JP3055354B2 - 自動車用内燃機関における配管取付構造 - Google Patents

自動車用内燃機関における配管取付構造

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JP3055354B2
JP3055354B2 JP5080919A JP8091993A JP3055354B2 JP 3055354 B2 JP3055354 B2 JP 3055354B2 JP 5080919 A JP5080919 A JP 5080919A JP 8091993 A JP8091993 A JP 8091993A JP 3055354 B2 JP3055354 B2 JP 3055354B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用内燃機関にお
ける配管取付構造に関し、特に、配管の取付を容易化す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用内燃機関におけるバキュ
ーム配管等の各種配管を取り付ける手法として、特公昭
56−24101号公報に記載のものがあり、又、取付
ブラケットの一部に配管を直接溶接或いはロー付等によ
り固着取付し、この取付ブラケットの非配管取付部を吸
気系のコレクター又はインテークマニホールドに取付ボ
ルトを用いて締結する手法が知られている。
【0003】例えば、図4及び図5に示すように、略L
字形状の取付ブラケット1の先端部の一方の面に1つの
配管Aを溶接或いはロー付けし、他方の面に3つの配管
B,C,Dを並列して溶接或いはロー付けする。この取
付ブラケット1の基端部には取付ボルト2の挿通孔3が
形成される。そして、取付ブラケット1の基端部を吸気
系のコレクタの取付ボス4に接触配置し、前記取付ボル
ト挿通孔3に挿通した取付ボルト2を前記取付ボス4に
ねじ込んで締め付け、取付ブラケット1を取付ボス4に
締結する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
配管取付構造にあっては、次のような問題点があった。
即ち、従来の構成は、前記取付ボルト2の締め付け用工
具5を該取付ボルト2の頭部2aにセットする必要か
ら、取付ボルト2の頭部2aが存する側に取付ボルト2
の軸方向に沿って伸びる空間部を工具必要空間部5A
(工具5の径に相当する)として確保する必要がある。
このため、取付ブラケット1の先端部の一方の面に溶接
された配管Aを、他の構造物、例えばフューエルインジ
ェクタ6との干渉を阻止するべく、このフューエルイン
ジェクタ6から引き離して、配管Aとフューエルインジ
ェクタ6との間に隙間を確保しようとすると、上記工具
必要空間部5Aを確保する必要上、この空間部5Aへは
配管Aを寄せることができない。
【0005】この結果、取付ブラケット1を取付ボルト
2によって取付ボス4に締結する部分において、工具5
の必要空間部5Aの確保と、配管Aの他の構造物(フュ
ーエルインジェクタ6等)との干渉を防止するための隙
間の確保とは相容れず、配管Aの取付に苦慮しているの
が実情である。そこで、本発明は上記に鑑みてなされた
ものであり、自動車用内燃機関の配管取付構造におい
て、配管を取り付けた取付ブラケットを取付ボルトによ
って内燃機関側の部品に締結する部分において、前記取
付ボルト締め付け用の工具を使用するための必要空間部
を確保しつつ、配管と他の構造物との干渉を防止するた
めの隙間を確保し得るようにして、限られた空間におい
て配管の取付を苦慮することなく容易に行うことを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の自動
車用内燃機関における配管取付構造は、複数の配管の一
部の配管が固着取付される取付ブラケットの非配管取付
部を取付ボルトによって内燃機関本体側の部品に締結し
てなる自動車用内燃機関における配管取付構造におい
て、前記取付ブラケットと前記取付ボルトの頭部との当
接面にスペーサを介在させ、該スペーサに前記複数の配
管の残りの配管を固着取付し、取付ボルト頭部の位置
を、前記取付ブラケットと前記内燃機関本体側の部品と
の締結部から取付ボルト軸方向に所定距離引き離すよう
にした。
【0007】
【作用】上記の構成において、取付ボルト頭部の位置
が、取付ブラケットと取付ボスとの締結部から取付ボル
ト軸方向に所定距離引き離される結果、取付ボルトの頭
部が存する側に取付ボルト軸方向に沿って伸びる工具必
要空間部は取付ブラケットと取付ボスとの締結部から離
れる。従って、取付ブラケットの取付ボルト頭部側の面
に配設する配管を、取付ボルト中心軸線上に近づけるこ
とができ、この配管を他の構造物から引き離すことが可
能となり、配管と他の構造物との間の隙間を大きく確保
することができ、配管と他の構造物との干渉を防止する
ことができるようになる。又、スペーサに配管を固着さ
せることで、スペーサ周りの空間を活用することができ
る。
【0008】つまり、取付ブラケットを取付ボルトによ
って取付ボスに締結する部分において、取付ボルト締め
付け工具の必要空間部の確保しつつ、配管と他の構造物
との干渉を防止するための隙間を確保すると共に空いた
スペースを有効に活用することができるようになり、配
管の取付を、苦慮することなく容易に行うことができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
述する。図2は内燃機関の正面図を示しており、図中Y
部は本発明の配管取付構造の一実施例の適用箇所である
吸気系のコレクタ部を示し、図3は上記Y部の拡大詳細
図を示している。
【0010】図1及び図3において、内燃機関における
バキューム配管等の複数、例えば4つの各種配管a,
b,c,dは互いに近接して配設され、2つの取付ブラ
ケット7,8によって内燃機関本体側の部品に取り付け
られる。一方の取付ブラケット7は板状に形成され、そ
の先端部の一方の面には3つの配管a,b,cが溶接或
いはロー付けされている。この取付ブラケット7の基端
部には図示しない取付ボルトの挿通孔9が形成される。
そして、取付ブラケット7の基端部は、図示しない内燃
機関本体側部品に、取付ボルト挿通孔9に挿通した図示
しない取付ボルトにより締結される。
【0011】前記取付ブラケット8による配管取付部が
本発明の対象部位であり、これについて詳述する。即
ち、取付ブラケット8の配管取付部8aは板状に形成さ
れ、該配管取付部8aの先端部の一方の面には4つの配
管a〜dのうち2つの配管a,bが溶接或いはロー付け
されている。この取付ブラケット8の配管取付部8aの
基端部には取付ボルト10の挿通孔11が形成される。
【0012】ここで、取付ブラケット8を取付ボルト1
0によって吸気系のコレクタの取付ボス12に締結する
が、本構成においては、取付ブラケット8と取付ボルト
10の頭部10aとの当接面にスペーサ13を介在さ
せ、取付ボルト頭部10aの位置を、取付ブラケット8
と取付ボス12との締結部から該取付ボルト12の軸方
向に所定距離引き離すようにする。
【0013】即ち、取付ブラケット8の配管取付部8a
の配管a,b取付面と反対側の面の取付ボルト挿通孔1
1周りには、筒状のスペーサ13が溶接或いはロー付け
されている。このようにスペーサ13が固着された取付
ブラケット8の配管取付部8aの基端部を取付ボス12
に接触配置し、スペーサ13の中心孔を挿通しかつ取付
ブラケット8の取付ボルト挿通孔11に挿通した取付ボ
ルト10を工具14を使用して取付ボス12にねじ込ん
で締め付け、取付ブラケット8を取付ボス12に締結す
る。
【0014】そして、4つの配管a〜dのうち他の2つ
の配管c,dを取付ブラケット8と取付ボルト頭部10
aとの当接面に介在されたスペーサ13の外周面に近接
して配置し、一方の配管cを取付ブラケット8の面とス
ペーサ13外周面とに溶接或いはロー付けし、他方の配
管dを配管c外周面とスペーサ13外周面とに溶接或い
はロー付けする。
【0015】この場合、予め、取付ブラケット8にスペ
ーサ13を固着すると共に、該取付ブラケット8に2つ
の配管a,bを固着し、かつ上記のように、配管c,d
を溶接或いはロー付けし、全ての配管a〜dが一体化取
付された取付ブラケット8を取付ボルト10により取付
ボス12に締結する。かかる配管取付構造によると、取
付ブラケット8と取付ボルト頭部10aとの当接面にス
ペーサ13を介在させ、取付ボルト頭部10aの位置
を、取付ブラケット8と取付ボス12との締結部から取
付ボルト10の軸方向に所定距離引き離すようにした結
果、取付ボルト頭部10aが存する側に取付ボルト10
の軸方向に沿って伸びる工具必要空間部14A(工具1
4の径に相当する)は取付ブラケット8と取付ボス12
との締結部から離れる。
【0016】この結果、取付ブラケット8の取付ボルト
頭部10a側の面に配設する2つの配管c,dを、取付
ボルト10の中心軸線上に従来よりも近づけることがで
き、この配管c,dを他の構造物、例えばフューエルイ
ンジェクタ15から引き離すことが可能となり、配管
c,dとフューエルインジェクタ15との間の隙間を大
きく確保することができ、配管c,dとフューエルイン
ジェクタ15との干渉を防止することができるようにな
る。又、スペーサ13に配管c,dを固着させること
で、スペーサ13周りの空間を活用することができる。
【0017】つまり、取付ブラケット8を取付ボルト1
0によって取付ボス12に締結する部分において、取付
ボルト締め付け工具14の必要空間部14aを確保しつ
つ、配管c,dと他の構造物(フューエルインジェクタ
15)との干渉を防止するための隙間を確保すると共に
空いたスペースを有効に活用することができるようにな
り、配管c,dの取付を、苦慮することなく容易に行う
ことができる。
【0018】上記実施例においては、配管cを取付ブラ
ケット8の面とスペーサ13外周面とに溶接により固着
取付し、配管dを配管c外周面とスペーサ13外周面と
に溶接により固着取付するようにしたが、配管cは取付
ブラケット8の面及びスペーサ13外周面のいずれか一
方に固着取付すれば良い。尚、実施例のように、配管c
を取付ブラケット8の面とスペーサ13外周面の両方に
固着取付することにより、又、配管dを配管c外周面と
スペーサ13外周面の両方に固着取付することにより、
配管c,dの配設位置の精度が向上するという利点があ
る。
【0019】又、実施例に示した配管の数は本発明を限
定するものではない。以上のように、特定の実施例を参
照して本発明を説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、当該技術分野における熟練者等により、
本発明に添付された特許請求の範囲から逸脱することな
く、種々の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべ
きである。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、配管を取
り付けた取付ブラケットを取付ボルトによって内燃機関
側の部品に締結する部分において、取付ボルト頭部の位
置を、スペーサによって、取付ブラケットと内燃機関本
体側の部品との締結部から取付ボルト軸方向に所定距離
引き離し、前記スペーサに前記配管とは別の配管を固着
取付するようにしたから、前記取付ボルト締め付け用の
工具を使用するための必要空間部を確保しつつ、配管と
他の構造物との干渉を防止するための隙間を確保するこ
とができ、限られた空間において配管の取付性を向上す
ることができる有用性大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動車用内燃機関における配管
取付構造の一実施例を示す図で、(A)は平面図、
(B)は(A)中X−X矢視断面図
【図2】 同上実施例の配管取付構造の適用部位を示す
内燃機関の正面図
【図3】 図2中Y部拡大詳細図
【図4】 従来の自動車用内燃機関における配管取付構
造の一例を示す平面図
【図5】 図4中Z−Z矢視断面図
【符号の説明】
c,d 配管 8 取付ブラケット 8a 配管取付部 10 取付ボルト 10a 取付ボルト頭部 11 取付ボルト挿通孔 12 取付ボス 13 スペーサ 14 工具 14A 工具必要空間部 15 フューエルインジェクタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の配管の一部の配管が固着取付される
    取付ブラケットの非配管取付部を取付ボルトによって内
    燃機関本体側の部品に締結してなる自動車用内燃機関に
    おける配管取付構造において、前記取付ブラケットと前
    記取付ボルトの頭部との当接面にスペーサを介在させ、
    該スペーサに前記複数の配管の残りの配管を固着取付
    し、取付ボルト頭部の位置を、前記取付ブラケットと前
    記内燃機関本体側の部品との締結部から取付ボルト軸方
    向に所定距離引き離すようにしたことを特徴とする自動
    車用内燃機関における配管取付構造。
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