JP2011182559A - ステータコイルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】単一のコイルを得るまでの時間を著しく増加させることなくクランク部を形成し、ワイヤを安定した波巻形状に形成する。
【解決手段】コイル製造方法は、ノズル21の前端から前方に突出したワイヤ16を折り曲げ加工して、ワイヤ16がクランク状に折り曲げられたクランク部13dを有するステータコイルを製造する方法である。その特徴ある点は、ノズル21の前端から真直ぐ繰り出されたワイヤ16をノズル21の前端から所定の間隔Aを空けて保持具86により保持し、保持具86とノズル21との平行状態及びノズル21の前端から保持具86までの所定の間隔Aの双方を維持しつつ保持具86を円弧状に移動させることによりクランク部13dを形成するところにある。
【選択図】 図1
【解決手段】コイル製造方法は、ノズル21の前端から前方に突出したワイヤ16を折り曲げ加工して、ワイヤ16がクランク状に折り曲げられたクランク部13dを有するステータコイルを製造する方法である。その特徴ある点は、ノズル21の前端から真直ぐ繰り出されたワイヤ16をノズル21の前端から所定の間隔Aを空けて保持具86により保持し、保持具86とノズル21との平行状態及びノズル21の前端から保持具86までの所定の間隔Aの双方を維持しつつ保持具86を円弧状に移動させることによりクランク部13dを形成するところにある。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ワイヤを折り曲げ加工してステータに用いられるコイルを製造するステータコイルの製造方法に関するものである。
従来、自動車等に用いるモータ、ジェネレータ、モータジェネレータ等の回転電機のステータは、ステータコアにコイルを配置して製造している。このコイルは、ステータコアの軸方向に平行に設けた複数のスロット内において、直線状に配置するコイル辺部と、ステータコアの軸方向両端面の外方において、周方向に配置するコイルエンド部とを繋いで形成されている。そして、特に略四角断面形状を有する角線を用いてコイルを形成する場合には、複数のコイル辺部を、ステータコアの軸方向一端面の外方と軸方向他端面の外方に配置するコイルエンド部によって交互に繋いだ波巻形状を有するコイルを用いることが多い。
この波巻コイルは、多数本のマグネットワイヤを束ねてループ状に形成したコイルとは違い、ステータコアのスロット内に配置する前に、所定の波巻形状に形成しておく必要がある。この際、従来の波巻コイルの形成に当たっては、ワイヤをプレス型によって加圧して、所定の形状にプレス加工することが行われていた。しかし、プレス型を用いてステータコイルにおけるコイルエンド部を作製する場合、多数のプレス型を準備する必要があり、製造装置の初期投資が巨額となるという問題があった。即ち、スロット外を略周方向に延在する各コイルエンド部のうち径方向外側の部分と径方向内側の部分との周方向幅は異なり、これに併せてワイヤに異なるコイルエンド部の形状を与える複数種類のプレス型を準備する必要がある。また、車両のモデルチェンジに合わせてモータサイズをモデル変更する場合、プレス型交換費用は大きな問題となる。その他、長期のプレス型使用により摩耗したプレス型の交換コストも無視できなかった。
この点を解消するために、ワイヤをコイル辺部とコイルエンド部とを繋ぐ屈曲部ごとに順次折り曲げ加工してコイル辺部とコイルエンド部が交互に繋がるステータコイルを得る波巻きステータコイルの製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この波巻きステータコイルの製造方法によれば、波巻きステータコイルのコイル辺部とコイルエンド部との間の境界屈曲部を順次製造するため、製造装置及び曲げ作業を簡素化することができ、プレス型を用いないことから、プレス型管理費用も生じないとしている。
しかし、近年ではコイルエンド部のステータコアの軸方向端面の外方における配置を適切にするために、ステータコアの軸方向端面の外方へ突出するコイル辺部におけるワイヤを2回異なる方向に折り曲げたクランク部を別途成形し、そのクランク部によりそのコイル辺部に繋がるコイルエンド部を径方向にずらすようなことが行われる。このクランク部を形成する2つ屈曲部を別々に形成すると、そのワイヤを折り曲げ加工する頻度が増加して単一のコイルを得るまでの時間が増加する未だ解決すべき課題が残存していた。
本発明の目的は、単一のコイルを得るまでの時間を著しく増加させることなくクランク部を形成し、ワイヤを安定した波巻形状に形成することができるステータコイルの製造方法を提供することにある。
