JP2984226B2 - コイル部品 - Google Patents
コイル部品Info
- Publication number
- JP2984226B2 JP2984226B2 JP9027420A JP2742097A JP2984226B2 JP 2984226 B2 JP2984226 B2 JP 2984226B2 JP 9027420 A JP9027420 A JP 9027420A JP 2742097 A JP2742097 A JP 2742097A JP 2984226 B2 JP2984226 B2 JP 2984226B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- coil
- sheet
- wire
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Description
品として用いることのできるコイル部品に関するもので
ある。
コア(磁心)を形成したコイル部品であって、プリント
基板上に表面実装可能なものとして、次の様なものが知
られている。
収納されており、しかも、そのコイルの巻はじめと巻終
わりの双方の端部がそれぞれ別個に電気的に接続された
各リードフレームが、コアの下部に取り付けられてい
る。このリードフレームの取り付け方は、コアの下部
に、各リードフレームを直接かしめると言うものであ
る。即ち、このかしめ構造においては、電気的絶縁構造
をとらなくても、上記コイルの双方の端部が短絡するこ
とは無い。上述した通り、コア自体が電気伝導性を有し
ていないためである。
ドフレームにおける、プリント基板側と接続する予定の
端子は、コアの底面側に配設されている。
うな従来のコイル部品のコアは、電気導電性の無いコア
材を用いたものに限られていた。そのため、電気導電性
を有するコア材によりコアを形成したコイル部品であっ
て、上述した様に、表面実装タイプのコイル部品の実現
が要望されていた。
課題を考慮し、電気導電性材料によるコアを用いた表面
実装タイプのコイル部品を提供することを目的とする。
は、薄板状の平角線又は、両端が実質上平面形状の線材
がコイル形状に成形されたコイル部材と、前記コイル部
材が内部に設けられた、電気導電性を有するコア部材
と、前記内部から前記コア部材の底面側に引き出された
前記平角線の両端部又は前記線材の両端部を前記底面に
固定している、前記底面に配設された電気絶縁性及び粘
着性を有するシート部材とを備えたコイル部品である。
は、フェライト材料により形成されているコイル部品で
ある。
は、前記コア部材の底面に設けられた電気絶縁性を有す
る絶縁性シートと、その絶縁性シートを前記底面に固定
するためのフィルムシートと、そのフィルムシートと前
記両端部とを固定している粘着性シートとにより構成さ
れているコイル部品である。
態について図面を参照して説明する。
態であるノイズフィルター101の斜視図であり、図2
は、図1におけるY−Y矢視断面図であり、同図を用い
て本実施の形態の構成を説明する。
状の平角線103を螺旋形状に巻き込んで成形されたコ
イルである。即ち、薄板形状の平角線103の幅方向が
上記螺旋形状の軸方向と直交する様に巻き込まれている
ものである。又、平角線103は、絶縁皮膜によりコー
ティングされている。
び他端部103bは、後述するコア(磁心)105bの
底面104側に折り曲げられ、所定の位置に固定されて
いる端子である。これら端子の表面は、絶縁皮膜が剥離
された上に半田の皮膜が形成されている。この端子の固
定の構成については更に後述する。
料から形成された、断面がコの字形状で、中央部に円柱
状に突き出た芯部105c,dが形成されたものであ
る。又、コア105a,105bは、その内部にはコイ
ル102が設けられたものである(図3参照)。即ち、
コイル102は、その上下方向から同一形状の一対のコ
ア105a,bにより挟み込まれ、且つ、芯部105
c,dが、コイル102の中心軸に形成された空間に挿
入された状態で保持されている。一対のコア105a,
bは、後述する第1絶縁シート106aと共に、粘着面
を有する耐熱テープ107によりその外周面を一周以上
巻かれている。尚、図3は、コイル102の上面、下面
に配設されている一対のコア105a、bの斜視図であ
る。
の底面に配設された電気絶縁用の紙であり、外形が長方
形状で、図1に示す様に、コアの底面形状より若干大き
いサイズのものである。
02の上面とコア105aとの間、及びコイル102の
下面とコア105bとの間に配設された電気絶縁用の紙
であり、外形が長方形状であり、且つ芯部105c,d
が貫通する孔が中央部にそれぞれ明けられている。
コア105bの底面側の構成について、図1及び図2を
参照しながら、更に説明する。
ア105bの底面104側に施された耐熱テープ107
の表面に接着されたものであり、その両面に粘着性を有
する耐熱性の高いシートである。更に、平角線103の
双方の端部103a,103bは、粘着シート108の
下面(図2中、紙面上において粘着シート108の下側
