JPS6327243A - 微多孔性シ−ト - Google Patents
微多孔性シ−トInfo
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- JPS6327243A JPS6327243A JP61169581A JP16958186A JPS6327243A JP S6327243 A JPS6327243 A JP S6327243A JP 61169581 A JP61169581 A JP 61169581A JP 16958186 A JP16958186 A JP 16958186A JP S6327243 A JPS6327243 A JP S6327243A
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Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
発明の目的
[産業上の利用分野]
本発明は、耐薬品性、耐溶剤性、耐摩耗性などの表面物
性にすぐれた微多孔性シートに関する。 この微多孔性シートは、芳香剤、防虫剤などの包装材、
経皮薬の浸透調整膜あるいは気体の分離膜などに使用す
るに適する。 [従来の技術] 熱可塑性樹脂からなる微多孔性シートが、フィルター、
セパレーター、合成紙、合成皮革、衣類の材料、包装置
rjJ利、医療用材料、紙オムツのバックシート、イオ
ン交換樹脂膜、イオン浸透樹脂膜などの基材として利用
されている。 このような微多孔性シートを製造するには、下記のよう
な方法がある。 まず、熱可塑性樹脂に無機物質の粉末
を溶融混練してシートに成形した後、少なくとも一軸方
向に延伸する方法である。 次に、熱可塑性樹脂に可溶性物質を溶融混練してシート
に成形した俊、可溶性物質を溶媒で溶解して除去する方
法である。 ざらに、結晶性ポリマーのシートの非晶部
をフィブリル化させる方法もある。 しかし、これらの方法で1qられた微多孔性シートは、
用途によっては、耐薬品性、耐溶剤性、耐摩耗性などの
表面物性が不十分である。 材料にフッ素樹脂を使用す
れば、表面物性はすぐれているが、フッ素樹脂は一般に
高価であり、加工しにくいという問題がある。 そこで、フッ素樹脂以外の熱可塑性樹脂を材料とする多
数の微孔を有するシートの少なくとも一方の面に熱硬化
性樹脂を塗布し、パーオキサイド触媒を用いたり、イソ
シアネート基の反応を利用したりして、硬化樹脂層を設
けることを試みた。 しかし、この方法では、硬化反応を促進させたり、溶剤
を揮散させたりするのに加熱する必要があり、加熱の結
果、微孔が変形したり、シート自体が収縮したりする問
題がある。 従って、材料にフッ素樹脂以外の熱可塑性樹脂を使用し
て、良好な表面物性をもった微多孔性シートの開発が要
望されている。
性にすぐれた微多孔性シートに関する。 この微多孔性シートは、芳香剤、防虫剤などの包装材、
経皮薬の浸透調整膜あるいは気体の分離膜などに使用す
るに適する。 [従来の技術] 熱可塑性樹脂からなる微多孔性シートが、フィルター、
セパレーター、合成紙、合成皮革、衣類の材料、包装置
rjJ利、医療用材料、紙オムツのバックシート、イオ
ン交換樹脂膜、イオン浸透樹脂膜などの基材として利用
されている。 このような微多孔性シートを製造するには、下記のよう
な方法がある。 まず、熱可塑性樹脂に無機物質の粉末
を溶融混練してシートに成形した後、少なくとも一軸方
向に延伸する方法である。 次に、熱可塑性樹脂に可溶性物質を溶融混練してシート
に成形した俊、可溶性物質を溶媒で溶解して除去する方
法である。 ざらに、結晶性ポリマーのシートの非晶部
をフィブリル化させる方法もある。 しかし、これらの方法で1qられた微多孔性シートは、
用途によっては、耐薬品性、耐溶剤性、耐摩耗性などの
表面物性が不十分である。 材料にフッ素樹脂を使用す
れば、表面物性はすぐれているが、フッ素樹脂は一般に
高価であり、加工しにくいという問題がある。 そこで、フッ素樹脂以外の熱可塑性樹脂を材料とする多
数の微孔を有するシートの少なくとも一方の面に熱硬化
性樹脂を塗布し、パーオキサイド触媒を用いたり、イソ
シアネート基の反応を利用したりして、硬化樹脂層を設
