JPS6224025Y2 - - Google Patents

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JPS6224025Y2
JPS6224025Y2 JP1980180547U JP18054780U JPS6224025Y2 JP S6224025 Y2 JPS6224025 Y2 JP S6224025Y2 JP 1980180547 U JP1980180547 U JP 1980180547U JP 18054780 U JP18054780 U JP 18054780U JP S6224025 Y2 JPS6224025 Y2 JP S6224025Y2
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JP
Japan
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cylinder block
ribs
crankshaft
core
cross
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JP1980180547U
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JPS57101350U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関のシリンダブロツクに関す
る。
一般にシリンダブロツクのスカート部周壁を波
形に成形すると、シリンダブロツクの剛性をある
程度良好に確保しつつその薄肉化を達成すること
ができる。ところがこのような波形の周壁を備え
たシリンダブロツクを鋳造する場合、シリンダブ
ロツクの外部を成形する外型と、内部を成形する
中子との間に少しでも位置的なずれができると、
シリンダブロツク周壁に局部的に極薄部ができて
しまい、内燃機関を作動している間に上記極薄部
に亀裂が生じるという不具合が発生する。一方外
型と中子とがずれないように位置決めしようとし
ても、周壁を波形に成形するべく中子と外型を造
形しているので、外型と中子の正確な位置合わせ
は極めて困難であつた。
本考案は外型に対して中子を簡単かつ正確に位
置決めして極薄部が発生しないように製造するこ
とができると共に、軽量でしかも極めて優れた剛
性を有するシリンダブロツクを提供することを目
的としている。
図面に基づいて本考案を説明すると、第1図は
シリンダブロツクを一部断面にして示す正面図で
あり、クランク軸1(仮想線)をまたぐようにシ
リンダブロツクスカート部2(第1図の直線lよ
り下側の部分)が形成されており、スカート部2
の周壁3はクランク軸1と平行な断面、例えば
−断面が波形となるように成形されている。6
はシリンダブロツクに固着される軸受キヤツプで
ある。第1図のシリンダブロツクではスカート部
2の上半部分だけを波形に成形してあるが、勿論
スカート部2の上半部分のほかさらに下半部分も
その周壁3を波形に成形することができる。そし
て上記周壁3のシリンダブロツク外側表面3a及
び内側表面3bに上記波間をつなぐリブ4,5
(但し内側表面3bのリブ5は第2図に明確に示
す)をクランク軸1と平行な断面、例えば第1図
のA−A断面内に形成している。
第2図は第1図の−断面を示しており、第
2図中上下方向がシリンダブロツクの長手方向、
即ちクランク軸1の軸方向である。この第2図に
おいて両リブ4,5はそれらの端縁4a,5aが
外側表面3aの山の先端部7及び内側表面3bの
山の先端部8にそれぞれ接するように形成されて
いる。
なお第1図では左右の周壁3に各1箇所ずつリ
ブ4,5を形成しているが、別の数箇所にリブ
4,5を形成してリブ4,5の数を増やすことが
できるのは勿論のことである。但し別の箇所にリ
ブ4,5を形成するときでも、クランク軸1と平
行な1つの断面内に両リブ4,5が配置されるよ
うにする。
以上説明したように本考案によると: (1) シリンダブロツクを薄肉にして軽量化するこ
とができ、しかも振動等に対し構造上極めて強
固である。即ちシリンダブロツクの周壁3を波
形に成形すると共に、周壁3のシリンダブロツ
ク外側表面3a及び内側表面3bに波間をつな
ぐリブ4,5を形成しているので、周壁3を薄
肉化しつつ極めて優れた剛性を確保することが
できる。従つてシリンダブロツクの軽量化を達
成すると同時に耐振性能を向上させることがで
きる。また振動による騒音も大幅に減少させる
ことができる。
(2) 製造品質が常に安定したものとなる。即ちシ
リンダブロツク外側表面3a及び内側表面3b
の両リブ4,5を、クランク軸1と平行な断面
(例えば第1図のA−A断面)内に形成するの
で、シリンダブロツクを製造するときには、上
記リブ4,5に対応する外型及び中子の凹部
が、シリンダブロツク長手方向に延びる直線的
なトンネルを形成することになり、そのトンネ
ル内を見て中子の位置を正確に調整することが
できる。従つて中子の位置ずれによつて極薄部
ができてしまうというような不具合は発生しな
くなり、製造品質が安定する。
より詳しく説明すると: シリンダブロツクスカート部2の外側表面3a
のリブ4と内側表面3bのリブ5をクランク軸1
と平行な断面内に形成して、外側表面3aのリブ
4と内側表面3bのリブ5をクランク軸1と平行
な同一直線上に並ぶように構成しているので: クランク軸1と平行な方向の外圧に対しての強
度が極めて高い。しかもシリンダブロツクを鋳造
する場合に、リブ4,5に対応する外型の凹部及
び中子の凹部が、クランク軸1と平行な直線状の
トンネルになり、そのトンネルが中子を位置調節
するための検視孔の役目を果すことができ、従つ
て上記凹部による直線的なトンネルを見て正確に
中子の位置を調整することができ、中子の位置ず
れによる極薄部の発生を未然に防止できる。
即ち外側表面のリブ4と内側表面のリブ5をク
ランク軸1と平行な同一直線上に並ぶように構成
することにより、ブロツクを波形に形成している
にもかかわらずクランク軸1の長さ方向の強度を
向上させることができると共に、常に品質が安定
するように鋳造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるシリンダブロツクを一部
断面にして示す正面図、第2図は第1図の−
断面図である。 1……クランク軸、2……スカート部、3……
周壁、3a……外側表面、3b……内側表面、
4,5……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダブロツクのスカート部2の周壁3をク
    ランク軸1と平行な断面が波形となるように形成
    し、周壁3のシリンダブロツク外側表面3a及び
    内側表面3bに、上記波間をつなぐリブ4,5を
    クランク軸と平行な1又は数箇所の同一断面内に
    形成して、上記外側表面3aのリブ4と内側表面
    3bのリブ5がクランク軸1と平行な同一直線上
    に並ぶようにしたことを特徴とするシリンダブロ
    ツク。
JP1980180547U 1980-12-15 1980-12-15 Expired JPS6224025Y2 (ja)

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JP1980180547U JPS6224025Y2 (ja) 1980-12-15 1980-12-15

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JP1980180547U JPS6224025Y2 (ja) 1980-12-15 1980-12-15

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JPS57101350U JPS57101350U (ja) 1982-06-22
JPS6224025Y2 true JPS6224025Y2 (ja) 1987-06-19

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JP2517420Y2 (ja) * 1987-01-16 1996-11-20 三菱自動車工業株式会社 エンジンの騒音防止構造
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JPS5546791B2 (ja) * 1976-06-23 1980-11-26

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JPS57101350U (ja) 1982-06-22

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