、図3は裏面側である。図にお
いて、31は巻型である。32は主軸で、一端は巻型3
1に、他端は歯車35aに連結し、軸受33で架台34
に支持している。歯車35aは歯車35bと噛み合って
軸駆動モータ36により回転力を与えられる。主軸32
には軸受37を介してロータ38と歯車39aが一体に
取り付けられている。歯車39aは歯車39bに噛み合
ってロータ駆動モータ40により回転力が与えられる。
従って、ロータ38と巻型31とは同軸上であるが、別
の駆動モータによって異なった回転動作ができるように
なっている。また、ロータ38には軸受41によって回
動自在にリール42が取り付けられており、リール軸に
はブレーキ装置43と歯車44aを有し、歯車44aに
は着脱自在に歯車44bが係合し、リール駆動モータ4
5によって回転力が与えられる。リール駆動モータ45
は移動台46上に固定されているが、移動台46にはそ
の下面に直動装置47があり、シリンダ48の駆動力に
より矢印アのように直線運動する。この直線運動により
歯車44aと歯車44bが着脱自在に係合する。ロータ
38の正面側には押付けロールA49が、空圧シリンダ
50を介して取り付けられており、空圧シリンダ50の
駆動により矢印イのように直線運動する。また、ベース
51側には押付けロールB52がシリンダ53を介して
取り付けられており、空圧シリンダ53の駆動により矢
印ウのように直線運動する。54はカバーである。
【0013】図5は巻型31の詳細を示すものであり、
31aは溝で、上記段付け機で段付けした、コイルの内
渡り部となる線材1が嵌まり込む形状となっている。
【0014】図6はロータ38と巻型31、リール4
2、押付けロールA49、及び押付けロールB52の相
対位置関係を示すための平面図である。巻型31に図に
示すようなコイル15を巻き上げて形成する場合に、リ
ール42と押付けロールA49はコイル15a側を、押
付けロールB52はコイル15b側を担当する。
【0015】次に、動作及び巻線形成方法について図1
〜図10を参照しながら説明する。まず、巻線形成機の
ロータ38に配設したリール42が図7に示す位置にな
るまでロータ38を回転させ、図の位置で図示しない位
置決めピン等により固定する。次に、図3に示すシリン
ダ48を前進駆動して、移動台46を前進させ、歯車4
4aと歯車44bを係合させて、リール42が回転駆動
できる状態にする。図1に示すアンコイラ3にセットし
た線材ドラム2より線材1を引き出し、レベラ4、測長
器19、段付け機20を通して先端をリール42に固定
する。測長器19で線材1の長さを測定しながら、リー
ル42に、図10に示すコイル15a分の長さを巻き取
る。図4に示す段付け手段20のシリンダ23を前進駆
動し、押型22を両側から押し出し、線材1にコイルの
内渡りとなる部分16の段付けを行う。こうしてできた
線材1の段付け部16が巻型31のちょうど真下になる
まで、さらにリール42で線材1を巻き取る。なお、こ
のとき巻型31の溝31a(図5参照)は下側に、つま
り線材1と対向するように巻型31を回転させておく。
図3に示すシリンダ48を後退駆動させ、歯車44aと
歯車44bの係合を外し、ロータ38の位置決めの固定
も解除する。図2に戻り、線材1の段付け部16を巻型
31の溝31aに合わせ、空圧シリンダ53を上方に駆
動して押付けロールB52を巻型31に押し付ける。押
付けロールA49も空圧シリンダ50の駆動により、巻
型31に押し付ける。
【0016】次に、巻型31とロータ38をそれぞれの
駆動モータ36、40を駆動して同時に反時計方向に回
転させ、線材1の巻き上げ動作を開始する。この時、ロ
ータ38の回転速度は巻型31の回転速度より速くする
が、最も効率的な巻き線方法として、ロータ38の回転
速度を巻型31の回転速度の2倍とした場合について説
明する。図8は巻型31に線材1を巻き始めて1/4回
転した状態を示す。図9は巻き線作業の途中を示す。ロ
ータ38の回転速度が巻型31の2倍であることより、
リール42に巻き取っておいた線材1はリール42から
巻きほぐされながら、また、ブレーキ装置43により張
力を与えられながら巻型31に巻き上げられていき、図
10に示すコイルA15a側を形成する。これと同じ速
