JP3381287B2 - 差圧ガバナ付給湯システム - Google Patents
差圧ガバナ付給湯システムInfo
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- JP3381287B2 JP3381287B2 JP02485893A JP2485893A JP3381287B2 JP 3381287 B2 JP3381287 B2 JP 3381287B2 JP 02485893 A JP02485893 A JP 02485893A JP 2485893 A JP2485893 A JP 2485893A JP 3381287 B2 JP3381287 B2 JP 3381287B2
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- Japan
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- hot water
- water supply
- differential pressure
- valve
- pressure governor
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- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、差圧ガバナ付給湯シス
テムに関し、特に食器洗浄機に適用する給湯システムに
関する。
テムに関し、特に食器洗浄機に適用する給湯システムに
関する。
【０００２】
【従来の技術】混合弁にかかる湯と水の圧力を常に均等
にすることで、混合弁の弁感度を等しく保ち、水圧変動
時の温度の安定性と、制御の簡素化を図るものとして、
ロータリーバランサーを設けた温調給湯システムが知ら
れている（National TechnicalReport Vol.35 No.5 Oc
t.1989,p102-p108に記載された「電子混合水栓」）。同
様の温調給湯システムとして減圧弁を設けたものも知ら
れている（特開昭６１ー１２６２３３号公報）。
にすることで、混合弁の弁感度を等しく保ち、水圧変動
時の温度の安定性と、制御の簡素化を図るものとして、
ロータリーバランサーを設けた温調給湯システムが知ら
れている（National TechnicalReport Vol.35 No.5 Oc
t.1989,p102-p108に記載された「電子混合水栓」）。同
様の温調給湯システムとして減圧弁を設けたものも知ら
れている（特開昭６１ー１２６２３３号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ロータリーバランサー
を設けた温調給湯システムでは、ロータリーバランサー
はサーモミキシング部に設けられ、湯側弁体と水側弁体
とピストンを一体にしてバランス弁を構成し、このバラ
ンス弁がシリンダ内を自由に摺動できる様になってい
る。そのためバランス弁の摺動部の漏水によって、温調
性能が不安定になる虞れがある。また、減圧弁を設ける
場合、減圧弁を含む圧力調整室の構成が複雑なため、コ
ストが高くなる不都合が生じる。
を設けた温調給湯システムでは、ロータリーバランサー
はサーモミキシング部に設けられ、湯側弁体と水側弁体
とピストンを一体にしてバランス弁を構成し、このバラ
ンス弁がシリンダ内を自由に摺動できる様になってい
る。そのためバランス弁の摺動部の漏水によって、温調
性能が不安定になる虞れがある。また、減圧弁を設ける
場合、減圧弁を含む圧力調整室の構成が複雑なため、コ
ストが高くなる不都合が生じる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、食器洗浄器等の給湯システムにおいて、給
水管からの水と給湯機で加熱された湯とを適温に混合し
て供給する温調バルブを設け、この温調バルブと給湯機
との間に差圧ガバナを設けた。又、差圧ガバナは、ダイ
アフラム機構により温水側と冷水側が分離する構成にし
た。
に本発明は、食器洗浄器等の給湯システムにおいて、給
水管からの水と給湯機で加熱された湯とを適温に混合し
て供給する温調バルブを設け、この温調バルブと給湯機
との間に差圧ガバナを設けた。又、差圧ガバナは、ダイ
アフラム機構により温水側と冷水側が分離する構成にし
た。
【０００５】
【作用】上記手段によれば、温水側圧力と冷水側１次圧
