JPS63318375A

JPS63318375A - 自動調圧弁

Info

Publication number: JPS63318375A
Application number: JP15064987A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Kidouchi; 城戸内　康夫; Hiroaki Yonekubo; 寛明米久保
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1987-06-17
Filing date: 1987-06-17
Publication date: 1988-12-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、給湯に用いられる湯水混合装置等の直前に設
けられ、湯水の供給圧力を等しくする自動調圧弁に関す
る。

従来の技術従来、この種の自動調圧弁としては、第２図に示すよう
なものがあった。（例えば特開昭５６−９０１７５号公
報）第２図において、本体１にシリンダ２が装着され、シリ
ンダ２の開口端部に湯側弁座３、水側弁座４を形成し、
円板状の湯側弁体５及び水側弁体６に弁軸７がシリンダ
２内に延びシリンダ２内に摺動自在に挿入された円板状
の受圧部材９にネジ止め１０されており、湯側弁体５と
受圧部材９の間が湯室１１、水側弁体６と受圧部材９の
間が水室１２となっている。湯室１１内と水室１２内と
の圧力バランスの変動による受力部材９の摺動により一
方の弁体（５または６）がそれに対応する弁座（３また
は４）に接近すると他方の弁体（５または６）がそれに
対応する弁座（３または４）より離れる方向に移動し、
湯水の供給圧力を常に等しくするものである。

発明が解決しようとする問題点しかしながら上記のような構成では、シリンダ２と摺動
する受圧部材９のわずかな間隙にゴミ、スケール等が付
着したりする可能性があり、その調圧機能が著しく低下
するおそれかあり、微少な圧力バランスの崩れに対して
、湯水混合装置から吐出される混合水の温度が変動する
など、耐久的な問題を有していた。

本発明はかかる従来の問題点を解決するもので、スケー
ル付着、ゴミづまり等が生じ難く、耐久信頼性に優れた
自動調圧弁を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段上記問題点を解決するために本発明の自動調圧弁は、渦
流路及び水流路と、これら２つの流路の１次圧力を減圧
する湯側弁体、湯側弁座及び水側弁体、水側弁座と、シ
リンダと、前記シリンダ内部を摺動するピストンと、前
記ピストンを挟み、湯側弁体と水側弁体を対向して連結
する軸と、ピストンを挟み前記軸の湯側、水側の一方、
或は双方に設け、ピストンと湯側弁体、水側弁体を水流
により同一方向に回転させる少なくとも１つの羽根車か
らなる。

作　　　用本発明は上記した構成によって、湯、水の２次圧力バラ
ンスの変動により、一方の弁体がそれに対応する弁座に
接近すると他方の弁体がそれに対応する弁座より離れる
方向に移動するという反比例的開閉動作を行ない、湯水
の２次圧力を常に等しくするもので、湯側弁体、水側弁
体及びピストンを回転させることで、スケール付着、ゴ
ミづまりを強制的に排除し、安定した調圧機能を得るも
のである。

実施例以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。第１図に本発明の自動調圧弁の第１の実施例を示す。

第１図において、湯流路１３及び水流路１４の１次圧力
を減圧する湯側弁体１５、湯側弁座１６及び水側弁体１
７、水側弁座１８を有し、前記２つの弁座（１６，１８
）はシリンダ１９の両端を面取りして構成している。ま
た、前記シリンダ１９内を摺動するピストン２０と、こ
のピストン２０を挟み、湯側弁体１５、水側弁体１７を
対向して連結する軸２１があり、前記ピストン２０と湯
側弁体１５間の軸２１に湯側羽根車２２、水側弁体１６
との間の軸２１に水側羽根車２３を設け、２つの羽根車
（２２，２３）は対称形をしており、互いにピストン２
０に向かって設けた構成となっている。この２つの羽根
車（２２，２３）により、流れが生じると、羽根車（２
２，２３）が同一方向に旋回する力を得、ピストン２０
と２つの弁体（１５，１７）が流速に比例して回転する
ものである。

