JP2561358Y2 - バタフライバルブ - Google Patents
バタフライバルブInfo
- Publication number
- JP2561358Y2 JP2561358Y2 JP1991028132U JP2813291U JP2561358Y2 JP 2561358 Y2 JP2561358 Y2 JP 2561358Y2 JP 1991028132 U JP1991028132 U JP 1991028132U JP 2813291 U JP2813291 U JP 2813291U JP 2561358 Y2 JP2561358 Y2 JP 2561358Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- fluid passage
- rotating shaft
- short
- butterfly valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pipe Accessories (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、管体に形成される流体
通路の開閉を行うために使用されるバタフライバルブに
関する。
通路の開閉を行うために使用されるバタフライバルブに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、管体に形成される流体通路の開
閉を行うために、例えば、実開昭58−7093号公報
に開示されるようなバタフライバルブが多用されてい
る。図4は、この種のバタフライバルブを示すもので、
図において符号11は、管体を示している。
閉を行うために、例えば、実開昭58−7093号公報
に開示されるようなバタフライバルブが多用されてい
る。図4は、この種のバタフライバルブを示すもので、
図において符号11は、管体を示している。
【0003】この管体11の内周面13により流体通路
15が形成され、この流体通路15を横切って回動軸1
7が配置されている。そして、回動軸17には、流体通
路15の開閉を行う弁体19が固定されている。この弁
体19は、回動軸17を中心にして両側に向けて長さa
だけ突出されている。
15が形成され、この流体通路15を横切って回動軸1
7が配置されている。そして、回動軸17には、流体通
路15の開閉を行う弁体19が固定されている。この弁
体19は、回動軸17を中心にして両側に向けて長さa
だけ突出されている。
【0004】このようなバタフライバルブでは、所定の
アクチュエータにより回動軸17を回動することによ
り、回動軸17とともに弁体19が回動し、流体通路1
5の開閉が行われる。
アクチュエータにより回動軸17を回動することによ
り、回動軸17とともに弁体19が回動し、流体通路1
5の開閉が行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバタフライバルブでは、例えば、アクチュエ
ータ等が故障し、回動軸17が回動自在な状態になった
時に、弁体19が流体通路15に対して垂直に位置し、
流体通路15が塞がれる虞れがあるという問題があっ
た。
うな従来のバタフライバルブでは、例えば、アクチュエ
ータ等が故障し、回動軸17が回動自在な状態になった
時に、弁体19が流体通路15に対して垂直に位置し、
流体通路15が塞がれる虞れがあるという問題があっ
た。
【0006】すなわち、例えば、図4に示したように、
弁体19が閉じかけた状態で、アクチュエータ等が故障
し、回動軸17が回動自在な状態になると、弁体19の
下半部の下流側に位置する部分に渦21が生じ、この渦
21の生じた部分の圧力が低くなり、弁体19が図の矢
符に示した方向に回動し、弁体19が流体通路15に対
して垂直に位置し、流体通路15が塞がれる虞れがある
という問題があった。
弁体19が閉じかけた状態で、アクチュエータ等が故障
し、回動軸17が回動自在な状態になると、弁体19の
下半部の下流側に位置する部分に渦21が生じ、この渦
21の生じた部分の圧力が低くなり、弁体19が図の矢
符に示した方向に回動し、弁体19が流体通路15に対
して垂直に位置し、流体通路15が塞がれる虞れがある
という問題があった。
【0007】そして、このようにして流体通路15が塞
がれると、下流側に流体が行かなくなり、例えば、流体
が冷却液のような時には、冷却液の供給が停止されるた
め、下流側の機器等が損傷する虞れがあり、充分な安全
の確保が困難になる。本考案は、上記のような問題を解
決したもので、回動軸が回動自在な状態になった時に
は、常に流体通路を開放することができるバタフライバ
ルブを提供することを目的とする。
がれると、下流側に流体が行かなくなり、例えば、流体
が冷却液のような時には、冷却液の供給が停止されるた
め、下流側の機器等が損傷する虞れがあり、充分な安全
の確保が困難になる。本考案は、上記のような問題を解
決したもので、回動軸が回動自在な状態になった時に
は、常に流体通路を開放することができるバタフライバ
ルブを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案にかかわるバタフ
ライバルブは、管体の内周面が形成する流体通路の中心
軸を横切って回動軸を配置するとともに、前記回動軸
に、前記流体通路の開閉を行う弁体を固定してなるバタ
フライバルブにおいて、前記管体の内周面の前記回動軸
の上流側から下流側に延在して、下流側に向けて拡径す
るテーパ面を形成するとともに、前記弁体における前記
回動軸の一側への突出長さと他側への突出長さとを異な
らせ、回動軸より上流側に、突出長さの短い短弁部を配
置し、回動軸より下流側に、突出長さの長い長弁部を配