度で、線材ドラム2側から供給される線材1は、レベラ
4で張力を与えられながら巻型31に巻き上げられコイ
ルB15b側を形成する。つまり、ロータ38の回転速
度を巻型31の回転速度の2倍としたので、コイル15
Aa側とコイル15Bb側が同じ速度で巻き上がること
になる。巻線作業中、押付けロールA49はコイルA1
5a側を、押付けロールB52はコイルB15b側を押
し付けながら線材1を巻型31に折り曲げ形成するのを
促進させる役目をする。押付けロールA49、押付けロ
ールB52、リール42及び巻型31の相対位置関係は
図6に示した通りとなっているので、巻線作業中に干渉
することはない。巻線動作を続け、規定の巻数になれば
巻線動作を停止する。コイルA15a、コイルB15b
側共巻終り部を口出し線13a、13bとして必要な長
さだけ残して切断し、巻型31から形成されたコイルを
外す。こうして図10に示すようなコイル15が形成さ
れる。
【0017】なお、上記実施例では、ロータ38と巻型
31を同時に回転させて、コイルA15aとコイルB1
5bを同時に形成する場合について述べたが、初めは巻
型31を固定しておき、リール42に巻き取った線材1
を先ず巻型31に巻き上げてコイルA15aを形成した
のち、巻き終わり端を口出し線の長さだけコイル側に残
してから切り離して、次に巻型31を回転させコイルB
15bを形成しても同様の多重4層コイルを形成するこ
とができる。
【0018】また、上記実施例では、多重4層コイルを
形成する場合について述べたが、線材1の並列本数を変
えることによって、同様に別の多重多層コイルを形成で
きることは言うまでもない。
【0019】実施例2.実施例1の方法及び装置により
コイルを巻きあげた場合、ロータ38上に設けられてい
るリール42、押付ロール49はロータ38の回転に伴
い回転するため、ベース51上に設けられた押付ローラ
52とリール42、押付ロール49が干渉しないように
隙間が必要である。そのため、形成後の多重多層コイル
は実際には図11に示すようにコイル15aとコイル1
5b間に間隔が生じる。この多重多層コイルを図10に
示すようにコイル15aとコイル15bを密着させた場
合、内渡り部16の線材長さは密着時の方が短いため、
内渡り部16の線材がたるむという問題がある。この実
施例は上記のような問題点を解消するための巻型に関す
るものである。
【0020】図12において、31は巻型、31bはコ
イル15aに相当するコイルを形成するための巻型部、
31cはコイル15bに相当するコイルを形成するため
の巻型部である。31aは内渡り部16をガイドする線
材の溝である。図13は、上記の巻型を用いて形成した
コイルのコイルのずれとコイルの間隔を幾何学的に示し
た図で、15a、15bは多重コイル、16は内渡り部
である。コイル15bの長さ15cと、内渡り部16の
長さ16aが同じ長さになるようにコイル15aとコイ
ル15bの間隔とずれを生じさせている。図14は、コ
イル15aとコイル15bを密着させた状態を幾何学的
に示した図で、15cと16aは同じ長さのため密着時
には一致する。
【0021】実施例3.また、上記実施例2では、巻型
をずらした場合について説明したが、図15に示すよう
に巻型31bと31cを回転軸に対してねじってもよ
く、上記実施例2と同様の効果を奏する。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ロー
タ面に配設したリールに巻き取っておいた線材を巻き戻
しながら巻型へ巻き上げて片側のコイルを形成し、一
方、線材供給手段から供給する線材を巻型に巻き上げて
もう片方のコイルを形成することができるので、コイル
線材をコイル内渡り部で接続する作業を必要とせず、従
って接続部の絶縁処理作業も必要とせず、連続した作業
によって、両口出し線をコイルの外側から引き出した多
重多層コイルを形成できる効果がある。
【0023】また、この発明によれば、コイルの間隔に
合わせて巻型をずらせているため、内渡り部を介してそ
れぞれ形成された多重多層コイルを密着時内渡り部の線
材がたるむことなく均一の形状の多重多層のコイルが得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の巻線形成装置の全体構成図である。
