JPH03189483A - 自動調圧弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、給湯に用いられる湯水混合装置等の直前に設
けられ、湯、水の供給圧力を等しくする自動調圧弁に関
する。

従来の技術 従来、この種の自動調圧弁としては、第３図に示すよう
なものがあった。（例えば特開昭５６−９０１７５号公
報） 第３図において、本体１に、シリンダ２が装着され、シ
リンダ２の開口端部に湯側弁座３、水側弁座４を形成し
、円板状の湯側弁体５及び水側弁体６に弁軸７を備えた
弁本体８が、前記湯側弁座３、水側弁座４にそれぞれシ
リンダ２外方から対応し、弁軸７がシリンダ２内に延び
シリンダ２内に摺動自在に挿入された円板状の受圧部材
９にネジ止め１０されており、湯側弁体５と受圧部材９
の間が湯室１１、水側弁体６と受圧部材９の間が水室１
２となっている。湯室１１内と水室１２内との圧力バラ
ンスの変動による受圧部材９の摺動により一方の弁体（
５または６）がそれに対応する弁座（３または４）に接
近すると他方の弁体（５または６）がそれに対応する弁
座（３または４）より離れる方向に移動し、湯、水の供
給圧力を常に等しくするものである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、シリンダ２と摺動
する受圧部材９のわずかな間隙にゴミ、スケール等が付
着したりする可能性があり、その調圧機能が著しく低下
するおそれがある。また、受圧部材９を支点とした半径
方向に対してがたつきが生じやすく、そのがたつきによ
り、滑らかな摺動が妨げられ、機能が低下し易くなる。

受圧部材９０幅を大きくきりガイド可能にする場合でも
、シリンダ２との接触面積を大きくとることになり、摺
動摩擦抵抗を増大させるだけでなく、弁本体９を含めた
摺動部の重量が大きくなることにより、微妙な圧力バラ
ンスの崩れに対して、応答できなくなり、従って自動調
圧弁後方の湯水混合装置から吐出される混合水温度が変
動するなどの課題を有していた。

本発明はかかる従来の課題を解決するもので、スケール
付着、ゴミづまり等が生し難く、耐久信鎖性に優れた安
価な自動調圧弁を提供することを目的とする。

課題を解決するだめの手段 上記課題を解決するため、本発明の自動調圧弁は、湯流
路及び水流路と、これら２つの流路の１次圧力を減圧す
る湯側弁体、湯側弁座及び水側弁体、水側弁座と、シリ
ンダと、このシリンダ内を摺動するピストンと、このピ
ストンに固定した軸と、軸のふれをなくすガイド手段と
を備え、湯側弁体及び水側弁体はピストンを挟み前記軸
に対向して固定し、湯側弁体、水側弁体、ピストンをそ
れぞれ流路の流れにより同一方向に旋回させる羽根を軸
上に設けて、かつ湯側弁体の径寸法は水側弁体の径寸法
より小さく構成したものである。

作用 本発明は、上記した構成によって、湯・水の２次圧力バ
ランスの変動により、一方の弁体が、それに対応する弁
座に接近すると他方の弁体がそれに対応する弁座より離
れる方向に移動するという反比例的開閉動作を行い、湯
・水の２次圧力を常に等しくするもので、軸上に設けた
羽根により、湯側弁体、水側弁体及びピストンを旋回さ
せることで、スケール付着、ゴミづまりを強制的に排除
し、安定した調圧機能を得る。

又、湯側の弁体の径寸法を、水側の弁体の径寸法より材
料の熱膨張分だけ小さく構成しているので実使用時に合
わせた調圧構成となっている。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図において本実施例の自動調圧弁は湯流路１３
及び水流路１４の１次圧力を減圧する湯側弁体１５、湯
側弁座１６及び水側弁体１７、水側弁座Ｉ８を有し、２
つの弁座（１６，１８）はシリンダ１９の両端は面取り
して構成している。また、シリンダ１９内を摺動するピ
ストン２０と、このピストン２０に固定され、湯側弁体
１５及び水側弁体１７を支持する軸２１で構成し、湯側
弁体１５及び水側弁体１７には羽１２２．２３を設け、
２つの弁体１５．１７及びピストン２０をそれぞれ流路
の流れにより同一方向へ旋回するものであり、また、羽
根２２．２３は、軸２１のふれをな（すガイド手段２４
でもある。なお、水側弁体１７はシリンダ１９内径より
小さくピストン２０と等しい径寸法に構成しており、湯
側弁体１５は、材料の熱膨張分だけ小さい径寸法に構成
している。

