JPS633125Y2 - - Google Patents

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JPS633125Y2
JPS633125Y2 JP1981158760U JP15876081U JPS633125Y2 JP S633125 Y2 JPS633125 Y2 JP S633125Y2 JP 1981158760 U JP1981158760 U JP 1981158760U JP 15876081 U JP15876081 U JP 15876081U JP S633125 Y2 JPS633125 Y2 JP S633125Y2
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JP
Japan
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winding
core
pattern
insulating sheet
lead
Prior art date
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JP1981158760U
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JPS5863718U (ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえばインピーダンス整合トラ
ンス(バルントランス)として使用するのに適し
たインダクタに関するものである。
インピーダンス整合トランスは、最も簡単な構
造のものでも、第1図に示すように、二つのコイ
ル1と2を設け、それぞれの巻始めと、巻終りを
接続して中間タツプとし、端子AとC間に入力信
号を入れ、端子B,C間より出力信号を取り出す
ものである。
ところで従来のインピーダンス整合トランス
は、コアの外周に電線を巻いて形成するのが一般
的な構造であつたため、製作に時間がかゝり大量
生産に適さないばかりでなく、電線の巻数や巻姿
によつて性能が変化するため、安定した品質が得
られず、また全体の形状が大型となり、引出し端
子は電線そのものであるため、引出し端子の機械
的強度が弱いという問題がある。
この考案は、上記のような問題点を解消するた
めになされたものであり、大量生産に適し、小型
で安定した品質が得られ、引出し端子が充分な機
械的強度を備えたインダクタを提供することを目
的とする。
この考案の構成は、絶縁シートとコアの組合わ
せからなり、絶縁シートに、巻線パターンと引出
し端子および中間タツプ形成用の接続パターンを
形成し、このシートをコアの長孔に挿入した後、
中間部分を折返してコアを巻込み、少なくとも巻
線パターンと引出し端子の端部それぞれを加熱し
加圧することによつて溶着するようにしたもので
ある。
以下、この考案を添付図面の実施例にもとづい
て説明する。
図示のように、この考案のインダクタは、矩形
状の絶縁シート11と、フエライト等を用いて形
成され、前記絶縁シート11を挿入するスリツト
状の長孔12aが設けられたコア12とを組合わ
せて構成されている。
上記絶縁シート11は、可撓性および耐熱性を
有する合成樹脂、例えばポリイミド、BTレジ
ン、テフロンなどを用いて形成されている。
この絶縁シート11は、第2図ないし第4図に
示すように、コア12の長孔12aに挿入した後
折返し、コア12を巻込む巻込み部分13と、こ
の巻込み部分13を挟む両側の端部分14と15
の三つのスペースに規定され、巻込み部分13に
二個の巻線パターン16,17と、一方の端部分
に引出し端子A,B,B′,Cおよび他方の端部
に接続パターン18が各々設けられている。
上記巻線パターン16と17は、導電性材料を
用いた複数本の線条導電部19によつて形成され
ている。各導電部19は、巻込み部分13を二つ
折りにしたとき、その端部が一つおきに隣接する
導電部の端部と重なり、二個のコイルの巻線が交
互に存在するよう、絶縁シート11の長手方向に
対して傾斜するよう一定の間隔をもつて配置され
ている。
図示の場合、巻線パターン16と17は、各々
二本の導電部19によつて形成されている。
上記線条導電部19は、全面銅箔をはつたもの
をエツチングして形成するほか、蒸着やスパツタ
リング、プリント等の手段で形成すればよい。
前記引出し端子A,B,B′,Cは、線状導電
部19と等しい材質および形成手段を用い、第1
の端子Aは一方の側端部に位置する導電部19と
連続し、第2の端子Bは上記第1の端子Aと連な
る導電部の隣接する導電部と連続し、第3の端子
B′は巻込み部分13を二つ折りにしたとき他方
の側端部に位置する導電部の内側の導電部19の
端部と重なり合う位置に、第4の端子Cは巻込み
部分13を二つ折りにしたとき前記他方の側端部
に位置する導電部19の端部を重なり合う位置に
各々形成されている。
前記接続パターン18は、線条導電部19と等
しい材質および形成手段を用い、巻線パターン1
6,17の端部外側を通り、一方の端部が巻込み
部分13を二つ折りにしたとき、第2の引出し端
子Bと重なり、他方の端部が側端部の内側に位置
する巻線パターン16の端部と連続するように形
成されている。
各線条導電部19の端部と引出し端子A,B,
B′,Cおよび接続パターン18の所定の端部で
巻込み部分13を二つ折りにしたとき重なり合う
位置には半田メツキ等の手段により半田層20が
施されている。
この半田層20は図示のように部分的に施す場
合のほか、線条導電部19と引出し端部A,B,
Cおよび接続パターン18の表面全体に施すよう
にしてもよい。
前記絶縁シート11の巻線パターン等を設けた
面にウレタン樹脂のような熱溶融性の絶縁被膜2
1がコーテイングされている。
この考案のインダクタは上記のような構成であ
り、巻線パターン16,17と引出し端子A,
B,B′,Cおよび接続パターン18が設けられ
た絶縁シート11をコア12の長孔12a内に挿
入し、巻線パターン16,17が内側になるよう
巻込み部分13を二つ折りにし、巻込み部分13
でコア12を巻込んで端部14と15を重ねる。
巻込み部分13を二つ折りにすると、巻線パタ
ーン16,17の端部および引出し端子A,B,
B′,Cと接続パターン18の所定の端部におけ
る半田層20が対向して重なることになる。
