JP2506373B2 - 回転弁 - Google Patents

回転弁

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JP2506373B2 JP62149521A JP14952187A JP2506373B2 JP 2506373 B2 JP2506373 B2 JP 2506373B2 JP 62149521 A JP62149521 A JP 62149521A JP 14952187 A JP14952187 A JP 14952187A JP 2506373 B2 JP2506373 B2 JP 2506373B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、支軸と同芯状の弯曲面を有する弁体を、前
記支軸周りに回動操作自在に弁箱内に設け、前記弁体の
回動に伴って前記弯曲面に摺接する弁箱側シートリング
を、前記弁体の下流側に配置してある回転弁に関する。
〔従来の技術〕
従来上記回転弁では、弁体の閉弁操作に伴って先行す
る側の端縁部を、弁箱側シートリングの環状方向に沿っ
た平滑な面に形成し、弁箱の内壁のうち、シートリング
取付部と、それよりも、下流側とを同径に形成してあっ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、弁体を微小開度に調整すると、弁体と弁箱と
の間を通過する際にキャビテーションが発生して、その
キャビテーションによって、弁体や弁箱における微小開
度操作側の内壁に対するエロージョンを発生させる欠点
があった。
本発明の目的は、弁体の微小開度時のキャビテーショ
ンの発生を抑制すると共に、弁箱に対するエロージョン
を防止できるようにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の回転弁の特徴構成は、弁体の閉弁操作に伴っ
て先行する側の端縁部に、流体を分散させる複数の切欠
きを前記弁体の端縁に開口する状態で前記弁体の回転軸
芯方向に並べて設け、弁箱における微小開度操作側の内
壁のうち、シートリング取付部よりも下流側を、前記シ
ートリング取付部の直後から、前記弁箱内の流路の中心
線からの距離が大になるように形成してあり、その作用
効果は、次の通りである。
〔作用〕
つまり、弁体を閉弁側に回動させて微小開度状態にす
るに伴って、弁箱内の流体は複数の切欠きによって弁体
の回転軸芯方向に分散して流れるために、流れのエネル
ギーが分散してキャビテーションの発生を抑制する。す
なわち、弁体端縁部が弁体端縁に開口する切欠きのため
にしく状になる。すると、弁体を閉弁操作する際は、弁
体端縁がシートリングの端に接近し、この後シートリン
グに接触して行き、弁体を開弁操作する際は、弁体端縁
がシートリングの端に接触し、この後シートリングから
離れて行くが、閉弁操作時および開弁操作時のいずれに
おいても、弁体端縁とシートリングの間に隙間が存在す
る微小開度時には、弁体端縁とシートリングの隙間で成
る弁体回転軸芯方向のスリット状通路と、切欠きで成る
とともに前記スリット状通路に連通する切欠き通路とが
形成され、スリット状通路と切欠き通路とが流れのエネ
ルギーを分散させる流体通路を形成するとともに、スリ
ット状通路と切欠き通路とは連通していて流体通路を比
較的広くすることでキャビテーションを発生しにくくす
るために、全体としてキャビテーションが発生しにくく
なる。そして、閉弁操作時および開弁操作時のいずれに
おいても、弁体端縁とシートリングが接触する微小開度
時には、前記スリット状通路がなくなった後あるいは形
成される前であって、前記切欠き通路のみが存在する
が、この切欠き通路が弁体回転軸芯方向に分散して存在
していて流れのエネルギーを分散させることにより、キ
ャビテーションを発生しにくくする。このため、弁体端
縁とシートリングの隙間が存在している微小開度時、お
よび、弁体端縁とシートリングが接触している微小開度
時のいずれにおいても、キャビテーションの発生を抑制
する。
キャビテーションが発生したとしても、弁体と弁箱と
の間、及び、切欠き内では発生させずに弁体の下流側の
流路中でのみ発生する。しかも、弁箱におけるエロージ
ョンの生じやすい微小開度操作側の内壁のうち、シート
リング取付部よりも下流側を、シートリング取付部の直
後から弁箱内の流路の中心線からの距離が大になるよう
に形成して、キャビテーションの発生箇所から遠ざけて
あるために、直接弁箱内壁に噴流が接触しにくくなる。
弁体を全開操作すると、弁体の端縁部は流路外に移動
して流体に抵抗を与えないようになり、流体輸送がスム
