JPS63315683A - 玉虫調外観を有する皮革様立毛シ−ト - Google Patents

玉虫調外観を有する皮革様立毛シ−ト

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JPS63315683A
JPS63315683A JP62149767A JP14976787A JPS63315683A JP S63315683 A JPS63315683 A JP S63315683A JP 62149767 A JP62149767 A JP 62149767A JP 14976787 A JP14976787 A JP 14976787A JP S63315683 A JPS63315683 A JP S63315683A
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N3/00Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
    • D06N3/0056Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof characterised by the compounding ingredients of the macro-molecular coating
    • D06N3/0065Organic pigments, e.g. dyes, brighteners

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な色調外観を有する立毛シートに関する
。更に詳しくは、鮮明な色彩の玉虫調外観を有する皮革
様立毛シートに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、皮革様立毛シートは高級な天然皮革を最高の手本
とし、その外観、風合、タッチを人工的に再現するべく
多くの検討が重ねられてきた。その結果、現在では天然
皮革に極めて類似し、しかも人工皮革特有のイージーケ
ア性・均質性をも兼ね備えた優れたものが製造されるに
至っている。
しかし、高級天然皮革の模倣が検討の大きな方向付けと
されたため、外観についてもこれから大きくかけ離れた
もの、特に鮮明な色彩の玉虫調外観を有するものを指向
する検討は充分になされていないのが実情である。
ところで特公昭49−22681には1表面がバインダ
ー樹脂と立毛繊維におおわれた人工皮革を染色すると、
場合によってはバインダーが立毛繊維とは異なる色また
は浅い色となって著しいイラツキを呈し、低級な外観に
なってしまう、との記述が見られる。即ち、従来はバイ
ンダーが立毛の間隙から覗いて見えるのは1人工皮革の
外観を損なうものであり不都合な現象と考えられた。こ
のイラツキ現象は、現在もなお人工皮革製造工程におい
て染上がりで発生する主要な欠点の一つである。
一方、従来公知の各種バインダー用高分子弾性体は、染
料との低親和性あるいはポーラスな凝固構造のために鮮
明な染色が困難であった。あるいは鮮明な染色が可能な
ものでは洗濯や光による褪色が甚だしいなどの欠点を持
つものであり、実用可能な鮮明色に立毛シートのバイン
ダーを染色することは極めて難しかった。また、バイン
ダーの発色性と染色堅牢性とを高めようとして高分子弾
性体の分子構造を変更すると、風合や耐摩耗性その他、
立毛シートの物性が悪化するなどの問題点があった。更
に、可染性の微粒子をバインダーに添加してこれを染色
することによりバインダーを着色する方法では、染色堅
牢性は優れたものが得られる場合があるが1本発明の目
指すレベルの鮮明な発色を得ようとすると、該微粒子の
添加量をかなり多くすることが必要となり、立毛シート
の風合が硬いものになってしまう。
以上の如(、高級な皮革様立毛シートにおいて鮮明な色
彩の玉虫調外観を実現するための技術は現在まで未開拓
であり、また、その立毛繊維とバインダー樹脂とが異色
になることは、高級な外観を損なうものと考えられてい