【図2】この発明の巻線形成機の正面側斜視図である。
【図3】この発明の巻線形成機の裏面側斜視図である。
【図4】この発明の段付け手段の斜視図である。
【図5】この発明の巻線形成機の巻型の斜視図である。
【図6】この発明のロータ、リール、押付けロールA及
び押付けロールBの相対位置関係を示す平面図である。
【図7】この発明の巻線形成機のリール巻取り作業を示
す正面図である。
【図8】この発明の巻型に線材を巻き始めたところの斜
視図である。
【図9】この発明の巻線形成機による巻線作業中の正面
図である。
【図10】この発明の巻線形成装置により形成した多重
4層コイルを示す斜視図である。
【図11】この発明の巻線形成装置により形成した多重
4層コイルを示す斜視図である。
【図12】この発明の巻線形成機の巻型の他の例を示す
斜視図である。
【図13】図12の巻型による内渡り部の状態を幾何学
的に示す図である。
【図14】図12の巻型によるコイルの密着状態を幾何
学的に示す図である。
【図15】この発明の巻線形成機の巻型のさらに他の例
を示す斜視図である。
【図16】従来の巻線形成装置の全体図である。
【図17】従来の巻線形成装置により形成した多重2層
コイルを示す斜視図である。
【図18】従来の巻線形成装置により形成した多重4層
コイルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 線材 6 線材供給手段 13a 口出し線 13b 口出し線 15 コイル 15a コイルA 15b コイルB 16 コイル段付け部 20 段付け手段 31 巻型 31a 溝 31b 巻型部 31c 巻型部 38 ロータ 42 リール

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口出し線の両方ともをコイルの外周に形
    成するコイルの巻線形成方法において、 中心軸の周りに回転するロータ上に、上記中心軸から離
    れて上記中心軸と平行な軸上にリールを配設し、そのリ
    ールに線材供給手段から連続して供給する線材を所定の
    長さだけ巻き取っておき、上記線材供給手段と上記リー
    ルの間で、上記線材に対し幅方向に少なくとも線材幅以
    上の段付け加工を施し、その段付け部を上記中心軸と同
    軸上に設けた巻型の外周面に押し当て、この段付け部か
    ら上記リール側の線材は上記ロータを上記巻型より早い
    相対速度で回転させることにより上記リールに巻き取っ
    ておいた線材を巻戻しながら上記巻型に巻き上げてコイ
    ルの片側を形成し、上記段付け部より上記線材供給手段
    側の線材は線材供給手段から供給する線材を上記巻型を
    回転させて巻き上げることによりコイルのもう片側を形
    成するようにしたことを特徴とする巻線形成方法。
  2. 【請求項2】 線材供給手段から一定の張力を発生させ
    ながら線材を供給し、巻型を回転させてその外周上にコ
    イルを形成する巻線形成装置において、 駆動力により中心軸の周りに回転するロータと、そのロ
    ータ上に、上記中心軸から離れて上記中心軸と平行な軸
    上で、所定の駆動力を持って回動するリールと、このリ
    ールと上記線材供給手段の間に設けられ、上記線材に対
    し幅方向に少なくとも線材幅以上の段付け加工を行う段
    付け手段と、上記中心軸と同軸上に駆動力により回転す
    る巻型とを備えたことを特徴とする巻線形成装置。
  3. 【請求項3】 巻型が、コイルの内渡り部をはさんで一
    方の層と他方の層をそれぞれ形成する2部分からなり、
    上記両部分が、上記内渡り部が短くなる方向に偏心して
    一体となされていることを特徴とする請求項2記載の巻
    線形成装置。
  4. 【請求項4】 巻型が、コイルの内渡り部をはさんで一
    方の層と他方の層をそれぞれ形成する2部分からなり、
    上記両部分が、上記内渡り部が短くなる方向に互いにね
    じれて一体に配置されていることを特徴とする請求項2
    記載の巻線形成装置。
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