JPS6246247Y2 - - Google Patents

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JPS6246247Y2
JPS6246247Y2 JP1981049208U JP4920881U JPS6246247Y2 JP S6246247 Y2 JPS6246247 Y2 JP S6246247Y2 JP 1981049208 U JP1981049208 U JP 1981049208U JP 4920881 U JP4920881 U JP 4920881U JP S6246247 Y2 JPS6246247 Y2 JP S6246247Y2
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JP
Japan
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winding core
winding
inductor
protrusion
coil
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JP1981049208U
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JPS57163716U (ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はチツプインダクタに関する。
従来、プリント回路基板へリード線なしで部品
を直づけするため種々のチツプ型部品が開発され
ており、チツプインダクタとしては、積層型イン
ダクタが研究され、実用に供されている。この積
層型インダクタは、絶縁性の磁性体層と渦巻き状
のコイルパターンの導体層とを順次交互に積層す
るとともに、各層のコイル部分を磁性体層を介し
て直列に接続してコイルを形成し、積層体の最外
層の絶縁体層を保護層とし、両端にコイル末端に
接続される電極を被覆形成したものである。
この形式のインダタクは、小形で全体が一体化
されており、はんだづけによりプリント回路基板
等への安定した直づけが可能であるなど種々の利
点を有しているが、最大の難点は、導体層が膜状
をなしているので積層コンデンサの構造に類似し
た構造となり、分布容量が大きく、自己共振周波
数が低くなり、したがつて誘電損失も大きくQが
低くなることであつた。また、インダクタンスを
変えたい場合は、それに応じて積層数を変えねば
ならないから、インダクタンスの値によつてイン
ダクタの厚みが変わり、寸法の統一が困難とな
る。薄膜状の磁性体層の厚みの制御も容易でな
く、このためインダクタンス値、Q値のばらつき
を生じ易い。また、コイル用導体には銀や銀−パ
ラジウム等の高価な金属を用いる必要があるので
製品は高価となるし、導体層は薄膜状であるため
直流抵抗が大きくなる。さらに、コイル用導体の
周辺はすべて磁性体で埋められるから、インダク
タは閉磁路構造となつて磁芯の飽和が早く、直流
重畳特性が悪い。その上、印刷法で形成されるコ
イルのターン数が大きく取れないから、大きなイ
ンダクタンス値が取れない。
本考案は、従来のチツプインダクタにおけるこ
れらの欠点を考慮してなされたもので、コイル巻
線を巻く巻芯部品とその両端のつば部分を有する
巻芯において、つば部分の外側面の一部に突部を
設け、巻芯部分上に巻かれた巻線の端末をこの突
部に絡げて端末電極を形成して成るチツプインダ
クタを提供するものである。本考案によれば、チ
ツプインダクタが巻芯と巻線とにより普通形式の
インダクタのように構成され得るので、積層型チ
ツプインダクタに見られる上記の欠点が全く排除
されたプリント回路基板に直づけ可能なチツプイ
ンダクタが提供され得る。以下図面を参照して本
考案を具体例について説明する。
第1図には、本考案のチツプインダクタの1具
体例に使用される巻芯1が示されている。この巻
芯は、巻芯部分2の両端につば部分(フランジ)
3が形成されており、このつば部分の外側面の中
央部に突部4が形成されている。この磁芯1は、
一体物でも組立ておよび接合により造られたもの
でもよく、材料は磁性体材料でも非磁性体材料で
もよい。また、巻芯1のつば部分3は円形状でも
多角形状でもよい。巻芯1の巻芯部分2上には、
第2図に示されるように、必要なインダクタンス
を得るように所定の巻数のコイル5が巻かれ、そ
して巻線の端末は、つば部分3の外側面上の突部
4上に数回絡げられる。端末の絡らげられた部分
6は、はんだあげすることにより、第3図に示さ
れるようにリング状の端末電極7に仕上げられ、
インダクタ8が完成される。この電極7は固定さ
れていないので、突部4上を任意に動かすことが
できるが、突部上に予め導電体を固定しておけ
ば、端末電極7はこの導体上に固定できる。
第4図は、本考案の他の具体例を示すもので、
突部4′は、つば部分3の外側面の辺部に偏心さ
れて設けられている。これは、後述するように、
プリント回路基板上に取り付けるのに都合のよい