た。更に、そのバインダー樹脂を積極的に鮮やかな色に
着色しようとする技術思想はあったが1着色方法として
は染色によるものばかりに検討が偏っており、高級皮革
様立毛シートが有する染色堅牢性・風合・耐摩耗性等の
優れた諸特性と両立させるという点からは全(不満足な
ものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、高級な皮革様立毛シートの風合や物性等の優
れた諸特性を損なわずに、鮮明な色彩の玉虫調外観と優
れた染色堅牢性を有する皮革様立毛シートを提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記欠点の解消を図るべく鋭意検討した
結果、以下の手段によれば問題点が解決されることを見
出し2本発明に到達した。
本発明は次の構成を有する。
繊維シートに高分子弾性体を含んでなる皮革様立毛シー
トにおいて、高分子弾性体が顔料によりマンセル彩度5
以上の有彩色に着色され、がっ立毛が該高分子弾性体と
は主波長が20ナノメーター以上異なる色に着色されて
いることを特徴とする玉虫調外観を有する皮革様立毛シ
ート。
本発明において用いる繊維シートの構造としては、高級
皮革様立毛シート用に好適な従来公知の不織布、織編物
およびこれらの複合体構造を用いることができる。
繊維シートを構成する繊維としては、少なくとも立毛部
分には0.7デニール以下の極細繊維を用いるのが1本
発明のシートのタッチ、風合、立毛の挙動などを優れた
ものとするために好ましい。
但し、立毛繊維があまりに細いと9本発明の目的とする
鮮明な色彩を得ることが困難になるため。
立毛繊維は0.03デニ一ル以上であることが好ましい
。外観、タッチ、発色性などのバランスから特に好まし
い立毛繊維の繊度範囲は0.3〜0.07デニールであ
る。
繊維を構成するポリマーは、染色性の違いがらi)分散
染料可染型、ii)塩基性染料可染型、1ii)酸性染
料可染型、iv)直接染料または反応性染料可染型等の
タイプに大別でき2本発明に用いる繊維はこれらいずれ
のポリマーがらなってもよい。
特に、やや太デニールの分散染料可染型ポリエステル極
細繊維や、塩基性染料可染型の共重合ポリエステル極細
繊維、酸性染料可染型のポリアミド極細繊維等は、高い
発色性と染色堅牢性を有し。
しかもシートのタッチや立毛の挙動を優れたものとする
。その上バインダー溶液の含浸工程や繊維の極細化工程
などの、従来実施されている高級人工皮革製造プロセス
における安定性にも優れているため1本発明の目的にと
って好ましいものである。
また9例えば以下の構造を持つ極細複合繊維を用いたう
え、塩基性染料で染色を行うと、繊維の発色性を特に高
(できるばかりでなく、立毛繊維の摩耗強度や摩耗変色
に対する耐久性をも高めることができ5本発明の目的に
適する。即ち、芯成分がエチレンテレフタレート単位を
主体とするポリマーに5−ソジウムスルフオイソフタレ
ート成分単位が全酸成分単位の3モル%以上含有されて
いる共重合体であり、鞘成分がポリエチレンテレフタレ
ートを主体とするポリマーに5−ソジウムスルフォイソ
フタレート成分単位が芯成分より少な(含有されている
共重合体である種線複合繊維である。
本発明における高分子弾性体としては、ポリウレタン、
アクリル樹脂、硬化シリコーンゴムあるいは天然ゴムな
ど従来公知の人工皮革用バインダー樹脂を用いることが
できる。
立毛発生の手段としては、前記の立毛として好ましい繊
度範囲の繊維を少なくとも表層部に持ち。
高分子弾性体が付与されたシートに対し、パフ。
針布起毛などの処理を行う方法や、電気植毛を行う方法
などが用いられる。
立毛繊維と立毛シートに付与された高分子弾性体との両
者をそれぞれ鮮明な色彩に着色することにより、鮮明な
色彩の立毛シートが得られるが。
その際、立毛繊維と高分子弾性体とを主波長が20ナノ
メーター以上異なる色に着色することにより、玉虫調の
外観が得られる。なお、高分子弾性体の明度が立毛繊維
のそれよりも高い場合に、特に優れた玉虫調の外観が得