力の差圧が大きい場合でも、差圧ガバナを通じ、冷水側
２次圧力を温水側圧力とほぼ等しい圧力に減圧する。
力の差圧が大きい場合でも、差圧ガバナを通じ、冷水側
２次圧力を温水側圧力とほぼ等しい圧力に減圧する。
【０００６】
【実施例】次に本発明の差圧ガバナ付給湯システムを添
付した図面により説明する。図１は本発明の差圧ガバナ
付給湯システムの概略構成図、図２は差圧ガバナの側断
面図、図４は温調バルブの側断面図である。
付した図面により説明する。図１は本発明の差圧ガバナ
付給湯システムの概略構成図、図２は差圧ガバナの側断
面図、図４は温調バルブの側断面図である。
【０００７】本発明の差圧ガバナ付給湯システム１は図
１に示す様な構成になっている。給湯機２で加熱された
水道等の上水管３の水は、給湯管４により温調バルブ５
に送られる。給湯管４には、電磁弁６と逆止弁７が設け
られている。又、上水管３の冷水は給水管８により温調
バルブ５に送られ、ここで温水と混合される。給水管８
には、上流から順に電磁弁９、差圧ガバナ１０及び逆止
弁１１が設けられている。差圧ガバナ１０は、配管１２
により湯側の給湯管４の電磁弁６と逆止弁７の間に接続
され、すべての水圧条件において正確な温調を可能にす
る。温調バルブで混合されて適温になった湯水は、定流
量弁１３で流量を調節して、食器洗浄機１４に送られ食
器洗浄の用に供される。
１に示す様な構成になっている。給湯機２で加熱された
水道等の上水管３の水は、給湯管４により温調バルブ５
に送られる。給湯管４には、電磁弁６と逆止弁７が設け
られている。又、上水管３の冷水は給水管８により温調
バルブ５に送られ、ここで温水と混合される。給水管８
には、上流から順に電磁弁９、差圧ガバナ１０及び逆止
弁１１が設けられている。差圧ガバナ１０は、配管１２
により湯側の給湯管４の電磁弁６と逆止弁７の間に接続
され、すべての水圧条件において正確な温調を可能にす
る。温調バルブで混合されて適温になった湯水は、定流
量弁１３で流量を調節して、食器洗浄機１４に送られ食
器洗浄の用に供される。
【０００８】次に図２により差圧ガバナ１０の詳細を説
明する。差圧ガバナ１０は、外筒１５と、外筒１５の内
周面に沿って摺動自在に設けられたダイヤフラム１６と
から成る。外筒１５の一方の開口部１７には、給湯機２
で温められた湯の配管１２を接続して温水側Ｈを形成す
る。又、外筒１５の外周面に設けられた開口部１８には
上水管３に接続された給水管８を接続して、冷水経路Ｗ
を形成する。そしてこの開口部１８は、ダイヤフラム１
６によって温水側Ｈと完全に隔離されて、外筒１５の下
流側の開口部１９に隔壁２０を介して設けた流路２１に
通じ、流路２１は逆止弁１１に接続されている。
明する。差圧ガバナ１０は、外筒１５と、外筒１５の内
周面に沿って摺動自在に設けられたダイヤフラム１６と
から成る。外筒１５の一方の開口部１７には、給湯機２
で温められた湯の配管１２を接続して温水側Ｈを形成す
る。又、外筒１５の外周面に設けられた開口部１８には
上水管３に接続された給水管８を接続して、冷水経路Ｗ
を形成する。そしてこの開口部１８は、ダイヤフラム１
６によって温水側Ｈと完全に隔離されて、外筒１５の下
流側の開口部１９に隔壁２０を介して設けた流路２１に
通じ、流路２１は逆止弁１１に接続されている。
【０００９】温調バルブ５の詳細を図４、図５により説
明する。温調バルブ５の筒２２は、上流側の開口部２３
が給湯管４に接続され、外周面（図の下面側）には、接
続部２４を突設して給水管８を接続する様に成ってい
る。筒２２の内側の上流側にはＯリング２３付の弁座２
４を固定し、弁座２４に開口部２５を形成する。弁座２
４と間隔をおいた下流側には、開口部を備えた固定板２
６を固定する。
明する。温調バルブ５の筒２２は、上流側の開口部２３
が給湯管４に接続され、外周面（図の下面側）には、接
続部２４を突設して給水管８を接続する様に成ってい
る。筒２２の内側の上流側にはＯリング２３付の弁座２
４を固定し、弁座２４に開口部２５を形成する。弁座２
４と間隔をおいた下流側には、開口部を備えた固定板２
６を固定する。
【００１０】固定板２６には、後述のワックスペレット
の温度変化を感知することにより伸縮する軸２７を固定
し、この軸２７に外嵌する様に基台２８を設け、この基
台２８を介して温水の温度変化を感知するワックス・ペ
レット２９を設ける。ワックス・ペレット２９には軸３
０を固定し、軸３０の先端に前述の弁座２４の開口部２
