JPH0232085A - 新規なホスホネート化合物およびその製造法およびh−ホスホネート化合物の製造法 - Google Patents

新規なホスホネート化合物およびその製造法およびh−ホスホネート化合物の製造法

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JPH0232085A
JPH0232085A JP18204888A JP18204888A JPH0232085A JP H0232085 A JPH0232085 A JP H0232085A JP 18204888 A JP18204888 A JP 18204888A JP 18204888 A JP18204888 A JP 18204888A JP H0232085 A JPH0232085 A JP H0232085A
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JP
Japan
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phosphonate
phosphonate compound
preparation
novel
reacted
Prior art date
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Pending
Application number
JP18204888A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takaku
洋 高久
Michiya Ootsuki
大槻 道矢
Shunichi Yamakage
山影 俊一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0232085A publication Critical patent/JPH0232085A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、オリゴヌクレオチドの化学合成に用いる新規
なホスホネート化合物に関する。
[従来の技術とその解決しようとする課題]オリゴヌク
レオチドの化学合成においては、リン酸トリエステル法
が従来から用いられているが、反応時間が長く、また脱
保護などに問題があった。
そこでホスホロアミデート法が開発され、テI・ラゾー
ルなどの活性化剤を用い゛ることによって、短時間で収
率よく反応を進行させることができるようになちた。し
かし、このホスホロアミデート法においても脱保護が必
要であり、また酸化反応を各スッテブごとに行う必要が
あるなどの問題があった。
これに比べてH−ホスホネート法は、反応時間が短く、
縮合剤が安価であり、さらに、酸化反応を各ステップご
とに行う必要がなく、最終縮合後まとめて行うことが可
能で、リン酸保fl基の脱保讃が不要であるなどの利点
がある。
しかし、これまで知られているH−ホスホネート化合物
合成用試薬トリス(トリアゾール)ホスファイトは、不
安定で取扱が難しく、大過剰の使用が必要である等の欠
点を有し、H−ホスホネート法によるオリゴヌクレオチ
ドの化学合成上の問題となっており、安定で取扱が容易
で、H−ホスホネート化合物を収率良く合成できる新し
い試薬の開発が望まれている。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは前記問題点を解決するため種々検討した結
果、1,1,1.3,3.3−ヘキサフルオロイソプロ
ピル基を有するホスホネート化合物が、各種H−ホスホ
ネートユニットの合成に有用なことを見出し、本発明に
到達した。
すなわち本発明は、化学式 で示される新規なホスホネート化合物であり、その製造
法は三塩化リンとアルコール類を適当な溶媒の存在下で
反応させ、さらにこの溶液に1.1.1゜3.3.3−
へキサフルオロプロパン−2〜オールを加えて反応させ
る方法である。また、この新規なホスホネート化合物を
用いてH−ホスホネートを得る方法は化学式(1)で示
されるホスホネートとヌクレオシドをアミン類の存在下
に反応させる方法であり、さらにアゾール類を添加して
反応をおこなうことによりH−ホスホネート化合物を容
易に製造することができるものである。
化学式(りで示されるホスホネートの製造に用いられる
アルコールとしては、メタノール等の低級アルコール類
ル用可能であるが、t−ブチルアルコールが最も適当で
ある。溶媒としては、三塩化リンに不活性なハロゲン系
化合物、エーテル化合物等を用いることができる0反応
温度は、とくに限定されないが、10℃以下で行なうこ
とが望ましい0発生する塩化水素を除くため、不活性ガ
スによる置換が有効である。
H−ホスホネート化合物の製造に用いられるアミン類と
しては、1wkから3級の各アミンを用いることが可能
であり、さらにアゾール類としてトリアゾール、テトラ
ゾールなどを用いることにより、触媒量の添加により反
応が非常に促進され、掻めて有用である。
以下、本発明を実施例により詳細に説明する実施例1 窒素ガス雰囲気下、t−ブチルアルコール(18,8m
l、200mmol)のジクロロメタン(40el)溶
液を三塩化リン(17,5ml 、 200醜mol)
のジクロロメタン(40■l)1液に0〜5℃において
清下し、さらに0℃で300分間反応せた。
次に、1,1.1.3.3.3−へキサフルオロプロパ
ン−2−オール(42,ts+1.400mmol)の
ジクロロメタン(40el)溶液を滴下し、窒素ガス雰
囲気下(25℃)で16時間反応させた後、蒸留により
、ビス(1,1,1゜3.3.3−へキサフルオロ−2
−プロポキシ)ホスホネート(1)を得た。  (57
g、75%)沸点   35℃/1smHg ”P NMR8,534ppm (CDCl2中)’H
NMR5,25PP*  (CDCIs 、m、2N、
CH)1、R,(film)  2960ei’  (
P−H)、1260ci’ (P=0)1110ei’
  (CF3 ) 実施例2 ビス(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−
プロポキシ)ホスホネート<0.89el 、 4.0
+nol)を乾燥ピリジン雰囲気下、室温で5′−〇−
ジメトキシトリチルチミジン(544B、 1.0mm
ol)と9時間反応させる。
反応液を塩化メチレンにて抽出し、LM TEABにて
洗浄後、MgSO4で乾燥した0次に塩化メチレンを蒸
発させ、残余分は、シリカゲルカラムに吸着させた後、
トリエチルアミンを含むCH2Cl2中で、MeOHを
0〜5%まで段階的に加える。 CH2C12を蒸発さ
せると、5゛−0−ジメトキシトリチルチミジン−3゛
−ハイドロジェンホスホネー) (6481g、91χ
)を得た。
実施例3 実施例2において、さらにテトラゾール(7mg。
0.1■■ol)を加え15分間反応させ、その後実施
例2と同様の処理をしたところ、5゛−O−ジメトキシ
トリチルチミジン−3゛−ハイドロジェンホスホネー)
 (652mg、92z)を得た。
[発明の効果コ 本発明の新規ホスホネート化合物は、蒸留精製が可能で
、高純度品を得やすく、安定で取扱が容易で、H−ホス
ホネート化合物の合成用試薬として極めて有用であり、
H−ホスホネート法によるオリゴヌクレオチドの化学合
成の発展に寄与すること大である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)化学式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される新規なホスホネート化合物。
  2. (2)三塩化リンとアルコール類を溶媒の存在下で反応
    させ、さらにこの溶液に1,1,1,3,3,3−ヘキ
    サフルオロプロパン−2−オールを加えて反応させるこ
    とを特徴とする化学式( I )で示される新規なホスホ
    ネート化合物の製造法。
  3. (3)化学式( I )で示されるホスホネートとヌクレ
    オシドをアミン類の存在下に反応させることを特徴とす
    るH−ホスホネート化合物の製造法。
  4. (4)請求項(3)において、さらにアゾール類を添加
    して反応をおこなうことを特徴とするH−ホスホネート
    化合物の製造法。
JP18204888A 1988-07-21 1988-07-21 新規なホスホネート化合物およびその製造法およびh−ホスホネート化合物の製造法 Pending JPH0232085A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5405556A (en) * 1993-04-13 1995-04-11 National Science Council Process of fabricating light-focusing plastic optical elements

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