JPH0526362Y2 - - Google Patents

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JPH0526362Y2
JPH0526362Y2 JP1916488U JP1916488U JPH0526362Y2 JP H0526362 Y2 JPH0526362 Y2 JP H0526362Y2 JP 1916488 U JP1916488 U JP 1916488U JP 1916488 U JP1916488 U JP 1916488U JP H0526362 Y2 JPH0526362 Y2 JP H0526362Y2
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rubber sleeve
cylinder
outer cylinder
intermediate body
inner cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えば自動車のリアサスペンシヨン
のリンク部分に使用される防振ゴムブツシユに関
する。
〈従来の技術〉 この種防振ゴムブツシユは、通常内筒体と外筒
体と、これら内外筒体間に充填形成されたゴムス
リーブとからなり、特に操縦安定性と乗心地の良
さを改良するため、特定方向の軸直角方向バネ特
性を異ならせる構造が採用されている。かかるバ
ネ特性に異方性を付与する具体例として、ゴムス
リーブ内に硬質部材よりなる中間体を埋設し、こ
の中間体が存在する所定の軸直角方向のバネ特性
を大きくし、一方中間体が存在しない所定の軸直
角方向のバネ特性を小さくすることがあげられ
る。かかる従来技術を示す例は、例えば特公昭61
−18055号公報に開示されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記先行技術にかかる構造にあつては、その製
造時中間体の支持が難しい。特に内筒体、外筒体
及び中間体を金型内に固定し、内外筒体間にゴム
を注入、加硫してゴムスリーブを形成する構造の
ものでは、中間体の金型への支持は困難である。
本考案は、かかる事情を考慮してなされたもの
で、ゴム充填時における中間体の支持を容易にす
る防振ゴムブツシユを提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 第1の考案は、金属製内筒体と、外筒体と、該
内筒体及び外筒体間に充填形成されたゴムスリー
ブと、上記内筒体及び外筒体中間に位置せしめら
れ上記ゴムスリーブ内に埋設された円筒体を2分
割してなる中間体とからなる防振ゴムブツシユに
おいて、上記外筒体及び中間体は軸直角方向に対
し斜め方向に設けられた連結体にて連結されると
ともに上記外筒体、中間体及び連結体はプラスチ
ツクにて一体形成されてなるものである。
また第2の考案は、金属製内筒体と、金属製外
筒体と、該内筒体及び外筒体間に充填形成された
ゴムスリーブと、上記内筒体及び外筒体中間に位
置せしめられ上記ゴムスリーブ内に埋設された円
筒体を2分割してなる中間体とからなる防振ゴム
ブツシユにおいて、上記中間体の外側表面に軸直
角方向に対し斜め方向に連結体を突出形成すると
ともに、上記中間体及び連結体をプラスチツクに
て一体形成してなり、上記連結体の先端は、上記
外筒体の内面に接着固定せしめられてなるもので
ある。
さらに第3の考案は、金属製内筒体と、金属製
外筒体と、該内筒体及び外筒体間に充填形成され
たゴムスリーブと、上記内筒体及び外筒体中間に
位置せしめられ上記ゴムスリーブ内に埋設された
円筒体を2分割してなる中間体とからなる防振ゴ
ムブツシユにおいて、上記中間体に該中間体内側
表面から内方へ軸直角方向に対し、斜め方向に連
結体を突出形成するとともに、該連結体の先端に
上記内筒体外周に密着する内筒体把持体を形成し
てなり、上記中間体、連結体及び内筒体把持体は
プラスチツクにて一体形成されてなるものであ
