JPS596956B2 - 繊維と弾性体とからなる複合体シ−ト - Google Patents
繊維と弾性体とからなる複合体シ−トInfo
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- JPS596956B2 JPS596956B2 JP11589680A JP11589680A JPS596956B2 JP S596956 B2 JPS596956 B2 JP S596956B2 JP 11589680 A JP11589680 A JP 11589680A JP 11589680 A JP11589680 A JP 11589680A JP S596956 B2 JPS596956 B2 JP S596956B2
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- Japan
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- fibers
- component
- composite sheet
- components
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、極細繊維とポリウレタン弾性体とからなる複
合体シートに関するものである。
合体シートに関するものである。
例えばスエード調シートなどの立毛布帛などが該当する
。本発明の目的は、色が鮮明で強度が高く、タッチがな
めらかで風合が柔軟で、しかも立毛に高級感のある複合
体シートを目的とする。これまでの人工皮革スエードな
どの発達は著しく、ガラフルにして高級なものが出て来
ている。
。本発明の目的は、色が鮮明で強度が高く、タッチがな
めらかで風合が柔軟で、しかも立毛に高級感のある複合
体シートを目的とする。これまでの人工皮革スエードな
どの発達は著しく、ガラフルにして高級なものが出て来
ている。
しかし、これらにも更に鮮明な色のもの、より風合の柔
らかいもの、更にタッチの良いものが要求されている。
これまでのポリアミド゛極細繊維とポリウレタン使いの
人工皮革は、濃い鮮明な色を出そうとする堅牢度が悪く
市場に出せず、また立毛ももつれ易く高級感に劣つたも
のであつた。
らかいもの、更にタッチの良いものが要求されている。
これまでのポリアミド゛極細繊維とポリウレタン使いの
人工皮革は、濃い鮮明な色を出そうとする堅牢度が悪く
市場に出せず、また立毛ももつれ易く高級感に劣つたも
のであつた。
一方、ポリエステノ喉いのものは、分散染料で染めねば
ならぬという重大なハンディキャップと極細繊維使いと
いう問題のために、鮮明な色のものが限られていた。
ならぬという重大なハンディキャップと極細繊維使いと
いう問題のために、鮮明な色のものが限られていた。
すなわち、極細繊維を用いると通常の太さの繊維使いに
比べて色の濃さ、鮮明性、染色堅牢度等の点でも予想外
の欠点が生じる問題があつた。人工皮革ゆえに、天然皮
革の色数よりも1桁も2桁も色が豊富になつたが、それ
でもなお、次の要求が次々と出て来るのである。ポリエ
ステル使いでも、ソジウムスルホネート基を含むポリエ
ステルにし、塩基性染料で染めてはどうかということが
考えられたかも知れない。しかし乍ら、かかるソジウム
スルホネート基を含むポリエステルは強度が弱く、市場
の要求を満足するに十分な最低限度の物性すら出しえな
い。その上、立毛品にするときパラインクなどして立毛
を出そうとすると、繊維強度が低くくて立毛が切れてし
まい、所望の立毛でおおつたものとし難【−いという欠
点があつた。
比べて色の濃さ、鮮明性、染色堅牢度等の点でも予想外
の欠点が生じる問題があつた。人工皮革ゆえに、天然皮
革の色数よりも1桁も2桁も色が豊富になつたが、それ
でもなお、次の要求が次々と出て来るのである。ポリエ
ステル使いでも、ソジウムスルホネート基を含むポリエ
ステルにし、塩基性染料で染めてはどうかということが
