JP4563770B2 - 低騒音回転弁 - Google Patents

低騒音回転弁 Download PDF

Info

Publication number
JP4563770B2
JP4563770B2 JP2004309200A JP2004309200A JP4563770B2 JP 4563770 B2 JP4563770 B2 JP 4563770B2 JP 2004309200 A JP2004309200 A JP 2004309200A JP 2004309200 A JP2004309200 A JP 2004309200A JP 4563770 B2 JP4563770 B2 JP 4563770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
ball plug
slit
ball
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004309200A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006118664A (ja
Inventor
謙雄 野間口
康正 本間
浩一 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2004309200A priority Critical patent/JP4563770B2/ja
Publication of JP2006118664A publication Critical patent/JP2006118664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4563770B2 publication Critical patent/JP4563770B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、低騒音回転弁に関するものである。
ボール弁などの回転弁では、ボールプラグに形成されている貫通流路の両端開口部の断面積を絞った状態で使用すると、絞られた開口部分で大きな圧力降下が生じて流速が非常に速くなるため、貫通流路の両端開口部で騒音が発生したり、流路の下流側でキャビテーションが発生する。
このような回転弁における低騒音化対策技術について調査したところ、特許文献1〜4が見つかった。
特許文献1に記載されているボールバルブは、ボールのうち、前記貫通孔よりも高さ方向上方に位置する頂部の部分球状部と、前記貫通孔よりも高さ方向下方に位置する底部の部分球状部とを残すとともに、前記貫通孔と高さ方向同じ範囲にあって貫通孔の軸線方向の両側を形成する側壁のうちのいずれか一方を残して、対向する他方の側壁を前記頂部の部分球状部と底部の部分球状部とが連絡しないように切除したものである。すなわち、このボールバルブは、ボールの貫通孔の軸線と直交する断面形状をC字状とすることにより、貫通孔の一側壁を切除し、全閉時に切除されていない他方の側壁で弁を閉止するようにしたものである。
このようなボールバルブにおいては、ボールを閉方向に回転させると、貫通孔の軸線方向の両側を形成する側壁のうち切除されていない側壁と、この側壁の側に位置する一方のシートリングとによって形成される一方の開口部分の断面積は、従来のボールバルブと同様に絞られるが、切除された側壁側においては、他方のシートリングとによって形成される他方の開口部分の断面積がそれほど絞られず、したがって一方の開口部分ほどには流速が増大せず、全体の流水音を低減することができるとしている。
特許文献2に記載されたボール弁は、ボールに貫通孔からなる流路開口を形成し、この流路開口の二次側端に円弧状の突出部を設け、一次側端には周方向に切り欠かれた切欠部を設け、一次側を常時開となるようにしたものである。このようなボール弁においては、切欠部によって流体の流過面積を大きくすることができるため、流水音による騒音の発生を防止でき、また流体の流れを整流化することができるとしている。
特許文献3に記載されたボール弁組立体は、流体の流れにより生じる騒音を低減するために、複数の小さな流路および少なくとも1つの大きな流路を区画するインサートを弁本体の内壁でボールより下流側に配設したものである。インサートは、流体が比較的大きな流路を通る際に流体が剥離するのを防止する翼形の表面を有し、また、弁本体の内壁面との間に2段階の圧力降下を可能にするキャビティを形成している。
特許文献4に記載された絞り弁は、球状の弁プラグ内に形成した貫通孔からなる通路を、弁プラグの回転軸に対して直交する複数枚の仕切板によって多数の狭い通路に仕切り、仕切板の前縁を流線形に形成して層流を生じさせるようにしたものである。このような絞り弁においては、弁を横切る圧力水頭が摩擦エネルギー損失に変換されるめ、騒音やキャビテーションの発生を防止することができるとしている。
実開平4−56981号公報 特開2000−46209号公報 特開平10−281339号公報 特開昭59−231282号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたボールバルブは、単にボールの断面形状をC字状として貫通孔の一側を開放させているだけであるため、バルブの中間開度時において絞られた開口部分では依然として圧力降下が生じて流速が非常に速くなるため、騒音やキャビテーションの発生を防止することができず、騒音の低減効果が低いという問題があった。
特許文献2に記載されたボール弁は、流路開口の二次側が常時開放しているため流量特性がクイックオープニング特性となり、比例制御弁には使用できないという問題があった。また、流路開口の二次側を突出部によって絞っているため、騒音の低減効果が低いという問題もあった。
特許文献3に記載されたボール弁組立体は、弁本体のボールより下流側開口部の断面積をインサートによって絞っているため、高開度時における騒音の低減効果が低く、またインサートの通路やキャビティ内に異物が詰まると騒音低減機能が低下するという問題があった。
特許文献4に記載の絞り弁は、弁を絞ると弁プラグ内の通路に入った流体が仕切板によって大きく曲げられるため乱流が生じ、騒音低減効果が低いという問題があった。
また、仕切板を一体に備えたスリーブを弁プラグ内に組込む必要があるため、その製造組立作業が面倒で、弁プラグが大型化するという問題もあった。
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、全開度にわたって騒音、キャビテーションの発生を低減することができる低騒音回転弁を提供することにある。
上記目的を達成するために第1の発明は、両側に開口する流通路を有する弁本体と、全開時に前記弁本体の両端開口部と対向する流入側開口部と流出側開口部を有するストレートな貫通流路と、前記貫通流路の流入側開口部と流出側開口部に対して90°離間した位置に開口する連通路とを有し、前記弁本体の前記流通路内に組み込まれたボールプラグと、前記ボールプラグの外周壁を回動自在に保持する少なくとも1つのシートリングと、前記ボールプラグを回動させる回動手段とを備え、前記ボールプラグの回動によって前記流通路を開閉させる回転弁において、前記貫通流路の流出側開口部を、前記ボールプラグの球面上に沿って前記ボールプラグの回転方向に長く延在し、かつ、前記回転方向と直交する方向に並設された複数のスリットで構成し、前記複数のスリットは、スリット幅が低開度側端部から高開度側端部に向かって漸次幅広になり、かつ、前記スリットの高開度側端部が前記ボールプラグの連通路側に位置するように形成され、前記ボールプラグが開方向に回動されたときに、前記スリットと前記流通路の二次側流通路とを連通させ、前記スリットを通過した流体を前記二次側流通路に流入させるものである。
第2の発明は、両側に開口する流通路を有する弁本体と、全開時に前記弁本体の両端開口部と対向する流入側開口部と流出側開口部を有するストレートな貫通流路と、前記貫通流路の流入側開口部と流出側開口部に対して90°離間した位置に開口する連通路とを有し、前記弁本体の前記流通路内に組み込まれたボールプラグと、前記ボールプラグの外周壁を回動自在に保持する少なくとも1つのシートリングと、前記ボールプラグを回動させる回動手段とを備え、前記ボールプラグの回動によって前記流通路を開閉させる回転弁において、前記貫通流路の流入側開口部を、前記ボールプラグの球面上に沿って前記ボールプラグの回転方向に長く延在し、かつ、前記回転方向と直交する方向に並設された複数のスリットで構成し、前記複数のスリットは、スリット幅が低開度側端部から高開度側端部に向かって漸次幅広になり、かつ、前記スリットの低開度側端部が前記ボールプラグの連通路側に位置するように形成され、前記ボールプラグが開方向に回動されたときに、前記スリットと前記ボールプラグの前記貫通流路とを連通させ、前記スリットを通過した流体を前記貫通流路に流入させるものである。
の発明は、前記複数のスリットのうち少なくともいずれか1つの低開度側端部に、前記ボールプラグの回転方向と直交する方向に伸びるスリット状の低開度時騒音低減部を形成したものである。
第1の発明において、弁本体に流入した流体の一部は、ボールプラグの貫通流路を通って下流側に流れる。ボールプラグのスリットは、流体に対して通過流速を抑える絞り部として機能する。また、スリットは流体を整流し流線の変化を極力抑える。流体は絞り部を通過する際に圧力が降下し、通過した後は通路が拡大することで圧力降下が急速に回復する。連通路は中間の開度において、貫通流路と連通し、貫通流路のスリット側とは反対側の開口部のシートリングによる絞りを少なくする。スリットが形成されている周壁部分の表面は球面に形成されているので、中間の開度時にスリット側開口部の周壁とスリット側シートリングとの間に隙間が生じず、常に絞り部はスリットの形状となっている。したがって、流体が流れ始めだすときの低開度から全開するまでの全開度にわたって騒音およびキャビテーションの発生が抑えられ、低騒音化を実現することができる。また、連通路を形成し、貫通流路の一端開口部をスリット状の開口とするだけでよいので、ボールプラグの製作も容易で部品点数が増加することもない。
第2の発明においてもスリットによって流体の通過流速を抑え、通過後は流体の圧力を急速に回復させるので、第1の発明と同様な効果を奏する。
、第の発明においては、弁の流量特性をイコールパーセンテージ特性とすることができ、比例制御弁として用いることができる。
の発明においては、特に全閉状態から低開度に遷移する際に発生する騒音を低開度時騒音低減部によって効果的に低減することができる。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る低騒音回転弁の一実施の形態を示す全開時における断面図、図2は同回転弁の全閉時における断面図、図3はボールプラグの外観斜視図、図4(a)〜(c)は回転弁の全開状態を示す図、中間開度状態を示す図、全閉状態を示す図である。これらの図において、全体を符号1で示す低騒音回転弁は、配管2(2A,2B)の途中に接続された弁本体3と、この弁本体3の内部中央に回転自在に組み込まれたボールプラグ4と、このボールプラグ4を略90°の角度範囲内で水平方向に回動させる回動手段としての弁軸5等で構成されている。
前記弁本体3は、上流側弁本体3Aと下流側弁本体3Bの二つの部材によって形成されることにより、全体形状が逆T字状の管体を構成しており、両側および上方の3方向に開放している。上流側弁本体3Aは、管本体30Aと、この管本体30Aの上壁の下流寄りに上方に向かって一体に突設された筒状の弁軸取付部30Bとで構成されている。管本体30Aの内部空間は、流体7が流入する一次側(上流側)流通路8と、前記ボールプラグ4が組み込まれるボールキャビティ9と、二次側(下流側)流通路10の一部10aを形成している。管本体30Aの上流側開口部11の内周面には、上流側配管2Aのテーパ雄ねじに螺合するテーパ雌ねじ12が形成されており、下流側開口部13の内周面には、前記下流側弁本体3Bを接続するための雌ねじ14が形成されている。前記弁軸取付部30Bは、前記ボールキャビティ9の上方に位置し、前記弁軸5がOリング15を介して回動自在に挿通され、上端開口部が蓋部材16によって覆われている。
前記下流側弁本体3Bは、両端が開放する管体からなり、内部空間が二次側流通路10の残りの部分10bを形成している。下流側弁本体3Bの外周面で上流側開口端部18には雄ねじ19が形成されている。一方、下流側弁本体3Bの内周面で下流側開口部20には下流側配管2Bのテーパ雄ねじ21に螺合するテーパ雌ねじ22が形成されている。上流側弁本体3Aと下流側弁本体3Bとは、前記雌ねじ14と雄ねじ19の螺合によって一体的に結合され、かつ結合部がシール部材23によってシールされている。
前記ボールプラグ4は、ステンレスやメッキされた黄銅等によって略球状に形成されており、前記ボールキャビティ9内に一対のシートリング25,26を介して回動自在に嵌挿されている。ボールプラグ4の外周壁でシートリング25,26に摺接する部分は、ボールプラグ4の球心を中心とする球面からなる着座部27を形成している。
前記ボールプラグ4の内部には、流体7を流す貫通流路30と連通路31が形成されている。貫通流路30は、ボールプラグ4の球心を通り前記弁軸5の軸線と直交する貫通孔で構成されることにより、ボールプラグ4の両側の外周壁に開口する2つの開口部30a,30bを有している。また、貫通流路30は断面形状が円形で略全長にわたって同一内径の穴に形成されている。貫通流路30の穴径は、前記一対のシートリング25,26の内径より若干小さく設定されている。2つの開口部30a,30bはボールプラグ4の回転方向に180°離間しており、一方の開口部30aが流入側開口部を形成し、他方の開口部30bが流出側開口部を形成している。
ボールプラグ4の外周壁で前記貫通流路30の流入側開口部30aが開口している部分は、貫通流路30の軸線と直交する平坦面に切除されている。一方、ボールプラグ4の外周壁で貫通流路30の流出側開口部30bが開口している部分は切除されておらず、その表面が前記球面着座部27と同一の球面からなり、前記シートリング26に対して球状の着座部を形成している。貫通流路30の流出側開口部30bは、前記ボールプラグ4の回転方向(水平方向)に長く延在しかつ前記回転方向と直交する方向に並設された4本のスリット33(33a〜33d)で構成されている。隣り合うスリット33を仕切ってい仕切壁28は、前記ボールプラグ4の外周壁で前記貫通流路30の流出側開口部30bが形成されている部分である。各スリット33a〜33dは、スリット幅が低開度側端部Q1 から高開度側端部Q2 に向かって漸次幅広になるように形成されている。スリット33の低開度側端部Q1 は、図4(c)に示す全閉状態からボールプラグ4を図4(b)に示すように開方向に回動させていくときの回動側端部であり、高開度側端部Q2 はボールプラグの4の回動方向側とは反対側の端部である。スリット33のスリット幅を変える理由は、回転弁1の流量特性を変更するためであり、低開度側端部Q1 から高開度側端部Q2 に向かって漸次幅広になるように形成した場合は、流量特性をイコールパーセンテージ特性とすることができる。
前記連通路31は、前記貫通流路30と同一の穴径を有する断面円形の穴からなり、前記弁軸5と貫通流路30の軸線に対して直交するように、かつ貫通流路30と同一高さでのボールプラグ4の半径方向に形成され、前記貫通流路30の内部中央において連通している。連通路30の開口部30aは、前記ボールプラグ4の外周壁で前記貫通流路30軸線方向のの両側を形成する2つの側壁部32a,32bのうち一方の側壁部32aに開口している。この一方の側壁部32aは、ボールプラグ4の開弁方向とは反対側の側壁部分、言い換えれば前記流入側開口部30aとスリット33の高開度側端部Q2 間の側壁部分である。また、連通路31の開口部31aは、前記貫通流路30の流入側開口部30aと流出側開口部30bに対して90°離間した位置に開口している。そして、ボールプラグ4の外周壁で前記連通路31の開口部31aが開口している部分は、連通路31の軸線と直交する平坦面に切除されている。
前記ボールプラグ4の上側周壁部には、前記弁軸5の内端が嵌合する嵌合凹部35が凹設されている。前記弁軸5の外端は、前記蓋部材16の上方に突出し、図示しない電動アクチュエータに連結されるかまたは手動用のハンドルが取付けられている。
前記一対のシートリング25,26は、上流側弁本体3Aと下流側弁本体3Bとの結合によってボールプラグ4の外周面にそれぞれ押しつけられることにより、弁本体3とボールプラグ4との隙間をシールしている。上流側弁本体3Aの管本体30Aの内壁面で一次側流通路8とボールキャビティ9との境部には、一次側のシートリング25が嵌着されるシートリング用溝36が形成されている。一方、下流側弁本体3Bの上流側開口端部18の内周面には二次側のシートリング26が嵌着されるシートリング用溝37が形成されている。
このような構造からなる低騒音回転弁1において、図4(a)は全開状態を示す。この全開状態において、貫通流路30の流入側開口部30aと流出側開口部30bはシートリング25,26内にそれぞれ位置し、流体7を弁本体3の一次側流通路8から二次側流通路10に流している。連通路31の外端開口部31aはボールキャビティ9内に位置している。この状態において、流入側開口部30aは、断面積がシートリング25によって絞られることがないので、上流側での流体7の圧力降下および流速の急激な変化は生じることはない。したがって、上流側での騒音は発生しない。
一方、下流側開口部30bにおいては、スリット33が下流側開口部30bの開口断面積を小さくすることから流体7に対して絞り部として機能する。また、スリット33は、流体7の流線の変化を極力抑えて整流する整流機能を有している。このため、スリット33を通過する流体7はスリット33内の境界における摩擦により通過流速が抑えられ、通過した後は二次側流通路10に流入すると通路断面積が急拡大することで流体圧が急速に回復する。したがって、二次側においても流体7がスリット33を通過するときに流れの乱れが大きくなって騒音が生じたりキャビテーションが発生することはない。
次に、ボールプラグ4を図4(a)において時計方向に回動させて回転弁1を全開状態から図4(b)示す中間の開度状態に切り替えると、流入側開口部30aは、回転方向側の端部がシートリング25の外側に退出してボールキャビティ9内に移動するため、一次側流通路8に連通する開口部分の断面積が減少する。一方、中間開度にすると連通路31の開口部31aの回転方向側端部がシートリング25内に移動して一次側流通路8に連通するので、一次側流通路8からボールプラグ4内に流入する流体7の流量は全開状態から中間開度に切り替えて絞られても大きく減少することはない。したがって、中間開度に切り替えたときも一次側では流体7の圧力が急激に降下したり流速が急激に変化したりすることがなく、一次側での騒音の発生を低減することができる。
回転弁1を中間開度に切り替えると、流出側開口部30bは、スリット33の高開度側端部Q2 がシートリング26の外側に移動してボールキャビティ9内に移動し、低開度側端部Q1 がシートリング26内に移動する。このため、流出側開口部30bは絞られて二次側流通路10に連通する開口部分の断面積が減少する。したがって、流出側開口部30bを通る流体7の圧力が降下して流速が急激に速くなる。しかしながら、この中間開度においても、流出側開口部30bを通過する流体7は、スリット33の働きにより流線の変化が抑えられるため乱流とならず、またスリット33内の境界における摩擦により通過流速が抑えられ、スリット33を通過した後は二次側流通路10に流入すると通路断面積が急拡大することにより流体圧が急速に回復するので、一次側と同様に二次側においても騒音やキャビテーションの発生が抑えられる。
また、中間開度に切り替えると、流入側開口部30aはシートリング25から離間するが、ボールプラグ4の外周壁で流出側開口部30bが開口している部分の表面を球面着座部27と同一の球面に形成してあるから、図4(b)に示すように流出側開口部30bの外周壁(スリット33を仕切っている仕切壁28)とシートリング26との間に隙間が生じることがないので、流体7がスリット33を通過したときシートリング26に当たって流れの乱れが大きくなるおそれがなく、下流側における騒音およびキャビテーションの発生をより一層低減することができる。
回転弁1を図4(c)に示すように全閉状態に切り替えると、貫通流路30が一次側流通路8および二次側流通路10と直交し、流入側開口部30aと流出側開口部30bがシートリング25,26の外側に完全に退出し、貫通流路30の他方の側壁部32bがシートリング26を塞ぐ。したがって、一次側流通路8と二次側流通路10は遮断される。
このように本発明に係る低騒音回転弁1においては、ボールプラグ4の貫通流路30の流出側開口部30bを複数のスリット33で構成するとともに、貫通流路30と直交する連通路31をボールプラグ4に形成したので、全開状態から流れ始めの低開度状態までの全開度にわたって騒音およびキャビテーションの発生を低減することができ、低騒音化を実現することができる。
また、ボールプラグ4の製作も比較的容易で別部品を組込む必要がなく部品点数が増加することもない。
図5(a)〜(d)にボールプラグに形成されるスリットの変形例を示す。すなわち、図5(a)は、図1に示したスリット33と同様に、ボールプラグ4の回転方向に長い第1〜第4のスリット41a〜41dを回転方向と直交する方向に並設し、そのうち第2のスリット41bの低開度側端部に回転方向と直交する方向に折れ曲がったスリット状の低開度時騒音低減部42を形成したものである。このようなスリット41によれば、第2のスリット41bに設けた低開度時騒音低減部42によって全閉状態から低開度に遷移する際に発生する騒音を、図1に示したスリット33に比べてより一層効果的に低減することができる。
図5(b)は、ボールプラグ4の回転方向に長い第1、第2のスリット43a,43bを回転方向と直交する方向に平行に並設したものである。第1、第2のスリット43a,43bのスリット幅は全長にわたって同一である。このようなスリット43によれば回転弁の流量特性をリニア特性とすることができる。
図5(c)は、ボールプラグ4の回転方向に長い第1、第2のスリット45a,45bを回転方向と直交する方向に並設し、その低開度側端部を連結溝46によって互いに連結してスリット45としたものである。
図6(d)は、同じくボールプラグ4の回転方向に長い第1、第2のスリット47a,47bを回転方向と直交する方向に並設し、その高開度側端部を連結溝48によって互いに連結してスリット47としたものである。連結溝48は、第1、第2のスリット47a,47bのスリット幅より広く形成されている。
図6は騒音レベルと騒音特性の関係を示す図である。図中、曲線Aは図1に示した回転弁1の騒音特性、曲線Bは図1に示した回転弁1の流出側開口部30bをスリット33で構成せず、流入側開口部30aと同じ円形の開口にした回転弁における騒音特性である。この図からも明らかなように、本発明に係る回転弁1によればスリット33によって騒音レベルを曲線Bのスリットを備えない回転弁に比べて6〜8dBA程度低減することができる。
図7は流量と流量特性の関係を示す図である。図中、直線Cは図1に示した回転弁1の流量特性(イコールパーセンテージ特性)、曲線Dは図5(b)に示したスリット43をボールプラグに形成した場合の流量特性(リニア特性)を示す図である。このように、本発明においてはスリットの形状を変えることで、流量特性を変更することができる。
図8は本発明の他の実施の形態を示す低騒音回転弁の断面図、図9は同回転弁の一次側から見た側面図、図10はボールバルブ、二次側シートリングおよび騒音低減部材の外観斜視図、図11は二次側シートリングと騒音低減部材を二次側から見た側面図である。
これらの図において、ボールプラグ60は、弁本体3内に一対のシートリング25,63を介して回転自在に組み込まれ、弁軸5によって90°の角度範囲内において回動されるように構成されている。ボールプラグ60の内部には、互いに直交して連通する貫通流路61と連通路31が形成されている。貫通流路61は、断面形状が円形で全長にわたって同一の穴径を有している。ボールプラグ60の外周壁で貫通流路61の両端開口部62a,62bが開口している部分は、貫通流路61の軸線と直交する平坦面に切除されている。このため、両端開口部62a,62bは、円形の開口端面を形成しており、いずれの開口部にもスリットが形成されていない点で、図1に示したボールプラグ4と異なっている。なお、連通路31は、図1に示したボールプラグ4の連通路31と同一でありボールプラグ60の半径方向に形成されて内端が貫通流路61の中央において連通し、外端が貫通流路61の軸線方向の両側を形成する2つの側壁のうち開弁するときのボールバルブ60の回転方向とは反対側の側壁部に開口している。
一対のシートリング25,63のうち一次側のシートリング25は、図1に示したシートリング25と同一で、貫通流路61および連通路31の穴径と略等しいかもしくは大きい内径を有している。
二次側のシートリング63は、筒状の本体63Aと、本体63Aのボールプラグ60側とは反対側の端面を覆う円板部63Bとでカップ状に形成されている。本体63Aは、一次側のシートリング25と略同一の大きさで、内径が一次側のシートリング25の内径と等しい。円板部63Bの表面中央には騒音低減部材65が一体に突設されている。円板部63Bの内面は、ボールプラグ60の外周壁の球面と同一の曲率半径からなる球面に形成されている。
前記騒音低減部材65は、上下方向に所要の間隔をおいて並設された5枚のスリット形成用プレート65a〜65eで構成されており、これらのプレート間の隙間が二次側シートリング63を通った流体7を通過させるスリット66をそれぞれ形成している。5枚のスリット形成用プレート65a〜65eは、全体の輪郭形状が前記円板部63Bの外径より小さい円形となるように長さを異ならせて形成されている。また、隣り合うスリット形成用プレート65a〜65e間に形成される各スリット66の幅は、低開度側端から高開度側端に向かって徐々に広がるように形成されている。さらに、これらのスリット66は前記円板部63Bを貫通して形成されることにより、二次側のシートリング63の内部に連通している。