本発明のステータコイル製造方法は、ノズルの前端から前方に突出したワイヤを折り曲げ加工して、ワイヤがクランク状に折り曲げられたクランク部を有するステータコイルを製造する方法である。
その特徴ある点は、ノズルの前端から真直ぐ繰り出されたワイヤをノズルの前端から所定の間隔を空けて保持具により保持し、その保持具とノズルとの平行状態及びノズルの前端から保持具までの所定の間隔の双方を維持しつつ保持具を円弧状に移動させることによりクランク部を形成するところにある。
本発明のステータコイルの製造方法では、保持具とノズルとの平行状態を維持しつつ保持具を移動させることによりクランク部を形成するので、クランク部を形成する2つ屈曲部を別々に形成する場合に比較して、ワイヤを折り曲げ加工する頻度は減少する。このため、単一のコイルを得るまでの時間を著しく増加させることはない。
そして、ノズルの前端から保持具までの所定の間隔を維持しつつ保持具を円弧状に移動させるので、ノズルの延長線に対して傾斜してクランク部を構成するワイヤの全長は変化しない。よって、ワイヤが伸縮することに起因する、例えば、そのクランク部を形成するワイヤの表面における絶縁被膜が損傷するようなことを回避しつつ、ワイヤを安定した波巻形状に形成することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図11に回転電機のステータ10を示す。このステータ10は円筒状を成すステータコア11とステータコイル12を備え、ステータコア11は放射状に並んで内径方向に突出する複数のティース(磁極)11a及びその間に開口する複数のスロット11bを有する。ステータコイル12は、円筒状のステータコア11の内周の軸方向に延びるスロット11bに挿入されるコイル辺部13と、そのステータコア11の軸方向にスロット11bより突出しステータコア11の外周に沿うコイルエンド部14とが円周方向に連続して形成される。そして、このステータコイル12をステータコア11に挿通し、それらのコイル辺部13を各スロット11bに収めることによりステータ10が得られる(図11には、ステータコア11に複数のコイル12が挿通されたものを示す)。
図12に、本発明の方法に用いるコイル製造装置20を示す。このコイル製造装置20は、ワイヤ16を折り曲げ加工してステータコイル12を自動的に製造するものであって、そのワイヤ16は、巻芯治具を用いることなく折り曲げられるとその形状を維持できるような、その外径がある程度大きい太線が用いられる。この実施の形態におけるワイヤ16は、表面に絶縁皮膜が形成された断面矩形の角線である。ワイヤ16を角線とすれば、ステータ10におけるコイル12の占積率を高めることが期待できる。けれども、このワイヤ16は角線に限らず、ステータ10等の仕様或いは製作工程に応じて、断面円形のいわゆる丸線であっても良い。
この製造装置20は、主要構成部として、基台20aに取付けられ供給源17から延びるワイヤ16が挿通された真直ぐなノズル21と、そのノズル21にワイヤ16を供給してノズル21の前端からそのワイヤ16を繰り出すワイヤ送り装置22を備える。ノズル21は断面矩形の角線からなるワイヤ16が挿通可能な真直ぐな角筒状のものであって、その全長は得ようとするステータコイル12のコイル辺部13より長く形成される。ノズル21の後部は取付部材20bの上部に取付けられ、取付部材20bの下端は基台20aに固定される。この取付部材20bによりノズル21は基台20aの上方空間に固定される。ワイヤ16はリール17に巻回され、このリール17がワイヤ16の供給源となる。このリール17はコイル製造装置20と別な場所の例えばノズル21の後方の床の上等に置かれる。
ワイヤ送り装置22は、ノズル21の後端近傍に設けられてワイヤ16を固定支持する固定機構23と、その固定機構23の後方に設けられワイヤ16をノズル21の延長線上に送る送り機構24とを備える。そして、この固定機構23を解放して送り機構24によりワイヤ16をノズル21方向である前方に移動させることによりノズル21にワイヤ16を供給し、これによりノズル21の前端からそのワイヤ16を繰り出し可能に構成される。一方、送り機構24によりワイヤ16を解放した状態で後退させる際に固定機構23によりワイヤ16を掴むことにより一旦繰り出されたワイヤ16がその送り機構24とともに後退することを防止することができ、後退した送り機構24によりワイヤ16を再び掴んだ状態で固定機構23を解放し、ワイヤ16を掴んだ送り機構24を再び前方に移動することにより、供給源21から供給されたワイヤ16をノズル21に順次繰り出すことができるように構成される。なお、図12における符号20cは、供給源であるリール17から繰り出されたワイヤ16を真直ぐに伸ばす癖取り装置である。