５を臨む弁３１を設ける。そして基台２８と弁座２４と
の間をスプリング３２で付勢し、ワックス・ペレット２
９と弁３１の間を小スプリング３３で付勢する様に成っ
ている。
の温度変化を感知することにより伸縮する軸２７を固定
し、この軸２７に外嵌する様に基台２８を設け、この基
台２８を介して温水の温度変化を感知するワックス・ペ
レット２９を設ける。ワックス・ペレット２９には軸３
０を固定し、軸３０の先端に前述の弁座２４の開口部２
５を臨む弁３１を設ける。そして基台２８と弁座２４と
の間をスプリング３２で付勢し、ワックス・ペレット２
９と弁３１の間を小スプリング３３で付勢する様に成っ
ている。
【００１１】次に図２、図３により差圧ガバナ１０の作
動について説明する。給湯機２によって加熱された温水
は、配管４を通る時電磁弁６を調節することによりその
流量が変化し圧力が変化する。この温水の圧力は、配管
１２を通じて差圧ガバナ１０の温水側Ｈの圧力の変化と
なって現われる。同様に給水管８を通じて給水される上
水管３の冷水は、図２に示す差圧ガバナ１０の冷水経路
Ｗを矢印に従って温調バルブ５のある下流側に送られ
る。
動について説明する。給湯機２によって加熱された温水
は、配管４を通る時電磁弁６を調節することによりその
流量が変化し圧力が変化する。この温水の圧力は、配管
１２を通じて差圧ガバナ１０の温水側Ｈの圧力の変化と
なって現われる。同様に給水管８を通じて給水される上
水管３の冷水は、図２に示す差圧ガバナ１０の冷水経路
Ｗを矢印に従って温調バルブ５のある下流側に送られ
る。
【００１２】この時冷水経路Ｗの上流側の１次圧力をＰ
1、下流側の２次圧力をＰ2、差圧ガバナ１０の温水側Ｈ
の圧力をＱとし、冷水経路Ｗの上流側の１次圧力Ｐ1と
温水側Ｈの圧力Ｑの差圧が大きい場合、即ちＰ1＞Ｑの
場合でも、電磁弁６を開いて温水側Ｈの圧力Ｑを上げる
ことによって、ダイヤフラム１６を図２の左手方向に摺
動させ、図３に示す様にダイアフラム１６の左側端部３
４と隔壁２０との間隔を狭める。これにより冷水経路Ｗ
を流れる冷水の流量を減らし、２次圧力Ｐ2を温水側Ｈ
の圧力Ｑとほぼ等しくなるように減圧して、温調バルブ
５に冷水が供給される。
1、下流側の２次圧力をＰ2、差圧ガバナ１０の温水側Ｈ
の圧力をＱとし、冷水経路Ｗの上流側の１次圧力Ｐ1と
温水側Ｈの圧力Ｑの差圧が大きい場合、即ちＰ1＞Ｑの
場合でも、電磁弁６を開いて温水側Ｈの圧力Ｑを上げる
ことによって、ダイヤフラム１６を図２の左手方向に摺
動させ、図３に示す様にダイアフラム１６の左側端部３
４と隔壁２０との間隔を狭める。これにより冷水経路Ｗ
を流れる冷水の流量を減らし、２次圧力Ｐ2を温水側Ｈ
の圧力Ｑとほぼ等しくなるように減圧して、温調バルブ
５に冷水が供給される。
【００１３】続いて図１、図４及び図５によりこの温調
バルブ５の作動について説明する。給湯管４により供給
される高温の温水は、図４に示すＡから温調バルブ５を
矢印の様に進んで室３５に入る。同様に差圧ガバナ１０
で上記の様に所定の圧力に減圧された冷水は、給水管８
を経由して図のＢから矢印の様に進んで室３５で高温の
温水と混合する。この時温水の温度変化をワックス・ペ
レット２９が感知し、軸２７が膨張して、弁３１が図の
右手方向に摺動し、図５に示す様に弁座２４の開口部２
５を絞る。これによって高温の温水と冷水は室３５内で
所定の温度に混合した温水となり、Ｃを経て定流量弁１
３に送られる。
バルブ５の作動について説明する。給湯管４により供給
される高温の温水は、図４に示すＡから温調バルブ５を
矢印の様に進んで室３５に入る。同様に差圧ガバナ１０
で上記の様に所定の圧力に減圧された冷水は、給水管８
を経由して図のＢから矢印の様に進んで室３５で高温の
温水と混合する。この時温水の温度変化をワックス・ペ
レット２９が感知し、軸２７が膨張して、弁３１が図の
右手方向に摺動し、図５に示す様に弁座２４の開口部２
５を絞る。これによって高温の温水と冷水は室３５内で
所定の温度に混合した温水となり、Ｃを経て定流量弁１
３に送られる。
【００１４】逆にＢから供給される冷水の量が多くなる
と、室３５内の温水の温度が所定の温度よりも下がっ
て、軸２７が収縮を始め、弁３１が弁座２４から離れ、
再び開口部２５が開いて温水が供給される。この繰り返
しによって常に適温の温水が適圧で定流量弁１３に供給
されるので、この定流量弁１３を調節して適量の温水を
食器洗浄器１４に供給する。
