JP2984226B2 - コイル部品 - Google Patents

コイル部品

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JP2984226B2
JP2984226B2 JP9027420A JP2742097A JP2984226B2 JP 2984226 B2 JP2984226 B2 JP 2984226B2 JP 9027420 A JP9027420 A JP 9027420A JP 2742097 A JP2742097 A JP 2742097A JP 2984226 B2 JP2984226 B2 JP 2984226B2
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coil
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武夫 川嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば表面実装部
品として用いることのできるコイル部品に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、電気導電性の無いコア材を用いて
コア(磁心)を形成したコイル部品であって、プリント
基板上に表面実装可能なものとして、次の様なものが知
られている。
【0003】即ち、この場合、コアの内部にはコイルが
収納されており、しかも、そのコイルの巻はじめと巻終
わりの双方の端部がそれぞれ別個に電気的に接続された
各リードフレームが、コアの下部に取り付けられてい
る。このリードフレームの取り付け方は、コアの下部
に、各リードフレームを直接かしめると言うものであ
る。即ち、このかしめ構造においては、電気的絶縁構造
をとらなくても、上記コイルの双方の端部が短絡するこ
とは無い。上述した通り、コア自体が電気伝導性を有し
ていないためである。
【0004】又、コアの下部にかしめられている各リー
ドフレームにおける、プリント基板側と接続する予定の
端子は、コアの底面側に配設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のコイル部品のコアは、電気導電性の無いコア
材を用いたものに限られていた。そのため、電気導電性
を有するコア材によりコアを形成したコイル部品であっ
て、上述した様に、表面実装タイプのコイル部品の実現
が要望されていた。
【0006】本発明は、従来のコイル部品のこのような
課題を考慮し、電気導電性材料によるコアを用いた表面
実装タイプのコイル部品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、薄板状の平角線又は、両端が実質上平面形状の線材
がコイル形状に成形されたコイル部材と、前記コイル部
材が内部に設けられた、電気導電性を有するコア部材
と、前記内部から前記コア部材の底面側に引き出された
前記平角線の両端部又は前記線材の両端部を前記底面に
固定している、前記底面に配設された電気絶縁性及び粘
着性を有するシート部材とを備えたコイル部品である。
【0008】請求項2記載の本発明は、上記コア部材
は、フェライト材料により形成されているコイル部品で
ある。
【0009】請求項3記載の本発明は、上記シート部材
は、前記コア部材の底面に設けられた電気絶縁性を有す
る絶縁性シートと、その絶縁性シートを前記底面に固定
するためのフィルムシートと、そのフィルムシートと前
記両端部とを固定している粘着性シートとにより構成さ
れているコイル部品である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明のコイル部品の一実施の形
態であるノイズフィルター101の斜視図であり、図2
は、図1におけるY−Y矢視断面図であり、同図を用い
て本実施の形態の構成を説明する。
【0012】図1に示すように、コイル102は、薄板
状の平角線103を螺旋形状に巻き込んで成形されたコ
イルである。即ち、薄板形状の平角線103の幅方向が
上記螺旋形状の軸方向と直交する様に巻き込まれている
ものである。又、平角線103は、絶縁皮膜によりコー
ティングされている。
【0013】又、その平角線103の一端部103a及
び他端部103bは、後述するコア(磁心)105bの
底面104側に折り曲げられ、所定の位置に固定されて
いる端子である。これら端子の表面は、絶縁皮膜が剥離