以上の構成により、湯・水の１次圧力に関しては、弁体
１５　（１７）とピストン２０間で相殺され、減圧後の
２次圧力バランスの変動により、一方の弁体（１５また
は１７）が、それに対応する弁座（１６または１８）に
接近すると、他方の弁体（１７または１５）がそれに対
応する弁座（１８または１６）より離れる方向に移動す
るという反比例的開閉動作を行い、湯・水の２次圧力を
常に等しくするものである。

本実施例の効果としては、２つの弁体１５．１７に設け
た羽根２２．２３より、２つの弁体１５．１７及びピス
トン２０をシリンダ１６内で旋回かせ、それにより、”
摺動面のスケール付着、ゴミづまり等を強制的に排除し
、また、羽根２２．２３は軸２１のふれをな（すガイド
手段２４でもあることから、安定した調圧機能を得られ
る。

又、湯側弁体１５の径寸法を水側弁体１７より材料の熱
膨張分だけ小さく構成しているので、材料の熱膨張によ
り湯側弁体１５が膨張しシリンダ１６とのクリアランス
がな（なり固着することを防止し、実使用時に合わせた
調圧構成となっている。

２つの弁体１５．１７の径をシリンダ１９の内径より小
さく形成したため、組立て易く、メンテナンスが簡単に
行えるなどの効果がある。

更に、第２図のように軸２１を２つの弁体１５・１７を
貫通させることにより高い圧力差が２つの弁体１５・１
７に加わりどちらかの弁体１５・１７が、シリンダ１９
より脱落し調圧不能となることを防止することができる
。又、軸２１の弁体１５・１７貫貫通法側部分２５の径
寸法を異ならせることにより組立時の逆挿入防止の効果
を得ることができる。（Ａ＞Ｂ。

Ａ＞Ｃ） 発明の効果 以上のように本発明の自動調圧弁によれば次の効果が得
られる。

（１）軸上に設けた羽根により、湯側弁体、水側弁体、
ピストンを流れにより旋回させることにより、スケール
付着、ゴミづまりを強制的に排除し、耐久、信幀性の向
上につながっている。

（２）軸上に設けた羽根により、２つの弁体、ピストン
は旋回し、シリンダに対して、調心作用が生し、すなわ
ちシリンダとの接触部分が減少し摺動抵抗が小さくなる
ので調圧機能が向上する。

（３）湯側弁体の径寸法を水側弁体の径寸法より熱膨張
分だけ小さくしているので湯側弁体の熱ｉｉによるシリ
ンダとのロックを防止し、実使用にあわせた調圧構成と
なっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における自動調圧弁の断面図
、第２図は本発明の他の実施例における自動調圧弁の断
面図、第３図は従来の自動調圧弁の断面図である。 工３・・・・・・湯流路、１４・・・・・・水流路、１
５・・・・・・湯側弁体、１６・・・・・・湯側弁座、
１７・・・・・・水側弁体、１８・・・・・・水側弁座
、１９・・・・・・シリンダ、２０・・・・・・ピスト
ン、２１・・・・・・軸、２２、２３・・・・・・羽根
、２４・・・・・・ガイド手段。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）湯流路及び水流路と、これら２つの流路の１次圧
   力を減圧する湯側弁体、湯側弁座及び水側弁体、水側弁
   座と、シリンダと、このシリンダ内を摺動するピストン
   と、このピストンに固定した軸と、前記軸のふれをなく
   すガイド手段とを備え、前記湯側弁体及び水側弁体はピ
   ストンを挟み前記軸に対向して固定し、前記湯側弁体、
   水側弁体、ピストンをそれぞれ流路の流れにより同一方
   向に旋回させる羽根を前記軸上に設け、かつ前記湯側弁
   体の径寸法より小さくした自動調圧弁。
2. （２）軸は水・湯側弁体を貫通し、かつ前記水・湯側弁
   体の２次側軸径寸法を異ならせて構成した請求項（１）
   記載の自動調圧弁。