と、室３５内の温水の温度が所定の温度よりも下がっ
て、軸２７が収縮を始め、弁３１が弁座２４から離れ、
再び開口部２５が開いて温水が供給される。この繰り返
しによって常に適温の温水が適圧で定流量弁１３に供給
されるので、この定流量弁１３を調節して適量の温水を
食器洗浄器１４に供給する。
【００１５】
【発明の効果】以上詳述した様に本発明によれば、すべ
ての水圧条件において正確な温調が可能な給湯システム
を提供することが出来る。
ての水圧条件において正確な温調が可能な給湯システム
を提供することが出来る。
【図１】本発明の差圧ガバナ付給湯システムの概略構成
図である。
図である。
【図２】差圧ガバナの側断面図である。
【図３】同じく差圧ガバナの給水側経路を閉じた状態の
側断面図である。
側断面図である。
【図４】温調バルブの側断面図である。
【図５】同じく温調バルブの給湯側経路を閉じた状態の
側断面図である。
側断面図である。
１ 差圧ガバナ付給湯システム
２ 給湯機
４ 給湯管
５ 温調バルブ
８ 給水管
１０ 差圧ガバナ
１３ 温調バルブ
１４ 食器洗浄器
１６ ダイヤフラム
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A47L 15/42
F16K 11/00
Claims (2)
- 【請求項１】 食器洗浄器等の給湯システムにおいて、
給水管からの水と給湯機で加熱された湯とを適温に混合
して供給する温調バルブを設け、この温調バルブと給湯
機との間に差圧ガバナを設けたことを特徴とする差圧ガ
バナ付給湯システム。 - 【請求項２】 前記差圧ガバナは、ダイアフラム機構に
より温水側と冷水側が分離されていることを特徴とする
請求項１に記載の差圧ガバナ付給湯システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02485893A JP3381287B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 差圧ガバナ付給湯システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02485893A JP3381287B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 差圧ガバナ付給湯システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06209890A JPH06209890A (ja) | 1994-08-02 |
| JP3381287B2 true JP3381287B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=12149919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02485893A Expired - Fee Related JP3381287B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 差圧ガバナ付給湯システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3381287B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006046527A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Nippon Thermostat Co Ltd | 高温出湯防止弁 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP02485893A patent/JP3381287B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06209890A (ja) | 1994-08-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021119 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071220 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |