JPH082548Y2 - ブラケット部材による樹脂チューブの組付け固定構造 - Google Patents

ブラケット部材による樹脂チューブの組付け固定構造

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JPH082548Y2
JPH082548Y2 JP1989138192U JP13819289U JPH082548Y2 JP H082548 Y2 JPH082548 Y2 JP H082548Y2 JP 1989138192 U JP1989138192 U JP 1989138192U JP 13819289 U JP13819289 U JP 13819289U JP H082548 Y2 JPH082548 Y2 JP H082548Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一般に自動車或いは各種の機械、装置等に
給油、給気の供給路等として配設される太さ20m/m程度
以下の比較的細径からなる樹脂チューブにおける配設の
際のブラケット部材による組付け固定構造の改良に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、この種の組付け固定構造としては例えば第4図
に示すように、金属板材の長手方向の一端側を欠円状に
弯曲して挾持壁(13)となして他端側を基体への取付け
壁となすブラケット部材(11)によって、該挾持壁部に
樹脂チューブ(12)を組込んだ状態で周面を挾持して固
定していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の技術においては、予
め形成された前記ブラケット部材(11)を使用して、且
つ単に挾持壁(13)部で挾持する構造によるため、樹脂
チューブ(12)の組付け作業に煩わしさを招くばかりで
なく、固定部の該樹脂チューブ側に潰れ、変形を生ぜし
め、また、配設状態下にあって機関或いは機械、装置の
振動に起因して樹脂チューブ(12)に固定部の位置ずれ
を招き、更にその外周面に擦れ傷を誘発して長期の間に
破損を生ぜしめる等、概して固定を不確実とする問題を
有するものであった。
本考案は従来技術の有する前記問題に鑑みてなされた
もので、樹脂チューブの組付け作業の煩わしさをなくし
て簡易に固定部を形成し、同時に樹脂チューブ側での潰
れ、変形をなくすと共に、配設状態での加振下にあって
もその軸芯方向並びに円周方向を問わず前記位置ずれを
効果的に防止して該樹脂チューブの外周面での擦れ傷発
生の憂いをなくして確実に固定することのできるブラケ
ット部材による樹脂チューブの組付け固定構造を提案す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、少くとも1本の細
径からなる樹脂チューブの直管部分に、横断面略円形と
なす線材による両側端部を起立した略円形のクリップを
挾着状に掛合せしめ、更に該クリップ部分を射出成形し
て固化した熱可塑性樹脂によるブラケット体によって包
持状に鋳着埋設して構成したブラケット部材による樹脂
チューブの組付け固定構造を要旨とするもので、更に樹
脂チューブの直管部分の周面にクリップの掛合のための
環状溝を設けたものである。
(作用) 本考案はこのように構成されているため、前記樹脂チ
ューブの直管部分に、好ましくはこの直管部分の周面に
設けた環状溝部に、挾着状に掛合してなるクリップ部分
での包持状に鋳着埋設したブラケット体の構造により、
樹脂チューブの該ブラケット体への組付け作業の煩わし
さをなくして簡易に固定部を形成することとなり、また
樹脂チューブ側の固定部での潰れ、変形をなくすと共
に、加振状態下にあってクリップの両側端部の起立した
壁部を含む全体の鋳着とによって樹脂チューブの軸芯方
向並びに円周方向への位置ずれを効果的に防止すること
となり、同時に周面での擦れ傷の生ずる憂いをなくして
ブラケット部材による組付け固定を確実とすることがで
きるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第1図は本考案のブラケット部材による樹脂チューブの
組付け固定構造の一部切欠きによる平面図、第2図は第
1図のクリップ単体の平面図、第3図は他の実施例を示
す第2図相当図であって、(1)はブラケット体であ
り、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
セタール及びABS等の熱可塑性樹脂により射出成形して
なるものである。(2)は樹脂チューブであり、太さ20
m/m程度以下の比較的細径からなるもので、その直管部
分に、好ましくはこの直管部分の周面に設けた環状溝
(4)部に、横断面略円形となすピアノ線材等による両
側端部を起立した略円形のクリップ(3)を挾着状に掛
合せしめた状態で、該クリップ部分を前記ソケット体
(1)の射出成形に伴い同時に包持状に鋳着埋設して構
成するものである。
尚、上記実施例は1本の樹脂チューブについて説明し
たが、複数の樹脂チューブを一括集合して配列固定する
構造に応用できることは勿論のことである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案のブラケット部材による樹
脂チューブの組付け固定構造は、特にブラケット体の成
形に伴って同時に樹脂チューブ(2)の直管部分に、好
ましくはこの直管部分の周面に設けた環状溝(4)に、
挾着状に掛合したクリップ(3)部分を包持状に鋳着埋
設して構成されるため、これら構造により樹脂チューブ
(2)での組付け作業の煩わしさがなく簡易に固定する
ことができると共に、該樹脂チューブの組付け固定部で
の潰れ、変形の憂いがなく、更に、配設状態の加振下に
あっても樹脂チューブ(2)側での軸芯方向並びに円周
方向を問わずその位置ずれをなくすことができ、同時に
周面の擦れ傷による破損の憂いをなくして強固な固定に
よりブラケット体による組付け固定を確実とすることが
できる等、極めて有用なブラケット部材による樹脂チュ
ーブの組付け固定構造である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブラケット部材による
樹脂チューブの組付け固定構造の一部切欠きによる平面
図、第2図は第1図のクリップ単体の平面図、第3図は
他の実施例を示す第2図相当図、第4図は従来例の側面
図である。 (1)……ブラケット体、(2)……樹脂チューブ、
(3)……クリップ、(4)……環状溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1本の細径からなる樹脂チュー
    ブ(2)の直管部分に、横断面略円形となす線材による
    両側端部を起立した略円形のクリップ(3)を挾着状に
    掛合せしめ、更に該クリップ部分を射出成形して固化し
    た熱可塑性樹脂によるブラケット体(1)によって包持
    状に鋳着埋設して構成したことを特徴とするブラケット
    部材による樹脂チューブの組付け固定構造。
  2. 【請求項2】前記樹脂チューブ(2)の直管部分の周面
    に、クリップ(3)の掛合のための環状溝(4)を設け
    て形成したことを特徴とする請求項1記載のブラケット
    部材による樹脂チューブの組付け固定構造。
JP1989138192U 1989-11-29 1989-11-29 ブラケット部材による樹脂チューブの組付け固定構造 Expired - Fee Related JPH082548Y2 (ja)

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