JP2679309B2 - 自動調圧弁 - Google Patents

自動調圧弁

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JP2679309B2
JP2679309B2 JP1300405A JP30040589A JP2679309B2 JP 2679309 B2 JP2679309 B2 JP 2679309B2 JP 1300405 A JP1300405 A JP 1300405A JP 30040589 A JP30040589 A JP 30040589A JP 2679309 B2 JP2679309 B2 JP 2679309B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、給湯に用いられる湯水混合装置の直前に設
けられ、湯と水の供給圧力を等しくする自動調圧弁に関
する。
従来の技術 従来この種の自動調圧弁は第2図に示すようなものが
あった。(特開昭56−90175号公報) 第2図において、本体1にシリンダ2が装着され、シ
リンダ2の開口端部に湯側弁座3、水側弁座4を形成
し、シリンダ2より口径が大きく、円盤上の湯側弁体5
及び水側弁体6に弁軸7を備えた弁本体8が、前記湯側
弁座3、水側弁座4にそれぞれシリンダ2外方から対応
し、弁軸7がシリンダ2内に摺動自在に挿入した円盤上
の受圧部材9に固定されており、湯側弁体5と受体部材
9の間が湯室10、水側弁体6と受圧部材9の間が水室11
になっており、湯室10、水室11内の圧力変化に対しては
バランスがとれるため弁本体8は力を受けず、減圧後の
2次圧の圧力差により駆動され、一方の弁体(5または
6)がそれに対応する弁座(3または4)に接近する
と、他方の弁体(6または5)はそれに対応する弁座
(4または3)より離れる方向に移動し、湯水の2次圧
力を常に等しく保つものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、弁本体8の支持
は、受圧部材9とシリンダ2の接触部分だけで、受圧部
材9を支点としたガタが生じやすく、そのガタにより滑
らかな摺動が妨げられ、調圧機能を損うおそれがあると
ともに急激な圧力変動に際して、弁がハンチング的に動
き、また流れ自体に脈動がある場合、弁が振動的になる
ものであった。
本発明はかかる従来の課題を解消するもので、摺動の
際のガタをなくすとともに、弁の振動を押さえることで
安定した調圧機能を有し、耐久性に優れた自動調圧弁を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の自動調圧弁は、湯
流路及び水流路と、これら2つの流路の1次圧力を減圧
する湯側弁体、湯側弁座及び水側弁体、水側弁座と、シ
リンダと、このシリンダ内を摺動するピストンと、この
ピストンを挟み前記湯側弁体と水側弁体を対向して固定
する弁軸と、前記水側弁体の2次側に設けたダンパー室
と、前記弁軸と同一軸上に固定し、前記ダンパー室を摺
動するダンパーと、ダンパー室に水側の2次圧力を導く
前記シリンダ内周と前記ダンパーの外周間で形成される
間隙を設けて構成するものである。
作用 以上の構成により、湯水の2次圧力バランスの変動に
より、一方の弁体がそれに対応する弁座に接近すると他
方の弁体がそれに対応する弁座より離れる方向に移動す
るという反比例的開閉動作を行ない、湯水の2次圧力を
常に等しくするもので、ピストンとダンパーにより弁軸
のガタをなくすとともに、弁の振動を押さえ安定した調
圧機能を得るとともに、ダンパー室に間隙を通して水側
の2次圧力を導くことにより、ダンパーに水側の2次圧
だけを作用させ、ダンパーが破損したり長期間使用して
磨耗しても、調圧機能やダンパー機能を大幅に損なうこ
とを防止しているものである。
実施例 以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図において、弁筐体12に、湯流路13と水流路14があ
り、前記弁筐体12に装着したシリンダ15は、湯流路13と
水流路14に対して、円周方向から流入する構成としてい
る。前記シリンダ15には、湯側弁座16を開口端部に、水
側弁座17をシリンダ15の中ほどの湯流路13と水流路14の
流入口のセンター中心に対して対称な位置に設けられて
いる。前記2つの弁座16,17にそれぞれ対向して設けた
湯側弁体18と水側弁体19と、前記シリンダ15内を摺動す
るピストン20と、前記ピストン20を挟み湯側弁体18と水
側弁体19を連結する弁軸21を設けている。前記水側弁体
19の2次側にダンパー室22を設け、前記シリンダ15が内
接している。前記ダンパー室22に延びたシリンダ15内を
摺動するダンパー23を前記弁軸21と同一軸上に設けてい
る。そしてダンパー室22に水側の2次圧力を作用させ、
シリンダ15内周とダンパー23の外周間で形成される間隙
を通して水側の2次圧力を導入することにより、ダンパ
