JP4401093B2 - 巻線装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本の電線を並列して巻枠に巻き付けてコイルを形成するようにした巻線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気自動車などのモータの開発に際し、自動車に搭載可能な低電圧の電源によって大きな駆動力が得られるようにするため、電線の断面積を大きくして大電流を流すことにより、大きな駆動力が得られるようにしたモータが望まれている。しかしながら、電線の直径を大きくした場合には、巻線操作やステータコアへのコイル挿入操作が困難となると共に、ステータコアのスロット内における電線のスペースファクタ(空間占有率)も小さくなるという問題点があった。
【0003】
そこで、複数本の電線を並列して巻いて(パラ巻きして)コイルを形成することにより、巻線操作やコイル挿入操作に支障をきたすことなく、電線の断面積を実質的に大きくするようにした巻線装置及び方法が提案されている。このようなパラ巻線においては、従来の巻線装置で用いられているフライヤーと呼ばれる回転ノズルを用いることはできない。すなわち、電線を送出するノズルを巻枠の周りで回転させて、電線を巻枠に巻き付けるフライヤーを用いると、複数本の電線が縄のように捩れてしまい、得られたコイルを後の工程でコイル挿入装置によりステータコアのスロットに挿入することが困難になってしまうからである。
【0004】
このため、例えば、下記特許文献1には、巻枠への素線の巻き付けによる巻線形成、及び、巻枠からの巻線の取外しを繰り返すことにより、互いに連結された所定数の極の巻線を形成する巻線製造システムにおいて、回転する巻枠に素線を巻き付けて巻線を形成する巻線形成手段と、巻き付けが完了し巻枠から取り外された巻線を、その巻線の極に対応する所定の保持位置に保持する巻線保持手段と、前記巻枠の回転に合わせて前記巻線保持手段を動かすことにより、前記巻線保持手段に保持された巻線と、他の極の巻線を形成中の巻枠との相対位置関係の乖離を抑制する相対位置維持手段と、を含むことを特徴とする巻線製造システムが開示されている。
【0005】
また、下記特許文献2には、回転する巻枠を上方に配置し、ステータコアの内歯に対応して立設された複数本のガイド棒を有し、前記巻枠と同期して回転できる電線保持治具を下方に配置し、前記電線保持治具又は前記巻枠を昇降可能とすると共に、前記電線保持治具を水平方向に移動可能とし、前記電線保持治具の中心部が前記巻枠の回転中心下方に位置するように前記電線保持治具を配置し、ノズルから並列して引き出された複数本の電線を前記巻枠に保持させ、その状態で前記巻枠と前記電線保持治具とを同期して回転させ、前記電線を前記巻枠に所定回数巻き付けてコイルを形成し、前記電線保持治具を水平方向に移動させて前記ガイド棒の所定の間隙に前記巻枠に保持されたコイルが挿入されるように位置決めし、前記電線保持治具又は前記巻枠を昇降させて前記コイルを前記ガイド棒の所定の間隙に受け入れて保持させ、再び前記電線保持治具の中心部が前記巻枠の回転中心下方に位置するように前記電線保持治具を配置して巻線するという前記一連の工程を複数回繰り返すことにより、並列した複数本の電線からなる多極のコイルを連続的に形成することを特徴とする巻線方法が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−297935号公報
【特許文献2】
特開2000−209822号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1、2に記載された巻線装置及び方法では、巻枠と電線保持治具とを同期して回転させ、巻枠に電線を所定回数巻き付けてコイルを形成すると、そのコイルを電線保持具に受け渡し、再び巻枠と電線保持具とを回転させて巻線を行うようにしているので、巻線操作が終了する度に電線保持具にコイルを受け渡さなければならず、多極のコイルを連続的に形成することができるものの、巻線作業に時間がかかって生産性が悪いという問題があった。
【0008】
したがって、本発明の目的は、複数本の電線を並列して巻枠に巻き付けてコイルを形成する作業を繰り返すことにより、多極のコイルを連続的に形成するようにした巻線装置において、1つのコイルの巻線から次のコイルの巻線に至る作業時間を短縮して、生産性を高めることができるようにした巻線装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の巻線装置は、複数本の電線を並列して巻枠に巻き付けてコイルを形成する作業を繰り返すことにより、多極のコイルを連続的に形成するようにした巻線装置において、
複数本の電線を並列させて供給する電線供給手段と、複数の巻枠が取付けられた回転板と、選択された巻枠を回転板に対して突出させる巻枠スライド手段とを備え、
