JPS598043Y2 - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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Publication number
JPS598043Y2
JPS598043Y2 JP17941278U JP17941278U JPS598043Y2 JP S598043 Y2 JPS598043 Y2 JP S598043Y2 JP 17941278 U JP17941278 U JP 17941278U JP 17941278 U JP17941278 U JP 17941278U JP S598043 Y2 JPS598043 Y2 JP S598043Y2
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JP
Japan
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passage
orifice
oil
valve body
bypass passage
Prior art date
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Expired
Application number
JP17941278U
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English (en)
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JPS5598862U (ja
Inventor
洋人 岩田
Original Assignee
自動車機器株式会社
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Publication date
Application filed by 自動車機器株式会社 filed Critical 自動車機器株式会社
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Publication of JPS5598862U publication Critical patent/JPS5598862U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オイルポンプの吐出油量が増大した際にはそ
のオイルポンプから油圧機器へ給送する油量を減少させ
ることができるようにした流量制御弁に関するものであ
る。
通常、エンジンにより駆動されるオイルポンプはエンジ
ン回転数の増加とともにその吐出油量を増大させ、この
給送油量を受ける油圧機器たとえば動力舵取装置に操舵
補助力を与えて軽快な操舵出力を得られるようにしてい
る。
しかし、車速が一定値以上に達すると、安定した操舵力
が得られるように給送油量の一部をポンプ吸込側へ還流
させ給送油量を一定値以下に、車速の増大とともに漸減
させるようにする必要があり、特に高速走行時には車両
の操向抵抗が減じるために動力舵取装置によって軽減さ
れるハンドル操作力が小さすぎてたとえばハンドルを切
りすぎてしまうなどの危険性を防止できるように、給送
油量は所定量まで減少させた後はほぼ一定値に保たれる
ようになされている。
従来、この種の制御弁、すなわちオイルポンプから油圧
機器へ給送する油量を一定量以下に制限する流量制御弁
としては第3図に示す構或のものが知られている(たと
えば、特開昭53−107037号公報参照)。
すなわち、制御弁本体1に設けたオイルポンプからの流
入口2と、油圧機器への吐出口3との間を連ねる供給通
路4にオリフイス5を設け、かつこのオリフイス5の上
流側からポンプ吸込口に通じるバイパス通路7に弁体8
を配設し、この弁体8の右側面にオリフイス5上流側の
油流に通じる該バイパス通路7の油圧を作用させるとと
もに、弁体8の左側面にはオリフイス5の後流側の油圧
を室10に導入作用させ、この弁体8に作用する上記オ
リフイス5前後に生じる油圧圧力差に応じて該弁体8に
よりバイパスロ6の開口面積を制御し、上記オイルポン
プからの吐出油をバイパス通路7を介してオイルポンプ
の吸込口にバイパスさせるようにしている。
また、この種の流量制御弁の従来例としては特開昭52
−70429号公報のものを挙げることができる。
そして、このような周知の流量制御弁において、油圧機
器へ給送すべき流量特性の設定に更に変化を加えるため
に上記オリフイス5より下流側の流路と弁体8より上流
側のバイパス通路7とを連通ずる副通路13aを設け、
バイパス通路7からオイルポンプの吸込口へバイパスさ
れる油量が零若しくは小さいときには、オイルポンプか
らの吐出油の一部を上記副通路13aを介して油圧機器
に供給し、他方、バイパスされる油量が増大したときに
は、上記オリフイス5を流通した圧油の一部を、バイパ
ス通路7内の流通エネルギにより副通路13a内に逆流
させてバイパス通路7内に強制的に吸引流入させ、これ
により油圧機器への給送油量を減少させるようにしたも
のが既に提案されている。
しかるにこの流量制御弁では、副通路13 aの流路面
積やバイパス通路7の流路面積を種々に設定することに
より油圧機器への流量特性を適宜に設定することができ
るが、それでもその流量特性の設定に一定の限界があり
、設定の自由度が小さいという欠点があった。
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであって、
流量特性の設定の自由度をより拡大し、もって極めて変
化に富んだ広範囲の流量特性を得られるよう(こするこ
とを目白勺とするもので゛あり、その特徴とするところ
は、オイルポンプの吐出口と油圧機器とを連通ずる供給
通路の途中に設けたオリフイスと、このオリフイス前後
の油圧圧力差に応じて作動され、その作動量に応じた油
量を上記オリフイスより上流側の供給通路からバイパス
通路を介してオイルポンプの吸込側へ還流させる弁体と
、上記オリフイスより下流側の供給通路と上記弁体より
上流側のバイパス通路とを連通ずる副通路とを備える流
量制御弁において、上記弁体より上流側のバイパス通路
内にペンチュリーを形或するとともに、このバイパス通
路内に開口する副通路の開口部を上記ペンチュリーの縮
径部に形威したことにある。
以下図示実施例について本考案を説明すると、第1図に
おいて、流量制御弁の本体1には図示しないオイルポン
プの吐出口に連通ずる流入口2と図示しないパワーステ
アリング等の油圧機器に連通ずる流出口3とを形或し、
その流入口2と流出口3との間には供給通路4を、また
この供給通路4の途中にはオリフイス5を形威している
また上記本体1には、上記オイルポンプの吸込口に連通
ずるバイパスロ6を形或し、このバイパスロ6はバイパ