また、図12〜図14に示すように、このコイル製造装置20は、そのノズル21の前端から前方に突出したワイヤ16を折り曲げ加工する加工機を備える。この実施の形態における加工機は、ノズル21の上方に設けられてそのノズル21に対して3軸方向に各々移動する中央移動台30と、ノズル21を挟むようにノズル21の両側に設けられそのノズル21に対して3軸方向に各々移動する左右の移動台50,60と、中央移動台30に設けられノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16をノズル21を含む水平面内において折り曲げ可能な中央折り曲げ機40と、左右の移動台50,60に設けられノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16をノズル21を含む鉛直面内において折り曲げ可能な左右の折り曲げ機70,80とを備える。
各移動台30,50,60はそれぞれ移動装置31,51,61を介して基台20aに取付けられる。中央の移動装置31は中央の支柱36(図12)を介して基台20aに取付けられ、図13では、左の移動装置51が左の支柱56を介して、右の移動装置61が右の支柱66を介して基台20aに取付けられる場合を示す。この各移動装置31,51,61は、それぞれX軸、Y軸、及びZ軸方向伸縮アクチュエータ32〜34,52〜54,62〜64の組み合わせによりそれぞれ構成される。そして、それらの各伸縮アクチュエータ32〜34,52〜54,62〜64におけるX軸サーボモータ32a,52a,62a、Y軸サーボモータ33a,53a,63aびZ軸サーボモータ34a,54a,64aは、これらの各移動装置31,51,61をそれぞれ制御する図示しないコントローラの制御出力に接続される。そして、中央移動装置31は中央移動台30を基台20aに固定されたノズル21に対して3軸方向に任意に移動可能に構成され、左右の移動装置51,61は、ノズル21の両側に位置する左右の移動台50,60を3軸方向に任意に移動可能に構成される。
図13の拡大図に示すように、中央移動台30に設けられる中央折り曲げ機40は、ワイヤ16の折り曲げ内側端部を支持する鉛直に設けられたローラシャフト41と、このローラシャフト41のまわりを回動しそのシャフト41に沿って角線からなるワイヤ16を折り曲げるベンダ42と、このベンダ42を旋回させる図示しない旋回駆動機構とを備える。この旋回駆動機構には図示しないコントローラの制御出力が接続され、コントローラからの指令により旋回駆動機構がベンダ42をローラシャフト41を中心とする円弧状の軌跡を持って旋回させると、ノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16をそのノズル21を含む水平面内において折り曲げ可能に構成される。
図13及び図14に示すように、左右の移動台50,60に設けられた左右の折り曲げ機70,80は、ノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16をノズル21を含む鉛直面内において湾曲可能なものである。この左右の折り曲げ機70,80は対称構造であり、図13の左に示された折り曲げ機70を代表して説明すると、この左の折り曲げ機70は、図15に詳しく示すように、ノズル21に直交して装置の幅方向に延びる軸を回転中心として左の移動台50に回転可能に設けられた回転台71と、その回転台71に装置の幅方向に延びて設けられノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16を上下から挟む一対のピン72,73と、回転台71を回転させて回転台71とともに回転する一対のピン72,73によりワイヤ16を折り曲げる折り曲げモータ74(図13及び図14)を有し、折り曲げモータ74は図示しないコントローラの制御出力に接続される。ワイヤ16を挟む一対のピン72,73の一方72は回転台71の回転中心に位置し、その回転台71が回転すると一方のピン72を回転中心として他方のピン73が円弧状に移動し、一対のピン72,73により挟まれたワイヤ16を一方のピン72に沿って他方のピン73が折り曲げるように構成される。