る。
〈作用〉 第1の考案において、中間体は連結体にて外筒
体に連結され、これら3者はブラスチツクにて一
体形成されている。それ故、内筒体及び外筒体を
金型内に固定しておけば、中間体もその位置が決
定され、内外筒体間にゴムを注入、充填しゴムス
リーブを形成すると中間体はこのゴムスリーブ内
に埋設された構造となる。
第2の考案において、中間体は連結体を介して
外筒体表面に接着固定されている。それ故、内筒
体及び外筒体を金型内に固定しておけば、中間体
もその位置が決定され、内外筒体間にゴムを注
入、充填しゴムスリーブを形成すると中間体はこ
のゴムスリーブ内に埋設された構造となる。
第3の考案において、中間体は連結体及び内筒
体把持体を介して内筒体外周に固定されている。
それ故、内筒体及び外筒体を金型内に固定してお
けば中間体もその位置が決定され、内外筒体間に
ゴムを注入、充填しゴムスリーブを形成すると、
中間体はこのゴムスリーブ内に埋設された構造と
なる。
上記第1ないし第3の考案において、各連結体
は軸直角方向に対し斜め方向に形成されているか
ら、外筒体に圧力が加わつたときこの連結体は曲
がり、その結果外筒体と中間体間のゴムスリーブ
部分は圧縮変形する。それ故、連結体がゴムスリ
ーブのゴム弾性に与える影響は殆どない。
〈実施例〉 第1図ないし第3図は、本考案第1実施例を示
し、1は金属製内筒体、2は外筒体、3は内外筒
体1,2間に注入し、充填され形成されたゴムス
リーブ、4は内外筒体1,2中間に位置せしめら
れた中間体で、円筒体を2分割した形状を有し、
ゴムスリーブ3内に一定間隔を隔てて埋設されて
いる。5は外筒体2と中間体4を連結する連結体
で軸直角方向に対し斜め方向に形成されている。
これら外筒体2、中間体4及び連結体5は、ナイ
ロン等の熱可塑性プラスチツクを使用し射出成形
法にて一体成形することができる。
かかる構造の防振ゴムブツシユの製造は、上記
内筒体1及び外筒体2を金型(図示せず)内に固
定し、内外筒体1,2間に未加硫ゴムを充填し
て、約150℃程度に加熱しゴムを加硫する。これ
によりゴムスリーブ3が形成され、中間体4及び
連結体5は、このゴムスリーブ3内に埋設された
構造となる。上記製造過程においては、内筒体1
の外側表面に予め接着剤が塗布されており、ゴム
の加硫時ゴムスリーブ3はこの表面に接着され
る。また連結体5の長さが内外筒体1,2の長さ
よりも短く設定されているため、外筒体2及び中
間体4はゴムスリーブ3に機械的に結合されてい
る。それ故、外筒体2及び中間体4への接着剤塗
布は不要である。
第1図に示す構造において、中間体4が存在す
る所定の軸直角方向(A方向)のバネ定数は大き
い。これにより操縦安定性が向上する。一方中間
体4が存在しない所定の軸直角方向(B方向)の
バネ定数は小さい。これにより騒音の吸収及び乗
り心地が改善される。また中間体4の存在によ
り、外筒体2の内筒体1に対する軸方向回転(C
方向)はしにくくなり、これもまた操縦安定性を
向上させる。
第4図は、本考案第2の実施例を示し、1,6
はともに金属製の内筒体及び外筒体、4は中間体
で前述の例と同様、円筒体を2分割した形状を有
し、ナイロン等熱可塑性プラスチツクにて形成さ
れる。5は中間体4の外側表面に、軸直角方向に
対し斜め方向に突出形成された連結体で、ナイロ
ン等熱可塑性プラスチツクにて中間体4と一体形
成されている。7は接着剤層で、連結体5をその
先端にて外筒体6の内面に接着固定する。ゴムス
リーブ3の形成方法は前述の例と同様である。
第5図は、本考案第3の実施例を示し、1,6
は金属製の内筒体及び外筒体、4は円筒体を2分
割した形状の中間体、8は中間体4の内側表面か
ら内方へ軸直角方向に対し斜め方向に突出形成さ
れた連結体、9は内筒体1の外周に密着する内筒
体把持体で連結体8の先端に形成されている。上
記中間体4、連結体8及び内筒体把持体9は、ナ
イロン等熱可塑性プラスチツクにて一体形成され
ている。ここで連結体8及び内筒体把持体9は、