前記複数の巻枠は、前記回転板の回転軸心に対して等距離でかつ周方向に沿って配列され、前記巻枠スライド手段によって前記回転軸心と平行に突出するように構成されており、
前記巻枠スライド手段によって、前記巻枠を前記回転板に対して選択的に突出させ、前記回転板を回転させることにより、前記電線供給手段によって供給される複数本の電線が、前記突出した巻枠に巻き付けられるように構成されており、
前記回転板には、前記電線の巻き始めの端部を保持すると共に、巻枠から巻枠に移る渡り線を引き掛けるための複数本の引っ掛け棒が取付けられており、これらの引っ掛け棒の先端部は、引き掛けられた前記電線が外れないように拡径されていて、前記突出した巻枠の電線巻き付け位置よりも低い高さとされており、
前記電線供給手段は、複数本の電線を一列に並べて送出するガイドノズルを有し、前記回転板の側方にあって、前記突出された巻枠に向けて電線を供給するように構成されると共に、前記突出された巻枠が前記回転板の回転に伴って偏心運動するとき、該巻枠と前記ガイドノズルとの距離がほぼ一定に保たれるように、電線の走行方向に沿って往復移動するように構成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の巻線装置によれば、巻枠スライド手段によって巻枠を回転板に対して選択的に突出させ、その状態で回転板を回転させることにより、並列された複数本の電線が突出した巻枠に巻き付いてコイルが形成される。そして、1つの巻枠に対する巻線が終了したら、その巻枠を引き込めて、次の巻枠を突出させ、その状態で回転板を回転させることにより、並列された複数本の電線が次の巻枠に巻き付いてコイルが形成される。このような操作を繰り返すことにより、パラ巻きされた多極のコイルを連続的に形成することができる。
そして、必要とされる全ての巻枠に巻線を施した後、コイルトランスファー治具や、コイルインサーター治具などに、巻線されたコイルを一度に移し渡すことができるので、巻線が終了した都度、電線保持具にコイルを受け渡す必要がなくなり、巻線作業時間を大幅に短縮して、生産性を高めることができる。
また、各巻枠への巻線操作の開始前に、電線の始端部や渡り線部を上記引っ掛け棒に引っ掛けることによって、電線の始端部や渡り線部の長さを適度な長さにして確保することができる。また、引っ掛け棒は、突出した巻枠の電線巻き付け位置よりも低い高さとされているので、巻枠への電線の巻き付け操作を邪魔することはなく、しかも引っ掛け棒の先端部が拡径されているので、巻線を施すべき巻枠の突出に併せて、電線供給手段を移動させたとき、電線が引っ掛け棒から外れてしまうことを防止できる。
【0013】
また、本発明の巻線装置では、回転板上に取付けられた複数の巻枠のうち、巻線を施そうとする巻枠のみを巻枠スライド手段によって突出させ、この突出した巻枠に対して巻線を行うのであるが、回転板の回転中心に対して突出した巻枠は偏心した位置にある。このため、回転板と一緒に回転する前記突出した巻枠と、電線供給手段のガイドノズルとの距離は、巻枠の回転位置によって変化することになる。このため、両者の距離が短くなったときに電線のたるみが生じて、巻枠に巻き付く電線の配列が乱れる原因となる。そこで、本発明では、回転板の回転に伴って、前記ガイドノズルを電線の走行方向に沿って往復移動させ、突出した巻枠とガイドノズルとの距離をほぼ一定に保つことにより、電線のたるみの発生を防止して、巻枠に巻き付く電線の配列が乱れることを防止できるようにした。
【0014】
また、前記ガイドノズルは、前記電線の走行方向と、前記巻枠のスライド方向とに移動可能に取付けられていることが好ましい。
【0015】
この態様によれば、巻線操作中に、ガイドノズルを電線の走行方向に沿って往復移動させることによって、上記のように電線のたるみを防止できる。また、巻線操作中に、ガイドノズルを巻枠のスライド方向に動かすことによって、電線を整列させて巻き付けることができる。更に、巻枠のスライドに伴って電線のガイドノズルを動かすことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1〜10には、本発明による巻線装置の一実施形態が示されている。
【0019】
図1は同巻線装置の斜視図、図2は同巻線装置の正面図、図3は同巻線装置の平面図、図4は同巻線装置の側断面図である。図5〜14は同巻線装置による巻線操作の手順を示す説明図であって、いずれも(A)は平面図、(B)は正面図である。
【0020】
図1〜4に示すように、この巻線装置100は、基台110上に設置された巻線装置本体200と、電線供給手段300とを備えている。
【0021】
巻線装置本体200は、基台110上に立設された枠状のフレーム210を有している。このフレーム210は、前後の支持板211、212と、これらの支持板211,212を連結する複数本のガイド棒213を有している。