された上に半田の皮膜が形成されている。この端子の固
定の構成については更に後述する。
【0014】コア105a,105bは、フェライト材
料から形成された、断面がコの字形状で、中央部に円柱
状に突き出た芯部105c,dが形成されたものであ
る。又、コア105a,105bは、その内部にはコイ
ル102が設けられたものである(図3参照)。即ち、
コイル102は、その上下方向から同一形状の一対のコ
ア105a,bにより挟み込まれ、且つ、芯部105
c,dが、コイル102の中心軸に形成された空間に挿
入された状態で保持されている。一対のコア105a,
bは、後述する第1絶縁シート106aと共に、粘着面
を有する耐熱テープ107によりその外周面を一周以上
巻かれている。尚、図3は、コイル102の上面、下面
に配設されている一対のコア105a、bの斜視図であ
る。
【0015】第1絶縁シート106aは、コア105b
の底面に配設された電気絶縁用の紙であり、外形が長方
形状で、図1に示す様に、コアの底面形状より若干大き
いサイズのものである。
【0016】又、第2絶縁シート106bは、コイル1
02の上面とコア105aとの間、及びコイル102の
下面とコア105bとの間に配設された電気絶縁用の紙
であり、外形が長方形状であり、且つ芯部105c,d
が貫通する孔が中央部にそれぞれ明けられている。
【0017】次に、上述した双方の端部の固定を含め、
コア105bの底面側の構成について、図1及び図2を
参照しながら、更に説明する。
【0018】図2に示す様に、粘着シート108は、コ
ア105bの底面104側に施された耐熱テープ107
の表面に接着されたものであり、その両面に粘着性を有
する耐熱性の高いシートである。更に、平角線103の
双方の端部103a,103bは、粘着シート108の
下面(図2中、紙面上において粘着シート108の下側
の面)に接着されている。即ち、双方の端部103a,
103bは、粘着シート108の粘着性により耐熱テー
プ107の表面に対して固定されている。耐熱テープ1
07は、コア105a,105bに対して、接着により
固定されていることは、上述した通りである。これによ
り平角線103が薄板状であっても、板状の基板部品を
使用しなくても、その両端部103a,bがコア105
bの下面104に対して、確実に位置決め出来、且つ固
定出来る。尚、本発明のシート部材は、第1絶縁シート
106a、耐熱テープ107、及び粘着シート108を
含むものである。尚、図2、及び後述する図4では、第
1絶縁シート106a、第2絶縁シート106b、耐熱
テープ107、及び粘着シート108等の厚みは、実際
よりも誇張して表されており、他の部品のサイズとの相
対的な関係は無視されている。
【0019】次に、このようにして構成された本実施の
形態のノイズフィルタ101をプリント基板に搭載する
場合について、図4を参照しながら説明する。
【0020】図4は、ノイズフィルタ101をプリント
基板401上に配置した状態を示す断面図である。
【0021】即ち、図4に示す様に、ノイズフィルタ1
01はプリント基板401上の所定の位置に配置され
て、各端部103a,bのそれぞれの表面とパターン4
02の表面とが、半田(図示省略)により電気的に接続
されるものである。これにより、ノイズフィルタ101
のプリント基板401の表面への実装が完了する。
【0022】以上のように本実施の形態によれば、電気
導電性を有するコア材によりコアを形成したノイズフィ
ルターであって、上述した様に、表面実装タイプのノイ
ズフィルターを提供することが出来る。
【0023】又、本実施の形態では、板状の基板部品を
使用することなく、コア105bと各端部103a,b
との電気的絶縁については、厚みの極めて薄い絶縁シー
ト106aを用い、且つ、コア105bに対する各端部
103a,bの固定については、何れも厚みの極めて薄
い耐熱テープ107、粘着シート108を用いたことに
より、ノイズフィルター部品101の部品全体の高さを
低くすることが出来る。
【0024】尚、本発明のコイル部材は、上記実施の形
態の薄板状の平角線がコイル形状に成形された場合に限
らず、例えば、両端が実質上平面形状の線材がコイル形
状に成形された構成でもよい。この場合のコイル用線材
の加工について、本発明の他の実施の形態として図5を
参照しながら以下に述べる。ここでは、上記実施の形態
との相違点を中心に述べ、その他の構成は、上記実施の
形態の場合と同様であるので、その説明を省略する。