このような構造からなる低騒音回転弁67において、中間の開度時において貫通流路61の流出側開口部62bは二次側シートリング63によって絞られるため、開口部分の断面積が減少する。このため、流出側開口部62bを通過する流体7の圧力が降下し流速が急激に速くなる。そして、流出側開口部62bを通過した流体7はスリット66を通り、二次側流通路10に流入する。このとき、流体7はスリット66内の境界における摩擦により通過流速が抑えられ、通過後は二次側流通路10に流入すると断面積が急拡大するため流体圧が急速に回復する。したがって、このような回転弁67おいても図1に示した回転弁1と同様に中間全開において発生する騒音やキャビテーションを低減することができる。また、同様に全開時においてもスリット66の働きにより騒音やキャビテーションを低減することができる。さらに、二次側シートリング63と騒音低減部材65は一体に形成されているので、部品点数が増加することもない。
図12は本発明のさらに他の実施の形態を示すボールプラグの外観斜視図である。
この実施の形態は、ボールプラグ4の貫通流路30の流入側開口部30aと連通路31の開口部31aとを仕切っている仕切壁(図4(a)の符号80で示す部分)を切除することにより両開口部を連通させたものである。このような構造からなるボールプラグ4においては、軽量化とコストダウンを図ることができるという利点がある。また、仕切壁を切除しているため、上流側での流過面積が大きくなり、一層低騒の発生を抑制することができる。
本発明は上記した実施の形態に特定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて種々の変形変更が可能である。例えば、図1に示した実施の形態においては、スリット33を貫通流路30の流出側開口部30bに形成したが、流入側開口部30aに形成しても同様な効果が得られる。
同様に、図8〜図11に示した実施の形態においては、二次側シートリング63に騒音低減部材66を一体に設けたが、この二次側シートリング63を一次側として一次側流通路8に組み込み、一次側のシートリング25を二次側として二次側流通路10に組み込んでもよい。
また、シートリングは一対に限らず、1つであってもよい。また、騒音低減部材66はシートリングと一体に形成されるものに限らず別個に形成されるものであってもよい。
さらに、本発明は偏心型回転弁にも適用することができる。
本発明に係る低騒音回転弁の一実施の形態を示す全開時における断面図である。 同回転弁の全閉時における断面図である。 ボールプラグの外観斜視図である。 (a)〜(c)は回転弁の全開状態を示す図、中間開度状態を示す図、全閉状態を示す図である。 (a)〜(d)はそれぞれスリットの変形例を示す図である。 騒音レベルと騒音特性の関係を示す図である。 流量と流量特性の関係を示す図である。 本発明の他の実施の形態を示す低騒音回転弁の断面図である。 同回転弁の一次側から見た側面図である。 ボールバルブ、二次側シートリングおよび騒音低減部材の外観斜視図である。 二次側シートリングと騒音低減部材を二次側から見た側面図である。 本発明のさらに他の実施の形態を示すボールプラグの外観斜視図である。
符号の説明
1…低騒音回転弁、2…配管、3…弁本体、4…ボールプラグ、5…弁軸、7…流体、8…一次側流通路、10…二次側流通路、25,26…シートリング、30…貫通流路、30a…流入側開口部、30b…流出側開口部、31…連通路、31a…開口部、33…スリット、41…スリット、42…低開度騒音低減部、43,45,47…スリット、60…ボールプラグ、61…貫通流路、63…二次側のシートリング、65…騒音低減部材、66…スリット、80…仕切壁。

Claims (3)

  1. 両側に開口する流通路を有する弁本体と、全開時に前記弁本体の両端開口部と対向する流入側開口部と流出側開口部を有するストレートな貫通流路と、前記貫通流路の流入側開口部と流出側開口部に対して90°離間した位置に開口する連通路とを有し、前記弁本体の前記流通路内に組み込まれたボールプラグと、前記ボールプラグの外周壁を回動自在に保持する少なくとも1つのシートリングと、前記ボールプラグを回動させる回動手段とを備え、前記ボールプラグの回動によって前記流通路を開閉させる回転弁において、
    前記貫通流路の流出側開口部を、前記ボールプラグの球面上に沿って前記ボールプラグの回転方向に長く延在し、かつ、前記回転方向と直交する方向に並設された複数のスリットで構成し、
    前記複数のスリットは、スリット幅が低開度側端部から高開度側端部に向かって漸次幅広になり、かつ、前記スリットの高開度側端部が前記ボールプラグの連通路側に位置するように形成され、
    前記ボールプラグが開方向に回動されたときに、前記スリットと前記流通路の二次側流通路とを連通させ、前記スリットを通過した流体を前記二次側流通路に流入させることを特徴とする低騒音回転弁。
  2. 両側に開口する流通路を有する弁本体と、全開時に前記弁本体の両端開口部と対向する流入側開口部と流出側開口部を有するストレートな貫通流路と、前記貫通流路の流入側開口部と流出側開口部に対して90°離間した位置に開口する連通路とを有し、前記弁本体の前記流通路内に組み込まれたボールプラグと、前記ボールプラグの外周壁を回動自在に保持する少なくとも1つのシートリングと、前記ボールプラグを回動させる回動手段とを備え、前記ボールプラグの回動によって前記流通路を開閉させる回転弁において、