られる傾向がある。
ところで、玉虫調の外観を得るためには、高分子弾性体
に施される着色は有彩色とすることが特に重要である。
従来、立毛シートに含まれるバインダー樹脂を無着色の
まま白色としたり、あるいはカーボンブラック等の黒色
顔料により、灰色ないし黒色に着色することが行われて
きた。これらのうち、灰色ないし黒色の着色は、立毛シ
ート表面に露出するバインダー樹脂によるイラツキを抑
制することを主たる目的として行われたものである。し
かし。
バインダー樹脂を白ないし黒のごとき無彩色としたので
は玉虫調の印象を与えることはできず9本発明の目的に
反する。更に、バインダー樹脂を灰色ないし黒色とした
場合には、立毛を極めて鮮明な色に着色しても、立毛シ
ート全体としては全く鮮明性を失った。くすんだ色調の
ものになってしまうため、鮮明性の点でも本発明の目的
に反するものである。
バインダー樹脂の彩度としては、マンセル彩度5以上の
特に鮮やかなレベルにすることが1本発明の目的にとっ
て必要である。
なお2本発明においてバインダー樹脂のマンセル彩度お
よび主波長の測定には、厚さ0.5ma+の湿式フィル
ムを用いるものとする。
バインダー樹脂の着色手段としては、顔料の添加による
のが9着色の鮮明性・濃色性、洗濯や光による褪色への
抵抗性等の点、更には立毛シートの風合や耐摩耗性への
影響を小さくできるという点から好適である。前述した
ごとく、従来公知のバインダー樹脂自身の染色や、バイ
ンダー樹脂の可染化、可染性微粒子の添加等の方法では
1本発明者らの検討によると、これら緒特性のバランス
をとることは極めて困難である。
以上説明した手段により2本発明の目的とする鮮明な色
彩の玉虫調外観を持つ皮革様立毛シートが得られるが、
更に以下の手段を取ることによって一層優れた玉虫調外
観とすることができる。即ち、染色性の異なる少なくと
も2種の繊維または繊維束の混合体によって立毛を形成
し、かつ少なくとも2種の繊維または繊維束を互いに異
色に染色しておくのである。
このように立毛繊維中に異色の繊維が混合されることに
よって、シート表面の色調が複雑なものとなり、立毛が
単色の場合に比べ更に変化に冨んだ玉虫調の外観が得ら
れるのである。
なお、ここに言う異色とは、肉眼によって相互に識別で
きる色相・明度または彩度を有することをもって定義と
する。
染色性の異なる繊維または繊維束を構成するポリマーと
しては、前記したi)〜iv)の群から少なくとも2種
を選ぶことができる。
繊維または繊維束の混合比率は目的に応じて任意に取れ
るが、顕著な効果が現れるのは、各成分の含有率がいず
れも5%以上の場合である。また鮮明色あるいは濃色の
繊維または繊維束成分が主たる割合を占める場合に、優
れた外観が得られ易い傾向がある。
〔実施例〕
以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 第1図に示す断面を持つ複合繊維原綿(a)を使い、公
知の方法によってニードルパンチフェルトを作った。複
合繊維の各成分、複合繊維原綿およびフェルトの緒特性
は以下の通りである。
A成分:5−ソジウムスルフォイソフタレート単位を全
酸成分単位の5.2モル%共重合したポリエチレンテレ
フタレート。
B成分:5−ソジウムスルフォイソフタレート単位を全
酸成分単位の2.5モル%共重合したポリエチレンテレ
フタレート。
C成分:ポリスチレン A:B:Cの重量比率=37 : 20 : 43複合
繊維デニール:3.8d 原綿カット長:51mm 原綿ケン線数:12.7山/1nch フェルト目イ寸:590g/rrf フェルト見掛は密度:0.181g/ 得られたフェルトを熱水中にて収縮させた後。
乾燥してPVA水溶液を含浸し、再びこれを乾燥した。
繊維に対するPVAの付着重量比は25部であった。
続いてこのシートをトリクロルエチレンで洗浄してC成
分を除去し、極細芯鞘型複合繊維とPVAとからなるシ
ートを得た。
得られたシートにモノアゾ系の鮮明な緑色顔料で着色し
たポリウレタンのD M F i9液(ポリウレタン固
