JPH0319664Y2 - - Google Patents

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JPH0319664Y2
JPH0319664Y2 JP1986116151U JP11615186U JPH0319664Y2 JP H0319664 Y2 JPH0319664 Y2 JP H0319664Y2 JP 1986116151 U JP1986116151 U JP 1986116151U JP 11615186 U JP11615186 U JP 11615186U JP H0319664 Y2 JPH0319664 Y2 JP H0319664Y2
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JP
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valve body
valve
fluid guide
flow
guide protrusion
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JP1986116151U
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JPS6322468U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バタフライ弁に関する。
〔従来の技術〕
従来、バタフライ弁では、弁箱内周壁を、流路
に沿つた平滑面に形成してあるだけであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、弁体を少し開いた状態で使用すると、
特に弁棒よりも下流側の弁体部分と弁箱との間を
流れる流体が、その弁体部分の下流側で弁箱内周
壁近くにキヤビテーシヨンを発生させ、周壁にエ
ロージヨンが生じやすい危険性があつた。
本考案の目的は、弁箱内周壁近くに、キヤビテ
ーシヨンを発生しにくくできるようにし、しか
も、流動抵抗を極力抑制できるようにする点にあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のバタフライ弁の特徴構成は、弁箱内周
壁の内、全閉状態にある弁体の下流側近くで、微
少開度状態の前記弁体における弁棒よりも下流側
の弁体部分に近接した箇所に、下流側ほど流路の
中心側に突出する流体ガイド用突起を、これのガ
イド作用終端が前記弁体の全開状態における下流
側端よりも上流側に位置する状態でを設けてある
ことにあり、その作用効果は、次の通りである。
〔作用〕
つまり、弁棒よりも下流側の弁体部分と弁箱と
の間を流れる噴流は、流体ガイド用突起によつて
流路の中心側に案内され、キヤビテーシヨンは、
弁箱内周壁近くでは発生せずに、遠ざかつた箇所
で発生する。弁箱内周壁近くでのキヤビテーシヨ
ン発生を防止するに当たり、噴流に絞り流路を作
用させて噴流低下を図ると、噴流低下を可能にす
る絞りのために大流動抵抗が発生するのに対し、
噴流に流体ガイド用突起を作用させて噴流を弁箱
内周壁から遠くに案内すると、これに伴つて発生
する流動抵抗を流れの方向付けを可能にするだけ
の比較的小の抵抗に抑制できる。しかも、流体ガ
イド用突起のガイド作用終端が全開状態における
弁体の下流側端よりも上流側に位置し、キヤビテ
ーシヨン発生を伴う微小開度より全開側に調節し
て使用する際には、流体ガイド用突起が弁体から
比較的離れて流体流動の障害物になりにくくな
る。すなわち、流体ガイド用突起が必要時である
ところの微小開度時には案内作用に必要なだけの
比較的小なる流動抵抗を付与し、不必要時である
ところの大開度時には流動抵抗を可及的に付与し
ないようにしながら微小開度時のキヤビテーシヨ
ンの弁箱内周壁近くでの発生を防止できる。
〔考案の効果〕
従つて、周壁にエロージヨンが生じるのを抑制
でき、弁箱内周壁が損傷しにくく、長期使用がで
きるようになつた。しかも、開度を微小開度や大
開度の如何なるものに調節しても、流動抵抗が比
較的小さくて圧力損失が少ない状態で使用できる
有利なものになつた。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。
第1図及び第2図に示すように、弁棒2によつ
て開閉操作される弁体3が、弁棒2周りに回転自
在に弁箱4に設けて、バタフライ弁を構成してあ
る。
前記バタフライ弁1は、配管5,5間に介装さ