けることを試みた。 しかし、この方法では、硬化反応を促進させたり、溶剤
を揮散させたりするのに加熱する必要があり、加熱の結
果、微孔が変形したり、シート自体が収縮したりする問
題がある。 従って、材料にフッ素樹脂以外の熱可塑性樹脂を使用し
て、良好な表面物性をもった微多孔性シートの開発が要
望されている。
本発明の目的は、上記の要望にこたえ、耐薬品性、耐溶
剤性、耐摩耗性などの表面物性にすぐれ、コストが低廉
で、加工しゃずい微多孔性シートを提供することにある
。 発明の構成
剤性、耐摩耗性などの表面物性にすぐれ、コストが低廉
で、加工しゃずい微多孔性シートを提供することにある
。 発明の構成
本発明の微多孔性シートは、多数の微孔を有する熱可塑
性樹脂シートの少なくとも一方の面に、電離放射線硬化
樹脂の層を設けてなる。 微多孔性シートを形成する熱可塑↑j1樹脂は、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ボリスヂレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエステルおよびポリカーボネートからえらんだ
樹脂が好適である。 多数の微孔を形成する手段は、前
記したいずれの方法をとってもよいが、熱可塑性樹脂に
無機物質の粉末を溶融混練してシートに成形した後、少
なくとも一軸方向に延伸する方法が最適である。 電離放射線硬化樹脂の層は、電子線硬化樹脂または紫外
線硬化樹脂で溶剤を希釈して、スプレー法、キ法コート
法、グラビアコート法、グラビアオフセットコート法、
ロールコート法など任意の手段で塗布して硬化させるこ
とにより形成する。 厚さは、気体透過性を損わないように、10μ以下とす
ることが好ましい。 電子線硬化樹脂または紫外線硬化樹脂は、末端に(メタ
)アクリロイル基を有する樹脂が好適である。 この樹
脂は、七ツマ−のまま使用してもよいし、プレポリマー
の形として使用してもよい。 プレポリマーとする場合、その主鎖としては、アクリル
樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリシロキサン、
エポキシ樹脂などが好適である。 電子線は、各種の電子線加速器から放出され、10〜2
000keVの範囲のエネルギーをもつものを用いる。 紫外線硬化樹脂を硬化させる場合には、上記の樹脂に適
宜の光重合触媒を配合する。 紫外線は、任意の光源か
ら発する1’80〜400μの波長の光を用いる。 [作 用] 本発明の微多孔性シートは、シートの少なくとも一方の
面に設けた電離放射線硬化樹脂の層が、耐薬品性、耐溶
剤性、耐摩耗性を発揮する。 このシートは、非透液性
であって透湿性を有し、芳香剤、防虫剤のような化合物
の透過性が良好である。 [実施例1] ポリプロピレン(MI−=2.0)45重量部と炭酸カ
ルシウム(平均粒径1.7μ)55重量部とを、ヘンシ
ェルミキサーで混合後、バンバリーミキサ−で溶融混練
し、押出成形して厚さ200μのシートを形成した。 このシートをロール延伸法で一軸方向に4.5倍に延伸
し、厚さ120μの微多孔性シートを得た。 得られた
微多孔性シートの平均孔径は0.25μ、空隙率は30
%であった。 上記の微多孔性シートの一方の面に、末端に(メタ)ア
クリロイル基を有するモノマーrKAYAMER”HX
−220J (日本生薬>90重置部とトリメチロー
ルプロパントリアクリレート10重量部との混合物を、
クラビアオフセットコート法により2μの厚さに塗布し
、リニヤフィラメントタイプの電子線加速器により2
M radの電子線を照して硬化させた。 この硬化樹
脂層を有する微多孔性シートのエタノール透過率は、4
0°Cにおいて、80(]?/m−daV −atm
1−あツタ。 このシートを、硬化樹脂層の面を上にして上下が開いた
ガラス管の下端をふさぐよう固定し、上からガラス管に
トルエンを注入し、常温で10時間放置して観察した。 トルエンのシートへの浸透や、シートの膨潤は認めら
れなかった。 比較のため、硬化樹脂層のない微多孔性シートを、実施
例1と同様の方法で試験した。 5分間の放置でトルエ
ンがこのシートに浸透し、シートは膨潤した。 [実施例2] 線状低密度ポリエチレン(d=0.915、MI=1.
