JPS63297391A - 新規なホスフィン化合物およびその製造法 - Google Patents

新規なホスフィン化合物およびその製造法

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JPS63297391A
JPS63297391A JP13128487A JP13128487A JPS63297391A JP S63297391 A JPS63297391 A JP S63297391A JP 13128487 A JP13128487 A JP 13128487A JP 13128487 A JP13128487 A JP 13128487A JP S63297391 A JPS63297391 A JP S63297391A
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phosphine compound
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mmol
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Hiroshi Takaku
洋 高久
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は核酸の化学合成に用いる新規なホスフィン化合
物に関する。
[従来技術] 核酸の化学合成にはリン酸トリエステル法が知られてお
り、多くの合成用試薬が開発されている。しかし、最近
縮合反応時間が短いホスファイト法が開発され、広く用
いられつつある。
ホスファイト法に用いられるリン酸の保護基としては、
メチル基、2−シアノエチル基が一般的に知られている
が、メチル基の脱保護には特殊な試薬を必要とし、2−
シアノエチル基はアルカリに対して非常に不安定である
ため適度な安定性を有する保護基の開発がのぞまれてい
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は前記問題点を解決するため種々検討を行なっ
た結果、1.1,1.3.3.3〜へキサフルオロ−2
−プロピル基を有するホスフィン化合物が核酸の化学合
成に有用なことを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明は一般式(1) %式%() [式中RはN (R1)、 (R,はアルキル基、ピロ
リジル基、モルホリノ基を表す)を表す]で示される新
規なホスフィン化合物であり、その製造法は一般式(n
) XP (R)、         (U)(式中Xはハ
ロゲン原子を表し、Rは前記と同じ意味を有する。) で示されるハロゲン化ホスフィンと1.1’、1.3,
3゜3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールを脱ハロ
ゲン化剤の存在下に反応させることを特徴とする一般式
(1) %式%(1) (式中Rは前記と同じ意味を有する。)で示される新規
なホスフィン化合物の製造法である。
本発明において用いる脱ハロゲン化水素剤としては特に
限定されず通常用いられる種々の化合物を用いることが
でき、例えばトリエチルアミンのごとき三級アミン類を
用いることができる。その使用量はハロゲン化ホスフィ
ンに対し当モルで十分である。また、アルコールの量も
当モルで十分である。また、本発明においては反応溶媒
を用いることが好ましく、原料のホスフィン、アルコー
ルに不活性な溶媒、例えば無水エーテル、石油エーテル
などを用いることができる。
本発明においてR1のアルキル基としては化合物の安定
性、蒸留精製のしやすさなどからイソプロピル基が最も
好ましい。
本発明の化合物は、リン酸を適度な安定性をもった保護
基で保護することができ、またその合成も容易なところ
から、核酸の化学合成試薬として、極めて有用である。
以下本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例1 窒素ガス雰囲気下、ビス−ジイソプロピルアミノ−クロ
ロホスフィン33ミリモルを無水エーテルに溶解し、ト
リエチルアミン33ミリモルを水冷下にて滴下したのち
、1.1.1,3,3.3−ヘキサフルオロ−2−プロ
パツール33ミリモルを無水エーテルに溶解した溶液を
加え、室温下16時間反応させたのち無水石油エーテル
を加え析出した塩酸塩を口過除去し、口液を減圧蒸留し
てビス−ジイソプロピルアミノ−]、1.1,3.3゜
3−へキサフルオロ−2−プロポキシホスフィン13.
3ミリモルを得た。
本化合物の分析値は以下の通りであった。
沸点  168℃/ l mm11g ”P   NMR130,Oppm   (CDCI、
  中)参考例1 5−0−ジメトキシトリエチルチミジン1ミリモルを無
水塩化メチレンに溶解し、ジイソプロピルアミノハイド
ロテトラゾリド1ミリモルを加え、さらにビス−ジイソ
プロピルアミノ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロ−2−プロポキシホスフィン1.5ミリモルを窒素
ガス雰囲気下、室温で滴下し、1時間反応させる。反応
液を酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄後減圧
濃縮にて得た液を少量の塩化メチレンに溶解し、シリカ
ゲルカラムに吸着させたのち、塩化メチレン/酢酸エチ
ル/トリエチルアミン溶媒にて溶出させる。溶出液を濃
縮後塩化メチレン/n−ヘキサンより結晶析出させて5
−0−ジメトキシトリチルチミジン−3’−1,1,1
,3,3,3−へキサフルオロ−2−プルボキシーN、
N−ジイソプロピルアミノホスホロアミダイトを82%
の収率で得た。
同様にして得られたホスホロアミダイトの製造結果を第
1表に示す。
参考例2 5−0−ジメトキシトリチルチミジン−3−1,1,1
,3,3,3−へキサフルオロ−2−プロポキシ−N、
N−ジイソプロピルアミノホスホロアミダイト1.4ミ
リモルと3−〇−ベンゾイルチミジン1ミリモルをLH
−テトラゾール4ミリモル存在下、室温にて15分反応
させ、TLCにより3’−0−ベンゾイルチミジンのス
ポットが消失することにより反応の終了を確認後、ヨウ
素酸化を5分間行った後、酢酸エチル抽出、シリカゲル
カラムにて積装し、ジチミジル酸を88%の収率で得た
参考例3゜ 参考例2で得たジチミジル酸からの脱保護を行なった。
その結果を第2表に示す。
L y、−、−一:J ffi1表 QD裏表中各記号は次の通りである。
D?frr i p、p−ジメトキシトリチル基λbu G  1N−2−イソブチルグアノシン第2表 0わ表中の各記号は次の通りである。
1M;−NBAO;テトラメチルグアニジウム−4−ニ
トロベンズアルドキシム、TMG−PAO、テトラメチ
ルグアニジウム−2−ピリジンアルドキシム混合液の組
成はvol比である。
[発明の効果コ 本発明の新規ホスフィン化合物は、核酸の化学合成にお
いて、リン酸を適度な安定性を有する保護基で保護する
ことができ、長鎖のオリゴヌクレオチドの化学合成に極
めて有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) (CF_3)_2CHOP(R)_2( I )[式中R
    はN(R_1)_2(R_1はアルキル基、ピロリジル
    基、モルホリノ基を表す)を表す] で示される新規なホスフィン化合物。
  2. (2)一般式(II) XP(R)_2(II) (式中Xはハロゲン原子を表し、Rは前記と同じ意味を
    有する。) で示されるハロゲン化ホスフィンと1,1,1,3,3
    ,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オールを脱ハロゲ
    ン化剤の存在下に反応させることを特徴とする一般式(
    I ) (CF_3)_2CHOP(R)_2( I )(式中R
    は前記と同じ意味を有する。) で示される新規なホスフィン化合物の製造法。
JP13128487A 1987-05-29 1987-05-29 新規なホスフィン化合物およびその製造法 Expired - Lifetime JPH0647596B2 (ja)

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