JPS6328467A - 間隔板の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、段ボール紙、積層構造の電池、積層構造の
熱交換エレメント等の構成要素となる間隔保持構造を持
つ間隔板、特に間隔保持構造が樹脂により構成される間
隔板の製造装置に関するものである。

［従来の技術］ 上記のような構成の間隔板は、セパレータ等とも称され
これまでも各種の積層構造の物品における構成要素とな
っている。適用される物品によってＮｆ：ｌの相違はあ
るもののその構造は、フィルム或はシートといえる平板
材の片面に積層時に空間を保持するＩ厨脂よりなるリブ
ないしは凸条を歯列状に形成したものである。こうした
間隔板の製造は、従来においては特開昭５７−２０５９
６６号公報や特開昭５４−７２４３号公報に開示されて
いる装置や方法によって行われてきた。即ち、リブとな
る樹脂のモノフィラメントをヒートシールで平板材に熱
触着させたり、平板材に粘性の高い接着性のある樹脂分
直線的に塗着し硬（ヒさせたりして製造されてきた。前
者より後者の方が連続的な製造に対応し易いことらあり
、第４図に示すような装置での製造が実用化されて・い
る、即ち、直線配列させた複数のガンノズル１９に粘性
の高い接着性のある樹脂を圧送し、ガンノズル１つの配
列方向に直角の方向に平板材２０を移動させて平板材２
０の上に樹脂を流下させ、これを硬（ヒさせるのである
。これによってガンノズル１つの数と同数のリブ２１が
平板材２０の上面に一度に連続的に形成できるのである
。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記した従来技術における特開昭５７−２０５９６６号
公報に開示された方法及び装置ではリブを連続的に形成
することが困難である。これに対し第４図によって示し
た従来技術によればある程度のリブ２１の連続的形成が
可能であるが、ガンノズル１つからの樹脂の吐出量の微
小変動がリブ２１の断面形状と変えてしまい、寸法形状
が一定したリブ２１を得ることが難しいばかりでなく、
リブ２１の形状が樹脂の表面張力に依存するのでかまぼ
こ形となり、必要とするリブ２１の高さが樹脂の粘性を
無闇に高くできないこともあって、樹脂量を多くしても
得難いといった問題点がある。さらに装置の振動、空気
流の作用を吐出中の樹脂が受けるとリブ２１が蛇行を生
じたりするため、リブ２１のビブチの精度が保てないと
いった問題点ら含んでいる。

この発明はかかる従来の問題点を解消するためになされ
たもので、樹脂リブの寸法形状が安定していて、その形
状の設定に関する自由性が高く、樹脂リブの転写用原紙
に対する結合が良い高品質の間隔板を連続的に形成する
ことのできる間隔板の製造袋＝を得ることを目的とする
ものである。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係る間隔板の製造装置は、円周方向に形成さ
れ所定の断面形状をもつ複数の環状の成形溝を外周に設
けた転写ローラと、この転写ローラの成形溝にホットメ
ルトタイプの溶融した樹脂をノズルによって供給する樹
脂供給装置と、樹脂の供給された上記転写ローラの外周
面に転写用原紙を所定の早さで送る原紙供給装置とを備
え、上記原紙供給装置は、上記転写ローラの外周面に転
写用原紙を所定の長さだけ当て沿わすための保持ローラ
及び上記転写ローラに当て沿わすまでの転写用原紙を加
熱するヒータとを有するものである。

［作用］ この発明においては、樹脂リブとなる溶融した樹脂を転
写ローラの円周方向に形成され所定の断面形状をもつ複
数の環状の成形溝に充填しその寸法形状を拘束しつつ、
転写ローラの外周面に転写用原紙を加熱しつつ所定の早
さで原紙供給装置で送り、転写用原紙の片面に上記環状
の成形溝の寸法形状に符合した複列の樹脂リブを外乱を
受けにくい転写により連続的に形成することができ、原
紙供給装置のヒータにより、転写ローラに転写用原紙を
樹脂との結合が良好な温度にして押圧させることができ
る。

［実施例］ 第１図と第２図はいずれも本発明の一実施例としての間
隔板製造装置を示したものである。

図に示す実施例の装置は、従来の製造装置が熱融着或は
、樹脂を吐出流下して樹脂リブを形成するもので、後者
はいわば流下方式とも称することのできるものであるの
に対し、樹脂リブを転写によって転写用原紙（必ずしら
紙を示すものではなく、薄い剛性の低い紙様の平板材の
総称としての呼び名である）に形成するしので、この意
味で転写方式の間隔板製造装置と言うべきものであり、
その構成は、円周方向に形成され所定の断面形状をもつ
複数の環状の成形溝１を外周に設けた転写ローラ２と、
この転写ローラ２の環状の成形溝１にホットメルトタイ
プの溶融した樹脂をガン・ノズル３によって供給する樹
脂供給装置４と、樹脂の供給された上記転写ローラ２の
外周面に転写用原紙Ｗを所定の早さで送る原紙供給装置
５とを備えている。

第１図と第２図に示す実施例において、転写ローラ２は
、水平に軸支され、減速Ｗ６を介してモータ７により低
速で定方向に回転するようになっている。この転写ロー
ラ２には、その外周に円周方向に連続する環状の成形溝
１が中心線方向に所定の間隔をおいて複列穿設されてい
る。環状の成形溝ｌは形成すべき樹脂リブ８の断面形状
と寸法に一致する断面形状と寸法に形成されている。つ
まり従来の流下方式のようにかまぼこ形の形状をとる必
要は全く無く、溝底側が拡開しない形状であれば間隔板
の用途等に最も適合し、ばつの出来にくい溝形状を選べ
ば良い、環状の成形溝１の表面には樹脂との剥離性を良
くするために四フフ化エチレン等の樹脂がコーティング
され、また転写ローラ２には溶融樹脂を死時間で硬化さ
せるべく冷却機能が叶与されている。

樹脂供給装置４は、ホットメルトアラプリケータ９とホ
ース１０及びガン・ノズル３とからなる。ホットメルト
アラプリケータ９は、樹脂溶解炉にギアポンプを内蔵し
た構成で、溶融樹脂をホース１０を介しガン・ノズル３
に圧送する。上記ギアポンプは、ＳＣＲ（回転開田装置
）により上記転写ローラ２の回転数に比例して溶融樹脂
の汲出しを行う、ホットメルトアラプリケータ９にホー
ス１０で接続されたガン・ノズル３は、転写ローラ２の
上方の転写ローラ２の回転軸上に各環状の成形溝１に各
噴出口が一対一に対応するよう転写ローラ２の機枠に固
定され、各噴出口に対応する環状の成形溝１に圧送され
てくる溶融樹脂を近接位置から吐出する。

なお、ホットメルトアラプリケータ９に投入する樹脂は
、ホットメルトタイプの接着性の強いエチレンビニルア
セテートやＡＰＰ　（ポリプロピレン生成時のガスを再
生したもの）等で、ホットメルトアラプリケータ９はこ
れを１２０〜１５０″Ｃに加熱し圧送するのである。

原紙供給装置５は、ロール巻きの転写用原紙Ｗを保持す
るアンリール１１から転写ローラ２直前までの送紙部の
構成と、転写ローラ２部分の転写部の構成と、転写ロー
ラ２の後段の送り出し部の構成とに大別できる。アンリ
ール１１は、ずれ検知装置１２の信号で動作するコント
ローラ１３によって転写用原紙Ｗの進行方向に対し直角
方向に移動し、転写用原紙Ｗのセンタリングを行う、ま
た停止信号によりブレーキをかけ慣性による回転で転写
用原紙Ｗが送り過ぎにならないようにすることができる
。上記ずれ検知装置１２は、エア、光電管等により転写
用原紙Ｗの幅方向へのずれを検知し、コントローラ１３
を介して上記アンリール１１を駆動させるものである。

送紙部の構成の後端は、転写ローラ２の上方に設けられ
たガン・ノズル３の転写ローラ２の回転方向く図面上時
計回りの方向）に関して前方に近接して設けられた保持
ローラ１４である。この保持ローラ１４は、転写ローラ
２の投影半径内にあって、転写部の構成である押えロー
ラ１５とともに可動構造となっていて、転写用原紙Ｗを
転写ローラ２に所定の長さだけ当て沿わす、この保持ロ
ーラ１４の近傍には、通過する転写用原紙Ｗを加熱する
ヒータ１６が配設されている。ヒータ１６は転写ローラ
２に接触するまでに転写用原紙Ｗの皺や湿気を加熱によ
って除去し、かつ転写用原紙Ｗの温度を溶融樹脂との結
合が良好な温度に加熱する。

ヒータ１６の位置は、第１図に示すように保持ローラ１
４の直前か直後あるいはこれらの双方が良く、保持ロー
ラ１４の直前では転写用原紙Ｗの表裏双方にヒータ１６
を臨まさせることができる。転写部には転写ローラ２の
外周下端に圧接するもう一つの押えローラ１７がある。

この押えローラ１７とガン・ノズル３との間の中間！ｉ
置に転写ローラ２に接触して上記押えローラ１５が配設
されている。保持ローラ１４と押えローラ１７と転写ロ
ーラ２とにより転写用原紙Ｗに張力がｆ寸与され、転写
用原紙Ｗが転写口−ラ２の外周のほぼ半分の範囲にしっ
かりと密着することになる。押えローラ１５は、回転ス
ピードと溶融樹脂の硬（ヒスビードとのバランスによる
転写用原紙Ｗの転写ローラ２への最適な密着タイミング
を確保する。もう一つの押えローラ１７は、転写用原紙
Ｗを転写ローラ２との間に挟み、転写ローラ２の回転力
を転写用原紙Ｗに伝達し、転写用原紙Ｗを送り比し方向
に引っ張るしのである。

送り出し部の構成は、上記押えローラ１７の後方におけ
る上部に配設されたセパレートローラ１８である。これ
は、転写ローラ２の回転に引きづられて転写ローラ２に
巻き着く転写用原紙〜Ｖを転写ローラ２の外周下端の後
方において上側から押さえ、樹脂リブ８の転写された転
写用原紙Ｗの転写ローラ２からの１１離を円滑にし、転
写用原紙Ｗの送りをスムーズにするしので島しかして、
アンリール１１に保持された転写用原紙Ｗは転写ローラ
２の回転によって引っ張られ、ずれや弛みのない状態で
転写ローラ２の転写部分に巻き着くような状態て′密着
する。転写ローラ２の各成形溝１には、樹脂供給装置、
４から溶融樹脂が一定量ずつ連続的に充填され、溶融樹
脂が充填され成形溝１が講形聾て・なくなった転写ロー
ラ２の外周に連続的に転写用原紙１ｖが保持ローラ１４
により、溶融樹脂が硬１ヒしない時点で密着してゆき、
転写用原紙〜Ｖへの転写による樹脂リブ８の形成が連続
して行われる。

成形溝１に充填された溶融樹脂は、転写ローラ２の冷却
機能で逐次冷却されて転写用原紙Ｗへの転写と並行して
硬１ヒし、成形溝１と断面形状の同じな樹脂リブ８とな
って転写用原紙Ｗの片面に定着するのである。樹脂リブ
８の定着した転写用原紙Ｗは、すでに間隔板と言って良
いもので、セパレートローラ１８等によって転写ローラ
２からその下端部において順次引きはがされ後方に送ら
れる。

この転写方式の間隔板の製造装置の特長は、樹脂リブ８
の断面形状が自由に設定でき、その高さ寸法も樹脂の粘
性に依存することなく成形ｌｌ１１によって規定できる
こと、軽い溶融樹脂を成形溝１に充填してしまうので空
気流や振動等の外乱要件を受けず、精度の高い高品質の
間隔板が少ない樹脂材料で連続的に得られること、保持
ローラ１４によって転写ローラ２に転写用原紙Ｗを十分
な長さでしっかりと押圧でき、ヒータ１６によって樹脂
リブ８の転写用原紙Ｗへの結合が最も良好となる温度に
転写用原紙Ｗを加熱できることである。転写用原紙Ｗは
、天候や季節により表面状態（温度、湿度、皺等）に変
動があり、このうち温度条件は第３図に示すように樹脂
との結合を不安定なものとする大きな要件であるが、ヒ
ータ１６による加熱で第３図く二）で示すような結合不
良は事実上なくなり、皺も矯正されることになる。

仁発明の効果］ 以上、実施例による説明からも明らかなように本発明の
間隔板の製造装置は、円周方向に形成され所定の断面形
状をもつ複数の環状の成形溝を外周に設けた転写ローラ
と、この転写ローラの成形溝にホットメルトタイプの溶
融した樹脂をノズルによって供給する樹脂供給装置と、
樹脂の供給された上記転写ローラの外周面に転写用原紙
を所定の早さで送る原紙供給装置とを備え、上記原紙供
給装置は、上記転写ローラの外周面に転写用原紙と所定
の長さだけ当て沿わすための保持ローラ及び上記転写ロ
ーラに当て沿わすまでの転写用原紙を加熱するヒータと
を有するものであるから、樹脂リブとなる溶融した樹脂
を転写ローラの円周方向に形成され所定の断面形状をも
つ複数の環状の成形溝に充填しその寸法形状を拘束しつ
つ、転写ローラの外周面に転写用原紙を加熱しつつ所定
の早さて゛原紙供給装置で送り、転写用原紙の片面に上
記環状の成形溝の寸法形状に符合した複列の樹脂リブを
外乱を受けにくい転写により連続的に形成することがで
き、原紙供給装置のヒータにより、転写ローラに転写用
原紙を樹脂との結合が良好な温度にして押圧させること
ができ、転写川原紙の天候や季節による表面状態（温度
　湿度皺等）の変動に左右されず安定した樹脂リブが形
成できる。従って、精度の高い高品質の間隔板が連続的
に得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としての製造装置の構成を示
すシステム構成図、第２図は同じくその平面図、第３図
は転写不良時の様子を経時的に示す説明図、第４図は従
来例を示す斜視図である１図において、１は成形溝、２
は転写ローラ、３はガン・ノズル、４は樹脂供給装置、
５は原紙供給装置、８は樹脂リブ、９はホットメルトア
ラプリケータ、１４は保持ローラ、１５．１７は押えロ
ーラ、１６はヒータ、Ｗは転写用原紙である。なお、図
中同一符号は、同−又は相当部分を示す。 代理人　大　岩　増　雄（池２名） 躬３興 手続補正書（自発） 昭和　６ｈモ　９月２６Ｂ １、事件の表示　　　特願昭６１　１７２１３２号２、
発明の名称 間沼板の製造装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　　　　東京都千代田区丸の内二丁目２番３月
−名　称　　（６０１）三菱電機株式会社代表者　志　
岐　守　哉 ４、代理人 ６　補正の内容 明細四の第８頁第１９行目の「生成時のガス。 を「生成時のカス」と補正する。 以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、円周方向に形成され所定の断面形状をもつ複数
   の環状の成形溝を外周に設けた転写ローラと、この転写
   ローラの成形溝にホットメルトタイプの溶融した樹脂を
   ノズルによって供給する樹脂供給装置と、樹脂の供給さ
   れた上記転写ローラの外周面に転写用原紙を所定の早さ
   で送る原紙供給装置とを備え、上記原紙供給装置は、上
   記転写ローラの外周面に転写用原紙を所定の長さだけ当
   て沿わすための保持ローラ及び上記転写ローラに当て沿
   わすまでの転写用原紙を加熱するヒータとを有し、上記
   原紙供給装置により送られる転写用原紙の片面に上記成
   形溝の寸法形状に符合した複列の樹脂リブを転写により
   形成する構成の間隔板の製造装置。
2. （２）、原紙供給装置の保持ローラを樹脂供給装置のノ
   ズル近傍における転写ローラの投影半径内に転写ローラ
   に近接してこれに沿うように配設したことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の間隔板の製造装置。