JPS6327195Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6327195Y2
JPS6327195Y2 JP1983123872U JP12387283U JPS6327195Y2 JP S6327195 Y2 JPS6327195 Y2 JP S6327195Y2 JP 1983123872 U JP1983123872 U JP 1983123872U JP 12387283 U JP12387283 U JP 12387283U JP S6327195 Y2 JPS6327195 Y2 JP S6327195Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
synthetic resin
insert member
wide
hollow joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983123872U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6031596U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12387283U priority Critical patent/JPS6031596U/ja
Publication of JPS6031596U publication Critical patent/JPS6031596U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6327195Y2 publication Critical patent/JPS6327195Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はたとえば自動車エンジンのシリンダ
ヘツドを覆う合成樹脂製ロツカカバーの構造を改
良した合成樹脂製カバーに関する。
(従来の技術) 自動車エンジンの本体としてのシリンダヘツド
に設けられるロツカカバーは従来は金属製のもの
が用いられていたが、軽量化を図るため合成樹脂
製のものが用いられるようになつてきた。ところ
で、シリンダヘツド1に対するロツカカバー2の
取付構造は一般に第1図ないし第3図に示すよう
になつている。すなわち、ロツカカバー2の外周
縁にはフランジ3が設けられ、このフランジ3に
は複数の取付孔4…が設けられている。さらに、
フランジ3の下面にはその全周に凹溝5が設けら
れ、この凹溝5にはガスケツト6が嵌入されてい
る。また、上記フランジ3の上面には取付孔4…
の内周面に嵌入する位置決め用ブツシユ7…が設
けられ、さらにワツシヤ8…を介してボルト9…
が挿入されている。そして、このボルト9…を上
記シリンダヘツド1のねじ穴10…に締付け固定
することによりロツカカバー2を取付けている。
しかしながら、合成樹脂製のロツカカバーは金
属製のものに比し、その剛性が小さいため、取付
孔4…のピツチを金属製のものと同じにすると第
4図に示すように、矢印Aのように外側に変形し
たりまたは第5図の2点鎖線のようにフランジ3
が上方に浮上がり、油洩れが発生するという欠点
があつた。このようなロツカカバーの変形を防止
するには上記取付孔4…のピツチを小さくすれば
よいが、サービスパーツとしての互換性、生産設
備の面から簡単には切換できないという事情があ
る。
そこで、フランジ3の下面の全周にわたり、第
6図に示すように金属板からなる補強用のインサ
ート部材11を設け、このインサート部材11の
下端にゴム系ガスケツト12を装着してシリンダ
1と当接させる方法もあるが、合成樹脂の収縮率
と金属の熱膨張率との関係から上記インサート部
材11が脱落するという問題があり実際問題とし
て実施不可能であつた。
(考案が解決しようとする課題) この考案は上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、取付孔のピツチを
短かくすることなく、フランジの剛性を増大して
締付時の変形量を最小限に抑制するとともに、補
強用のインサート部材を収縮膨張自在に確実に支
持できる合成樹脂カバーを提供することにある。
(課題を解決するための手段及び作用) この考案は、フランジの外側に複数の広幅部を
設けるとともに、この広幅部間の狭幅部間にフラ
ンジの長手方向に沿つて補強用のインサート部材
を埋設し、同インサート部材の端部が中空関節部
材の端部に移動可能に係合し、このインサート部
材をそれぞれ連結するとともに長手方向に収縮膨
張自在に支持するように構成したことにある。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図ないし第6
図の同一構成部分に同一符号を付けた第7図およ
び第8図を参照して説明する。第7図中13a…
は合成樹脂製のロツカカバー2の外側に形成され
た広幅部である。この広幅部13a…には取付孔
4…が設けられている。また、上記広幅部13a
…には中空関節部材14…が埋設されている。ま
た、この中空関節部材14…は短管からなり、こ
の両端部には第9図に示すように両端に球状部1
5が設けられた高剛性のインサート部材として、
金属棒16…が挿入係合されていて、上記広幅部
13a…間の狭幅部13b…に埋設されている。
したがつて、金属棒16…は収縮または膨張時に
中空関節部材14…の内部において長手方向(軸
方向)に沿つて移動する自由度を付与されてい
る。
第8図は上記中空関節部材14…およびこの中
空関節部材14…に挿入された金属棒16…をフ
ランジ3の内部に埋込む場合の工程を示すもの
で、成形金型17を構成する凸型17aと凹型1
7bとが形成するキヤビテイ17c内に上記イン
サート部材14…および16…をインサート位置
決めプレート18で支持したのち樹脂材料を注入
するものである。
なお、上記実施例においては、補強用のインサ
ート部材を中空関節部材14…と両端に球状部1
5,15を有する金属棒16とで構成したが、こ
れは第10図に示すように両端に鈎部19,19
を有する角形金属棒20…を用いることもでき
る。また、この場合金属棒20…の断面は第11
図に示すように円形、I形、H形、中空角形、コ
字形、L字形等にしてもよい。
また、上記実施例においては、自動車のシリン
ダヘツドに設けられる合成樹脂製のロツカカバー
について説明したが、ロツカカバーに限定するも
のではなく、各種カバーに対しても応用可能であ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案においては、外
周縁にフランジを有するカバーにおいて、フラン
ジの外側に複数の広幅部を形成して取付孔を設け
るとともに、この広幅部間の狭幅部のフランジに
高剛性の補強用インサート部材を長手方向に伸縮
自在に埋込んだので取付孔のピツチを短縮せずに
締付時の変形を抑えることができる。また、広幅
部はフランジの全周にわたり形成するものではな
いから合成樹脂材料を節約することができるとい
う効果を奏する。さらに、中空関節部材によつて
インサート部材が収縮膨張自在に支持されるため
に、合成樹脂とインサート部材との伸縮量の差に
もとずくインサート部材の分離等の不具合が防止
される効果を有している。さらにまた、インサー
ト部材をフランジの内部に埋込む場合に、中空関
節部を金型内での位置決めとすることができ、埋
込み作業が確実に行なえる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金属製ロツカカバーを取付けた
シリンダヘツドの断面図、第2図はロツカカバー
の裏面図、第3図は同じく従来のロツカカバーの
取付状態を示す断面図、第4図および第5図は同
じく従来の合成樹脂製ロツカカバーの変形を示す
断面図、第6図は同じく従来の合成樹脂製ロツカ
カバーにおいて補強用インサート部材を埋込んだ
実施例を示す断面図、第7図はこの考案の一実施
例を示す斜視図、第8図は合成樹脂製ロツカカバ
ーを成形する金型を示す断面図、第9図はこの補
強用インサート部材を拡大して示す断面図、第1
0図は同じくこの考案の他の実施例を示す断面
図、第11図は第10図のXIーXIに沿う各種形状
を示す断面図である。 1……シリンダヘツド(エンジン)、2……ロ
ツカカバー(合成樹脂製カバー)、3……フラン
ジ、4……取付孔、13a……広幅部、13b…
…狭幅部、14……中空関節部材、16……金属
棒(インサート部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周縁にフランジが設けられ複数の取付孔を介
    してエンジンの本体上面に取付けられる合成樹脂
    製カバーにおいて、上記フランジの外側に形成さ
    れて、上記取付孔を有する複数の広幅部と、この
    広幅部の内側の上記フランジ内に埋設された管形
    状の中空関節部材と、上記広幅部間の上記フラン
    ジに形成される狭幅部に上記フランジの長手方向
    に沿つて埋設された高剛性のインサート部材とを
    具備し、上記中空関節部材の両端部が隣接する上
    記インサート部材の夫々の端部を移動可能に支持
    し、上記インサート部材が上記フランジの長手方
    向に収縮膨張自在に支持されるように構成された
    ことを特徴とする合成樹脂製カバー。
JP12387283U 1983-08-10 1983-08-10 合成樹脂製カバ− Granted JPS6031596U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12387283U JPS6031596U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 合成樹脂製カバ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12387283U JPS6031596U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 合成樹脂製カバ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6031596U JPS6031596U (ja) 1985-03-04
JPS6327195Y2 true JPS6327195Y2 (ja) 1988-07-22