考えられたかも知れない。しかし乍ら、かかるソジウム
スルホネート基を含むポリエステルは強度が弱く、市場
の要求を満足するに十分な最低限度の物性すら出しえな
い。その上、立毛品にするときパラインクなどして立毛
を出そうとすると、繊維強度が低くくて立毛が切れてし
まい、所望の立毛でおおつたものとし難【−いという欠
点があつた。
そのため長期にわたり、高級な鮮明色のスエードは市場
にはみられなかつたと申せよう。
にはみられなかつたと申せよう。
本発明は、長期にわたつて物性、色のみならずナツプ、
風合、タツチ、高級感などの総合的な観点から、鋭意検
討した結果、遂に本発明に到つたものである。
風合、タツチ、高級感などの総合的な観点から、鋭意検
討した結果、遂に本発明に到つたものである。
その骨子は、次の通りである。
(1)ポリウレタンと0.5デニール以下の極細複合繊
維を繊維成分の一部又は全部に用いた布帛とからなる複
合体シートであつて、該極細複合繊維は、とりまき成分
と他成分とからなつており、他成分の繊維の側面の過半
以上をとり巻き成分が覆つており、該とりまき成分は、
5−ソジウムスルホイソフタレート単位を含むポリエス
テルであり、該他成分は、5−ソジウムスルホイソフタ
レート単位を含まないか、又はとりまき成分より少量し
か含まず、エチレンテレフタレート単位か、ブチレンテ
レフタレート単位を主体とするポリエステルであり、そ
の極限粘度は、他成分がとりまき成分より大であること
を特徴とする繊維と弾性体とからなる複合体シート。
維を繊維成分の一部又は全部に用いた布帛とからなる複
合体シートであつて、該極細複合繊維は、とりまき成分
と他成分とからなつており、他成分の繊維の側面の過半
以上をとり巻き成分が覆つており、該とりまき成分は、
5−ソジウムスルホイソフタレート単位を含むポリエス
テルであり、該他成分は、5−ソジウムスルホイソフタ
レート単位を含まないか、又はとりまき成分より少量し
か含まず、エチレンテレフタレート単位か、ブチレンテ
レフタレート単位を主体とするポリエステルであり、そ
の極限粘度は、他成分がとりまき成分より大であること
を特徴とする繊維と弾性体とからなる複合体シート。
(2)少なくともとりまき成分がカチオン染料で染めら
れていることを特徴とする第1項の複合体シート。(3
)少なくともとりまき成分が分散染料とカチオン染料の
両方で染められていることを特徴とする第1項の重合体
シート。
れていることを特徴とする第1項の複合体シート。(3
)少なくともとりまき成分が分散染料とカチオン染料の
両方で染められていることを特徴とする第1項の重合体
シート。
更に詳しく説明する。
本発明は以下の説明に限られるわけではないが、説明を
容易にするため本発明を達成する好ましい手段を以つて
説明すると、第1図のようなモデル繊維断面の3成分複
合繊維を作る。
容易にするため本発明を達成する好ましい手段を以つて
説明すると、第1図のようなモデル繊維断面の3成分複
合繊維を作る。
即ち島が芯さや型の海島型複合繊維である。ここで、A
は島の芯であり、重合度が極めて高いポリエチレンテレ
フタレートか、ポリブチレンテレフタレート又はその共
重合体である。但し、5−ソジウムスルホイソフタレー
ト単位を含まないか、又は含んでもごく少量でBよりも
少ない。通常はポリエチレンテレフタレート又はポリブ
チレンテレフタレートホモポリマーが好ましい。
は島の芯であり、重合度が極めて高いポリエチレンテレ
フタレートか、ポリブチレンテレフタレート又はその共
重合体である。但し、5−ソジウムスルホイソフタレー
ト単位を含まないか、又は含んでもごく少量でBよりも
少ない。通常はポリエチレンテレフタレート又はポリブ
チレンテレフタレートホモポリマーが好ましい。
一方、Bは5−ソジウムスルホイソフメレート単位を含
むポリエステルである。Bは特にAの成ウムスルホイソ
Jャ^レート成分の共重合割合は、1.5モル%〜4.0
モル%であることが好ましい。特に好ましくは2〜2.