第1の実施例に示す連結体8と同様、その長さは
内外筒体1,6の長さよりも小さい。内筒体1と
中間体4、連結体8及び内筒体把持体9との結合
構造は、後者の成形時同時に得られる。即ち、中
間体4、連結体8及び内筒体把持体9の射出成形
法による成形時、その金型内にインサートとして
内筒体1が固定されている。このようにして、内
筒体1、中間体4、連結体8及び内筒体把持体9
の結合体と、外筒体6は別の金型内に装着され、
ゴムスリーブ3を形成すべくゴムが内外筒体1,
6間に注入、充填される。この場合、外筒体6の
内面にのみゴムスリーブ3を接着する接着剤が塗
布される。
〈考案の効果〉 本考案によれば、中間体が外筒体又は内筒体に
連結体を介して連結されているから、ゴムスリー
ブ成形の際内筒体及び外筒体のみ金型内に固定し
ておけば、ゴム注入により中間体が移動したり、
或いは変形することはない。これにより、所定の
異方性をもつバネ特性を正確に得ることができ
る。
また本考案によれば、連結体は軸直角方向に対
し斜め方向に形成されているから、軸直角方向の
圧縮力が加わつたときこの連結体は曲がる。それ
故、連結体が存在する外筒体、中間体間又は円筒
体、中間体間のゴムスリーブ部分は、圧縮力に応
じて圧縮変形し、連結体がそのバネ特性に悪影響
を及ぼすことは殆どない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案第1の実施例の軸直角方向断
面図、第2図は、ゴムスリーブのみ除いた状態の
一部切欠斜視図、第3図は、軸方向であつて第1
図−線断面に対応する断面図、第4図は、本
考案第2の実施例の軸直角方向断面図、第5図
は、本考案第3の実施例の軸直角方向断面図であ
る。 1……内筒体、2,6……外筒体、3……ゴム
スリーブ、4……中間体、5,8……連結体、7
……接着剤層、9……内筒体把持体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属製内筒体と、外筒体と、該内筒体及び外
    筒体間に充填形成されたゴムスリーブと、上記
    内筒体及び外筒体中間に位置せしめられ上記ゴ
    ムスリーブ内に埋設された円筒体を2分割して
    なる中間体とからなる防振ゴムブツシユにおい
    て、上記外筒体及び中間体は軸直角方向に対し
    斜め方向に設けられた連結体にて連結されると
    ともに、上記外筒体、中間体及び連結体はプラ
    スチツクにて一体形成されてなることを特徴と
    する防振ゴムブツシユ。 (2) 金属製内筒体と、金属製外筒体と、該内筒体
    及び外筒体間に充填形成されたゴムスリーブ
    と、上記内筒体及び外筒体中間に位置せしめら
    れ上記ゴムスリーブ内に埋設された円筒体を2
    分割してなる中間体とからなる防振ゴムブツシ
    ユにおいて、上記中間体の外側表面に軸直角方
    向に対し斜め方向に連結体を突出形成するとと
    もに、上記中間体及び連結体をプラスチツクに
    て一体形成してなり、上記連結体の先端は、上
    記外筒体の内面に接着固定せしめられてなるこ
    とを特徴とする防振ゴムブツシユ。 (3) 金属製内筒体と、金属製外筒体と、該内筒体
    及び外筒体間に充填形成されたゴムスリーブ
    と、上記内筒体及び外筒体中間に位置せしめら
    れ、上記ゴムスリーブ内に埋設された円筒体を
    2分割してなる中間体とからなる防振ゴムブツ
    シユにおいて、上記中間体に該中間体内側表面
    から内方へ軸直角方向に対し斜め方向に連結体
    を突出形成するとともに、該連結体の先端に上
    記内筒体外周に密着する内筒体把持体を形成し
    てなり、上記中間体、連結体及び内筒体把持体
    はプラスチツクにて一体形成されてなることを
    特徴とする防振ゴムブツシユ。
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