    前記貫通流路の流入側開口部を、前記ボールプラグの球面上に沿って前記ボールプラグの回転方向に長く延在し、かつ、前記回転方向と直交する方向に並設された複数のスリットで構成し、
    前記複数のスリットは、スリット幅が低開度側端部から高開度側端部に向かって漸次幅広になり、かつ、前記スリットの低開度側端部が前記ボールプラグの連通路側に位置するように形成され、
    前記ボールプラグが開方向に回動されたときに、前記スリットと前記ボールプラグの前記貫通流路とを連通させ、前記スリットを通過した流体を前記貫通流路に流入させることを特徴とする低騒音回転弁。
  3. 前記複数のスリットのうち少なくともいずれか1つの低開度側端部に、前記ボールプラグの回転方向と直交する方向に伸びるスリット状の低開度時騒音低減部を形成したことを特徴とする請求項または記載の低騒音回転弁。
JP2004309200A 2004-10-25 2004-10-25 低騒音回転弁 Active JP4563770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004309200A JP4563770B2 (ja) 2004-10-25 2004-10-25 低騒音回転弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004309200A JP4563770B2 (ja) 2004-10-25 2004-10-25 低騒音回転弁

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009240469A Division JP4950265B2 (ja) 2009-10-19 2009-10-19 低騒音回転弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006118664A JP2006118664A (ja) 2006-05-11
JP4563770B2 true JP4563770B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=36536734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004309200A Active JP4563770B2 (ja) 2004-10-25 2004-10-25 低騒音回転弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4563770B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4685558B2 (ja) * 2005-09-08 2011-05-18 株式会社山武 ボール弁用弁体およびボール弁
US20100258193A1 (en) * 2007-12-07 2010-10-14 Mogas Industries, Inc. Ball Valve Impedance Seat
KR200456770Y1 (ko) * 2009-12-07 2011-11-21 김학렬 수격방지를 위한 체결부와 출수홀이 구비된 볼밸브형 수전금구
CN102425680B (zh) * 2011-11-28 2014-03-12 浙江盾安机械有限公司 球阀
JP5854907B2 (ja) * 2012-03-28 2016-02-09 日東工器株式会社 管継手
CN104421453A (zh) * 2013-09-02 2015-03-18 姜欣芳 一种降噪降低水锤效应长柄焊接式阀球及其制成的球阀
JP6039045B2 (ja) * 2015-12-07 2016-12-07 日東工器株式会社 管継手
US11255450B2 (en) * 2018-12-19 2022-02-22 Robertshaw Controls Company Multi-port multi-plane valve
US11773990B2 (en) 2020-06-05 2023-10-03 Robertshaw Controls Company Multi-port multi-mode valve

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0236667U (ja) * 1988-09-01 1990-03-09
JPH03386U (ja) * 1989-05-26 1991-01-07
JPH0456981U (ja) * 1990-06-12 1992-05-15
JPH10504875A (ja) * 1994-06-21 1998-05-12 フィッシャー コントロールズ インターナショナル,インコーポレイテッド 減衰器およびダイナミックシールを有する流体制御弁
JP2000266195A (ja) * 1999-03-19 2000-09-26 Kubota Corp 回転弁