5)50重量部と炭酸カルシウム(平均粒径2.3μ>
50重量部とを、ヘンシエルミキザーで混合後、バンバ
リーミキザーで溶融混練し、押出成形して厚さ70μの
シートを形成した。 このシートをロール延伸法で一軸方向に2.3倍延伸し
、厚さ60μの微多孔性シートを得た。 得られた微多孔性シートの平均孔径は0.3μ、空隙率
は32%であった。 上記の微多孔性シートの一方の面に、オリゴエステルア
クリレートrM−600AJ (東亜合成化学>80
重量部と末端に(メタ)アクリロイル基を有するモノマ
ーrKAYAMFR■DPCA−60J (日本生薬
>20重量部との混合物を、クラビアオフセットコート
法により2μの厚さで塗布し、実施例1と同様に電子線
照射を行なって、硬化樹脂層を有する微多孔性シートを
19だ。 このシートも、実施例1と同様の性能を有するものであ
った。 発明の効果 本発明の微多孔性シートは、耐薬品性、耐溶剤性、耐摩
耗性などの表面物性にすぐれ、コストが低廉であり、加
工にも囲動はない。 このシートは非透液性であって、
しかも良好な気体透過性および透湿性を有する。 従っ
て、このシートは、芳香剤、防虫剤などの包装材、経皮
薬の浸透調整膜あるいは気体の分離膜などに好適である
ほか、多くの用途を見出すことができるであろう。
性樹脂シートの少なくとも一方の面に、電離放射線硬化
樹脂の層を設けてなる。 微多孔性シートを形成する熱可塑↑j1樹脂は、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ボリスヂレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエステルおよびポリカーボネートからえらんだ
樹脂が好適である。 多数の微孔を形成する手段は、前
記したいずれの方法をとってもよいが、熱可塑性樹脂に
無機物質の粉末を溶融混練してシートに成形した後、少
なくとも一軸方向に延伸する方法が最適である。 電離放射線硬化樹脂の層は、電子線硬化樹脂または紫外
線硬化樹脂で溶剤を希釈して、スプレー法、キ法コート
法、グラビアコート法、グラビアオフセットコート法、
ロールコート法など任意の手段で塗布して硬化させるこ
とにより形成する。 厚さは、気体透過性を損わないように、10μ以下とす
ることが好ましい。 電子線硬化樹脂または紫外線硬化樹脂は、末端に(メタ
)アクリロイル基を有する樹脂が好適である。 この樹
脂は、七ツマ−のまま使用してもよいし、プレポリマー
の形として使用してもよい。 プレポリマーとする場合、その主鎖としては、アクリル
樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリシロキサン、
エポキシ樹脂などが好適である。 電子線は、各種の電子線加速器から放出され、10〜2
000keVの範囲のエネルギーをもつものを用いる。 紫外線硬化樹脂を硬化させる場合には、上記の樹脂に適
宜の光重合触媒を配合する。 紫外線は、任意の光源か
ら発する1’80〜400μの波長の光を用いる。 [作 用] 本発明の微多孔性シートは、シートの少なくとも一方の
面に設けた電離放射線硬化樹脂の層が、耐薬品性、耐溶
剤性、耐摩耗性を発揮する。 このシートは、非透液性
であって透湿性を有し、芳香剤、防虫剤のような化合物
の透過性が良好である。 [実施例1] ポリプロピレン(MI−=2.0)45重量部と炭酸カ
ルシウム(平均粒径1.7μ)55重量部とを、ヘンシ
ェルミキサーで混合後、バンバリーミキサ−で溶融混練
し、押出成形して厚さ200μのシートを形成した。 このシートをロール延伸法で一軸方向に4.5倍に延伸
し、厚さ120μの微多孔性シートを得た。 得られた
微多孔性シートの平均孔径は0.25μ、空隙率は30
%であった。 上記の微多孔性シートの一方の面に、末端に(メタ)ア
クリロイル基を有するモノマーrKAYAMER”HX
−220J (日本生薬>90重置部とトリメチロー
ルプロパントリアクリレート10重量部との混合物を、
クラビアオフセットコート法により2μの厚さに塗布し
、リニヤフィラメントタイプの電子線加速器により2
M radの電子線を照して硬化させた。 この硬化樹
脂層を有する微多孔性シートのエタノール透過率は、4
0°Cにおいて、80(]?/m−daV −atm
1−あツタ。 このシートを、硬化樹脂層の面を上にして上下が開いた