このように、端部14,15が重なると、この
重なり部分で両側外面から熱加圧を施し、両端部
14,15を半田層20の溶融によつて溶着させ
る。
この場合、ウレタン樹脂等の熱溶融性の樹脂が
半田層20を覆つていても、加熱することにより
その部分が除去されるので溶着には支障はない。
このように、熱加圧によつて各半田層20が溶
融して所要の端部がつながり、第1図に示すよう
な回路を有する第4図の外形のインダクタができ
あがる。
このインダクタは、引出し端子A,B,B′,
Cをプリント回路に直接半田付けしたり、ターミ
ナル等へ半田付けして使用されることになる。
なお、上記の実施例においては、絶縁シート1
1を巻込み部分13と両側の端部分14,15の
三つのスペースに規定したが、必ずしもこれに限
らず第5図に示すように巻込み部分13と一方の
端部分14の二つのスペースに規定し、接続パタ
ーン18を引出し端子B,B′間に設けるように
することもできる。
そして、第2図に示す実施例の場合には、引出
し端子B,B′については、いずれか一方のみと
することができる。
また、第5図の実施例の場合には、引出し端子
B,B′のうちいずれか一方は、絶縁シート11
の端縁にまで引き延ばせないようにしてもよい。
またいずれの実施例においても巻き込み部分に
設ける巻線パターンは二個に限らず、二個以上の
複数個のものとすることもできる。
こうした場合には、引出し端子および接続パタ
ーンについては、巻線パターンの数に応じて適宜
設けるようにすればよい。
以上のように、この考案は、上記のような構成
であるので、以下に列挙する効果がある。
(1) 巻線パターンや引出し端子および接続パター
ンを絶縁シートにプリント等の手段で形成する
ようにしたので、安定した品質のインダクタを
得ることができる。
(2) 巻線パターンと引出し端子および接続パター
ンが形成された絶縁シートをコアの長孔に挿入
して折返し、絶縁シートを溶着するので製作が
能率よく行なえ、大量生産に適する。
(3) 絶縁シートを使用しているため、薄形のイン
ダクタを得ることができる。
(4) コアの長孔は絶縁シートが挿入できるスリツ
ト状でよいため、全体の小型化を可能にする。
(5) 絶縁シートでコアを巻込んで組立てるので製
作能率がよく安価に製作提供できる。
(6) 引出し端子が絶縁シートに設けられているの
で、引出し端子の機械的強度が大きい。
(7) 絶縁シート上の巻線パターン、引出し端子お
よび接続パターンを覆うように熱溶融性の絶縁
被覆を設けたので、半田付け時に上下の絶縁シ
ートの半田接続部分のまわりの絶縁被覆が溶融
して互いに融着され、その半田接続部分が上下
の絶縁被覆により密封されたような状態とな
り、外部雰囲気から遮断され、半田接続部分が
保護される。一更にコアとの絶縁が図れるの
で、コアに必ずしも絶縁性の高いものを用いる
必要がなく、コアの材質の選択範囲が広くなる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のインダクタの回
路図、第2図は絶縁シートの平面図、第3図は同
上の拡大断面図、第4図はインダクタの完成状態
を示す斜視図、第5図はこの考案の他の実施例の
絶縁シートの平面図である。 11……絶縁シート、12……コア、12a…
…長孔、13……巻込み部分、14,15……端
部、16,17……巻線パターン、18……接続
パターン、19……線条導電部、20……半田
層、21……絶縁被膜、A,B,B′,C……端
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁シートと、このシートを挿入して貫通させ
    る長孔が設けられたコアとの組合せからなり、前
    記絶縁シートは、長孔に挿入して折り返すことに
    よりコアを巻込む巻込み部分と、この巻込み部分
    に隣接する端部分のスペースに規定され、前記巻
    込み部分に導電性材料を用いた少なくとも二個の
    線条巻線パターンと、前記端部分に巻線パターン
    と同様の材料を用いた引出し端子と、巻線パター
    ンと同様の材料を用いた接続パターンが各々形成
    され、絶縁シート上の巻線パターン、引出し端子
    および接続パターンを覆うように熱溶融性の絶縁
    被覆を設けると共に、この絶縁被覆下の少なくと
    も巻線パターンと引出し端子の端部接続部分に半
    田を施し、この絶縁シートの巻込み部分をコアの
    長孔に挿入し巻線パターンを内側にしてコアを巻
    込み、両端部を重ね、巻線パターンと引出し端子
    の端部をそれぞれの半田を溶融して接続し、その
    半田接続部分を絶縁被膜により密封したことを特
    徴とするインダクタ。
JP15876081U 1981-10-24 1981-10-24 インダクタ Granted JPS5863718U (ja)

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JP15876081U JPS5863718U (ja) 1981-10-24 1981-10-24 インダクタ

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JP15876081U JPS5863718U (ja) 1981-10-24 1981-10-24 インダクタ

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JPS5863718U JPS5863718U (ja) 1983-04-28
JPS633125Y2 true JPS633125Y2 (ja) 1988-01-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5092348U (ja) * 1973-12-25 1975-08-04
JPS5915460Y2 (ja) * 1978-10-03 1984-05-08 松下電器産業株式会社 高周波変成器

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Publication number Publication date
JPS5863718U (ja) 1983-04-28

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