また、左右の移動台50,60には、ノズル21の前端から真直ぐ繰り出されたワイヤ16をノズル21の前端から所定の間隔を空けて保持する保持具76,86がそれぞれ設けられる。これらの保持具76,86にはワイヤ16を収容可能な溝76a,86aがそれぞれ形成され、ノズル21から直線状に繰り出されたワイヤ16にそのノズル12に直交する装置の幅方向から接近してそれらの溝76a,86aにワイヤ16を収容することにより、そのワイヤ16を保持することができるように構成される。そして、左右の移動台50,60を制御するコントローラは、図1(a),図1(b)及び図5(c)に示すように、ワイヤ16を保持した保持具76,86をワイヤ16の中心軸から上方又は下方に偏倚するように左右の移動台50,60を移動させ、これによりそのワイヤ16をクランク状に折り曲げることができるように構成される。
次に、このようなコイル製造装置を用いて、クランク部を有するステータコイルを形成する本発明の製造方法について説明する。
本発明のステータコイルの製造方法は、ノズル21の前端から前方に突出したワイヤ16を折り曲げ加工して、ステータコイル12を得るものである。図10に示すように、このステータコイル12は、巻き始めを構成する第1コイル辺部13aと、その第1コイル辺部13aの下端に一端が連結する第1コイルエンド部14aと、その第1コイルエンド部14aの他端に下端が接続する第2コイル辺部13bと、その第2コイル辺部13bの上端に一端が連続する第2コイルエンド部14bとを有する。そして、第1及び第2コイル辺部13a,13bと第1及び第2コイルエンド部14a,14bの間の接続箇所にそれぞれ曲折部15a〜15dが形成される。よって、このステータコイル12は、第1コイル辺部13a、第1屈曲部15a、第1コイルエンド部14a、第2屈曲部15b、第2コイル辺部13b、第3屈曲部15c、第2コイルエンド部14b、第4下曲折部15dが順次連続することにより形成され、その後に形成された第1又は第2コイル辺部13a,13bのいずれか一方を延長して巻き終わりとすることにより、ステータコイル12となる。
また、このステータコイルの製造方法は、クランク状に折り曲げられたクランク部13dを有するステータコイル12を製造する方法である。この実施の形態では、第1コイルエンド部14aを径方向内側に偏倚させる湾曲部13cがステータコア11の軸方向に延びてスロット11b(図11)より突出するコイル辺部13aの下側に形成され、クランク部13dは、第2コイルエンド部14bを径方向外側に偏倚させるものとしてスロット11b(図11)より突出するコイル辺部13aの上側に形成される。
ここで、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定し、X軸がノズル21が延長される水平前後方向、Y軸がノズル21に直交する水平横方向、Z軸が垂直方向に延びるものとして、ノズル21の前端から前方に突出したワイヤ16を折り曲げ加工して、上記ステータコイル12を得る具体的手順を以下に説明する。
<クランク部の形成>
図1に示すように、先ず、ノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16にクランク部13dを形成する。このクランク部13dの形成以前に、ワイヤ16の先端が中央折り曲げ機40により折り曲げられてスタート屈曲部15sが形成され,そのスタート屈曲部15sより先にスタート部14sが形成されるけれども、このスタート屈曲部15sの形成手順は後述する第3及び第4屈曲部15c,15dの形成手順と同一であるので、ここにおける説明を省略する。
図1に示すように、先ず、ノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16にクランク部13dを形成する。このクランク部13dの形成以前に、ワイヤ16の先端が中央折り曲げ機40により折り曲げられてスタート屈曲部15sが形成され,そのスタート屈曲部15sより先にスタート部14sが形成されるけれども、このスタート屈曲部15sの形成手順は後述する第3及び第4屈曲部15c,15dの形成手順と同一であるので、ここにおける説明を省略する。
このクランク部13dの形成は、図1(a)に示すように、先ず、ノズル21の前端から真直ぐ繰り出されたワイヤ16をノズル21の前端から所定の間隔Aを空けて保持具86により保持する。その後、ワイヤ16を保持した保持具86を、図1(b)に示すようにワイヤ16の中心軸から偏倚するように移動台60を図の下方又は上方に移動させることにより行われる。図では右の移動台60における保持具86がワイヤ16を保持し、その移動台60を保持具86とともに図の上方に移動させる場合を示す。本発明の特徴はこの保持具86の移動にあって、その保持具86とノズル21との平行状態、及びノズル21の前端から保持具86までの所定の間隔Aの双方を維持しつつ、その保持具86を円弧状に移動させる点にある。