形分に対する顔料の重量比=1%)を含浸し、水中に浸
漬してポリウレタンを凝固させた。
ポリウレタンの極細繊維に対する付着重量比は。
48部であった。
これを乾燥、スライス、パフ起毛した後、青色の塩基性
染料(日本化薬Kayacryl Light Blu
e4GSL−t!DおよびKayacryl Blue
 2RL−ED各0.5%owf )を用い、120℃
、60分で染色し、ソーピング処理した。
以上により得られたシートは、立毛繊維が鮮明で濃色の
青色に着色され、一方、該立毛繊維よりも明るい緑色に
着色されたポリウレタンが立毛の間に見え隠れして、シ
ートを見る角度により色調の変化する。鮮明な色彩の玉
虫調外観の皮革様物となった。なお、ここに用いた着色
ポリウレタンの湿式フィルムのマンセル彩度は5であり
、該フィルムと染色された立毛繊維との主波長の差は3
0ナノメーターであった。また、洗濯および光による褪
色についても、後述する比較例1で得られたシートに比
べて、全く劣化は見られなかった。
なお1本発明の実施例および比較例において。
マンセル彩度の決定にはJIS標準色票を用い。
また主波長の決定には通常の分光測定とスペクトル色軌
跡図による図式計算を用いた。
実施例2 下記内容の海島型複合繊維原綿(b)と実施例1で用い
た複合繊維原綿(a)とを70 : 30の比率で混合
し、これを用いてニードルパンチフェルトを作った。(
b)およびフェルトの緒特性は以下の通りである。
島成分ニアミノ末端を有するナイロン6゜海成分:ポリ
スチレン。
島本数:16 島:海の重量比率=4o:6゜ 複合繊維デニール:3.3d 原綿カット長:51mm 原綿ケン線数:Z、S山/1nch フェルト目イ寸:610g/耐 フェルト見掛は密度:0.184g/ 得られたフェルトに実施例1と同様の収縮〜PVA付与
処理を行った。PVAの付着重量比は25部であった。
このシートをトリクロルエチレンで洗浄してポリスチレ
ンを除去し、極細繊維とPVAとからなるシートを得た
得られたシートにモノアゾ系の鮮明な赤色顔料で着色し
たポリウレタンのDMF溶液(ポリウレタン固形分に対
する顔料の重量比=1%)を含浸し、水中に浸漬してポ
リウレタンを凝固させた。
ポリウレタンの極細繊維に対する付着重量比は。
47部であった。
これを乾燥、スライス、パフ起毛した後、緑色の塩基性
染料(日本化薬 Kayacryl Light Bl
ue4GSL−ED 2%owfおよび保土谷化学工業
 Cathi−1on Flavin LOG−DP 
0.3%0−f)を用い120℃。
60分で染色し、ソーピング処理した。引き続きこれを
青色の酸性染料(住友化学工業 SuminolMil
ling Blue GW 4%0−f)を用い100
℃、60分で染色し、フィックス処理およびソーピング
処理した。
以上により得られたシートは、鮮明かつ濃色で変化に冨
んだ色調の、優れた玉虫調外観を有する皮革様物となっ
た。なお、ここに用いた着色ポリウレタンの湿式フィル
ムのマンセル彩度は7であり、該フィルムと染色された
立毛繊維との主波長の差は180ナノメーターであった
比較例1 実施例1で用いた極細繊維とPVAとからなるシートに
、無着色のポリウレタンのDMF溶液を含浸し、引き続
き実施例1と同様に染色までの処理を行った。得られた
シートは、鮮明な青色の立毛の間に、所々白色のポリウ
レタンが露出するものであるが、玉虫鋼の印象は得られ
ず、むしろイラツキのため外観の劣るものであった。
比較例2 実施例1で用いた極細繊維とPVAとからなるシートに
、カーボンブラックを添加したポリウレタンのDMF溶
液(ポリウレタン固形分に対する顔料の重量比=1%)
を含浸し、引き続き実施例1と同様に染色までの処理を
行った。得られたシートは、鮮明性を失ったくすんだ色
彩のものとなり、玉虫鋼の印象も与えないものであった
比較例3 実施例1で用いた極細繊維とPVAとからなるシートに
、実施例1で用いた緑色顔料によって着色したポリウレ
タンのDMF溶液(ポリウレタン固形分に対する顔料の