ガラス管の下端をふさぐよう固定し、上からガラス管に
トルエンを注入し、常温で10時間放置して観察した。 トルエンのシートへの浸透や、シートの膨潤は認めら
れなかった。 比較のため、硬化樹脂層のない微多孔性シートを、実施
例1と同様の方法で試験した。 5分間の放置でトルエ
ンがこのシートに浸透し、シートは膨潤した。 [実施例2] 線状低密度ポリエチレン(d=0.915、MI=1.
5)50重量部と炭酸カルシウム(平均粒径2.3μ>
50重量部とを、ヘンシエルミキザーで混合後、バンバ
リーミキザーで溶融混練し、押出成形して厚さ70μの
シートを形成した。 このシートをロール延伸法で一軸方向に2.3倍延伸し
、厚さ60μの微多孔性シートを得た。 得られた微多孔性シートの平均孔径は0.3μ、空隙率
は32%であった。 上記の微多孔性シートの一方の面に、オリゴエステルア
クリレートrM−600AJ (東亜合成化学>80
重量部と末端に(メタ)アクリロイル基を有するモノマ
ーrKAYAMFR■DPCA−60J (日本生薬
>20重量部との混合物を、クラビアオフセットコート
法により2μの厚さで塗布し、実施例1と同様に電子線
照射を行なって、硬化樹脂層を有する微多孔性シートを
19だ。 このシートも、実施例1と同様の性能を有するものであ
った。 発明の効果 本発明の微多孔性シートは、耐薬品性、耐溶剤性、耐摩
耗性などの表面物性にすぐれ、コストが低廉であり、加
工にも囲動はない。 このシートは非透液性であって、
しかも良好な気体透過性および透湿性を有する。 従っ
て、このシートは、芳香剤、防虫剤などの包装材、経皮
薬の浸透調整膜あるいは気体の分離膜などに好適である
ほか、多くの用途を見出すことができるであろう。
Claims (4)
- (1)多数の微孔を有する熱可塑性樹脂シートの少なく
とも一方の面に、電離放射線硬化樹脂の層を設けてなる
微多孔性シート。 - (2)多数の微孔を有する熱可塑性樹脂シートが、熱可
塑性樹脂に無機物質の粉末を溶融混練してシートに成形
した後、少なくとも一軸方向に延伸して形成したもので
ある特許請求の範囲第1項に記載の微多孔性シート。 - (3)電離放射線硬化樹脂の層の厚さが10μ以下であ
る特許請求の範囲第1項に記載の微多孔性シート。 - (4)電離放射線硬化樹脂が電子線硬化樹脂または紫外
線硬化樹脂である特許請求の範囲第1項に記載の微多孔
性シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61169581A JPH0684054B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 微多孔性シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61169581A JPH0684054B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 微多孔性シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6327243A true JPS6327243A (ja) | 1988-02-04 |
JPH0684054B2 JPH0684054B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=15889131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61169581A Expired - Lifetime JPH0684054B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 微多孔性シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0684054B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH024432A (ja) * | 1987-12-16 | 1990-01-09 | Hoechst Celanese Corp | Uv−硬化性樹脂製膜 |
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