保持具86を円弧状に移動させると、保持具86とノズル21との平行状態を維持することから、その保持具86自体は回転することなくノズル21との位置関係においてのみその位置を移動し、保持具86とノズル21の先端との間に位置するワイヤ16がノズル21の延長線に対して傾斜することになる。これによりそのワイヤ16はクランク状に折り曲がり、図1(c)に示すようなクランク部13dを形成することができる。そして、ノズル21の前端から保持具86までの所定の間隔Aを維持することから、図1(b)に示すように、ノズル21の延長線に対して傾斜してクランク部13dを構成するワイヤ16の全長はノズル21の前端から保持具86までの所定の間隔Aと同一になる。即ち、クランク部13dを形成する前後においてワイヤ16の全長が変化することはない。このため、クランク部13dの断面積はノズル21から繰り出されたワイヤ16における断面積と略同一となり、ワイヤ16が伸縮することに起因する、例えば、そのクランク部13dを形成するワイヤ16の表面における絶縁被膜が損傷するようなことを回避することができる。
このクランク部13dの形成の後、図1(c)に示すように、真直ぐなノズル21を貫通してそのノズル21の前端から水平面内にX軸方向に直線状にワイヤ16を繰り出して、繰り出されたワイヤ16からなる第1コイル辺部13aを形成する。このワイヤ16の繰り出しはワイヤ送り装置22により行われ、具体的には図12に示す固定機構23の第1チャック23aを解放して送り機構24によりワイヤ16をX軸方向に移動させることにより行われる。
<湾曲部の形成>
図2に示すように、ノズル21の前端から繰り出された第1コイル辺部13aを構成するワイヤ16を垂直面内において湾曲させて湾曲部13cを形成する。この湾曲部13cの形成は、ノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16を折り曲げ機80における一対のピン82,83により挟み、その回転台81を回転させてワイヤ16を僅かに折り曲げる。その後、回転台81を復元させて一対のピン82,83でワイヤ16を挟む状態を維持した状態で、ワイヤ送り装置22によりワイヤ16を僅かに繰り出す。その後回転台81を再び回転させてワイヤ16を再び同方向に僅かに折り曲げる。この動作を繰り返すことにより、図2(b)に示すように、そのワイヤ16を鉛直面内で湾曲させ、湾曲部13cを形成する。
図2に示すように、ノズル21の前端から繰り出された第1コイル辺部13aを構成するワイヤ16を垂直面内において湾曲させて湾曲部13cを形成する。この湾曲部13cの形成は、ノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16を折り曲げ機80における一対のピン82,83により挟み、その回転台81を回転させてワイヤ16を僅かに折り曲げる。その後、回転台81を復元させて一対のピン82,83でワイヤ16を挟む状態を維持した状態で、ワイヤ送り装置22によりワイヤ16を僅かに繰り出す。その後回転台81を再び回転させてワイヤ16を再び同方向に僅かに折り曲げる。この動作を繰り返すことにより、図2(b)に示すように、そのワイヤ16を鉛直面内で湾曲させ、湾曲部13cを形成する。
なお、この湾曲部13cの形成は、図示しないが、ノズル21の前端から予め所定の長さのワイヤ16を繰り出しておき、ワイヤ16を繰り出すことなく回転台80を移動することにより行っても良い。即ち、繰り出されたワイヤ16の先端を折り曲げ機80における一対のピン82,83により挟み、その回転台81を回転させてワイヤ16を一方のピン82に沿って他方のピン83により僅かに折り曲げる。その後、回転台81を復元させ一対のピン82,83でワイヤ16を挟みつつノズル21側にその回転台81を僅かに移動させ、再び回転台81を回転させてワイヤ16を僅かに折り曲げる。この動作を繰り返し、図2(b)に示すような湾曲部13cを形成しても良い。
<第1及び第2屈曲部の形成>
図3に示すように、その後ノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16を水平面内において繰り出し方向の一方の側方に折り曲げて第1コイル辺部13aの後端に第1屈曲部15aを形成する。この折り曲げは中央折り曲げ機40により行われ、図示しないコントローラは中央移動装置31を制御して中央移動台30を移動させ、中央折り曲げ機40のローラシャフト41とベンダ42の間にワイヤ16を挿入させる。ローラシャフト41とベンダ42の間にワイヤ16を挿入させた後には、ローラシャフト41を中心とする円弧状の軌跡を持って矢印のようにベンダ42を旋回させ、ベンダ42によりワイヤ16をローラシャフト41に沿って折り曲げる。このようにして第1コイル辺部13aの後端に第1屈曲部15aを形成する。