【0022】
これらのガイド棒213には、スリーブ214及びフランジ215を介して、複数枚、この実施形態の場合4枚のスライド枠216が、ガイド棒213の軸方向に位置をずらして取付けられている。そして、各フランジ215と、フレーム210との間には、エアシリンダ217がそれぞれ配置されている。このエアシリンダ217によって、スライド枠216がガイド棒213に沿ってスライドするようになっている。
【0023】
スライド枠216の内周には、クロスローラベアリング218を介して、巻枠支持板221が回転可能に取付けられている。また、前方の支持板211も枠状をなしており、この枠状の支持板211の内周に、クロスローラベアリング218を介して、回転板222が回転可能に取付けられている。なお、ここでクロスローラベアリング218は、スライド枠216又は支持板211に対して、巻枠支持板221又は回転板222を回転可能に保持する構造をなしている。したがって、巻枠支持板221は、スライド枠216に対して回転可能とされると共に、スライド枠216がガイド棒213に沿ってスライドすると、それと一緒にスライドするようになっている。
【0024】
特に図4に示すように、各巻枠支持板221には、スライド方向に伸びる2本の巻枠支軸223がそれぞれ取付けられている。巻枠支軸223は、それよりも前方に位置する巻枠支持板221と、回転板222とを貫通して前方に突出するように伸びている。そして、各巻枠支持板221から伸びる巻枠支軸223の先端には、巻枠220が取付けられている。巻枠220は、巻枠支軸223の先端に固着されたベース板224と、このベース板224上に立設された2枚の枠板225、226とで構成されている。
【0025】
したがって、エアシリンダ217が作動して、スライド枠216がガイド棒213に沿ってスライドすると、クロスローラベアリング218を介して連設された巻枠支持板221が一緒にスライドし、この巻枠支持板221に巻枠支軸223を介して連結された対応する巻枠220が、回転板222に対して突出したり引き込んだりする。
【0026】
なお、上記ガイド棒213、スリーブ214、フランジ215、スライド枠216、クロスローラベアリング218、巻枠支持板221、巻枠支軸223が、本発明における巻枠スライド手段を構成している。
【0027】
また、この実施形態の場合、スライド枠216及び巻枠支持板221が合計4組設けられているが、実際にはそのうちの3組に取付けられた巻枠支軸223に巻枠220が装着されており、最後部に位置する1組のスライド枠216及び巻枠支持板221の巻枠支軸223には、巻枠は取付けられておらず、仕様の変更などによって4つの巻枠が必要になったときに使うための予備とされている。
【0028】
また、後方の支持板212の中心と、前方の回転板222の中心との間には、回転軸230が配置されている。回転軸230は、支持板212に対しては回転可能に取付けられ、回転板222に対してはそれと一体に回転するように固着されている。更に、この回転軸230の外周には、スプライン溝231が形成されており、前記巻枠支持板221の中心には、このスプライン溝231に嵌合する溝を内周に有するスリーブ227が装着され、このスリーブ227を通して前記回転軸230が挿通されている。
【0029】
このため、回転軸230が回転すると、上記巻枠支持板221も一体に回転するようになっている。更に、巻枠支持板221と共に、巻枠支軸223も一体に回転し、巻枠220が一体に回転するようになっている。
【0030】
また、回転板222の前面側の外周には、環状の大径ギヤ232が取付けられており、大径ギヤ232は、回転板222と一体に回転する。そして、フレーム210にはモータ240が取付けられており、このモータ240の駆動ギヤ241が上記大径ギヤ232と歯合している。
【0031】
したがって、モータ240の作動によって、駆動ギヤ241を介して大径ギヤ232及び回転板222が回転し、回転軸230のスプライン溝231にスリーブ227を介して嵌合する、それぞれの巻枠支持板221も一体に回転し、更に巻枠支持板221から延出されて、その前方に位置する巻枠支持板221及び回転板222を貫通する巻枠支軸223及び巻枠220も一体に回転するようになっている。
【0032】
更に、大径ギヤ232の周縁部には、電線Wの引っ掛け棒250が所定間隔で立設されている。この引っ掛け棒250は、エアシリンダ217によって突出された巻枠220への巻線操作に干渉しない高さとされており、その先端部には、引っ掛けた電線Wが滑り抜けて外れないようにするための拡径部251が形成されている。
【0033】