【0025】ここで、図5(a),(b)は、本実施の
形態で用いる線材501の両端を実質上平面形状にする
ための押し加工が施された後の線材501の端部の形状
を示す平面図と正面図である。
【0026】即ち、断面が円形状の状態で所定長残され
たコイルの両端部分において、先端部(図5(b)中、
Aを付した部分に対応)を除き、それにつながっている
押し加工の対象となる部分(同図中、Bを付した部分に
対応)に対し、加工後の形状が、図5(a),(b)に
示した通り、厚みt・幅Wの平板形状になる様に加圧す
る。
【0027】その後、先端部A及び被加工部分Bに半田
の皮膜を形成する。更に、図中に示す位置Pにおいて、
線材501を切断し、先端部Aを除去する。
【0028】そして、図中に示す位置Q1,Q2におい
て、線材501をほぼ直角に折り曲げる。このとき、折
り曲げた先端部分が、図2で述べたところの、コア10
5bの下面側に固定された粘着シート108の表面に来
る様に折り曲げる。その後、平板形状の双方の端部を粘
着シート108の表面に押しつけて接着固定する。以上
の構成においても、上記実施の形態と同様の効果を発揮
する。
【0029】又、本発明のコア部材は、上記実施の形態
のフェライト材料により形成されたコアに限らず例え
ば、その他の電気導電性を有する材料により形成されて
いても良い。
【0030】又、本発明のシート部材は、上記実施の形
態では、コア部材の底面に設けられた電気絶縁性を有す
る絶縁性シート(第1絶縁シート106aに対応)と、
その絶縁性シートを上記底面に固定するためのフィルム
シート(耐熱テープ107に対応)と、そのフィルムシ
ートと上記両端部とを固定している粘着性シート(粘着
シート108に対応)とにより構成されている場合につ
いて説明したが、これに限らず、例えば、両面において
粘着性を有する粘着シートが電気絶縁性をも兼ね備えた
構成であっても勿論良い。又、この場合、第1絶縁シー
ト106aは無くても良い。
【0031】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、電気導電性材料によるコアを用いた表面実装
タイプのコイル部品を提供することが出来ると言う長所
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるノイズフィルター
の斜視図
【図2】本実施の形態のノイズフィルターの断面図
【図3】本実施の形態のノイズフィルターに用いる一対
のコアの斜視図
【図4】本実施の形態のノイズフィルタをプリント基板
上に配置した状態を示す断面図
【図5】(a):本発明の他の実施の形態のノイズフィ
ルタに使用するコイル用の線材の加工段階における先端
部分の拡大平面図 (b):同実施の形態のコイル用の線材の加工段階にお
ける先端部分の拡大正面図
【符号の説明】
101 ノイズフィルター 102 コイル 103 平角線 103a 一端部 103b 他端部 104 底面 105a,b コア 105c,d 芯部 106a 第1絶縁シート 106b 第2絶縁シート 107 耐熱テープ 401 プリント基板 402 パターン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄板状の平角線又は、両端が実質上平面形
    状の線材がコイル形状に成形されたコイル部材と、 前記コイル部材が内部に設けられた、電気導電性を有す
    るコア部材と、 前記内部から前記コア部材の底面側に引き出された前記
    平角線の両端部又は前記線材の両端部を前記底面に固定
    している、前記底面に配設された電気絶縁性及び粘着性
    を有するシート部材と、を備えたことを特徴とするコイ
    ル部品。
  2. 【請求項2】前記コア部材は、フェライト材料により形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のコイル部
    品。
  3. 【請求項3】前記シート部材は、前記コア部材の底面に
    設けられた電気絶縁性を有する絶縁性シートと、その絶
    縁性シートを前記底面に固定するためのフィルムシート
    と、そのフィルムシートと前記両端部とを固定している
    粘着性シートとにより構成されていることを特徴とする
    請求項1又は2記載のコイル部品。
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