JPH0519932Y2 - - Google Patents

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JPH0519932Y2
JPH0519932Y2 JP1987129118U JP12911887U JPH0519932Y2 JP H0519932 Y2 JPH0519932 Y2 JP H0519932Y2 JP 1987129118 U JP1987129118 U JP 1987129118U JP 12911887 U JP12911887 U JP 12911887U JP H0519932 Y2 JPH0519932 Y2 JP H0519932Y2
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drum
shaped magnetic
coil winding
bobbin
magnetic bobbin
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の分野] 本考案は、チツプインダクタンス素子に関し、
特にチツプインダクタンス素子のコイル巻線が断
線するおそれのないチツプインダクタンス素子の
構成に向けられるものである。
[従来技術と問題点] 従来技術に係る第3図ないし第5図を参照しな
がら、従来のチツプインダクタンス素子の問題点
を詳述する。
第3図は、公知ではないが、本出願人が実願昭
61−105586号で提案した従来技術に係わる磁性ス
リーブ10の拡大斜視図である。第3図を参照す
ると明らかなように、磁性スリーブ10の両端面
15,15および側面14の一部には電極層1
3,13が連続的に印刷または塗布されている。
また、両端面15,15間を穴17が貫通してい
る。第4図を参照すると従来技術に係わるドラム
状磁性ボビン19が拡大図示されている。第4図
から明らかなように、ドラム状磁性ボビン19の
円柱状部分にはコイル巻線31が巻回されてい
る。またドラム状磁性ボビン19の端部フランジ
21,21の端面には導電膜27,27が印刷ま
たは塗布されている。コイル巻線31は、端部フ
ランジ21,21の側方を通つて、コイル巻線折
曲げ部25,25で折り曲げられて、端面23,
23へ引き出され、導電膜27,27の上に載置
される。以上の構成のドラム状磁性ボビン19を
第3図に図示される磁性スリーブ10の貫通穴1
7に嵌合させる。以下、第5図を参照しながら、
従来技術に係わるチツプインダクタンス素子2
9′の製造方法について簡単に説明する。第5図
は、第4図のドラム状磁性ボビン19が第3図の
磁性スリーブ10の貫通穴17に挿入された状態
における第3図のA−A′線に沿う要部拡大断面
図である。第3図下方における断面についても同
様であるので、説明の便宜上第5図では図示しな
いものとする。貫通穴17よりも大きな円形の導
電金属板33かまたは好ましくは長さが貫通穴1
7の直径よりも長く、幅がドラム状磁性ボビン1
9の端面23の直径よりも小さい導電金属板33
を用意する。この導電金属板33には予めはんだ
層(図示せず)が形成される。はんだ接続を行な
うまえに、適当なフラツクスをはんだ接続を行な
う部位に塗布する。その後、はんだ層が導電膜2
7の側にあるよう、導電金属板33を上方より磁
性スリーブ10およびドラム状磁性ボビン19へ
押し当て、導電金属板33を加熱して、はんだ層
を溶融し、コイル巻線端末24と導電膜27と電
極層13と導電金属板33とを一体に同時はんだ
接続する。ところが、以上のようにして得られる
チツプインダクタンス素子29′のコイル巻線折
曲げ部25が断線する場合のあることが判明し
た。これは、導電金属板33をドラム状磁性ボビ
ン19へ押し当てる際に、コイル巻線折曲げ部2
5を細くするような応力が働き、そのため、コイ
ル巻線折曲げ部25が細くなり断線しやすくなつ
たことによるものである。
[考案の目的および概要] それゆえ、本考案の一つの目的は、コイル巻線
が断線するおそれのない一定品質の特性の良好な
チツプインダクタンス素子の構成を提供すること
である。
上記の目的を実現するために、第1図および第
2図に図示されるように、本考案によれば、はん
だ接続が行なわれるドラム状磁性ボビン9の両端
面3,3には凸部1,1が形成される。
[好ましい実施例の詳細な説明] 以下、第1図および第2図および従来技術を図
示する第3図および第4図を参照しながら、本考
案の好ましい実施例について説明する。
第3図は、従来技術に係わる磁性スリーブの拡
大斜視図であるが本考案の好ましい実施例を説明
するために便宜的に使用する。
磁性スリーブ10は、仮焼結された磁性粉(好
ましくはフエライト)を加圧成形しその後焼結し
て得られる。磁性スリーブ10の各両端面15,
15の全体に電極層13,13を印刷または塗布
する。電極層13,13としては、銀−パラジウ
ム(Ag−Pd)合金などが好ましい。第1図は、
本考案に係わるドラム状磁性ボビン9の断面形状
を図示する模式断面図である。第1図では本考案
の特徴を明らかにするために、第4図に図示され
るようなコイル巻線31やコイル巻線折曲げ部2
5やコイル巻線端末24などは図示していないけ
れども、これらの部位については第4図と同様で
あるものとする。第1図および従来技術に係わる
第4図の両方の図を参照すると、ドラム状磁性ボ
ビン9は、磁性スリーブ10と同様に、仮焼結さ
れた磁性粉(好ましくはフエライト)を加圧成形
しその後焼結して得られる。ドラム状磁性ボビン
9の円柱状部分にはコイル巻線31が巻回され
る。また、ドラム状磁性ボビン9の端部フランジ
21,21の端面3,3の上の凸部1,1には銀
−パラジウム(Ag−Pd)合金などの導電膜2
7,27が印刷ないし塗布される。コイル巻線端