ーズに行えるようになる。
〔発明の効果〕
従って、全開操作時には流路抵抗が少なくて流体輸送
をスムーズにできながら、弁体端縁とシートリングの間
に隙間が存在する微小開度に操作したり、弁体端縁とシ
ートリングが接触する微小開度に操作しても、弁体及び
弁箱にはエロージョンが生じにくく、回転弁全体の耐久
性を向上させて長期使用が可能になった。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、流体輸送管接続用フ
ランジ(1),(1)を備えた弁箱(2)に、同芯状の
一対の支軸(3)を、流路(R)と直交する方向に互い
に間隔をあけて配置した状態で回転自在に取付け、支軸
(3)と同芯状の弯曲面(F)を有する弁体(4)の回
転軸芯(P)方向両端側に支軸(3),(3)夫々と連
結するブラケット(5),(5)を一体連設して、支軸
(3)の回転に伴って支軸(3)周りに回動操作自在に
弁箱(2)内に設けてある。
尚、前記弯曲面(F)は、回転軸芯(P)方向にも弯
曲している。
前記弁箱(2)は流路(R)に沿った方向に2分割し
てあると共に、上流側の弁箱部分(2A)に弁体(4)を
取付け、下流側の弁箱部分(2B)に、弁体(4)の回動
に伴って弯曲面(F)に摺接する弁箱側シートリング
(6)を、弁体(4)の下流側に配置して取付けてあ
る。
前記弁体(4)には、第3図乃至第5図に示すよう
に、その閉弁操作に伴って先行する側の端縁部(4A)
に、流体を分散させる複数の切欠き(7)を弁体(4)
の回転軸芯方向に並べて設け、前記切欠き(7)の縦断
面形状を、下流側ほど巾狭のテーパー状に形成して、切
欠き(7)の入口部での流れの剥離を防止してある。前
記切欠き(7)は、第3図に明示するように、弁体
(4)の端縁部(4A)における端縁に開口するように形
成してある。すなわち、弁体(4)の端縁部(4A)にお
ける端縁とシートリング(6)との間に隙間が存在する
微小開度に操作した場合、シートリング(6)と弁体端
縁の隙間で成るとともにシートリングに沿うスリット状
の流体通路と、切欠き(7)で成る切欠き通路とが連通
する状態でシートリング(6)と弁体端縁部(4A)との
間に形成できるようにしてある。
前記下流側の弁箱部分(2B)の内壁(2b)を、シート
リング取付部(8)よりも下流側を、シートリング取付
部(8)の直後に位置する箇所から、下流側ほど巾広の
テーパー状に形成して、弁体(4)の下流に発生するキ
ャビテーションから遠ざかり、弁箱部分(2B)の内壁
(2b)のエロージョンを防止してある。
前記弁箱側シートリング(6)には、弁体(4)と摺
接する部分に環状パッキン(9)を嵌着してあり、ま
た、弁体(4)に対する下流側の内周面(6A)は、下流
側ほど大径の角度10°以上のテーパー形状に形成して、
弁箱(2)と同様に、発生するキャビテーションから遠
ざかる様に構成してある。
〔別実施例〕 前記弁体(4)の弯曲面(F)は、回転軸芯(P)と
平行に形成してあっても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る回転弁の実施例を示し、第1図は全
体の横断面図、第2図は全体の縦断側面図、第3図は要
部の横断面図、第4図は弁体の側面図、第5図は弁体の
縦断面図である。 (2)……弁箱、(3)……支軸、(4)……弁体、
(2b)……内壁、(4A)……端縁部、(6)……シート
リング、(7)……切欠き、(8)……シートリング取
付部、(R)……流路、(F)……弯曲面、(0)……
中心線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支軸(3)と同芯状の弯曲面(F)を有す
    る弁体(4)を、前記支軸(3)周りに回動操作自在に
    弁箱(2)内に設け、前記弁体(4)の回動に伴って前
    記弯曲面(F)に摺接する弁箱側シートリング(6)
    を、前記弁体(4)の下流側に配置してある回転弁であ
    って、 前記弁体(4)の閉弁操作に伴って先行する側の端縁部
    (4A)に、流体を分散させる複数の切欠き(7)を前記
    弁体(4)の端縁に開口する状態で前記弁体(4)の回
    転軸芯方向に並べて設け、前記弁箱(2)における微小
    開度操作側の内壁(2b)のうち、前記シートリング取付
    部(8)よりも下流側を、前記シートリング取付部
    (8)の直後から、前記弁箱(2)内の流路(R)の中
    心線(0)からの距離が大になるように形成してある回
    転弁。
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