JPH0543223Y2 - - Google Patents

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JPH0543223Y2
JPH0543223Y2 JP20131687U JP20131687U JPH0543223Y2 JP H0543223 Y2 JPH0543223 Y2 JP H0543223Y2 JP 20131687 U JP20131687 U JP 20131687U JP 20131687 U JP20131687 U JP 20131687U JP H0543223 Y2 JPH0543223 Y2 JP H0543223Y2
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lower cowling
vehicle body
clamp fitting
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cowling
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、二輪車の主として下部近傍で複数
の排気管相互を連結するパイプをクランプする金
具(クランプ金具ともいう)の構造、特に該パイ
プにカウリング等の他の部材が直接接触するのを
防止するための、ストツパ機能を有する部材が付
設されている構造のものに関する。
(従来技術) 最近のスポーツタイプ等の二輪車は、走行時、
特に高速走行時の空気抵抗を低減するため、第5
図に図示するように、車体の下部においてもロア
カウリング(ロアカウルとも略称される)Rを設
けているものが多い。
このロアカウリングは、二輪車が凹凸面を走行
する際不都合がないよう最低地上高H(第5図参
照)を大きくする必要から、また走行時の空気抵
抗を小さくするため二輪車の前面面積をできるだ
け小さくする必要から、上方に位置する車体側に
できるだけ近接して配設する必要がある。
従つて、排気管が、ステツプ近傍およびその前
部において、車体の底部に配設されている形式の
二輪車の場合には、上記ロアカウリングの底部と
排気管が近接する。
ところで、上記ロアカウリングは、従来の二輪
車においては専ら該ロアカウリングの内壁側の上
部及び側部で車体に取着され、下部では車体側に
取着されていない構造のものが多い。このような
構造を有する先行技術として、実開昭62−43089
号がある。
(考案が解決しようとする課題) このため、上記ロアカウリングの位置が当初の
取付位置から変化した場合には、該ロアカウリン
グ底部近傍と排気管の距離が小さくなり、ロアカ
ウリングが排気管からの熱の影響をうけやすくな
るという不都合がある。
本考案は、上記現況に鑑みおこなわれたもの
で、第6図に図示するような、車体底部で両側に
配設されている排気管E1,E2を有しその各排
気管E1,E2がそこから延設された連結パイプ
1A,1Bで連結されている形式の二輪車におい
て、該連結パイプをクランプする金具に、ロアカ
ウリングを所定距離以上排気管に近づけることの
ないようなストツパ機能(当接部)を有する部分
を付設した構造の、クランプ金具を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の要旨とするところは、車体底部もしく
はその下方の両側にあつて相互に連結パイプで連
結された排気管が配設され、且つ該車体下方を覆
うロアカウリングを有する形式の二輪車におい
て、上記連結パイプをクランプするためのクラン
プ金具であつて、 該クランプ金具が、取着された際にロアカウリ
ング側に突出する突出片を有し、該突出片の先端
部に当接した際の応力を緩和するための当接面積
の大きくなつた当接部が形成されていることを特
徴とする。
(作用) しかして、上述のような構成を有するクランプ
金具は、ロアカウリングの取付位置が規定の取付
位置から変化するなどしても、クランプ金具の先
端部に形成されている当接部で当接してそれ以上
排気管側には近接しない。従つて、排気管との間
は、常にクランプ金具の突出片の突出長さだけの
隙間が確保される。このため、排気管からの熱の
影響は、許容範囲内に抑えられる。
また、クランプ金具の当接部と当接するロアカ
ウリングは、広い面積の当接部で接触するため、
この接触によつてロアカウリングが傷付くことは
ない。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第1図は連結パイプに取着された状態でのクラ
ンプ金具の構造を示す側面図、第2図は第1図の
−矢視図である。
第1図あるいは第2図において、1A,1Bは
連結パイプで、この連結パイプ1A,1Bは車体
の両側に配置された排気管E1,E2(第2図参
照)から各々延設され、その先端部で入子式に接
合されることによつて上記両側の排気管E1,E
2(第2図参照)を連結している。
第1図あるいは第2図において、2はクランプ
金具で、このクランプ金具2は上記連結パイプ1
A,1Bの入子式に連結した部分の外周に装着さ
れている。そして、このクランプ金具2は、第1
図に図示するように、全体がリング状の一箇所が
切断された形状をなし、その切断された部分の両
端部から締結片2aが略半径方向外側に突出形成
され、この一方の締結片2aに形成された貫通孔
にボルト5を貫装して、他の一方の締結片2aに
固着されているナツト6に螺合させることによつ
て、上記リング状になつた部分を縮径してクラン
プするよう構成されている。