図3に示すように、その後ノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16を水平面内において繰り出し方向の一方の側方に折り曲げて第1コイル辺部13aの後端に第1屈曲部15aを形成する。この折り曲げは中央折り曲げ機40により行われ、図示しないコントローラは中央移動装置31を制御して中央移動台30を移動させ、中央折り曲げ機40のローラシャフト41とベンダ42の間にワイヤ16を挿入させる。ローラシャフト41とベンダ42の間にワイヤ16を挿入させた後には、ローラシャフト41を中心とする円弧状の軌跡を持って矢印のようにベンダ42を旋回させ、ベンダ42によりワイヤ16をローラシャフト41に沿って折り曲げる。このようにして第1コイル辺部13aの後端に第1屈曲部15aを形成する。
その後、ノズル21の前端からX軸方向に直線状にワイヤ16を繰り出して、繰り出されたワイヤ16からなる第1コイルエンド部14aを形成し、図4に示すように、その第1コイルエンド部14aに連続して繰り出されたワイヤ16を水平面内において繰り出し方向の一方の側方に折り曲げて第1コイルエンド部14aの他端に第2屈曲部15bを形成する。この第2屈曲部15bの形成手順は、第1屈曲部15aの形成手順と同一であるので繰り返しての説明を省略する。
<第2コイル辺部における湾曲部の形成>
図5に示すように、第2屈曲部15bより後にノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16を垂直面内において湾曲させて第2屈曲部15bを先端とする第2コイル辺部13bにおける湾曲部13cを形成する。この湾曲部13cの形成は折り曲げ機70を用いて行うけれども、折り曲げ機70は、先の第1コイル辺部13aにおいて使用した側と反対側に位置する折り曲げ機70を用いて行う。これにより既に形成された第1コイル辺部13aに折り曲げ機70が干渉することなく湾曲部13cを形成する。具体的には、ワイヤ16を予め所定量繰り出しておき、その繰り出されたワイヤ16を僅かに折り曲げながらその折り曲げ機70をノズル21側に移動することにより行うか、或いは、折り曲げ機70によりワイヤ16を僅かに折り曲げながらワイヤ送り装置22によりワイヤ16を繰り出すことにより行われる。図5(a)はワイヤ16を僅かに折り曲げながらワイヤ16を繰り出す場合を示し、これにより、図5(b)に示すように、第2屈曲部15bを先端とする湾曲部13cが形成される。
図5に示すように、第2屈曲部15bより後にノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16を垂直面内において湾曲させて第2屈曲部15bを先端とする第2コイル辺部13bにおける湾曲部13cを形成する。この湾曲部13cの形成は折り曲げ機70を用いて行うけれども、折り曲げ機70は、先の第1コイル辺部13aにおいて使用した側と反対側に位置する折り曲げ機70を用いて行う。これにより既に形成された第1コイル辺部13aに折り曲げ機70が干渉することなく湾曲部13cを形成する。具体的には、ワイヤ16を予め所定量繰り出しておき、その繰り出されたワイヤ16を僅かに折り曲げながらその折り曲げ機70をノズル21側に移動することにより行うか、或いは、折り曲げ機70によりワイヤ16を僅かに折り曲げながらワイヤ送り装置22によりワイヤ16を繰り出すことにより行われる。図5(a)はワイヤ16を僅かに折り曲げながらワイヤ16を繰り出す場合を示し、これにより、図5(b)に示すように、第2屈曲部15bを先端とする湾曲部13cが形成される。
その後、ノズル21の前端からX軸方向に直線状にワイヤ16を繰り出して、図5(c)に示すように、繰り出されたワイヤ16を第2コイル辺部13bとする。そして、その後更に繰り出されたワイヤ16にクランク部13dを形成し、湾曲部13cとクランク部13dが両端に形成された第2コイル辺部13bを得る。ここで、クランク部13dの形成にあって使用する保持具76は、先の第1コイル辺部13aにおけるクランク部13dの形成において使用した側と反対側に位置する保持具76を用いて行う。これにより既に形成された第1コイル辺部13aに保持具76が干渉することなくクランク部13dを形成することができる。