れて、内側に流路Fを形成する。
前記弁箱4内周壁4Aの内、全閉状態にある弁
体3の下流側近くで、殊に、微少開度状態の弁体
3における弁棒2よりも下流側の弁体部分3Aに
近接した箇所に、下流側ほど流路Fの中心側に突
出する流体ガイド用突起6を一体連設し、開き状
態の弁体3における弁棒2よりも上流側の弁体部
分3Bに近接した箇所には、全閉位置にある弁体
部分3Bの上流側と下流側の両方に、前者では上
流側ほど流路Fの中心側に突出する流れ抑制用突
起7を、且つ、後者では下流側ほど流路Fの中心
側に突出する流体ガイド用突起6を、弁箱4に一
体連設してある。
つまり、弁体3を開いた時に、流体ガイド用突
起6によつて、弁体3と弁箱4内周壁4A間を流
れる噴流が、流路F中心部に案内され、周壁4A
のエロージヨンが防止又は抑制されると共に、流
れ抑制用突起7によつて、弁棒2よりも上流側の
弁体部分3Bと弁箱4との間に流体が流れるのを
抑制して、前記弁体部分3A近くの流体ガイド用
突起6によるエロージヨン防止機能をより効果的
にしてある。
流体ガイド用突起6はこれのガイド作用終端が
弁体3の全開状態における下流側端よりも上流側
に位置する状態で設けてある。すなわち、微小開
度時には流体ガイド用突起6が弁体3に近接して
噴流に対する前記案内作用をするのであり、微小
開度よりも全開側に調節して使用する時には、流
体ガイド用突起6が弁体3から比較的離れて流動
抵抗になりにくくなるのである。
〔別実施例〕
前記弁体部分3Bの下流側の流体ガイド用突起
6は、設けてない場合があつても良い。
第3図及び第4図に示すように、偏心型のバタ
フライ弁の場合は、小開度状態では、弁体部分3
Aと内周壁4Aとの間よりも弁体部分3Bと内周
壁4Aとの間の方が小さいために、流量が少なく
キヤビテーシヨンも起こりにくいので、流体ガイ
ド用突起6は、弁体部分3A近くだけでも良い。
前記流体ガイド用突起6及び流れ抑制用突起7
は、弁箱4に一体連設する以外に、別体に形成し
て、ボルトによつて弁箱4内周壁4Aに取付けて
も良い。
前記流体ガイド用突起6は、第5図及び第6図
に示すように、流路Fに沿つた溝8を周方向の全
周にわたつて等間隔に設けたり、又は、部分的に
設けても良く、この場合は、噴流が溝8によつて
分割されて噴流のエネルギーが弱められるため
に、キヤビテーシヨンの発生を抑制して騒音、振
動が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るバタフライ弁の実施例を示
し、第1図は縦断面図、第2図は第1図における
−線矢視図、第3図及び第5図は夫々別実施
例の縦断面図、第4図は第3図における−線
矢視図、第6図は第5図における−線矢視
図、である。 2……弁棒、3……弁体、3A……弁体部分、
4……弁箱、4A……周壁、6……流体ガイド用
突起、F……流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁箱4内周壁4Aの内、全閉状態にある弁体3
    の下流側近くで、微小開度状態の前記弁体3にお
    ける弁棒2よりも下流側の弁体部分3Aに近接し
    た箇所に、下流側ほど流路Fの中心側に突出する
    流体ガイド用突起6を、これのガイド作用終端が
    前記弁体3の全開状態における下流側端よりも上
    流側に位置する状態で設けてあるバタフライ弁。
JP1986116151U 1986-07-29 1986-07-29 Expired JPH0319664Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7264221B2 (en) * 2005-09-19 2007-09-04 Yeary & Associates, Inc. Butterfly valve assembly with improved flow characteristics
AU2009222606B2 (en) * 2008-10-10 2015-08-20 Yeary & Associates, Inc. Butterfly valve flow control device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60188678A (ja) * 1984-03-05 1985-09-26 Sasakura Eng Co Ltd 弁の騒音およびエロ−ジヨン防止装置

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