JP2001059583A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Yamatake Corp 流体制御弁

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55152966A (en) * 1979-05-14 1980-11-28 Tokuji Kariya Flow rate control valve
JPS55181069U (ja) * 1979-06-14 1980-12-26
JPS5631562A (en) * 1979-08-21 1981-03-30 Tokuji Kariya Control valve
JPS61256082A (ja) * 1985-05-07 1986-11-13 Hisaka Works Ltd 流体緩衝部を有するバルブ
JPS6345265U (ja) * 1986-09-04 1988-03-26
JP2506373B2 (ja) * 1987-06-15 1996-06-12 株式会社クボタ 回転弁
FI79184C (fi) * 1988-01-04 1989-11-10 Neles Oy Staengningsorgan i ventil.
JPH084917A (ja) * 1994-06-22 1996-01-12 Ntc Kogyo Kk ボールバルブ
JPH0942488A (ja) * 1995-07-28 1997-02-14 Yamatake Honeywell Co Ltd ボールバルブ
JP3344881B2 (ja) * 1995-11-07 2002-11-18 株式会社クボタ 流量制御弁
US5680889A (en) * 1996-09-23 1997-10-28 Dresser Industries, Inc. Low noise ball valve assembly

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0236667U (ja) * 1988-09-01 1990-03-09
JPH03386U (ja) * 1989-05-26 1991-01-07
JPH0456981U (ja) * 1990-06-12 1992-05-15
JPH10504875A (ja) * 1994-06-21 1998-05-12 フィッシャー コントロールズ インターナショナル,インコーポレイテッド 減衰器およびダイナミックシールを有する流体制御弁
JP2000266195A (ja) * 1999-03-19 2000-09-26 Kubota Corp 回転弁
JP2001059583A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Yamatake Corp 流体制御弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006118664A (ja) 2006-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4950265B2 (ja) 低騒音回転弁
JP4627242B2 (ja) 流体制御弁用ディフューザおよび流体制御弁
JP5153349B2 (ja) 三方ボール弁
US9903481B2 (en) Control valve
JP4563770B2 (ja) 低騒音回転弁
CN101922558B (zh) 蝶阀流动控制设备
US6981691B2 (en) Dual segment ball valve
JP2686999B2 (ja) バルブ用密閉部材
WO2013084607A1 (ja) バタフライ弁
JP6744441B1 (ja) 偏心回転弁
JP2013083285A (ja) バタフライ弁
JP4523314B2 (ja) 三方ボール弁
KR200418253Y1 (ko) 유량 조절 볼밸브
JP4685558B2 (ja) ボール弁用弁体およびボール弁
JP7209966B2 (ja) 水用バタフライバルブ
JP5259478B2 (ja) 流路開閉弁
US9038988B1 (en) Valve having reduced operating force and enhanced throttling capability
JP4086495B2 (ja) 定流量充水機能を備えたバタフライ弁
JP7054509B2 (ja) 逆止弁
JPH08145205A (ja) バルブ装置
JPH10274344A (ja)
JP7270584B2 (ja) 偏心回転弁
JP7269676B1 (ja) バルブ装置
CN108895176B (zh) 一种球形调节阀
JP3225466U (ja) リード式逆止弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100729

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4563770

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140806

Year of fee payment: 4