末24,24は、端部フランジ21,21の側方
を通つて、端面3,3に引き出され、コイル巻線
折曲げ部25,25で折り曲げられて、凸部1,
1の上の導電膜27,27に載置される。以上の
構成のドラム状磁性ボビン9と磁性スリーブ10
とを第2図に例示されるような仕方で嵌合させ
る。
貫通穴17よりも大きな円形の導電金属板3
3,33かまたは好ましくは長さが貫通穴17の
直径よりも長く、幅がドラム状磁性ボビン9の端
面3,3の直径よりも小さい導電金属板33,3
3を用意する。導電金属板33,33には予めは
んだ層(図示せず)が形成されている。はんだ接
続を行なうまえに、適当なフラツクスをはんだ接
続を行なう部位に塗布する。その後、はんだ層が
導電膜27,27の側にあるよう、端面3,3に
凸部1,1が形成されたドラム状磁性ボビン19
および磁性スリーブ10へ導電金属板33,33
を押し当て、この導電金属板33,33を加熱し
て、はんだ層を溶融し、コイル巻線端末24,2
4とコイル巻線折曲げ部25,25と導電膜2
7,27と電極層13,13と導電金属板33,
33とを一体に同時はんだ接続する。その後、必
要に応じてコイル巻線31に付着したフラツクス
などを洗浄する。次に、はんだ層と端面3,3と
を覆うよう絶縁層(図示せず)を形成する。
[考案の作用効果] 本考案によれば、ドラム状磁性ボビン9の端面
3,3に凸部1,1が形成されているので、導電
金属板33,33をドラム状磁性ボビン9に押し
当ててはんだ接続する際に、コイル巻線折曲げ部
25,25を細くするような応力が働かず、太い
コイル巻線折曲げ部25,25にてはんだ接続が
行なわれ、コイル巻線折曲げ部25,25が断線
するおそれのないしたがつてコイル巻線の断線の
おそれのない一定品質の特性の良好なチツプイン
ダクタンス素子29が得られる。
以上、本考案の好ましい実施例について説明し
たけれども、本考案の技術思想から逸脱すること
なく種々の変更および応用が可能であることは当
業者には明瞭であろう。たとえば、ドラム状磁性
ボビン9の端面3,3に形成される凸部1,1
は、製造上第1図aに図示される形状のものが好
ましいけれども、第1図b,cに図示される形状
のものでも可能である。また、磁性スリーブ10
の端面15,15は円形である必要はなく、矩形
ないし角形のものでも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜cは、本考案に係わる種々のドラム
状磁性ボビンの断面形状を拡大して図示する拡大
模式断面図である。第2図は、本考案に係わるチ
ツプインダクタンス素子の断面形状を図示する要
部拡大断面図である。第3図は、従来技術に係わ
る磁性スリーブの拡大斜視図である。第4図は、
従来技術に係わるドラム状磁性ボビンの拡大斜視
図である。第5図は、従来技術に係わるチツプイ
ンダクタンス素子の断面形状を図示する要部拡大
断面図である。図中の各参照番号が示す主な名称
を以下に挙げる。なお同一参照番号は同一部位を
示すものとする。 1,1……凸部、3,3……(ドラム状磁性ボ
ビンの)端面、9……ドラム状磁性ボビン(本考
案)、10……磁性スリーブ、13,13……電
極層、14……側面、15,15……(磁性スリ
ーブの)端面、17……貫通穴、19……ドラム
状磁性ボビン、21,21……(ドラム状磁性ボ
ビンの)端部フランジ、23,23……ドラム状
磁性ボビンの端面、24,24……コイル巻線端
末、25,25……コイル巻線折曲げ部、27,
27……導電膜、29……チツプインダクタンス
素子(本考案)、29′……チツプインダクタンス
素子(従来例)、31……コイル巻線、33,3
3……導電金属板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 2つの端面間に延びる貫通穴を有する磁性スリ
    ーブと、 この貫通穴に嵌合する貫通穴の径よりも小さな
    径の2つの端部フランジとコイル巻線が巻回され
    る円柱状部分とを有するドラム状磁性ボビンとを
    備えるチツプインダクタンス素子において、 前記ドラム状磁性ボビンの端部フランジの両端
    面は凸部を有することを特徴とするチツプインダ
    クタンス素子。
JP1987129118U 1987-08-27 1987-08-27 Expired - Lifetime JPH0519932Y2 (ja)

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JP1987129118U JPH0519932Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

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JP1987129118U JPH0519932Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

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JPS6435721U JPS6435721U (ja) 1989-03-03
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527214U (ja) * 1978-08-05 1980-02-21
JPS5619372U (ja) * 1979-07-23 1981-02-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6265815U (ja) * 1985-10-15 1987-04-23

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