以上の構成により、湯水の１次圧力に対しては、弁体１
５（１７）とピストン２０間で相殺され、減圧後の２次
圧力バランスの変動により、一方の弁体（１５または１
７）かそれに対応する弁座（１６または１８）に接近す
ると、他方の弁体（１７または１５）がそれに対応する
弁座（１日または１６）より離れる方向に移動するとい
う反比例的開閉動作を行ない、湯、水の２次圧力を常に
等しくするものである。また、湯、水の流れに対し、２
つの弁体（１５，１７）とピストン２０は回転する構成
としたため、シリンダ１９との摺動面のスケール付着、
それぞれ弁体、弁座間でのゴミかみ等が生じ難く、強制
的に排除するセルフクリーニング作用があり、同時に回
転することでピストン２０．２つの弁体（１５，１７）
、軸２１で構成される系が自動調心作用を生じ、摺動抵
抗が減少し、安定した調圧機能が得られる。

次に本発明の第２の実施例を第２図を用いて説明する。

第２図において、湯側羽根車２２を湯側弁体１５の下流
側の軸２１に、水側羽根車２３は水側弁体１７の下流側
の軸２１に設けたことを特徴としている。羽根車（２２
，２３）を２つの弁体（１５，１７）の後方に設けたた
め、弁体１５（１７）と弁座１６（１Ｂ）間を湯、水が
通過するときの高速な流れを羽根車２２　（２３）に受
けることができ、より高回転で旋回させることができ、
耐久、信頼性、調圧機能がより向上する。

次に本発明の第３の実施例を第３図に示す。第３図にお
いて、羽根車２４はピストン２０の両側に設け、湯水が
流入するときの流れを旋回力とし、ピストン２０、弁体
（１５，１７）を回転させることを特徴としている。ピ
ストン２０自体に放射状の羽根２５を設け、ピストン２
０が羽根車２４を兼ねることで、構成が簡単で、組み立
て易く、より安価に構成できるものである。

発明の効果以上のように本発明の自動調圧弁によれば次の効果が得
られる。

（１）湯水の流速に伴い、湯側弁体、水側弁体、ピスト
ンが回転する構成のため、スケール付着、コ゛ミづまり
を予防、或いは強制的に排除し、耐久、信頼性が向上す
る。

また、回転することで、２つの弁体、ピストンがシリン
ダに対して自動調心作用が生じ、すなわち、シリンダと
の接触部分が減少し、摺動抵抗が小さくなるので調圧機
能が向上する。

（２）ピストン、弁体を回転させる羽根車を、それぞれ
を連結する軸に独立して設けた構成より、流れを受ける
羽根部を大きくとることができ、大きな回転トルクを得
られる。

また、構成が簡単で、組み立て易く、メンテナンスも容
易にできるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における自動調圧弁の断
面図、第２図は本発明の第２の実施例における自動調圧
弁の断面図、第３図は本発明の第３の実施例における自
動調圧弁の断面図、第４図は従来の自動調圧弁の断面図
である。１３・・・・・・湯流路、１４・・・・・・水流路、１
５・・・・・・湯側弁体、１６・・・・・・湯側弁座、
１７・・・・・・水側弁体、１８・・・・・・水側弁座
、１９・・・・・・シリンダ、２０・・・・・・ピスト
ン、２１・・・・・・軸、２２．２３・・・・・・羽根
車。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はか１名／Ｊ
−’４　ｉ露Ｉ７−水柳Ｊ舟’Ｉ木第　２　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）湯流路及び水流路と、これら２つの流路の１次圧
力を減圧する湯側弁体、湯側弁座及び水側弁体、水側弁
座と、シリンダと、前記シリンダ内部を摺動するピスト
ンと、前記ピストンを挟み、湯側弁体と水側弁体を対向
して連結する軸と、ピストンを挟み前記軸の湯側、水側
の一方、或は双方に設け、ピストンと湯側弁体、水側弁
体を水流により同一方向に回転させる少なくとも１つの
羽根車からなる自動調圧弁。
（２）羽根車は、ピストンと湯側弁体、水側弁体間の軸
の双方に、対称形状でピストンに対して対称に構成した
特許請求の範囲第１項記載の自動調圧弁。
（３）羽根車は、湯側弁体、水側弁体の下流側に、対称
形状でピストンに対して対称に構成した特許請求の範囲
第１項記載の自動調圧弁。
（４）羽根車は、ピストンと一体構成とした特許請求の
範囲第１項記載の自動調圧弁。