JPS5823493B2 - シリンダブロックの防振構造 - Google Patents
シリンダブロックの防振構造Info
- Publication number
- JPS5823493B2 JPS5823493B2 JP4754779A JP4754779A JPS5823493B2 JP S5823493 B2 JPS5823493 B2 JP S5823493B2 JP 4754779 A JP4754779 A JP 4754779A JP 4754779 A JP4754779 A JP 4754779A JP S5823493 B2 JPS5823493 B2 JP S5823493B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder block
- cylinder
- deformation
- skirt
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0065—Shape of casings for other machine parts and purposes, e.g. utilisation purposes, safety
- F02F7/008—Sound insulation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は内燃機関のシリンダブ田ツクの防振構造に関
し、特に、爆発時におけるシリンダブロック外壁の変形
を最小に抑え、該ブロック外壁の変形、即ち振動により
生ずる騒音を防止するようにしたものである。
し、特に、爆発時におけるシリンダブロック外壁の変形
を最小に抑え、該ブロック外壁の変形、即ち振動により
生ずる騒音を防止するようにしたものである。
一般に、4気筒等のシリンダブロック構造は、第1図に
示す如く、そのシリンダ部1、スカート部2からなって
おり、特にスカート部では爆発時にクランクシャフトを
押し下げることにより第3図に示す如く上下方向荷重及
び前後方向荷重を受けて振動する。
示す如く、そのシリンダ部1、スカート部2からなって
おり、特にスカート部では爆発時にクランクシャフトを
押し下げることにより第3図に示す如く上下方向荷重及
び前後方向荷重を受けて振動する。
そこで、シリンダブロック、クランクシャフトおよび軸
受キャップを実物と同じ構造にしてプラスチックで製作
して組付け、クランクシャフトに荷重を与えてスカート
部の外壁の変形を観察してみた。
受キャップを実物と同じ構造にしてプラスチックで製作
して組付け、クランクシャフトに荷重を与えてスカート
部の外壁の変形を観察してみた。
その結果、ある定まった個所が局部的に変形することを
つきとめた。
つきとめた。
すなわち、スカート部2の高さ方向で見て軸受位置に相
当し、長手方向で見て隣り合う軸受部3 a y 3
b y 3 c y3d、3e間の中間部4 a 、4
b 、4 c t 4 d(即、各気筒の中心部)に
相当する位置が凹状に変形し、かつ、各軸受部3a y
3bt3cy3dy3eの下方でオイルパン5の取返
位置に相当する部分&ay6b、6c、6d 5eが
凸状に変形する。
当し、長手方向で見て隣り合う軸受部3 a y 3
b y 3 c y3d、3e間の中間部4 a 、4
b 、4 c t 4 d(即、各気筒の中心部)に
相当する位置が凹状に変形し、かつ、各軸受部3a y
3bt3cy3dy3eの下方でオイルパン5の取返
位置に相当する部分&ay6b、6c、6d 5eが
凸状に変形する。
第4図でその一例を示すと、2気筒目(図中■)のクラ
ンクシャフトの部分を押圧した時は図中破線で示す変形
のない等高純を基準”0”とすると、上記凹状に変形す
る気筒中央の部分(4b等)は、1.09mm内方へへ
こみ、凸状に変形する気筒両側の軸受位置の部分(6b
、6c等)は0.7朋外方へ突出する。
ンクシャフトの部分を押圧した時は図中破線で示す変形
のない等高純を基準”0”とすると、上記凹状に変形す
る気筒中央の部分(4b等)は、1.09mm内方へへ
こみ、凸状に変形する気筒両側の軸受位置の部分(6b
、6c等)は0.7朋外方へ突出する。
なお、他の気筒で個別に加圧した時も第4図とほぼ同じ
ような位置で同等の変形をしていた。
ような位置で同等の変形をしていた。
シリンダブロックはこのモデルと同じように変形を繰り
返して振動しているものと考えられる。
返して振動しているものと考えられる。
上記シリンダブロックの変形を抑える方法の一つとして
、第5図に示す如く、各気筒のシリンダ部外壁1a及び
スカート部外壁2aを各気筒中心に略円筒ないし円錐状
に突出させる方法があるが、該場合は気筒間にくびれ部
分7ay7by7cが生じるため、シリンダブロック全
体の横方向の曲げ剛性が低下し、曲げ振動を増大させる
欠点がある。
、第5図に示す如く、各気筒のシリンダ部外壁1a及び
スカート部外壁2aを各気筒中心に略円筒ないし円錐状
に突出させる方法があるが、該場合は気筒間にくびれ部
分7ay7by7cが生じるため、シリンダブロック全
体の横方向の曲げ剛性が低下し、曲げ振動を増大させる
欠点がある。
この発明は上記問題に着目してなされたものであり、上
記凸変形及び凹変形が大きく生ずる外壁部分を曲面形状
に外方へ突出させて形成し、変形が生ずる局部的な両川
性を向上させると共に、シリンダブロックの全体剛性の
向上も図るシリンダブロックの防振構造を提供せんとす
るものである。
記凸変形及び凹変形が大きく生ずる外壁部分を曲面形状