8モル%である。割合は全酸成分に対する量で表示した
ものである。これを島成分のさやに配したもので、芯成
分の側面の過半以上好ましくは80%以上より好ましく
は100%をとりかこんだものであることが好ましいさ
や成分のとり囲みがわるいとそれだけ発色性が劣つたも
のとなる。
むポリエステルである。Bは特にAの成ウムスルホイソ
Jャ^レート成分の共重合割合は、1.5モル%〜4.0
モル%であることが好ましい。特に好ましくは2〜2.
8モル%である。割合は全酸成分に対する量で表示した
ものである。これを島成分のさやに配したもので、芯成
分の側面の過半以上好ましくは80%以上より好ましく
は100%をとりかこんだものであることが好ましいさ
や成分のとり囲みがわるいとそれだけ発色性が劣つたも
のとなる。
このさや成分の共重合成分は、極限粘度の割に溶融時著
しく高い見掛け上の粘性を示す。
しく高い見掛け上の粘性を示す。
一方芯成分Aは、強度を十分に出すために工業的に紡糸
できる限りの高い極限粘度のものであることが好ましい
。
できる限りの高い極限粘度のものであることが好ましい
。
少なくとも、極限粘度であることが必要であり、これを
はずしては本発明の目的は達成できない。
はずしては本発明の目的は達成できない。
好ましくは、0.1特に好ましくは0.15以上AがB
より大きいことが好ましい。しかもこれは、伸度100
%以下に特に好ましくは65%以下10%以上に十分繊
維が延伸されているときに、強い強度として発揮される
。第1図でC成分は、俗に言われる海成分であり、これ
を必要な時に除去することによつて第2図のごとく、本
発明に係る繊維が形成される。本発明は、繊維に関する
ものではなく繊維と弾性体との複合シートに関するもの
である。繊維は、好ましくは0.5デニール以下であり
特に好ましくは0.25〜0.05デニールである。
より大きいことが好ましい。しかもこれは、伸度100
%以下に特に好ましくは65%以下10%以上に十分繊
維が延伸されているときに、強い強度として発揮される
。第1図でC成分は、俗に言われる海成分であり、これ
を必要な時に除去することによつて第2図のごとく、本
発明に係る繊維が形成される。本発明は、繊維に関する
ものではなく繊維と弾性体との複合シートに関するもの
である。繊維は、好ましくは0.5デニール以下であり
特に好ましくは0.25〜0.05デニールである。
これは染料との関係で堅牢度、発色性、風合に関係があ
り、本発明の効果を最も良く発揮する。繊維は丸断面に
何ら曝られるものではなく、必要に応じ各種断面形状の
ものが用いられる。極限粘度は、例えば25℃オルソク
ロロフエノール中で測定される。本発明で用いる極細複
合繊維ABの繊維強度は3グラム/デニール以上好まし
くは4グラム/デニール以上である。本発明は、芯成分
で強度を保つ関係でAB中のAの比は90〜10重量%
好ましくは70〜30重量%である。
り、本発明の効果を最も良く発揮する。繊維は丸断面に
何ら曝られるものではなく、必要に応じ各種断面形状の
ものが用いられる。極限粘度は、例えば25℃オルソク
ロロフエノール中で測定される。本発明で用いる極細複
合繊維ABの繊維強度は3グラム/デニール以上好まし
くは4グラム/デニール以上である。本発明は、芯成分
で強度を保つ関係でAB中のAの比は90〜10重量%
好ましくは70〜30重量%である。
本発明で用いるさや成分(B成分)は単にカチオン可染
成分が極細繊維をとりまいているというだけのものでは
ない。
成分が極細繊維をとりまいているというだけのものでは
ない。
ポリウレタンなど弾性体との関係及びぬめり、風合、タ
ツチと重要な関係即ち効果を有している。どういう効果
があるかと言えば、例えば普通重合度の100%ポリエ
チレンテレフタレート単独極細繊維使いの場合と比較し
てみよう。
ツチと重要な関係即ち効果を有している。どういう効果
があるかと言えば、例えば普通重合度の100%ポリエ
チレンテレフタレート単独極細繊維使いの場合と比較し
てみよう。
(1)カチオン可染である。
染色コスト的にもやすい〜
(2)カチオン可染プラス分散可染である。
このとき最も濃くてあざやかな色が出せる。(3)B成
分100%使いに比べて強度が強い。
分100%使いに比べて強度が強い。
シート強度も同レベルのものに保持されている。(4)