構造である。
第5図は、第1〜3図の具体例のチツプインダ
クタをプリント回路基板上に取り付けた状態を示
すもので、インダクタ8は、基板9に設けられた
孔10内に挿入され、突部4が基板9上に載置さ
れる。突部4上の端末電極7は、基板9上の孔1
0の縁迄形成された配線パターン11上に接触さ
れるので、インダクタ8は、その端末電極7を配
線パターン11にはんだ付けすることにより固定
できる。
第4図の具体例のように、偏心された突部4′
を有する具体例の場合には、基板9に孔は不要で
あり、インダクタは突部4′を下側にして基板上
に取り付けることができる。この場合、つば部分
および突部の底面を部分的に偏平にしておけば、
取付けに都合がよい。
第6図は、本考案のチツプインダクタのQ特性
aを、前述の従来形式の積層型チツプインダクタ
のQ特性bと対比して示すグラフである。前述の
ように、積層型チツプインダクタは、積層コンデ
ンサに構造が類似しているので分布容量が大きい
ため、自己共振周波数が低くQも低い。これに対
して、本考案のチツプインダクタは、巻線形式で
あり、分布容量が小さくQ値は高い。第6図のグ
ラフは、この相異を明瞭に示している。
本考案のチツプインダクタは、上述のように構
成されるものであるから、積層型に比べて製造工
程がきわめて簡単となり、自動巻線機械を用いて
製造でき、また積層型のようにAgやAg−Pd等の
高価な金属材料を使わないで低価格で提供でき
る。また、電気的特性も一定であり、インダクタ
ンス値を変えても外観、形状、寸法が大きく変ら
ずほゞ一定であり、しかも前述のように非常にQ
値の高いものが得られる。それゆえ、本考案のチ
ツプインダクタは、各種の家電セツト、テレビジ
ヨン送、受像機、VTR、VTRカメラ等に用いて
その実益はすこぶる大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のチツプインダクタの1具体例
に用いられる巻線を示す正面図、第2図は第1図
の磁芯上にコイルが巻かれた状態を示す概略正面
図、第3図AおよびBは、第2図の過程を経て完
成された本考案の1具体例の概略正面図および端
面図、第4図AおよびBは本考案のチツプインダ
クタの他の具体例の第3図AおよびBに類似の
図、第5図は第3図の具体例のプリント回路基板
への取付状態を示す断面図、第6図は本考案のチ
ツプインダクタのQ値−周波数特性を示すグラフ
である。 1:巻芯、2:巻芯部分、3:つば部分、4,
4′:突部、5:コイル、6:巻線の絡げられた
部分、7:端末電極、8:インダクタ、9:プリ
ント回路基板、10:孔、11:配線パターン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイル巻線を巻く巻芯部分とその両端のつば部
    分を有する絶縁性巻芯の両つば部分の外側面の一
    部に巻芯軸線と平行な方向に延び出る巻芯と一体
    の突部を設け、巻芯部分上に巻かれたコイル巻線
    の端末をこの突部に絡げてプリント基板直付け用
    の端末電極を形成して成るチツプインダクタ。
JP1981049208U 1981-04-07 1981-04-07 Expired JPS6246247Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981049208U JPS6246247Y2 (ja) 1981-04-07 1981-04-07

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JP1981049208U JPS6246247Y2 (ja) 1981-04-07 1981-04-07

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JPS57163716U JPS57163716U (ja) 1982-10-15
JPS6246247Y2 true JPS6246247Y2 (ja) 1987-12-12

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ID=29845932

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016139776A (ja) * 2015-01-22 2016-08-04 株式会社村田製作所 コイル部品

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JP7231982B2 (ja) * 2018-02-19 2023-03-02 グローリー株式会社 コイル付き基板及びコイル付き基板の製造方法

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JPS57163716U (ja) 1982-10-15

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