Family

ID=30282591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12387283U Granted JPS6031596U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 合成樹脂製カバ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6031596U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0624500B2 (ja) * 1986-04-02 1994-04-06 東陶機器株式会社 手洗乾燥機
JPH0624501B2 (ja) * 1986-04-02 1994-04-06 東陶機器株式会社 手洗乾燥機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5812658B2 (ja) * 1975-12-29 1983-03-09 日本ビクター株式会社 レコ−ドプレ−ヤ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5812658U (ja) * 1981-07-16 1983-01-26 日産自動車株式会社 ロツカ−カバ−

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5812658B2 (ja) * 1975-12-29 1983-03-09 日本ビクター株式会社 レコ−ドプレ−ヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6031596U (ja) 1985-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08300052A (ja) 中空材の曲げ加工方法、中空材及び中空材の両端部蓋装置
JPH067216Y2 (ja) シリンダヘッド用金属非金属複合形ガスケット
JPS6327195Y2 (ja)
JPS6341087B2 (ja)
JPS6317877Y2 (ja)
JPH0285600A (ja) Lng船用水平円筒状タンク構造
JP2833173B2 (ja) メンバ構造
JPS6327194Y2 (ja)
JPS6350436Y2 (ja)
JPH0736528U (ja) 電気接続箱
JPS5941318Y2 (ja) エンジンのシリンダブロック
CN217621227U (zh) 用于风机塔筒的模具和风力发电机组
JPH0426762Y2 (ja)
JPS6350439Y2 (ja)
JPS5823493B2 (ja) シリンダブロックの防振構造
JPH07109140B2 (ja) コンクリート型枠用軸足被覆スリーブおよびそれを用いたコンクリート打設工法
JPS6218678Y2 (ja)
JPH0225969Y2 (ja)
JP2854562B2 (ja) 暗渠用内面平滑可撓継手
JPS6329169Y2 (ja)
JPH0234006Y2 (ja)
JP2768060B2 (ja) 排気管用フレキシブルパイプ装置
JPS5811994Y2 (ja) 車両用エンジンの振動遮断方式カバ−の脱落防止構造
JP4392772B2 (ja) 可撓プレキャストカルバートの製造方法
JPH082548Y2 (ja) ブラケット部材による樹脂チューブの組付け固定構造