に外方へ突出させて形成し、変形が生ずる局部的な両川
性を向上させると共に、シリンダブロックの全体剛性の
向上も図るシリンダブロックの防振構造を提供せんとす
るものである。
以下、この発明を第6図以下に示す実施例により詳細に
説明する。
説明する。
4気筒(気筒■、気筒■、気筒■、気筒■)のシリンダ
ブロックのスカート部2の外壁には、その高さ方向で見
て軸受中心線11よりやや上方の線112と隣り合う軸
受部の中間線13 t 14 y 4 y16との交点
P1. P2. P3. P4を中心として球面形状に
外方へ突出した突出部10ay10by10c、10d
を形成している。
ブロックのスカート部2の外壁には、その高さ方向で見
て軸受中心線11よりやや上方の線112と隣り合う軸
受部の中間線13 t 14 y 4 y16との交点
P1. P2. P3. P4を中心として球面形状に
外方へ突出した突出部10ay10by10c、10d
を形成している。
また、スカート部下端部には、オイルパン取付位置近傍
で、かつ、長手方向で見て軸受位置に相当する部分の交
点P5 y Pa y P7 t Ps y Poを中
心として球面形状に外方へ突出した突出部11a、11
b、11c。
で、かつ、長手方向で見て軸受位置に相当する部分の交
点P5 y Pa y P7 t Ps y Poを中
心として球面形状に外方へ突出した突出部11a、11
b、11c。
11d、11eを形成している。
図において、各突出部は等高線で示している。
上記した突出部10a〜10d、11a〜11eは第7
図ないし第10図に破線で示す平担な部分から実線で示
すように突出し、夫々局部的に他の突出部とは独立して
いる。
図ないし第10図に破線で示す平担な部分から実線で示
すように突出し、夫々局部的に他の突出部とは独立して
いる。
上記した構造のシリンダブロックにおいては、爆発時に
前後方向荷重をうける軸受中間部のスカート外壁を外方
へ突出させて剛性を上げているため、内方にへこむ凹変
形が極力抑えられる。
前後方向荷重をうける軸受中間部のスカート外壁を外方
へ突出させて剛性を上げているため、内方にへこむ凹変
形が極力抑えられる。
また。上下方向荷重をうける軸受部下端のスカート部外
壁を外方へ突出させているため、上下方向荷重による外
方への凸状変形を極力抑えることができる。
壁を外方へ突出させているため、上下方向荷重による外
方への凸状変形を極力抑えることができる。
このように、凹状および凸状の変形を生ずる部位に、前
取って外方へ突出した突出部を形成して壁剤性を高めて
いるため、上記変形を著しく抑えることができる。
取って外方へ突出した突出部を形成して壁剤性を高めて
いるため、上記変形を著しく抑えることができる。
なお、本発明で規定する部位を、突出させるかわりに、
凹所とすることも考えられるが、振動騒音源に外壁が近
づくため騒音の観点及び重量の点から好ましくない。
凹所とすることも考えられるが、振動騒音源に外壁が近
づくため騒音の観点及び重量の点から好ましくない。
第11図はこの発明の他の実施例を示し、上記突出部1
1a〜10d、11a〜11eを長手方向に連続させた
ものであり、等高線で示すように、突出部11 a−1
0a−11b−10b−11c−10cm11 d−1
oa−11eをわずかに外方へ突出した突出部15を介
して千鳥状に連続させて形成している。
1a〜10d、11a〜11eを長手方向に連続させた
ものであり、等高線で示すように、突出部11 a−1
0a−11b−10b−11c−10cm11 d−1
oa−11eをわずかに外方へ突出した突出部15を介
して千鳥状に連続させて形成している。
このように、各部の突出部10a〜10d。
11a〜11eを千鳥状に連続させると、全体の曲げ剛
性も向上し各突出部による局部的な面剛性の向上と併せ
て、シリンダブロックの変形、振動を効果的に防止する
。
性も向上し各突出部による局部的な面剛性の向上と併せ
て、シリンダブロックの変形、振動を効果的に防止する
。
以上の説明より明らかなように、この発明に係るシリン
ダブロックによれば、爆発時に著しく変形が生ずる部分
に、外方へ突出した曲面状の突出部を形成しているため
、局部的な変形の発生を防止でき、かつ、ブロック全体
の剛性も向上できる。
ダブロックによれば、爆発時に著しく変形が生ずる部分
に、外方へ突出した曲面状の突出部を形成しているため
、局部的な変形の発生を防止でき、かつ、ブロック全体
の剛性も向上できる。
また、このように、ブロックの変形、振動を抑えるため
、該変形、振動により生ずる騒音を低減できる効果を有
するものである。
、該変形、振動により生ずる騒音を低減できる効果を有
するものである。
第1図はシリンダブロックの概略を示す斜視図、第2図
は上記シリンダブロックの側面図、第3図はシリンダブ
ロックの変形を説明する断面図、第4図はシリンダブロ
ックのプラスチックモデルのスカート部における変形分
布を示す図、第5図は従来のシリンダブロックを示す斜
視図、第6図はこの発明に係るシリンダブロックの側面
図、第7図は第6図のA−A線断面図、第8図は第6図
のB−B線断面図、第9図は第6図のC−C線断面図、
第10図は第6図のD−D線断面図、第11図はこの発
明に係るシリンダブロックの他の実施例を示す側面図で
ある。 1・・・・・・シリンダ部、2・・・・・・スカート部
、2a・・・・・・外壁、10a〜10d、11a〜1
1e・・・・・・突出部。
は上記シリンダブロックの側面図、第3図はシリンダブ