ス通路7を介して上記オリフイス5より上流側の供給通
路4aすなわち流入口2に連通させている。
そして上記本体1内には上記バイパス通路7を開閉する
弁体8を摺動自在に嵌合し、がつこの弁体8をばね9に
より一方向に附勢して通常は上記バイパス通路7を閉じ
させている。
この弁体8の右端面はバイパス通路7内に臨ませてその
右端面に上記オリフイス5より上流の高圧を作用させ、
また弁体8の左端面が臨むばね9を収納した室10はオ
リフイス通路11を介してオリフイス5下流側の供給通
路4bに連通させることにより、その弁体8の左端面に
オリフイス5より下流の低圧を作用させることができる
ようにしている。
さらに、上記弁体8より上流側のバイパス通路7a内に
はベンチュリー12を形或し、一端を上記オリフイス5
の下流側供給通路4b内に開口させた副通路13の他端
は、上記ベンチュリー12の所要位置、例えば実線位置
又は点線位置に開口させている。
以上の構或を有するため、オイルポンプからの吐出油量
が小さいときには上記弁体8はバイパス通路7を閉じて
おり、オイルポンプがらの吐出油は流入口2、供給通路
4a、オリフイス5、供給通路4bおよび流出口3を介
して、またこれと同時に、供給通路4aからバイパス通
路7a、副通路13、供給通路4bおよび流出口3を介
して油圧機器に給送される。
そして一般に、オイルポンプからの吐出油量はオイルポ
ンプの回転数に比例するため、上記油圧機器へ給送され
る給送油量とオイルポンプの回転数との関係は第2図の
直線aで表わされる。
次に、オイルポンプからの吐出油量が増大し、オリフイ
ス5前後に生じる油圧圧力差が大きくなると、オリフイ
ス5より上流側の高圧がバイパス通路7aを介して弁体
8の右端面に、オリフイス5より下流側の低圧がオリフ
イス通路11,室10を介して弁体8の左端面に作用す
るので、弁体8はその油圧圧力差によりばね9に抗して
左行され、オリフイス通路7を開く。
これにより、オイルポンプから吐出された圧油の一部は
上記バイパス通路7およびバイパスロ6を介してオイル
ポンプの吸込口へ還流され、しかもこの還流油量、換言
すればバイパス通路7の流路面積は、オリフイス5前後
の油圧圧力差に応じて作動される弁体8の作動量によっ
て制御されるため,その後、吐出油量が所定値となるま
で増大しても油圧機器への給送油量は一定に保たれる(
第2図直線b参照)。
この後、さらにオイルポンプからの吐出油量が増大し、
これに伴なってバイパス通路7すなわちベンチュリー1
2を流通する還流油量が増大すると、そのベンチュリー
12部分に局部的な圧力降下が発生し、副通路13の両
端開口部間の油圧圧力差が小さくなる。
このため、副通路13を流通して油圧機器へ給送される
油量が減少し、その結果、全体としての油圧機器への給
送油量も減少される(第2図直線C参照)。
そしてさらにオイルポンプからの吐出油量が増大して上
記ベンチュリー12部分に発生する局部的な圧力降下が
大きくなると、副通路13の両端開口部間の圧力関係が
逆転し、オリフイス5を流通して供給通路4b内に流入
した圧油の一部は上記副通路13を介してバイパス通路
7a内に吸出され、さらにオイルポンプの吸込口に還流
される。
したがって油圧機器への給送油量は一層減少される(第
2図直線d参照)。
以上のように、本考案では、弁体より上流側のバイパス
通路内にベンチュリーを形或し、がっ、副通路の開口部
をそのペンチュリーの縮径部に形或したので、その副通
路の開口位置やベンチュノーの形状、或いはペンチュリ
ーの流路面積のいずれか一つ、あるいはそれらを複合組
合わせた変形の設定により従来に比してより自由に流量
特性を設定することが可能となり、広範囲の用途に適応
した流量制御弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は流量
特性を示す特性曲線図、第3図は従来例を示す断面図で
ある。 4・・・・・・供給通路、5・・・・・・オリフイス、
7・・・・・・バイパス通路、8・・・・・・弁体、1
2・・・・・・ベンチュリー13・・・・・・副通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイルポンプの吐出口と油圧機器とを連通ずる供給通路
    の途中に設けたオリフイスと、このオリフイス前後の油
    圧圧力差に応じて作動され、その作動量に応じた油量を
    上記オリフイスより上流側の供給通路からバイパス通路
    を介してオイルポンプの吸込側へ還流させる弁体と、上
    記オリフイスより下流側の供給通路と上記弁体より上流
    側のバイパス通路とを連通ずる副通路とを備える流量制
    御弁において、上記弁体より上流側のバイパス通路内に
    ペンチュリーを形或するとともに、このバイパス通路内
    に開口する副通路の開口部を上記ベンチュリーの縮径部
    に形威したことを特徴とする流量制御弁。
JP17941278U 1978-12-29 1978-12-29 流量制御弁 Expired JPS598043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17941278U JPS598043Y2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29 流量制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17941278U JPS598043Y2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29 流量制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5598862U JPS5598862U (ja) 1980-07-09
JPS598043Y2 true JPS598043Y2 (ja) 1984-03-12

Family

ID=29190819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17941278U Expired JPS598043Y2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29 流量制御弁

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6340365Y2 (ja) * 1980-07-15 1988-10-21

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JPS5598862U (ja) 1980-07-09

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