JPS6220981Y2 - - Google Patents

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JPS6220981Y2
JPS6220981Y2 JP1980179599U JP17959980U JPS6220981Y2 JP S6220981 Y2 JPS6220981 Y2 JP S6220981Y2 JP 1980179599 U JP1980179599 U JP 1980179599U JP 17959980 U JP17959980 U JP 17959980U JP S6220981 Y2 JPS6220981 Y2 JP S6220981Y2
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JP
Japan
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air
laminate
core coil
coil
laminated
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JP1980179599U
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JPS57102109U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空心コイルの構造に関する。
空心コイルは巻線をボビン等に巻装して両端開
放型のコイルとしたものであり、コイルの内部が
空気或いは非磁性体となつている。空心コイルは
高いＬは取れないけれども直線性が良く、例えば
直流バイアス上に交流を重畳させるときなどの特
性が非常に良い。しかしながら、空心コイルのイ
ンダクタンス値Ｌ（μＨ）の調整が不可能であ
る。
本考案は積層技術により空心コイルを製作し、
同時にインダクタンス調整（トリミング）可能な
ように積層空心コイルの表面の少くとも一部に磁
性体層を形成する。本考案によれば、磁性体層は
表面部分に露出させてあるから、適当な研削手段
を用いて磁性体層の一部を除去することにより、
インダクタンス値を調整することが可能になる。
図面を参照して本考案の実施例を説明する。第
１図から第１０図は本考案の空心コイルの製造工
程を示し、第１１図は完成したトリミング可能な
積層空心コイルの断面図である。以下の説明で、
磁性体層は磁性フエライト粉末を適宜のバインダ
ーでペースト化したものをシート状に延ばし、或
いはシート状に印刷して形成されるものとする。
また絶縁体層は誘電体、セラミツクその他の焼成
可能な絶縁体の粉末を適宜なバインダーでペース
ト化したものからシート状に延ばして、或いはシ
ート状に印刷して形成するものとする。コイル形
成用の導体はPd，Pd−Ag等の金属粉末をペース
ト化したものを線状に印刷して形成する。さらに
外部端子はCu，Ag等の金属粉末をペースト化し
たものを塗布焼付けして形成するものとする。
先ず第１図のように適当な平面台（図示せず）
の上に磁性体層１を長方形に置き、或いは印刷す
る。次に、第２図のように絶縁体層２を磁性体層
１の上に積層する。第３図のように、さらに線状
導体３を絶縁体層２の上に印刷する。この導体３
の左端は積層体の左縁に露出させて引出端ａとす
る。第４図の工程に移り、積層体の左側部分に絶
縁体４を積層し、その際に導体３の端部は露出さ
せておく。次に第５図の工程で、導体３に接続す
る導体５を鉤状に印刷する。第６図の工程におい
て、今度は絶縁体層６を積層体の右部分に積層
し、導体５の左端は露出させておく。第７図の工
程でさらに導体７を導体５に接続するように印刷
し、その際その右端は積層体の右辺に露出させて
引出端ｂとする。尚必要に応じて導体と絶縁体の
積層数を増やして導体が層間から層間へと周回し
て任意ターン数のコイルを形成するようにして良
い。第８図の工程に移つて、積層体の上面全体に
絶縁体層８を積層し、さらにその上に第９図のよ
うに磁性体層９を積層する。なお、第１〜９図の
工程は単一空心コイルについて述べたが、同時並
行的に多数の素子を印刷−積層し、後で単位素子
となるようにカツトする方が実際的である。
次に、この得られた積層体を所要の高温及び所
要の時間焼成する。これにより積層体の全体は一
体化して機械的に強固なものとなる。
最後に、第１０図及び第１１図に示すようにコ
イル状に形成された導体の引出端ａ，ｂが露出す
る部分に、外部端子１０，１１を塗布及び焼付け
で形成して空心コイルを完成する。
本案の空心コイルは、端子１０，１１間に電流
を流すとき、導体が作るコイルより生じる磁束は
磁気抵抗の大きい場所を通るから、直線性の良い
素子であることは明らかであろう。本考案の空心
コイルの表面には磁性体層１，９が設けられてい
るから、第１２図に示すように、適当な個所を削
除して磁性体１２の除去部１２を形成すれば、イ
ンダクタンス値の調整が可能となる。以上のよう
に、本考案はトリミング可能な積層空心コイルを
提供できる。以上の他に、本考案の空心コイルは
チツプ型で外部端子がその両端に形成されている
ためにプリント基板への取付けが容易であり、リ
ードを必要しないなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第１図ないし第１０図は本考案の１実施例によ
るトリミング可能な空心コイルの製造方法の順次
工程を示す平面図、第１１図は同空心コイルの断
面図、及び第１２図はトリミング済の空心コイル
の平面図である。図中主な部分は次の通り。 １，９……磁性体層、２，４，６，８……絶縁
体層、３，５，７……コイル用導体、１０，１１
……外部端子、１２……磁性体除去部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非磁性の絶縁体層とコイル形成用線状導体とを
    交互に積層して前記導体が絶縁体層の層間から層
    間へと周回する連続パターンを形成するように
    し、さらに前記導体の末端を積層体の周辺に引出
    してこれを積層体周辺に形成した膜状外部端子に
    接続して成る積層空心コイルにおいて、前記積層
    体の空心部分の表面の少くとも一部を磁性体層で
    形成し一体焼結したことを特徴とする、トリミン
    グ可能な空心コイル。
JP1980179599U 1980-12-16 1980-12-16 Expired JPS6220981Y2 (ja)

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JPS57102109U JPS57102109U (ja) 1982-06-23
JPS6220981Y2 true JPS6220981Y2 (ja) 1987-05-28

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ID=29975439

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003234212A (ja) * 2003-01-31 2003-08-22 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミック電子部品

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JPS428651Y1 (ja) * 1964-09-09 1967-05-09
JPS4212191Y1 (ja) * 1964-04-07 1967-07-10
JPS5591103A (en) * 1978-12-28 1980-07-10 Tdk Corp Laminated inductor

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JPS5568310U (ja) * 1978-11-06 1980-05-10

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JPS57102109U (ja) 1982-06-23

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