置してなるものである。
ライバルブは、管体の内周面が形成する流体通路の中心
軸を横切って回動軸を配置するとともに、前記回動軸
に、前記流体通路の開閉を行う弁体を固定してなるバタ
フライバルブにおいて、前記管体の内周面の前記回動軸
の上流側から下流側に延在して、下流側に向けて拡径す
るテーパ面を形成するとともに、前記弁体における前記
回動軸の一側への突出長さと他側への突出長さとを異な
らせ、回動軸より上流側に、突出長さの短い短弁部を配
置し、回動軸より下流側に、突出長さの長い長弁部を配
置してなるものである。
【0009】
【作用】本考案においては、長弁部の面積が短弁部の面
積より大きくなるため、長弁部側に短弁部より大きな力
が作用し、回動軸が回動自在な状態になった時には、長
弁部が下流側に向けて回動し、弁体が流体の流れ方向と
平行になった位置で回動が停止する。
積より大きくなるため、長弁部側に短弁部より大きな力
が作用し、回動軸が回動自在な状態になった時には、長
弁部が下流側に向けて回動し、弁体が流体の流れ方向と
平行になった位置で回動が停止する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。図1および図2は、本考案のバタフライ
バルブの一実施例を示すもので、図において符号31
は、管体を示している。この管体31の内周面33によ
り流体通路35が形成され、この流体通路35を横切っ
て回動軸37が配置されている。
いて説明する。図1および図2は、本考案のバタフライ
バルブの一実施例を示すもので、図において符号31
は、管体を示している。この管体31の内周面33によ
り流体通路35が形成され、この流体通路35を横切っ
て回動軸37が配置されている。
【0011】すなわち、この実施例では、図2に示すよ
うに、管体31を挿通して、回動軸37が配置されてお
り、回動軸37の両端は、支持部材39により回動自在
に支持されている。支持部材39と管体31との間に
は、シール部材41が介装され、また、支持部材41の
外側には、抜け止め部材43が配置されている。
うに、管体31を挿通して、回動軸37が配置されてお
り、回動軸37の両端は、支持部材39により回動自在
に支持されている。支持部材39と管体31との間に
は、シール部材41が介装され、また、支持部材41の
外側には、抜け止め部材43が配置されている。
【0012】回動軸37の一端は、折曲され、折曲部4
5の先端には、図示しないアクチュエータが直接あるい
はワイヤー等を介して連結されている。そして、回動軸
37には、流体通路35の開閉を行う弁体47が固定さ
れている。しかして、この実施例では、管体31の内周
面が、下流側に向けて拡径するテーパ面とされている。
5の先端には、図示しないアクチュエータが直接あるい
はワイヤー等を介して連結されている。そして、回動軸
37には、流体通路35の開閉を行う弁体47が固定さ
れている。しかして、この実施例では、管体31の内周
面が、下流側に向けて拡径するテーパ面とされている。
【0013】そして、弁体47における回動軸37の一
側への突出長さa1 と他側への突出長さa2 とが異なっ
て形成され、回動軸37より上流側に、突出長さの短い
短弁部49が配置され、回動軸37より下流側に、突出
長さの長い長弁部51が配置されている。以上のように
構成されたバタフライバルブでは、所定のアクチュエー
タにより回動軸37を回動することにより、回動軸37
とともに弁体47が回動し、流体通路35の開閉が行わ
れる。
側への突出長さa1 と他側への突出長さa2 とが異なっ
て形成され、回動軸37より上流側に、突出長さの短い
短弁部49が配置され、回動軸37より下流側に、突出
長さの長い長弁部51が配置されている。以上のように
構成されたバタフライバルブでは、所定のアクチュエー
タにより回動軸37を回動することにより、回動軸37
とともに弁体47が回動し、流体通路35の開閉が行わ
れる。
【0014】なお、図3は、弁体47が流体通路35を
塞いでいる状態を示しており、短弁部49が上流側の内
周面33に当接し、長弁部51が下流側の内周面33に
当接されている。しかして、以上のように構成されたバ
タフライバルブでは、管体31の内周面33を、下流側
に向けて拡径するテーパ面とするとともに、弁体47に
おける回動軸37の一側への突出長さと他側への突出長
さとを異ならせ、回動軸37より上流側に、突出長さの
短い短弁部49を配置し、回動軸37より下流側に、突
出長さの長い長弁部51を配置したので、回動軸37が
回動自在な状態になった時には、常に流体通路35を開
放することが可能となる。
塞いでいる状態を示しており、短弁部49が上流側の内
周面33に当接し、長弁部51が下流側の内周面33に
当接されている。しかして、以上のように構成されたバ
タフライバルブでは、管体31の内周面33を、下流側
に向けて拡径するテーパ面とするとともに、弁体47に
おける回動軸37の一側への突出長さと他側への突出長
さとを異ならせ、回動軸37より上流側に、突出長さの
短い短弁部49を配置し、回動軸37より下流側に、突
出長さの長い長弁部51を配置したので、回動軸37が
回動自在な状態になった時には、常に流体通路35を開
放することが可能となる。
【0015】すなわち、以上のように構成されたバタフ
ライバルブでは、長弁部51の面積が短弁部49の面積
より大きくなるため、長弁部51側に短弁部49より大
きな力が作用し、回動軸37が回動自在な状態になった
時には、長弁部51が下流側に向けて回動し、弁体47
が流体の流れ方向と平行になった位置で回動が停止する
ため、回動軸37が回動自在な状態になった時には、常
に流体通路35を開放することができる。
ライバルブでは、長弁部51の面積が短弁部49の面積