立毛が弱く切れてしまうことなく、ポリエチレンテレフ
タレート100%使いの時並みに出せる。(5)ポリエ
チレンテレフタレート100%使いのものに比べて風合
が柔らかである。
立毛が弱く切れてしまうことなく、ポリエチレンテレフ
タレート100%使いの時並みに出せる。(5)ポリエ
チレンテレフタレート100%使いのものに比べて風合
が柔らかである。
これは、B成分がポリウレタン(普通湿式凝固)と接着
する傾向が小さい。(ポリウレタンとB成分との接着性
くポリウレタンとA成分との接着性)これが柔らかさ、
ふくらみ感に結びついている。(6)ぬめり感、ソフト
タツチ感がある。
する傾向が小さい。(ポリウレタンとB成分との接着性
くポリウレタンとA成分との接着性)これが柔らかさ、
ふくらみ感に結びついている。(6)ぬめり感、ソフト
タツチ感がある。
極細だから、これらは当然保持しているのだが、本発明
の構成をとると意外にも(5X6)のような効果がえら
れた。これは分子中のスルホン酸ナトリウム基の独特の
効果が染色以外の所でもあられれていると言えよう。
の構成をとると意外にも(5X6)のような効果がえら
れた。これは分子中のスルホン酸ナトリウム基の独特の
効果が染色以外の所でもあられれていると言えよう。
同時にB成分の部分のヤング率の低さにも関係している
と言える。第3図は、複合体シートが立毛品である時の
立毛部のモデル図である。
と言える。第3図は、複合体シートが立毛品である時の
立毛部のモデル図である。
Dは立毛を含めないで複合体シートの面を表わしている
。Eはポリウレタン弾性体を示している。Eと繊維(A
B)との接着性、Eの繊維まわりの凝固性にまで変化を
もたらしたとみられるのである。かくして一層風合、タ
ツチが向上したのである。本発明は、通常極細複合繊維
布帛状物にポリウレタンが含浸されたものであれば、立
毛品でも非立毛品でもよく、また必要に応じてポリウレ
タンその他の重合体からなる銀面層をこの上に形成して
もよい。
。Eはポリウレタン弾性体を示している。Eと繊維(A
B)との接着性、Eの繊維まわりの凝固性にまで変化を
もたらしたとみられるのである。かくして一層風合、タ
ツチが向上したのである。本発明は、通常極細複合繊維
布帛状物にポリウレタンが含浸されたものであれば、立
毛品でも非立毛品でもよく、また必要に応じてポリウレ
タンその他の重合体からなる銀面層をこの上に形成して
もよい。
布帛状物としては不織布、織物、編物、これらの組合せ
等各種のものを用いることができる。これらの布帛を構
成する繊維は100%本発フ明の極細複合繊維を用いる
ことは必ずしも必要でなく、目的、用途に応じ、本発明
の目的の達成を大巾に阻害しない範囲で任意の割合で用
いることができる。
等各種のものを用いることができる。これらの布帛を構
成する繊維は100%本発フ明の極細複合繊維を用いる
ことは必ずしも必要でなく、目的、用途に応じ、本発明
の目的の達成を大巾に阻害しない範囲で任意の割合で用
いることができる。
立毛又は起毛品の場合は大部分の起毛又は立毛部が本発
明の複合繊維である事が望ましい。ポリウレタンの含浸
割合は、目的、用途によつて全く異なるので一概に規定
する事は困難であるが、例えば不織布の場合には15〜
120重量%(対繊維)、織物、編物の場合には1〜2
0重量%(蛤繊維)である事が多い。
明の複合繊維である事が望ましい。ポリウレタンの含浸
割合は、目的、用途によつて全く異なるので一概に規定
する事は困難であるが、例えば不織布の場合には15〜
120重量%(対繊維)、織物、編物の場合には1〜2
0重量%(蛤繊維)である事が多い。
一般に、天然皮革は弾性体(ポリウレタン)なしに十分
皮革用途に使われ高級であるが、人工皮革においては、
ポリウレタンなどなしには未だ高級なものがみられない
。
皮革用途に使われ高級であるが、人工皮革においては、
ポリウレタンなどなしには未だ高級なものがみられない
。
これはまだまだ本質的な所が違うからである。
例えば、天然皮革は繊維の分枝に次ぐ分枝の構造であり
、単なる結合だけではない。かくして、ポリウレタンと
繊絡の関係は重要である。
、単なる結合だけではない。かくして、ポリウレタンと
繊絡の関係は重要である。
本発明はこの部分も重要な特徴の一つである。これは直