次に、電線供給装置300は、基台110上に立設された支柱310を介して水平に支持された基板311を有し、この基板311は、回転円板222の側方にあって、巻枠220方向に向けて伸びている。この基板311には、その長手方向に沿ってスライド可能に第1スライド板320が取付けられている。第1スライド板320は、基板311の長手方向と直交する方向に伸びる細長い板状をなしている。第1スライド板320は、基板311上に設置されたボールネジに螺合し、図示しないサーボモータによって、図1、3中の矢印X方向に移動するようになっている。
【0034】
また、第1スライド基板320の長手方向に沿ってスライド可能に第2スライド板330が取付けられている。第2スライド板330は、第1スライド板320と直交する方向(基板311の長手方向)に伸びる細長い板状をなしている。第2スライド板330は、第1スライド板320上に設置されたボールネジに螺合し、図示しない上記とは別のサーボモータによって、図1、3中の矢印Y方向に移動するようになっている。
【0035】
そして、この第2スライド板330上には、図示しない電線リールから繰り出される複数本の電線Wを導入する第1ガイド部材331と、この第1ガイド板部材331を通った複数本の電線Wを更に集束させる第2ガイド部材332と、この第2ガイド部材332を通った複数本の電線Wを一列に配列させる第3ガイド部材333と、この第3ガイド部材333を通った複数本の電線Wを一列に配列された状態で送出させるガイドノズル334が設置されている。
【0036】
第1ガイド部材331には、複数のローラが並んで支持されており、個々の電線Wは、これらのローラ群にジグザグに通されて曲がりくせを矯正されるようになっている。第2ガイド部材332は、個々の電線Wを通す複数の孔を有する板で構成されている。第3ガイド部材333は、集束された電線Wを一列に並べるように挟持するスリット状の孔を有する部材で構成されている。ガイドノズル334は、電線Wを重ならないように一列に並べて送出するスリットを有する部材で構成されている。
【0037】
そして、第1スライド板320は、基板311に沿ってX方向に移動し、第2スライド板330は、第1スライド板320に沿ってY方向に移動するため、第2スライド板330上に設置された上記ガイドノズル334は、図1、3中のX−Y方向に移動できるようになっている。この場合、X方向は電線Wの走行方向であり、Y方向は巻枠220のスライド方向である。
【0038】
次に、図5〜14に基づいて、上記巻線装置100による巻線方法について説明する。
【0039】
図5は、同巻線装置による巻線開始時の状態を示している。このとき、巻枠220はいずれも回転板222に近接して引き込んだ状態をなしている。また、ガイドノズル334は、平面的に見て、引っ掛け棒250の先端部と同じ突出位置に配置されている。この状態で、電線供給手段300のガイドノズル334から複数本の電線Wを一例に並べた状態で送出させ、最も近い位置にある引っ掛け棒250に連結する。
【0040】
図6は、巻き始めのリード線を所定長さ引き出すために回転板が回転する状態を示している。モータ240が作動して、駆動ギヤ241を介して大径ギヤ232及び回転板222が矢印A方向に回転する。その結果、ガイドノズル334から引き出された電線Wは、2本の引っ掛け棒250に引っ掛けられて周方向に送り出される。なお、回転板222が回転するときには、引っ掛け棒250の他、前述したように、回転軸230、巻枠支持板221、巻枠支軸223及び巻枠220も一体に回転する。
【0041】
図7は、ガイドノズル334が、図中矢印Ya方向に移動すると共に、1つの巻枠220aが突出した状態を示している。すなわち、図6に示す状態からガイドノズル334がYa方向に移動することにより、次に回転してくる引っ掛け棒250の頭上を越えて電線Wは直線的に引っ張られていく。そして、図7(B)に示すように、電線Wは回転板222を直線的に横切ってガイドノズル334と反対側まで張設された状態になる。この状態で、モータ240の回転が停止し、ガイドノズル334と反対方向にある1つの巻枠220aが突出し、張設された電線Wの上方に配置される。
【0042】
図8は、突出した巻枠220aへの巻線が開始された状態を示している。すなわち、モータ240が逆転して、回転板222が前記とは逆の矢印B方向に回転を始める。その結果、電線Wは、突出した巻枠220aに巻き付いていく。この場合、ガイドノズル334は、矢印Yb方向に一旦やや戻り、ガイドノズル334と巻枠220aの電線Wの巻付け位置とを結ぶラインが回転板222とほぼ平行になる位置とされる。その後、巻線が進行するに伴い、矢印Ya方向に徐々に移動して、巻枠220aに電線Wが一列に並ぶように巻き付いていく。
【0043】
図9は、このようにして、突出した巻枠220aへの巻線が途中まで進行した状態を示している。巻線の進行に伴って、ガイドノズル334は、前述したように矢印Ya方向に徐々に移動すると共に、ガイドノズル334と巻枠220aの巻付け位置との距離Lがほぼ一定に保たれるように、矢印Xa及びXb方向に往復移動する。