より大きくなるため、長弁部51側に短弁部49より大
きな力が作用し、回動軸37が回動自在な状態になった
時には、長弁部51が下流側に向けて回動し、弁体47
が流体の流れ方向と平行になった位置で回動が停止する
ため、回動軸37が回動自在な状態になった時には、常
に流体通路35を開放することができる。
【0016】この結果、例えば、流体が冷却液のような
時にも、アクチュエータ等の故障により、下流側の機器
への冷却液の供給が停止されることがなくなり、常に充
分な安全を確保することが可能となる。なお、以上述べ
た実施例では、弁体47を一体に形成した例について説
明したが、本考案はかかる実施例に限定されるものでは
なく、例えば、短弁部49と長弁部51とを別体で形成
しても良いことは勿論である。
時にも、アクチュエータ等の故障により、下流側の機器
への冷却液の供給が停止されることがなくなり、常に充
分な安全を確保することが可能となる。なお、以上述べ
た実施例では、弁体47を一体に形成した例について説
明したが、本考案はかかる実施例に限定されるものでは
なく、例えば、短弁部49と長弁部51とを別体で形成
しても良いことは勿論である。
【0017】
【考案の効果】以上述べたように、本考案のバタフライ
バルブでは、管体の内周面を、下流側に向けて拡径する
テーパ面とするとともに、弁体における回動軸の一側へ
の突出長さと他側への突出長さとを異ならせ、回動軸よ
り上流側に、突出長さの短い短弁部を配置し、回動軸よ
り下流側に、突出長さの長い長弁部を配置したので、回
動軸が回動自在な状態になった時には、常に流体通路を
開放することができるという利点がある。
バルブでは、管体の内周面を、下流側に向けて拡径する
テーパ面とするとともに、弁体における回動軸の一側へ
の突出長さと他側への突出長さとを異ならせ、回動軸よ
り上流側に、突出長さの短い短弁部を配置し、回動軸よ
り下流側に、突出長さの長い長弁部を配置したので、回
動軸が回動自在な状態になった時には、常に流体通路を
開放することができるという利点がある。
【図1】本考案のバタフライバルブの一実施例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のバタフライバルブの弁体が閉じた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】従来のバタフライバルブを示す縦断面図であ
る。
る。
31 管体 33 内周面 35 流体通路 37 回動軸 47 弁体 49 短弁部 51 長弁部
Claims (1)
- 【請求項1】 管体(31)の内周面(33)が形成す
る流体通路(35)の中心軸を横切って回動軸(37)
を配置するとともに、前記回動軸(37)に、前記流体
通路(35)の開閉を行う弁体(47)を固定してなる
バタフライバルブにおいて、前記管体(31)の内周面
(33)の前記回動軸(37)の上流側から下流側に延
在して、下流側に向けて拡径するテーパ面を形成すると
ともに、前記弁体(47)における前記回動軸(37)
の一側への突出長さと他側への突出長さとを異ならせ、
回動軸(37)より上流側に、突出長さの短い短弁部
(49)を配置し、回動軸(37)より下流側に、突出
長さの長い長弁部(51)を配置してなることを特徴と
するバタフライバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991028132U JP2561358Y2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | バタフライバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991028132U JP2561358Y2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | バタフライバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04122871U JPH04122871U (ja) | 1992-11-05 |
JP2561358Y2 true JP2561358Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=31912280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991028132U Expired - Lifetime JP2561358Y2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | バタフライバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561358Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5751057B2 (ja) * | 2011-07-19 | 2015-07-22 | 大豊工業株式会社 | 弁装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0732920Y2 (ja) * | 1988-07-05 | 1995-07-31 | 自動車機器株式会社 | 車両の暖機装置 |
-
1991
- 1991-04-23 JP JP1991028132U patent/JP2561358Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04122871U (ja) | 1992-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |