JPS63279414A - 乾式クリ−ニング用フロッピ−ディスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は乾式クリーニング用フロッピーディスクに関し
、表裏を反転するだけで容易に磁気ヘッドのクリーニン
グを行ない得るようにしたものである。

〈従来の技術〉 最近、固体撮像素子や撮像管等の撮像装置と、記録媒体
として安価で比較的記憶容量の大きなフロッピーディス
クを用いた記録装置とを組合せ、被写体を純電子的に撮
影して回転するフロッピーディスクに記録し、画像の再
生は別のテレビシアンシステムやプリンタなどで行なう
電子式カメラシステムが開発されている。

かかる電子式カメラシステムに使用するフロッピーディ
スクは、ジャケットと呼称されろ筐体に収納されており
、両者が一体となった磁気シートバックとして製品化さ
れている。

一方、上記電子式カメラシステムをはじめとして磁気ヘ
ッドと磁気記録媒体との摺接により情報を記録・再生す
る磁気記録再生システムにおいては、磁気ヘッドの磁気
記録媒体との摺接面を清掃してやる必要がある。ＶＴＲ
。

オーディオカセットレコーダ等におけるクリーニングテ
ープはこの用途に供されろものである。同様に電子式カ
メラシステムではクリーニング用磁気シートパックと呼
称される磁気ヘッドの清掃用のディスクが存在する・こ
のクリーニング用磁気シートパックはクリーニング用と
して格別に形成したクリーニング用フロッピーディスク
を前記ジャケット内に収納し、外形的には記録用の磁気
シートパックと同様に形成したものである。このときの
クリーニング用フロッピーディスクは同一組成の磁性体
からなる塗液をベースの両面に塗布し、その後カレンダ
ー処理を行なうことなく放置して表面の粗さをある程度
粗く保持したもの、あるいは表面粗さが記録用フロッピ
ーディスクのそれよりも粗いベースに塗液を塗布したも
のである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記クリーニング用磁気シートパックは、記録用のフロ
ッピーディスクとは表面の粗さが異なる、即ちより粗い
クリーニング用フロッピーディスクを格別に作る必要が
あるばかりでなく、このクリーニング用フロッピーディ
スクにおける磁性体がカレンダー処理をしていないため
に剥れ易い、あるいは表面粗さが大であるために磁気ヘ
ッドを傷つけ易いという問題があった。

本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、磁性体が剥離
することなく、磁気ヘッドも傷っけに＜＜、また製作も
容易に行ない得る乾式クリーニング用フロッピーディス
クを提供することを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成する本発明の構成は、同一組成の磁性体
からなる塗液をディスク状のベースの両面に塗布し、一
方の面は記録面とすべくカレンダー処理を行なうととも
に他方の面は一方の面よりも弱いカレンダー処理を行な
うフロッピーディスクにおいて、他方の面を磁気ヘッド
のクリーニング用の磁性面としたことを特徴とする。

く作　　　用〉 上記構成の本発明によれば他方の面は弱いカレンダー処
理が施されているので、クリーニング用として良好な粗
さの磁性面となっており、しかも磁性体が剥離すること
もない。

く実　施　例〉 以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図は本実施例に係る、即ち電子カメラシステム用の
乾式クリーニング用フロッピーディスクを有するクリー
ニング用磁気シートパックを示す平面図、第２図は第１
図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第２図のフロッピーディ
スクの一部を拡大して示す拡大断面図である。

これら第１図〜第３図に示すように、クリーニング用磁
気シートパックＩは、外形的には記録用の磁気シートパ
ックと全く同様である。即ち、フロッピーディスク１は
ジャケット２内に回転自在に収納されている。フロッピ
ーディスク１の中央部には補強材としてのセンタコア３
が設けられており、このセンタコア３はフロッピーディ
スク１の円形状の開口部４から外部に露出している。ま
た、ジャケット２には、磁気ヘッド（図示せず）及び規
整板（図示せず）が占位する窓部５，６が開口し、これ
ら窓部５，６はスライド可能なシャッタ７により開閉さ
れる。即ち、シャッタ７は、磁気シートパックＩが磁気
記録・再生装置に挿入される前には窓部５，６を閉じて
フロッピーディスク１に塵埃が付着するのを防止する一
方、押入されると第１図上で下方向に移動して窓部５，
６を開放する。このとき、磁気ヘッドが摺接するフロッ
ピーディスク１の西は第２図における下面である。

フロッピーディスク１は、第３図に示すように、ポリエ
チレンテレフタレートからなるベース１ａの両面に同一
組成の磁性体からなる塗液を塗布したものである。この
ように同一組成の磁性体をベース１ａの両面に塗布する
のはフロッピーディスク１の構造を両面で対称に形成し
、湿度、温度等の影響による変形を防止するためである
。即ち、記録面として使用するのは片面であるにもかか
わらず、両面に物性的に同一の磁性面１ｂ、ｌｃを形成
することにより、フロッピーディスク１のそり等の変形
を防止している。このようにフロッピーディスク１の両
面には物性的に同一の磁性面１ｂ、ｌｃが形成されてい
るが、各磁性面１ｂ、ｌｃの粗さは異なる。即ち、記録
面となり得る磁性面１ｂはカレンダー処理を施こし所定
の平滑度をもたせるようにしているが、磁性面ＩＣは磁
性面１ｂよりも粗（ても　（原理的にはカレンダー処理
をしなくても）良い。

一方、通常磁性面１ｂが所定の平滑度をもつようにカレ
ンダー処理を行なうと磁性面ＩＣにも弱いカレンダー処
理が施される。更に評言すると、フロッピーディスク１
の製造に際してはレート状のベース１ａの両面に磁性体
からなる塗液を塗布し、その後一方の面が所定の平滑度
をもつようにカレンダー処理を行なうのであるが、この
カレンダー処理は所定の精密な面積度をもつ金属性のカ
レンダーロールと樹脂性のバックアップロールとの間に
前記塗液を塗布したベース１ａを通すことにより行なっ
ている。このようにしてカレンダー処理を行なったもの
をディスク状に打抜いてフロッピーディスク１を形成し
ている。したがってフロッピーディスク１のうちカレン
ダーロールに当接した磁性面１ｂが所定の平滑度を有す
るのは勿論、磁性面１ｃもバックアップロールにより弱
いカレンダー処理が施される。

このときの磁性面１ｂ、ｌｃの光沢及び平滑度Ｒ１は次
表の通りである。

本実施例に係るクリーニング用磁気シートパック！は、
ジャケット２の窓部５に磁性面１ｃが相対向するようフ
ロッピーディスク１をジャケット２内に収納しである。

即ち、磁気ヘッドには磁性面ＩＣが摺接するようになっ
ている。

上記クリーニング用磁気ジートノ（ツクＩのフロッピー
ディスク１は、磁気ヘッドのクリーニング用として丁度
良い表面粗さとなっている磁性面ＩＣが磁気ヘッドに摺
接するので、この磁気ヘッドのクリ一二シグを行なうこ
とができる。また、磁性面ＩＣ自体は弱いカレンダー処
理が施されているので、磁性体が剥離することはない。

また、実際に記録に用いる）田ツピーディスクを表裏逆
にしただけなので、磁気ヘッドとフロッピーディスクの
摺接状態、いわゆるヘッドタッチが実際の記録を行なう
ときとほぼ同一であり、そのために本来摺接すべき磁気
ヘッド表面をあますことなくクリーニングずろとともに
、異常なヘッド摩耗を生起することもない。

〈発明の効果〉 以上実施例とともに具体的に説明したように、本発明に
よれば、記録面である片面がカレンダー処理されるフロ
ッピーディスクの表裏を反転するだけで容易にクリーニ
ング用ディスクとすることができ、格別クリーニング用
のディスクを作る必要がない。また、記録面のカレンダ
ー処理時に他方の面であるクリーニング面も相対的に弱
いカレンダー処理が施されるので磁性体が剥離すること
はない。

記録・再生時と同様のへッドタノチが得られるので、ヘ
ッド摺接面のクリーニングが必要な部分は、あますこと
なくクリーニングすることができろ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る、即ち電子カメラシステ
ム用の乾式クリーニング用フロッピーディスクを有する
クリーニング用磁気シートパックを示す平ｍ１図、第２
図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第２図のフロッ
ピーディスクの一部を拡大して示す拡大断面図である。 図　面　中、 ■は磁気シートパック１ １はフロッピーディスク、 ２はジャケット、 ３はセンタコア、 ４は開口部、 ５．６は窓部、 ７はシャッタである。 特　　許　　出　　願　　人 富士写真フィルム株式会社 代　　　　　理　　　　　人

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同一組成の磁性体からなる塗液をベースの両面に塗布し
   、一方の面は記録面とすべくカレンダー処理を行なうと
   ともに他方の面は一方の面よりも弱いカレンダー処理を
   行なうフロッピーディスクにおいて、他方の面を磁気ヘ
   ッドのクリーニング用の磁性面としたことを特徴とする
   乾式クリーニング用フロッピーディスク。