接色や染色と関係ない。また、ポリウレタンは分散染料
、塩基性染料と重要な関係を有するが、本発明では、両
染料で同浴染めした時はハイドロサルファイドプラス苛
性ソーダ液で還元洗浄することが好ましい。
接色や染色と関係ない。また、ポリウレタンは分散染料
、塩基性染料と重要な関係を有するが、本発明では、両
染料で同浴染めした時はハイドロサルファイドプラス苛
性ソーダ液で還元洗浄することが好ましい。
このときB成分の強度が若干低下することがあつても本
発明の有効性は失なわない。次に実施例を示すが、本発
明の有効性はこれらによつて制限されたり、解釈が限定
されるものではない。
発明の有効性は失なわない。次に実施例を示すが、本発
明の有効性はこれらによつて制限されたり、解釈が限定
されるものではない。
むしろ、次の応用展開をもたらすものである。実施例
1 3成分繊維で第1図のような繊維を用いてフエルトを作
つた。
1 3成分繊維で第1図のような繊維を用いてフエルトを作
つた。
その組成、物性は次の通りであつtこ。A成分:32重
量部でポリエチレンテレフタレートB成分:25重量部
で5−ソジウムスルフオイソフタレート単位を2。
量部でポリエチレンテレフタレートB成分:25重量部
で5−ソジウムスルフオイソフタレート単位を2。
43モル/全酸成分を含むポリエチレンテレフタレート
C成分:43重量部の2−エチルヘキシルアクリレート
22wt%を共重合したポリスチレン。
C成分:43重量部の2−エチルヘキシルアクリレート
22wt%を共重合したポリスチレン。
繊維長及び繊度 約51m1L×3.8dケン縮数
約16山/2.54mmこのフエルトを沸水(
85℃)に入れ、収縮させてマングルで絞り次で乾燥し
た。 .・次いで13.5重量%の濃度
のポリビニールアルコール(部分ケン化品)を付与し(
約26重量%/AB複合繊維重量)、トリクロールエチ
レンで十分洗つた。次いで濃度13.5重量%ポリウレ
タンDMF液を付与し、凝固しのり除去し、湯洗浄し
1乾燥後1/2にスライスし、次いでハブインクした。
次いで、次の条件で染色した。
約16山/2.54mmこのフエルトを沸水(
85℃)に入れ、収縮させてマングルで絞り次で乾燥し
た。 .・次いで13.5重量%の濃度
のポリビニールアルコール(部分ケン化品)を付与し(
約26重量%/AB複合繊維重量)、トリクロールエチ
レンで十分洗つた。次いで濃度13.5重量%ポリウレ
タンDMF液を付与し、凝固しのり除去し、湯洗浄し
1乾燥後1/2にスライスし、次いでハブインクした。
次いで、次の条件で染色した。
物性が優れていることがわかるであろう。
本発明品は、例えば繊維成分として100%ポリエチレ
ンテレフタレート使いのものなどに比し、風合が柔らか
く、またソフトタツチであつた。
ンテレフタレート使いのものなどに比し、風合が柔らか
く、またソフトタツチであつた。
また染め上り品の色は、青色で鮮明であり、AB共B成
分として、同様にして作つたものに比べかなり濃色であ
つた。また、例えばAB共A成分として、分散染料(レ
ゾリン ブルーBBLS3%0.w.f.)で染色後還
元洗浄したものに比べ非常に鮮明で優れていた。実施例
2 実施例1の染色前の生機を次の3条件で染色した。
分として、同様にして作つたものに比べかなり濃色であ
つた。また、例えばAB共A成分として、分散染料(レ
ゾリン ブルーBBLS3%0.w.f.)で染色後還
元洗浄したものに比べ非常に鮮明で優れていた。実施例
2 実施例1の染色前の生機を次の3条件で染色した。
1、2、3とも湯洗・水洗を十分行なつた。
上記3条件の染色によるスエード調人工皮革の強度の差
はほとんどなかつたが、色濃度、鮮明性を比較したとこ
ろ表1の通りであつた。これより本発明品であるカチオ
ン染料だけで、あるいは分散染料とカチオン染料の両方
で染色されたスエード調人工皮革が色相の点で良好であ
つた。
はほとんどなかつたが、色濃度、鮮明性を比較したとこ
ろ表1の通りであつた。これより本発明品であるカチオ
ン染料だけで、あるいは分散染料とカチオン染料の両方
で染色されたスエード調人工皮革が色相の点で良好であ
つた。
色濃度の視覚判定は、◎は非常に濃い、Oが濃い、Δが
やや淡いを示す。
やや淡いを示す。
鮮明性は、◎が非常に鮮明、Oが鮮明、×は不鮮明を示
す。
