JPS63308618A - 車両の走行操作装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車両の走行操作装置に関し、更に詳細には、定
速走行用レバーを中立位置に復帰させる車両の走行操作
装置に関する。

（従来の技術） 踏み込み操作により走行速度を制御する走行用ペダルと
、揺動操作により走行速度を一定速度に制御する定速走
行用レバーとを備えた車両の走行操作装置は特公昭４０
−８３６６号公報で知られている。

特公昭４０−８３６６号公報では、定速走行用レバーに
係止し、該定速走行用レバーの任意の揺動状態を保持す
る係止機構を設け、係止機構による定速走行用レバーへ
の係止解除は走行用ペダルを踏み込むことで行うように
構成している。

（発明が解決しようとする問題点） そのため従来の走行操作装置では、定速走行用レバーを
中立位置に復帰させるためには、走行用ペダルを踏み込
まなければならず、その都度車両の速度が速まる不具合
があった。

本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発
明の目的は、車両の速度を速めることなく定速走行用レ
バーを中立位置に復帰させるができる走行操作装置を提
供するにある。

（問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するため本発明は走行操作装置を、 踏み込み操作により走行速度の制御を行い、中立位置に
付勢された走行用ペダル１５と、走行用ペダル１５側に
接続され、揺動操作により走行速度を制御する定速走行
用レバー１９と、定速走行用レバー１９に係止し該定速
走行用レバー１９を任意の揺動状態に保持する係止機構
５１と、 踏み込み操作により制動を行うブレーキペダル１７と、 ブレーキペダル１７と前記係止機構５１を接続し、ブレ
ーキペダル１７の踏み込み操作により前記係止機構５１
の定速走行用レバー１９への係止を解除する接続手段６
１と、 で構成したことを特徴とする。

（作用） 走行用ペダル１５から足を離した状態でブレーキペダル
１７を踏み込むと、定速走行用レバー１９は中立位置に
復帰する。

（実施例） 以下、本発明の好適一実施例を添付図面に従って説明す
る。

第１図は乗用芝刈り機の斜視図、第２図は走行操作装置
の概略図を示す。

１は乗用芝刈り機、３は前輪、５は後輪、７はシート、
９はフロアで、フロア９にはハンドルボスト１１を立設
し、ハンドルボスト１１上にハンドル１３を設ける。

乗用芝刈り機１にはエンジンや電動機等の動力源を搭載
し、この動力源の動力により変速装置を介して後輪５を
駆動し走行する。

１５はフロア９の右側部に設けられた走行用ペダル、１
７は走行用ペダル１５の左側に設けられたブレーキペダ
ル、１９はハンドルボスト１１に設けられた定速走行用
レバーである。

走行用ペダル１５は踏み込み部２１と、踏み込み部２１
から垂設されたアーム部２３とを備え、アーム部２３の
上部が支軸２５によりフロア９に枢着されている。

アーム部２３の下部はロッド２７を介して変速装置に接
続し、走行用ペダル１５の前方への踏み込み操作により
前進速度を速め、後方への踏み込み操作により後進させ
、走行用ペダル１５から足を離した状態で車両を停止さ
せる中立位置に復帰するように構成する。

走行用ペダル１５の中立位置への復帰動は復帰機構２８
により行う。

復帰機構２８は、前記支軸２５に上部が枢着された前後
のアーム２９．３１と、前後のアーム２９．３１の下端
延出部２９Ａ、３１Ａ間に張設されたコイルスプリング
３３と、フロア９側に固設され前後のアーム２９．３１
間に配設されたビン３５と、アーム部２３に固設され前
後のアーム２９．３１間に配設されたビン３７により構
成する。

ブレーキペダル１７は支軸３９によりフロア９に枢着し
、ブレーキペダル１７と制動機構をロッド４１により接
続する。

定速走行用レバー１９は支軸４３によりハンドルボスト
１１側に枢着する。

定速走行用レバー１９はケーブル４５を介して前記アー
ム部２３のビン３７に接続し、定速走行用レバー１９を
上方に揺動させると速度が早まるように構成する。

従って実施例では、定速走行用レバー１９を上方に揺動
させると、走行用ペダル１５も前方に揺動するが、走行
用ペダル１５を踏み込んでもケーブル４５がたわむだけ
で定速走行用レバー１９は揺動しない。

定速走行用レバー１９の先部には扇状の部分４７を形成
し、扇状の部分４７の縁部に歯部４９を形成する。

定速走行用レバー１９は上方に揺動させたときに係止機
構５１により任意の揺動状態に保持される。

前記係止機構５１は前記歯部４９と、ハンドルボスト１
１側に支軸５３で枢着され前記歯部４９に噛合する爪体
５５が形成されたレバー５７と、前記爪体５５を歯部４
９に噛合させる方向に付勢するスプリング５９とからな
る。

前記レバー５７とブレーキペダル１７間はケーブル６１
で接続し、ブレーキペダル１７の踏み込み操作によりレ
バー５７を揺動させ、爪体５５を歯部４９から外すよう
に構成する。実施例ではケーブル６１が係止機構５１と
ブレーキペダル１７を接続する接続手段を構成する。

本実施例は前記のように構成したので、走行用ペダル１
５から足を離し、定速走行用レバー１９を上方に揺動さ
せた走行状態からブレーキペダル１７を踏み込めば、爪
体５５と歯部４９との噛合は解除され、定速走行用レバ
ー１９はコイルスプリング３３の弾発力により中立位置
に復帰する。

従って、車両の速度を速めることなく定速走行用レバー
１９を中立位置に復帰させることができる。

また、実施例では走行用ペダル１５を中立位置に復帰さ
せる復帰機構２８を変速装置側に設けず走行用ペダル１
５側に設けたので、走行用ペダル１５の取付は調整を簡
易に行うことができる。

また、実施例では走行用ペダル１５とブレーキペダル１
７を同時に踏み込み可能に配設したので、車両の走行操
作性を向上できる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、車両の
速度を速めることなく定速走行用レバーを中立位置に復
帰させるができる走行操作装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は乗用芝刈り機の斜視図、第２図は走行操作装置
の概略図である。 １５は走行用ペダル、１７はブレーキペダル、１９は定
速走行用レバー、４５．６１はケーブル、５１は係止機
構である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 踏み込み操作により走行速度の制御を行い、中立位置に
   付勢された走行用ペダルと、 走行用ペダル側に接続され、揺動操作により走行速度を
   制御する定速走行用レバーと、 定速走行用レバーに係止し該定速走行用レバーを任意の
   揺動状態に保持する係止機構と、 踏み込み操作により制動を行うブレーキペダルと、 ブレーキペダルと前記係止機構を接続し、ブレーキペダ
   ルの踏み込み操作により前記係止機構の定速走行用レバ
   ーへの係止を解除する接続手段と、 からなることを特徴とする車両の走行操作装置。