重量比=0.1%)を含浸し引き続き実施例1と同様に
染色までの処理を行った。ここに用いた着色ポリウレタ
ンの湿式フィルムのマンセル彩度は3であり、該フィル
ムと染色された立毛繊維との主波長の差は30ナノメー
ターであった。得られたシートは、鮮明な青色の立毛の
間に所々淡い緑色のポリウレタンが露出してややイラツ
キのある外観となり、玉虫鋼の外観は得られなかった。
比較例4 実施例1で用いた極細繊維とPVAとからなるシートに
、青色顔料を添加したポリウレタンのDMF溶液(ポリ
ウレタン固形分に対する顔料の重量比=1%)を含浸し
、引き続き実施例1と同様に染色までの処理を行った。
ここに用いた着色ポリウレタンの湿式フィルムのマンセ
ル彩度は6であり、該フィルムと染色された立毛繊維と
の主波長の差は5ナノメーターであった。得られたシー
トは鮮明で濃色の青色となりイラツキはないものであっ
たが、玉虫鋼の外観とはならなかった。
比較例5 比較例1で得られたシートに、緑色の酸性染料による染
色を行った。これによってポリウレタンが緑色に着色さ
れ、玉虫調外観が得られた。しかしこのシートを洗濯す
ると洗濯水が緑色になりポリウレタンは脱色してしまっ
た。
比較例6 ビスフェノールAジグリシジルエーテルタイプの未硬化
エポキシ樹脂に界面活性剤と水とを加えてエマルション
を作り、これにピペラジン水溶液を加えて静置し、平均
粒径4μmの球状硬化微粒子となし、さらにリン酸で処
理して白色粉末を得た。
実施例1で用いた極細繊維とPVAとからなるシートに
、上記粉末を添加したポリウレタンのDMF溶液(ポリ
ウレタン固形分に対する粉末の重量比=7%)を含浸し
、引き続き実施例1と同様に染色までの処理を行った。
これを緑色の酸性染料で染色した後、界面活性剤を用い
て洗浄した。
得られたシートは鮮明な色彩の玉虫調外観を持ち、洗濯
による褪色も比較例4に比べて軽度であったが、風合の
硬いものとなってしまった。なお粉末の添加率を7%よ
りも少なくした場合には。
ポリウレタンが淡色で、充分な玉虫調外観を得ることが
できなかった。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明した通り2本発明の皮革様立毛シートは
、高級な皮革様立毛シートの風合や物性等の優れた緒特
性を損なわずに、堅牢性に優れた鮮明な色彩の玉虫調外
観を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に用いる繊維の断面図である

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維シートに高分子弾性体を含んでなる皮革様立
    毛シートにおいて,高分子弾性体が顔料によりマンセル
    彩度5以上の有彩色に着色され,かつ立毛が該高分子弾
    性体とは主波長が20ナノメーター以上異なる色に着色
    されていることを特徴とする玉虫調外観を有する皮革様
    立毛シート。
  2. (2)立毛が染色性の異なる少なくとも2種の繊維また
    は繊維束を混合して含み,かつ少なくとも2種の繊維ま
    たは繊維束が互いに異色に染色されている特許請求の範
    囲第1項に記載の玉虫調外観を有する皮革様立毛シート
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02251682A (ja) * 1989-03-27 1990-10-09 Kuraray Co Ltd 着色された人工皮革

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5489002A (en) * 1977-12-27 1979-07-14 Asahi Chemical Ind Production of leather like material having colored feather

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