す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明複合体シートを作るのに好適な原料繊
維(3成分複合繊維)のモデル断面図である。
維(3成分複合繊維)のモデル断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリウレタンと0.5デニール以下の極細複合繊維
を繊維成分の一部又は全部に用いた布帛とからなる複合
体シートであつて、該極細複合繊維はとりまき成分と他
成分とからなつており、他成分の繊維の側面の過半以上
をとりまき成分が覆つており、該とりまき成分は、5−
ソジウムスルホイソフタレート単位を含むポリエステル
であり、該他成分は、5−ソジウムスルホイソフタレー
ト単位を含まないか又はとりまき成分より少量しか含ま
ず、エチレンテレフタレート単位か、ブチレンテレフタ
レート単位を主体とするポリエステルであり、その極限
粘度は、他成分がとりまき成分より大であることを特徴
とする繊維と弾性体とから成る複合体シート。 2 少なくともとりまき成分がカチオン染料で染められ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の複
合体シート。 3 少なくともとりまき成分が、分散染料とカチオン染
料の両方で染められていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の複合シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11589680A JPS596956B2 (ja) | 1980-08-25 | 1980-08-25 | 繊維と弾性体とからなる複合体シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11589680A JPS596956B2 (ja) | 1980-08-25 | 1980-08-25 | 繊維と弾性体とからなる複合体シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5742981A JPS5742981A (en) | 1982-03-10 |
JPS596956B2 true JPS596956B2 (ja) | 1984-02-15 |
Family
ID=14673874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11589680A Expired JPS596956B2 (ja) | 1980-08-25 | 1980-08-25 | 繊維と弾性体とからなる複合体シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS596956B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0327001Y2 (ja) * | 1984-04-26 | 1991-06-11 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6075688A (ja) * | 1983-10-01 | 1985-04-30 | Toray Ind Inc | 皮革様シ−ト物 |
JPS61186576A (ja) * | 1985-02-14 | 1986-08-20 | Toray Ind Inc | 人工皮革シ−トおよびその製造方法 |
JP6937640B2 (ja) * | 2016-09-14 | 2021-09-22 | 株式会社クラレ | 加飾成形体 |
-
1980
- 1980-08-25 JP JP11589680A patent/JPS596956B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0327001Y2 (ja) * | 1984-04-26 | 1991-06-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5742981A (en) | 1982-03-10 |
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