この保持具76の移動にあって、先の第1コイル辺部13aと同様に、その保持具76とノズル21との平行状態、及びノズル21の前端から保持具76までの所定の間隔の双方を維持しつつ、その保持具76を円弧状に移動させ、図5(c)に示すようなクランク部13dを形成する。これにより、ノズル21の前端から保持具76までの所定の間隔を維持して、ワイヤ16が伸縮することに起因する、例えば、そのクランク部13dを形成するワイヤ16の表面における絶縁被膜が損傷するようなことを回避する。
<第3屈曲部及び第2コイルエンド部の形成>
図6に示すように、その後ノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16を水平面内において繰り出し方向の他方の側方に折り曲げて第2コイル辺部13bのクランク部13dに連続する第3屈曲部15cを形成する。この折り曲げは中央折り曲げ機40により行われ、折り曲げ方向が反対方向であることを除き、その具体的手順は第1及び第2屈曲部15a,15bの形成手順と同一であるので繰り返しての説明を省略する。
図6に示すように、その後ノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16を水平面内において繰り出し方向の他方の側方に折り曲げて第2コイル辺部13bのクランク部13dに連続する第3屈曲部15cを形成する。この折り曲げは中央折り曲げ機40により行われ、折り曲げ方向が反対方向であることを除き、その具体的手順は第1及び第2屈曲部15a,15bの形成手順と同一であるので繰り返しての説明を省略する。
図7に示すように、第3屈曲部15cを形成した後、その第3屈曲部15cより後にノズル21の前端から繰り出されたワイヤ16を垂直面内において湾曲させて第3屈曲部15cを先端とする第2コイルエンド部14bを形成する。この第2コイルエンド部14bの形成は折り曲げ機80を用いて行うけれども、折り曲げ機80は、先の第2コイル辺部13bにおいて使用した側と反対側に位置する折り曲げ機80を用いて行う。これにより既に形成された第1及び第2コイル辺部13a,13bに折り曲げ機80が干渉することなく第2コイルエンド部14bを形成することができる。具体的には、ワイヤ16を予め所定量繰り出しておき、その繰り出されたワイヤ16を僅かに折り曲げながらその折り曲げ機80をノズル21側に移動することにより行うか、或いは、折り曲げ機80によりワイヤ16を僅かに折り曲げながらワイヤ送り装置22によりワイヤ16を繰り出すことにより第2コイルエンド部14bが形成される。
<第4屈曲部の形成>
図8に示すように第2コイルエンド部14bを形成した後にワイヤ16を水平面内において引出方向の他方の側方に折り曲げて第2コイルエンド部14bの後端に第4屈曲部15dを形成する。この折り曲げ手順は、前述した第3屈曲部15cの形成手順と同一であるので、繰り返しての説明を省略する。
図8に示すように第2コイルエンド部14bを形成した後にワイヤ16を水平面内において引出方向の他方の側方に折り曲げて第2コイルエンド部14bの後端に第4屈曲部15dを形成する。この折り曲げ手順は、前述した第3屈曲部15cの形成手順と同一であるので、繰り返しての説明を省略する。
その後、最初の第1コイル辺部13aにおけるクランク部13dの形成に戻る。即ち、第4屈曲部15dの後にノズル21の前端からワイヤ16を繰り出して、第4屈曲部15dを先端とする第1コイル辺部13aを形成する。そのワイヤ16の繰り出しに際して、図9に示すように、ノズル21の前端から真直ぐ繰り出されたワイヤ16をノズル21の前端から所定の間隔を空けて保持具86により保持し、その保持具86とノズル21との平行状態及びノズル21の前端から保持具86までの所定の間隔の双方を維持しつつ保持具86を円弧状に移動させることによりクランク部13dを形成する。そして、その後も上述した工程を繰り返すことにより、コイル辺部13a,13bとコイルエンド部14a,14bが円周方向に連続する図10に示すステータコイル12を得ることができる。
そして、所望の形状のステータコイル12が形成されると、図示しないカッタ装置によりワイヤ16を切断し、所望の形状のステータコイル12をコイル製造装置20から取り出す。
従って、本発明のコイル製造方法では、ノズル21の前端から前方に突出したワイヤ16を折り曲げ加工してステータコイル12を製造するので、巻芯治具やプレス型等を用いることなくステータコイル21を製造することが可能になり、従来必要とされたプレス型の管理負担を無くすことができる。そして、図示しないコントローラにより加工機を制御して、その加工機が折り曲げるワイヤ16の曲げ加工点や湾曲の程度を変更するようにすれば、形状の異なる複数種類のステータコイル12を得ることが可能になり、コイル12の生産性を著しく高めることが可能になる。ここで、ノズル21より繰り出されたワイヤ16を加工機により折り曲げてステータコイル12を形成するけれども、そのステータコイル12のコイル辺部13より長いノズル21を用いることにより、そのノズル21の前方及び周囲の空間に、加工機により折り曲げられ又は湾曲させられたワイヤ16からなるステータコイル12を直接形成することができる。