ー23の前後に水側の2次圧力のみを作用させている。こ
の構成により、ダンパー23が破損したり磨耗しても振動
抑制効果は落ちても基本的な湯水の調圧機能は落ちず、
湯圧変動や水圧変動を調節し混合湯温の安定化や急に高
温湯が供給される危険を防止している。また、ダンパー
22の前後には水側の2次圧力のみを作用させているた
め、1次圧と2次圧が作用する形式に比較して、ダンパ
ー22の磨耗に伴うダンパー機能の劣化が少なくて済む。
また、前記弁軸21と同一軸上に水流により旋回力を生じ
る羽根24を設け、湯水の流れがあるときは前記弁軸21上
の2つの弁体18,19、ピストン20、ダンパー23は旋回し
ながら作動する構成になっている。
以上の構成により、湯水の1次圧力に対しては、弁体
18(19)とピストン20間で相殺され、減圧後の2次圧力
バランスの変動により、一方の弁体18(または19)がそ
れに対応する弁座16(または17)に接近すると他方の弁
体19(または18)がそれに対応する弁座17(または16)
により離れる方向に移動するという反比例的開閉動作を
行ない、湯水の2次圧力を常に等しくするものである。
本実施例の効果は、湯水の流れがあるときは前記弁軸
21上の2つの弁体18,19、ピストン20、ダンパー23は旋
回する構成としたため、シリンダ15とピストン20、ダン
パー23などの摺動面のスケール付着やゴミかみを生じに
くく、また流れのなかで回転するため自動調心作用が働
き、摺動抵抗が軽減されることや、ピストン20とダンパ
ー23が軸受けをなし、弁軸のラジアル方向のガタをなく
しているため、安定した調圧機能を維持できるものであ
る。また、ダンパー23を設けているため、急激な圧力変
動に際して、弁がハンチング的に動くことを防止し、流
れ自体に脈動がある場合等、弁が振動的になることを未
然に防ぐ効果がある。
シリンダ15によりダンパー室22まで構成しているため
ピストン20摺動面とダンパー23摺動面の同軸度が上げる
ことができ、2つの弁体18,19、ピストン20、ダンパー2
3が同一弁軸21上に構成しているため、これも同軸度を
確保しやすい構成のため、加工上からも性能を保証で
き、量産性もあるものとなっている。
発明の効果 以上のように本発明の自動調圧弁によれば、次の効果
が得られる。
(1) ピストンとダンパーが軸受けをなし、弁軸のラ
ジアル方向のガタをなくしているため、安定した調圧機
能を維持できるものである。
(2) ダンパーにより、急激な圧力変動に際して、弁
がハンチングすることを防止し、流れ自体に脈動があっ
ても、弁が振動的になることはない。
(3) ダンパーの前後には水側の2次圧力のみを作用
させているため、熱膨脹に伴うダンパー効果の変化が少
なく、またスケール付着によるダンパー機能の低下が防
止できる。
(4) ダンパーの前後には2次圧力のみを作用させて
いるため、ダンパーが破損したり磨耗した場合、振動抑
制効果は落ちても基本的な調圧機能は維持でき、湯圧や
水圧が急に変わった場合、急に高温湯が供給される危険
の防止が図れ、また、1次圧と2次圧が作用する形式に
比較して、ダンパーの磨耗に伴うダンパー機能の劣化が
少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における自動調圧弁の断面
図、第2図は従来の自動調圧弁の断面図である。 13……湯流路、14……水流路、15……シリンダ、16……
湯側弁座、17……水側弁座、18……湯側弁体、19……水
側弁体、20……ピストン、21……弁軸、22……ダンパー
室、23……ダンパー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯流路及び水流路を有する弁筐体と、前記
    弁筐体の内部に装着されたシリンダと、前記湯流路側の
    1次圧力を減圧する湯側弁体と、前記水流路側の1次圧
    力を減圧する水側弁体と、前記水側弁体と当接可能に設
    けた水側弁座と、前記湯側弁体と当接可能に設けた湯側
    弁座と、前記シリンダ内を摺動し前記湯湯側弁体との間
    で湯側の1次圧のバランスを取り、前記水側弁体との間
    で水側の1次圧のバランスを取るとともに、前記湯側弁
    体より下流側の湯側の2次圧力と前記水側弁体より下流
    側の水側の2次圧力の差によって動作するピストンと、
    前記水側弁体よりも下流側に設けられたダンパー室と、
    前記ダンパー室内を摺動するダンパーと、前記ダンパー
    室に水側の2次圧力を導く前記シリンダ内周と前記ダン
    パーの外周間で形成される間隙と、前記ピストンと前記
    湯側弁体と前記水側弁体および前記ダンパーを同一軸上
    に固定する弁軸を有する自動調圧弁。
  2. 【請求項2】シリンダは、ダンパー室を兼ね、ダンパー
    はシリンダ内を摺動する構成とした特許請求の範囲第1
    項記載の自動調圧弁。
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