【0044】
すなわち、巻枠220aは、回転板222の回転中心である回転軸230に対して半径方向に偏心した位置にあるため、回転板222の回転に伴って偏心運動をする。このため、ガイドノズル334を固定しておくと、ガイドノズル334との距離が回転に伴って変化してしまい、送出された電線Wがたるんだりするため、きれいに整列して巻き付けることができない。そこで、上記のように、ガイドノズル334と巻枠220aの巻付け位置との距離Lがほぼ一定に保たれるように、ガイドノズル334を往復移動させることによって、電線Wのたるみを防止して電線Wを整列して巻き付けることが可能となる。なお、第1ガイド部材331の後方には、公知のテンション装置が配置されているため、ガイドノズル334の移動に伴う電線Wの繰り出し量の変化を吸収できるようになっている。
【0045】
図10は、こうして1つ目の巻枠220aに対して巻線を終了して、モータ240が停止し回転板222が停止した状態を示している。このとき、電線Wは、巻枠220aの基端から先端付近まで巻き付けられている。ガイドノズル334は、巻線開始時の状態に戻る。
【0046】
図11は、巻線が終了した巻枠220aが引き込み、ガイドノズル334も一緒にXb方向にスライドした状態を示している。
【0047】
図12は、モータ240が再び作動して、回転板222が矢印A方向に所定角度回転し、渡り線が引き出される状態を示している。すなわち、巻枠220aから伸びる渡り線は、引っ掛け棒250に引っ掛けられて、ガイドノズル334から所定長さ引き出される。
【0048】
図13は、ガイドノズル334が、図中矢印Ya方向に移動すると共に、次の巻枠220bが突出した状態を示している。すなわち、図12に示す状態からガイドノズル334がYa方向に移動することにより、次に回転してくる引っ掛け棒250の頭上を越えて電線Wは直線的に引っ張られていく。
【0049】
そして、図13(B)に示すように、電線Wは回転板222を直線的に横切ってガイドノズル334と反対側まで張設された状態になる。この状態で、モータ240の回転が停止し、次に巻線されるべき巻枠220bが突出する。続いて、モータ240が前記とは逆の矢印B方向に回転し、突出した巻枠220bに対して電線Wが巻き付けられ、2回目の巻線操作が開始される。なお、ガイドノズル334は、矢印Yb方向に一旦やや戻り、ガイドノズル334と巻枠220bの電線Wの巻付け位置とを結ぶラインが回転板222とほぼ平行になる位置とされてから巻線が開始される。
【0050】
図14は、こうして2回目の巻線操作が進行して巻線終了間近になった状態を示している。巻線操作中、ガイドノズル334は、前述したように、巻枠220aに電線Wが一列に並ぶように矢印Ya方向に徐々に移動すると共に、ガイドノズル334と巻枠220aの巻付け位置との距離Lがほぼ一定に保たれるように矢印Xa及びXb方向に往復移動する。
【0051】
こうして2回目の巻線が巻枠220bに対して行われると、前記と同様な工程によって、残りの巻枠220cに対して3回目の巻線が行われる。このように、3つの巻枠220a、220b、220cに対して、連続して順次巻線操作を施すことができ、巻線作業性を著しく高めることができる。また、巻線開始時の電線Wの始端部と、巻枠から巻枠に移る渡り線を、引っ掛け棒250に引っ掛けることにより、所定の長さで確保することができる。
【0052】
なお、3つの巻枠220a、220b、220cに対して全て巻線がなされたら、これらの巻枠220a、220b、220cに形成されたコイルを、図示しないコイルトランスファー治具又はコイルインサーター治具に受け渡して、次のコイル挿入装置に移動することができる。
【0053】
図15には、本発明による巻線装置の他の実施形態が示されている。この巻線装置100aは、基本的に前記実施形態の巻線装置と同じ構造からなるが、巻枠220を4つ備えている点が相違する。このように、回転板222上に配置する巻枠220の数は、適宜変更することができる。なお、巻枠220の好ましい数は、3〜12くらいである。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の巻線装置によれば、巻枠スライド手段によって巻枠を回転板に対して選択的に突出させ、その状態で回転板を回転させることにより、並列された複数本の電線を突出した巻枠に巻き付けてコイルを形成することができ、1つの巻枠に対する巻線が終了したら、その巻枠を引き込めて、次の巻枠を突出させ、その状態で再び回転板を回転させることにより、パラ巻きされた多極のコイルを連続的に形成することができる。そして、必要とされる全ての巻枠に巻線を施した後、コイルトランスファー治具や、コイルインサーター治具などに、巻線されたコイルを一度に移し渡すことができ、巻線が終了した都度、電線保持具にコイルを受け渡す必要がなくなるので、巻線作業時間を大幅に短縮して、生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による巻線装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 同巻線装置の正面図である。