の面)に接着されている。即ち、双方の端部103a,
103bは、粘着シート108の粘着性により耐熱テー
プ107の表面に対して固定されている。耐熱テープ1
07は、コア105a,105bに対して、接着により
固定されていることは、上述した通りである。これによ
り平角線103が薄板状であっても、板状の基板部品を
使用しなくても、その両端部103a,bがコア105
bの下面104に対して、確実に位置決め出来、且つ固
定出来る。尚、本発明のシート部材は、第1絶縁シート
106a、耐熱テープ107、及び粘着シート108を
含むものである。尚、図2、及び後述する図4では、第
1絶縁シート106a、第2絶縁シート106b、耐熱
テープ107、及び粘着シート108等の厚みは、実際
よりも誇張して表されており、他の部品のサイズとの相
対的な関係は無視されている。
形態のノイズフィルタ101をプリント基板に搭載する
場合について、図4を参照しながら説明する。
基板401上に配置した状態を示す断面図である。
01はプリント基板401上の所定の位置に配置され
て、各端部103a,bのそれぞれの表面とパターン4
02の表面とが、半田(図示省略)により電気的に接続
されるものである。これにより、ノイズフィルタ101
のプリント基板401の表面への実装が完了する。
導電性を有するコア材によりコアを形成したノイズフィ
ルターであって、上述した様に、表面実装タイプのノイ
ズフィルターを提供することが出来る。
使用することなく、コア105bと各端部103a,b
との電気的絶縁については、厚みの極めて薄い絶縁シー
ト106aを用い、且つ、コア105bに対する各端部
103a,bの固定については、何れも厚みの極めて薄
い耐熱テープ107、粘着シート108を用いたことに
より、ノイズフィルター部品101の部品全体の高さを
低くすることが出来る。
態の薄板状の平角線がコイル形状に成形された場合に限
らず、例えば、両端が実質上平面形状の線材がコイル形
状に成形された構成でもよい。この場合のコイル用線材
の加工について、本発明の他の実施の形態として図5を
参照しながら以下に述べる。ここでは、上記実施の形態
との相違点を中心に述べ、その他の構成は、上記実施の
形態の場合と同様であるので、その説明を省略する。
形態で用いる線材501の両端を実質上平面形状にする
ための押し加工が施された後の線材501の端部の形状
を示す平面図と正面図である。
たコイルの両端部分において、先端部(図5(b)中、
Aを付した部分に対応)を除き、それにつながっている
押し加工の対象となる部分(同図中、Bを付した部分に
対応)に対し、加工後の形状が、図5(a),(b)に
示した通り、厚みt・幅Wの平板形状になる様に加圧す
る。
の皮膜を形成する。更に、図中に示す位置Pにおいて、
線材501を切断し、先端部Aを除去する。
て、線材501をほぼ直角に折り曲げる。このとき、折
り曲げた先端部分が、図2で述べたところの、コア10
5bの下面側に固定された粘着シート108の表面に来
る様に折り曲げる。その後、平板形状の双方の端部を粘
着シート108の表面に押しつけて接着固定する。以上
の構成においても、上記実施の形態と同様の効果を発揮
する。
のフェライト材料により形成されたコアに限らず例え
ば、その他の電気導電性を有する材料により形成されて
いても良い。
態では、コア部材の底面に設けられた電気絶縁性を有す
る絶縁性シート(第1絶縁シート106aに対応)と、
その絶縁性シートを上記底面に固定するためのフィルム
シート(耐熱テープ107に対応)と、そのフィルムシ
ートと上記両端部とを固定している粘着性シート(粘着
シート108に対応)とにより構成されている場合につ
いて説明したが、これに限らず、例えば、両面において
粘着性を有する粘着シートが電気絶縁性をも兼ね備えた
構成であっても勿論良い。又、この場合、第1絶縁シー
ト106aは無くても良い。
本発明は、電気導電性材料によるコアを用いた表面実装
タイプのコイル部品を提供することが出来ると言う長所
を有する。
の斜視図
のコアの斜視図
上に配置した状態を示す断面図
ルタに使用するコイル用の線材の加工段階における先端
部分の拡大平面図 (b):同実施の形態のコイル用の線材の加工段階にお
ける先端部分の拡大正面図
Claims (3)
- 【請求項1】薄板状の平角線又は、両端が実質上平面形
状の線材がコイル形状に成形されたコイル部材と、 前記コイル部材が内部に設けられた、電気導電性を有す
るコア部材と、 前記内部から前記コア部材の底面側に引き出された前記
平角線の両端部又は前記線材の両端部を前記底面に固定
している、前記底面に配設された電気絶縁性及び粘着性
を有するシート部材と、を備えたことを特徴とするコイ
ル部品。 - 【請求項2】前記コア部材は、フェライト材料により形
成されていることを特徴とする請求項1記載のコイル部
品。 - 【請求項3】前記シート部材は、前記コア部材の底面に
設けられた電気絶縁性を有する絶縁性シートと、その絶
縁性シートを前記底面に固定するためのフィルムシート
と、そのフィルムシートと前記両端部とを固定している