ロックの変形を説明する断面図、第4図はシリンダブロ
ックのプラスチックモデルのスカート部における変形分
布を示す図、第5図は従来のシリンダブロックを示す斜
視図、第6図はこの発明に係るシリンダブロックの側面
図、第7図は第6図のA−A線断面図、第8図は第6図
のB−B線断面図、第9図は第6図のC−C線断面図、
第10図は第6図のD−D線断面図、第11図はこの発
明に係るシリンダブロックの他の実施例を示す側面図で
ある。 1・・・・・・シリンダ部、2・・・・・・スカート部
、2a・・・・・・外壁、10a〜10d、11a〜1
1e・・・・・・突出部。
Claims (1)
- 1 シリンダブロックのスカート部の壁を、高さ方向で
見て軸受位置に相当しかつ高さ方向と直交する長手方向
で見て隣り合う軸受部の中間位置に相当する部分および
、スカート部下端のオイルパン取付位置近傍でかつ長手
方向で見て軸受位置に相当する部分において、それぞれ
曲面形状を外方へ突出させたことを特徴とするシリンダ
ブロックの防振構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4754779A JPS5823493B2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | シリンダブロックの防振構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4754779A JPS5823493B2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | シリンダブロックの防振構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55139945A JPS55139945A (en) | 1980-11-01 |
JPS5823493B2 true JPS5823493B2 (ja) | 1983-05-16 |
Family
ID=12778168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4754779A Expired JPS5823493B2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | シリンダブロックの防振構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823493B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0195898U (ja) * | 1987-12-16 | 1989-06-26 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6224025Y2 (ja) * | 1980-12-15 | 1987-06-19 | ||
JPS5954730U (ja) * | 1982-10-04 | 1984-04-10 | マツダ株式会社 | エンジンのシリンダブロツク |
-
1979
- 1979-04-17 JP JP4754779A patent/JPS5823493B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0195898U (ja) * | 1987-12-16 | 1989-06-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55139945A (en) | 1980-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6320847Y2 (ja) | ||
JPS6316893Y2 (ja) | ||
JPS5823493B2 (ja) | シリンダブロックの防振構造 | |
JPH11223153A (ja) | 内燃機関のシリンダブロック | |
US10598123B2 (en) | Ladder frame for internal combustion engine | |
JPS6013957A (ja) | 内燃機関のシリンダブロツク | |
JPS6313407Y2 (ja) | ||
JPS6117231Y2 (ja) | ||
JPS6023489Y2 (ja) | 内燃機関のオイルパン装置 | |
JP4228991B2 (ja) | シリンダブロックの軸受構造 | |
JPS5918196Y2 (ja) | 内燃機関用ピストンピン | |
JPH0639083Y2 (ja) | エンジンの制振構造 | |
JPS6224775Y2 (ja) | ||
JPS6218678Y2 (ja) | ||
JP2517420Y2 (ja) | エンジンの騒音防止構造 | |
JPH051714Y2 (ja) | ||
JPS639131B2 (ja) | ||
JPH0216047Y2 (ja) | ||
JP2653129B2 (ja) | エンジン構造 | |
JPH0452458Y2 (ja) | ||
JP3245150B2 (ja) | エンジンのクランクケース補強装置 | |
JPH0428824Y2 (ja) | ||
JPS601248Y2 (ja) | 自動車用エンジン | |
JPH0452456Y2 (ja) | ||
JPS6029658Y2 (ja) | 内燃機関のシリンダブロツク |