また、上記クランプ金具20の一方即ち取着時
にロアカウリングR側となる部分には突出片3が
形成され、その先端部は基端側に対して略直角に
屈曲されて当接面3aが形成され、上記ロアカウ
リングRと当接する際広い面積で受ける(当接す
る)よう構成されている。即ち、当接面3aにロ
アカウリングRが接触した際、その応力がロアカ
ウリングRを形成する部材の許容応力以下になる
ような面積に構成されている。
また、本実施例において、ロアカウリングRと
の当接の際の応力(特に衝撃応力)をさらに緩和
するため、第1図に図示するように、上記当接面
3aには弾性材(本実施例の場合ゴム)4が装着
されている。上記弾性材4の装着は、本実施例の
場合、第1図に図示するように、該弾性材4の中
央に上記当接面3aが挿着可能な溝部が形成され
ることにより嵌込み式になつている。また、第4
図a,bに図示するように、差し込んだ弾性材4
が抜け落ちないように、抜ける側に係止する抜け
止め8を形成してもよい。この頭突き状の抜け止
めは、厚み方向に設けても、幅方向に設けてもあ
るいはその両方に設けてもよい。
そして、本実施例の場合、クランプ金具2の突
出片3の突出長さLは、ロアカウリングRが車体
に対し規定寸法で取着された際に、上記クランプ
金具2の弾性材4のロアカウリング側の端面4a
と、ロアカウリングRの内壁面の間に僅かの間隙
(実際の場合3〜5mm程度の間隙)が形成される
ような寸法になつている。
こうして、上述のように構造を有するクランプ
金具は、ロアカウリングRが、第1図あるいは第
2図に図示するような状態から、なんらかの理由
により排気管1Aあるいは1B側に近接するよう
に変形などしてきた場合でも、該ロアカウリング
Rはクランプ金具2の当接面3a、正確には該当
接面3aに挿着されている弾性材4に当接してそ
れ以上排気管側に近接することはない。そして、
上記当接した状態において、ロアカウリングR
は、広い接触面積で且つ弾性材を介してクランプ
金具の突出片で保持されるため、クランプ金具と
の当接によつてなんらかの傷付くことはない。
従つて、当初、ロアカウリングを車体に取着す
る際、従来のように多少の寸法的な余裕をもつた
状態で取着する必要はない。
尚、上記実施例では、二輪車の気筒数について
特に言及していないが、本考案は第3図a,b,
cに図示するように、二気筒、四気筒、あるいは
六気筒等のエンジン形式の排気管E1,E2であ
つても、車体の両側に排気管がありそれらが連結
パイプで連結された構造の二輪車については全て
実施することができる。
(効果) 本考案は、上述のように、ロアカウリングを、
排気管の熱の好ましくない影響を受けない範囲
で、可能な限り車体に近づけることができるた
め、最低地上高を従来のものに比べ大きくするこ
とができる。
この結果、第2図に図示するように、走行時、
路面7に対して、大きくバンクすることが可能
な、且つ空気抵抗の少ない二輪車を提供すること
ができる。
また、本考案は主要部分は従来あるクランプ金
具を利用しているので、製造原価を殆ど上げるこ
となく、上記作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は連結パイプに取着された状態でのクラ
ンプ金具の構造を示す側面図、第2図は同正面
図、第3図a,b,cはエンジンが二気筒、四気
筒、六気筒のエンジン形式の場合の排気管の要部
の配置構造を示す平面図、第4図aは抜け止め構
造を示す平面図、第4図bは抜け止め構造を示す
側面図、第5図はロアカウリングを有するスポー
ツタイプの二輪車の形状を示す側面図、第6図は
二輪車の車体に対する排気管の配置構造を示す斜
視図である。 R……ロアカウリング、1A,1B……排気
管、2……クランプ金具、3……突出片、3a…
…当接面、4……弾性材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体底部もしくはその下方の両側にあつて相互
    に連結パイプで連結された排気管が配設され、且
    つ該車体下方を覆うロアカウリングを有する形式
    の二輪車において、上記連結パイプをクランプす
    るためのクランプ金具であつて、 該クランプ金具が、取着された際にロアカウリ
    ング側に突出する突出片を有し、該突出片の先端
    部に当接した際の応力を緩和するための当接面積
    の大きくなつた当接部が形成されていることを特
    徴とする。
JP20131687U 1987-12-29 1987-12-29 Expired - Lifetime JPH0543223Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20131687U JPH0543223Y2 (ja) 1987-12-29 1987-12-29

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JP20131687U JPH0543223Y2 (ja) 1987-12-29 1987-12-29

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Publication Number Publication Date
JPH01105721U JPH01105721U (ja) 1989-07-17
JPH0543223Y2 true JPH0543223Y2 (ja) 1993-10-29

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