また、本発明は、クランク部13dを有するステータコイル12を製造する方法であるけれども、ノズル21の前端から真直ぐ繰り出されたワイヤ16をノズル21の前端から所定の間隔を空けて保持具76又は86により保持し、その保持具76又は86とノズル21との平行状態を維持しつつ保持具76又は86を移動させることにより、保持具76又は86とノズル21の先端との間に位置するワイヤ16はノズル21の延長線に対して傾斜してクランク部13dを形成する。このため、クランク部13dを形成する2つ屈曲部を別々に形成する場合に比較して、そのワイヤ16を折り曲げ加工する頻度は減少し、単一のコイルを得るまでの時間を著しく増加させることはない。
そして、ノズル21の前端から保持具76又は86までの所定の間隔A(図1)を維持しつつ保持具76又は86を円弧状に移動させるので、ノズル21の延長線に対して傾斜してクランク部13dを構成するワイヤ16の全長は変化することはなく、クランク部13dの断面積はノズル21から繰り出されたワイヤ16における断面積と略同一となり、ワイヤ16が伸縮することに起因する、例えば、そのクランク部13dを形成するワイヤ16の表面における絶縁被膜が損傷するようなことを回避しつつ、ワイヤ16を安定した波巻形状に形成することができる。
12 ステータコイル
13d クランク部
16 ワイヤ
21 ノズル
76,86 保持具
A ノズルの前端から保持具までの所定の間隔
13d クランク部
16 ワイヤ
21 ノズル
76,86 保持具
A ノズルの前端から保持具までの所定の間隔
Claims (1)
- ノズル(21)の前端から前方に突出したワイヤ(16)を折り曲げ加工して、前記ワイヤ(16)がクランク状に折り曲げられたクランク部(13d)を有するステータコイル(12)を製造する方法において、
前記ノズル(21)の前端から真直ぐ繰り出されたワイヤ(16)を前記ノズル(21)の前端から所定の間隔(A)を空けて保持具(76又は86)により保持し、
前記保持具(76又は86)と前記ノズル(21)との平行状態及び前記ノズル(21)の前端から前記保持具(76又は86)までの所定の間隔(A)の双方を維持しつつ前記保持具(76又は86)を円弧状に移動させることにより前記クランク部(13d)を形成する
ことを特徴とするステータコイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010044866A JP2011182559A (ja) | 2010-03-02 | 2010-03-02 | ステータコイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010044866A JP2011182559A (ja) | 2010-03-02 | 2010-03-02 | ステータコイルの製造方法 |
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JP2011182559A true JP2011182559A (ja) | 2011-09-15 |
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ID=44693480
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JP (1) | JP2011182559A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104578618A (zh) * | 2014-12-29 | 2015-04-29 | 山东中际电工装备股份有限公司 | 一种电机定子波形绕线机上的线圈压线成形装置 |
-
2010
- 2010-03-02 JP JP2010044866A patent/JP2011182559A/ja not_active Withdrawn
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CN104578618A (zh) * | 2014-12-29 | 2015-04-29 | 山东中际电工装备股份有限公司 | 一种电机定子波形绕线机上的线圈压线成形装置 |
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