【図3】 同巻線装置の平面図である。
【図4】 同巻線装置の側面断面図である。
【図5】 同巻線装置による巻線開始時の状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図6】 巻き始めのリード線を所定長さ引き出すために回転板が回転する状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図7】 ガイドノズルが移動すると共に、最初に巻線されるべき巻枠が突出した状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図8】 突出した巻枠への巻線が開始された状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図9】 巻線が途中まで進んだ状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図10】 最初の巻枠に対する巻線終了時の状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図11】 巻線を終了した巻枠が元の位置に引き込まれた状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図12】 渡り線を所定長さ引き出すために回転板が回転する状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図13】 電線供給手段が巻枠のスライド方向に移動すると共に、次に巻線されるべき巻枠が突出した状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図14】 2回目に突出した巻枠への巻線を行った状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図15】 本発明による巻線装置の他の実施形態を示す正面図である。
【符号の説明】
100、100a 巻線装置
110 基台
200 巻線装置本体
210 フレーム
211,212 支持板
213 ガイド棒
214 スリーブ
215 フランジ
216 スライド枠
217 エアシリンダ
218 クロスローラベアリング
220、220a、220b、220c 巻枠
221 巻枠支持板
222 回転板
223 巻枠支軸
230 回転軸
231 スプライン溝
232 大径ギヤ
240 モータ
241 駆動ギヤ
250 引っ掛け棒
300 電線供給装置
311 基板
320 第1スライド板
330 第2スライド板
331 第1ガイド部材
332 第2ガイド部材
333 第3ガイド部材
334 ガイドノズル

Claims (2)

  1. 複数本の電線を並列して巻枠に巻き付けてコイルを形成する作業を繰り返すことにより、多極のコイルを連続的に形成するようにした巻線装置において、
    複数本の電線を並列させて供給する電線供給手段と、複数の巻枠が取付けられた回転板と、選択された巻枠を回転板に対して突出させる巻枠スライド手段とを備え、
    前記複数の巻枠は、前記回転板の回転軸心に対して等距離でかつ周方向に沿って配列され、前記巻枠スライド手段によって前記回転軸心と平行に突出するように構成されており、
    前記巻枠スライド手段によって、前記巻枠を前記回転板に対して選択的に突出させ、前記回転板を回転させることにより、前記電線供給手段によって供給される複数本の電線が、前記突出した巻枠に巻き付けられるように構成されており、
    前記回転板には、前記電線の巻き始めの端部を保持すると共に、巻枠から巻枠に移る渡り線を引き掛けるための複数本の引っ掛け棒が取付けられており、これらの引っ掛け棒の先端部は、引き掛けられた前記電線が外れないように拡径されていて、前記突出した巻枠の電線巻き付け位置よりも低い高さとされており、
    前記電線供給手段は、複数本の電線を一列に並べて送出するガイドノズルを有し、前記回転板の側方にあって、前記突出された巻枠に向けて電線を供給するように構成されると共に、前記突出された巻枠が前記回転板の回転に伴って偏心運動するとき、該巻枠と前記ガイドノズルとの距離がほぼ一定に保たれるように、電線の走行方向に沿って往復移動するように構成されていることを特徴とする巻線装置。
  2. 前記ガイドノズルは、前記電線の走行方向と、前記巻枠のスライド方向とに移動可能に取付けられている請求項記載の巻線装置。
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