粘着性シートとにより構成されていることを特徴とする
請求項1又は2記載のコイル部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027420A JP2984226B2 (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | コイル部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027420A JP2984226B2 (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | コイル部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10223450A JPH10223450A (ja) | 1998-08-21 |
JP2984226B2 true JP2984226B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=12220615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9027420A Expired - Lifetime JP2984226B2 (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | コイル部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2984226B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5874133B2 (ja) * | 2013-03-08 | 2016-03-02 | アルプス・グリーンデバイス株式会社 | インダクタンス素子の製造方法 |
JP5874134B2 (ja) * | 2013-03-11 | 2016-03-02 | アルプス・グリーンデバイス株式会社 | インダクタンス素子 |
JP2017069460A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 太陽誘電株式会社 | コイル部品及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP9027420A patent/JP2984226B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10223450A (ja) | 1998-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3862870B2 (ja) | 半田レスの端子金具を備えた電気部品 | |
JP3554209B2 (ja) | 面実装型コイル部品 | |
JP2009076610A (ja) | 磁性部品 | |
JP2984226B2 (ja) | コイル部品 | |
JPS6159707A (ja) | コイル部品 | |
JP3033891B2 (ja) | コイル部品とその製造方法 | |
JPH0632654Y2 (ja) | コイル部品 | |
JPH07192945A (ja) | カレントトランス | |
JP3619812B2 (ja) | 低背型トランス | |
JPS6344971Y2 (ja) | ||
JPH10294223A (ja) | チップインダクタ | |
JPH11219822A (ja) | トロイダルコイル | |
JPH0135449Y2 (ja) | ||
JPS6223065Y2 (ja) | ||
JPS61177704A (ja) | チツプ型インダクタの製造方法 | |
JPS6133614Y2 (ja) | ||
JPH0831644A (ja) | 面実装型電極直付けインダクタ | |
JP3579476B2 (ja) | 面状ヒータ | |
JPS6223055Y2 (ja) | ||
JPH058654Y2 (ja) | ||
JPH0418450B2 (ja) | ||
JPS63141302A (ja) | フレキシブル回路板及びその製造方法 | |
JPH06196330A (ja) | チップ状電子部品 | |
JP2819331B2 (ja) | コイル装置の製造方法 | |
JPS6218009Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924 Year of fee payment: 13 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924 Year of fee payment: 13 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924 Year of fee payment: 14 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |