JP2000304011A - 樹脂製品の固定方法 - Google Patents

樹脂製品の固定方法

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JP2000304011A
JP2000304011A JP11115222A JP11522299A JP2000304011A JP 2000304011 A JP2000304011 A JP 2000304011A JP 11115222 A JP11115222 A JP 11115222A JP 11522299 A JP11522299 A JP 11522299A JP 2000304011 A JP2000304011 A JP 2000304011A
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Tatsuo Kato
辰雄 加藤
Atsushi Ito
篤史 伊藤
Shigeru Katsuragi
茂 桂木
Futaba Kanehira
二葉 兼平
Masayuki Kato
昌幸 加藤
Kunihiko Ito
邦彦 伊藤
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂製品10に設けた貫通孔11にボルト等
の貫通部材30を貫通させることにより別の部材(被固
定部材)20に固定する際に、樹脂製品10の加工工程
の伸縮による基準位置となる部位からの貫通孔11の位
置ずれに影響されることなく確実に固定できるようにす
ること。 【解決手段】 貫通孔11内に貫通部材の挿入を可能と
する筒部材40を配置し、筒部材が貫通孔11内で移動
可能としたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貫通孔を有する樹
脂製品を貫通部材によって固定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂製品にボルト等の貫通部
材を通す孔(貫通孔)を形成し、ボルトによって別の部
材(被固定部材)に固定することは行われている。この
際に、鉄等の堅い部材で形成される貫通部材を挿入する
ことから、貫通部材に比べて剛性の低い樹脂製品に形成
される貫通孔の強度(締め付け強度等)を確保するため
に、さまざまな手段が提案されてきた。例えば、実開昭
55−64458号(以下、第1の従来技術と称す)に
は、ケーシングを合成樹脂製としたエアクリーナを自動
車等の車体に取付ける技術が開示されている。このケー
シングの取付部には貫通孔が設けられ、ボルトによって
車体に設けた鋼板製取付部に固定されるものである。第
1の従来技術においては、ケーシングの取付部と車体の
取付部との間に金具のつばを配置し、このつばと一体形
成された円筒部がケーシングの取付部の貫通孔内に位置
することで、貫通孔の内壁にボルトが接触することを防
止することが開示されている。また、実開平4−136
304号(以下、第2の従来技術という)には、樹脂製
品に設けた貫通孔にボルトを通して別の部材(被固定部
材)に固定する技術が開示されている。第2の従来技術
においては、樹脂製品の貫通孔回りの樹脂材中にカラー
を設けて、ボルトの軸力をカラーによって受けること
で、締め付け強度を確保する技術が開示されている。
【0003】また、特開平9−125970号(以下、
第3の従来技術と称す)には、合成樹脂製の吸気装置に
関する技術が開示されている。第3の従来技術に開示さ
れる吸気装置は、上下に2分割したそれぞれの部品を樹
脂成形し、これらを溶着した後に、エンジン本体に複数
のボルトによって固定されるものである。当然のことな
らがら、ボルトを貫通させるための孔が吸気装置に形成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1の従来
技術、第2の従来技術のそれぞれに開示される樹脂製品
の固定方法においては、1つのボルトによって樹脂製品
を被固定部材に固定するものであり、樹脂製品の貫通孔
の位置と、被固定部材に設けられるボルト孔の位置が多
少ずれていても固定することには大きな影響がない。
【0005】しかしながら、第3の従来技術において
は、複数のボルトを順次、或いは同時に締め付けるの
で、吸気装置に設けられる複数のボルト貫通孔の位置が
正確な位置であること、及びボルト貫通孔と被固定部材
に形成するボルト孔の相対的な位置関係が正確であるこ
とが要求される。ところが、吸気装置の取付前に2つの
樹脂部材を溶着させることによって吸気装置を完成させ
ることもあり、熱を加えることによる吸気装置全体の伸
縮が発生する。また、吸気装置が樹脂で形成されること
により、エンジン本体への取付までに時間がかかると、
樹脂が空気中の水分を吸収することによる伸縮が発生す
る。これらの伸縮は、同一設計の吸気装置であっても、
条件、環境によって収縮率が微妙に変化するので、設計
通りの取付位置に吸気装置を固定することは非常に難し
い。
【0006】この課題を解決するために、ボルト貫通孔
を大きくして、被固定部材側に形成するボルト孔の位置
で位置決めすることも考えられる。複数のボルトが同一
直線上に設けられる場合には、最初に固定するボルトの
位置を基準位置となる部位として、他のボルト貫通孔の
形状をこの基準位置となる部位からの距離に応じた長孔
とすれば容易に対応できる場合もある。しかし、第3の
従来技術に開示される技術のように、複数のボルトが同
一直線上にない場合には、ボルト貫通孔を大径とし、こ
れより大きなフランジ部をボルトに取付けて締め付けす
ることとなり、フランジ部の大型化が要求され非常に不
経済な固定方法となる。
【0007】故に、本発明は、貫通孔の強度を確保しつ
つ、樹脂製品を固定する場合の位置決めが簡単にできる
固定方法を提供することを、その技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るため、請求項1の発明の樹脂製品の固定方法は、基準
位置となる部位と貫通孔とを有する樹脂製品を、基準位
置となる部位を被固定部材の所定の位置に合致させて、
貫通孔に挿入される貫通部材によって、被固定部材に固
定する樹脂製品の固定方法であって、貫通孔内には貫通
部材の挿入を受入可能な筒部材が配置され、筒部材が径
方向に貫通孔内を移動可能であるようにしたことであ
る。この発明によれば、筒部材が貫通孔内を移動可能と
することで、基準位置となる部位から離れた部位におけ
る位置調整を可能とし得る。
【0009】好ましくは、貫通部材は径方向に張り出し
たフランジ部を有し、且つ貫通部材はボルト、ナット等
の回転によって樹脂製品を締め付け可能な締込部材であ
り、締込部材を締め付けることによってフランジ部が筒
部材の軸方向一端面に当接させるとよい。この発明によ
れば、貫通部材のフランジは筒部材の軸方向一端面を締
め付けることで樹脂製品を固定し得る。
【0010】好ましくは、筒部材の長さは貫通孔の長さ
よりも小さくするとよい。この発明によれば、貫通部材
が締め付けられることによって樹脂部材の貫通孔の開口
部分に埋まり込んで強固に樹脂製品を固定し得る。
【0011】好ましくは、筒部材の軸方向他端面が被固
定部材に当接させるとよい。この発明によれば、筒部材
の両端を貫通部材のフランジ部と被固定部材とで固定さ
れることにより強固に樹脂製品を固定し得る。
【0012】好ましくは、筒部材は、貫通孔に挿入され
た後に抜け落ちないように抜け止め防止手段を備えてい
るとよい。この発明によれば、樹脂製品の成形後、被固
定部材に固定するまでの移送時に筒部材が抜け落ちて欠
落することがなく、また樹脂製品を被固定部に取付ける
際に筒部材を保持する必要がなくし得る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。
【0014】図1乃至図2には、本発明の第1の実施の
形態を示す。図1は、本発明の固定方法により、樹脂製
品10を別の部材20にボルト30によって固定した部
分断面図を示している。樹脂製品10は図示しない基準
位置となる部分において別の部材20との間で位置決め
されている。樹脂製品10にはボルト30を挿入するた
めの貫通孔11が形成されている。貫通孔11の中央部
分には、貫通孔11の内径を小さくする突起部分12が
設けられている。貫通孔11の内側には、カラー40が
配置されている。図2に示すカラー40の組付け図に示
すように、カラー40は雄カラー41、雌カラー42の
合わせ部材で構成されている。雄カラー41、雌カラー
42のそれぞれには、鍔部43、44が設けられてい
る。ボルト30の頭部31の樹脂製品10側にはワッシ
ャー32が配置している。
【0015】上記の第1の実施形態の固定方法を説明す
る。先ず、樹脂製品10の貫通孔11の図1における上
側から雌カラー43を挿入し、突起部分12に引っかけ
る。次いで、貫通孔11の図1における下側から雄カラ
ー43を挿入し、雄カラー41と雌カラー42とを合体
させる。この状態で、カラー40の鍔部43、44の外
径は貫通孔11の内径よりも小さく、突起部分12より
も大きいので、カラー40は樹脂製品10から落下する
ことがなく、樹脂製品10の移送時にカラー40が紛失
することはない。更に、図示しない基準位置となる部位
において、樹脂製品10と別の部材20との間の取付位
置が決定し、樹脂製品10と別の部材20とが固定され
る。そして、ボルト30にワッシャー32を挿入し、カ
ラー40を貫通させ、ボルト30は別の部材20のボル
ト孔(雌ネジ)21との間で絞め込まれる。このとき、
鉄系材料で形成されるワッシャー32が、図1に示すよ
うに樹脂製品10の貫通孔11の長さAに対して、カラ
ー40の軸方向長さBになるまで、樹脂製品10内に押
し込んで、鍔部44に当接する。一方、別の部材20と
鍔部43とが当接して樹脂製品10が別の部材に固定さ
れる。このように固定された、カラー40と貫通孔11
との間には、環状の空間13が形成されている。したが
って、万一、ボルト30の挿入時に、樹脂製品10に設
けた貫通孔11の位置が図示しない基準となる位置から
離れた位置となっていることに起因して、設計寸法と多
少異なった位置となり貫通孔11の中心にボルト孔21
が位置していなくても、環状空間13の範囲でカラー4
0の位置が調整可能となる。また、図1に示すようにワ
ッシャー32がカラー40の鍔部44に当接するので、
図1に示した状態以上にボルト30を締め付けることは
制限されることとなり、樹脂製品10に必要以上の圧力
を加えることがなく、樹脂製品10の貫通孔11周辺を
ボルト30の締付力による圧力から適切に保護すること
ができる。
【0016】図3乃至図5は、本発明の第2の実施形態
を示しており、図1乃至図2に示した第1の実施形態と
同一部材には同一の符号を付した。なお、第2の実施形
態においても、樹脂製品10は図示しない基準位置とな
る部分において別の部材20との間で位置決めされてい
る。
【0017】第2の実施形態においては、樹脂製品10
の貫通孔11の両端に関し、ボルト60の頭部61側の
開口には貫通孔11よりも大径の掘り下げ部分14が形
成され、別の部材20に隣接する開口には係止部分15
が形成されている。また、貫通孔11の内壁には、軸方
向に長孔17が形成されている。ボルト60は、頭部6
1にフランジ62が一体に形成される鉄系材料で形成さ
れたボルトである。カラー50は、フランジ62に当接
する鍔部51と鍵部52とを、軸方向の両端に形成して
いる。この鍵部52は、貫通孔11の長孔17に挿入可
能で、貫通孔11に形成される係止部15と係合可能で
ある。詳しくは、図4に示すように、係止部15は傾斜
面部15aと平面部15bと段差部15cとから構成さ
れ、傾斜面部15aはカラー50の径方向に傾斜面が形
成されている。段差部15cには、図4に示すように長
さLの段差が形成されて、傾斜面部15aの端部よりも
平面部15bの軸方向の長さは短くなっている。従っ
て、図4乃至図5に示すように、カラー50を鍵部52
が長孔17に沿うように貫通孔11に挿入した後、カラ
ー50を図示時計方向に回転させることによって、鍵部
52が傾斜面部15aにそって回転し、段差部15cを
乗り越えて平面部15bに位置し、カラー50が樹脂製
品10の貫通孔11に固定される。また、カラー50の
長さCは、図3に示すように、樹脂製品10の連通孔1
1の長さAよりも若干小さくなっている。
【0018】上記の第2実施形態の固定方法を説明す
る。先ず、上記に説明したように、カラー50を貫通孔
11に挿入し、鍵部52を係止部15と係合させる(図
5に示した状態)。この係合によって、カラー50が樹
脂製品10から脱落することを防止されている。次い
で、図示しない基準位置となる部位において、樹脂製品
10と別の部材20との間の取付位置が決定し、樹脂製
品10と別の部材20とが固定される。そして、ボルト
60をカラー50に挿入し、別の部材20のボルト孔2
1との間で締め付けられる。このとき、鍔部51、鍵部
52を含めたカラー50の外側と貫通孔11との間に
は、環状の空間18が形成されており、環状の空間18
の範囲でカラー50の位置は調整できる。ボルト60の
締め付け量は、第1の実施の形態と同様に、カラー50
の鍔部51にボルト60のフランジ62が当接し、カラ
ー50の端面53に別の部材20が当接するまで締め付
けられる。
【0019】図6乃至図7は、本発明の第3の実施形態
を示しており、図1乃至図2に示した第1の実施形態と
同一部材には同一の符号を付した。なお、第3の実施形
態においても、樹脂製品10は図示しない基準位置とな
る部分において別の部材20との間で位置決めされてい
る。
【0020】第3の実施形態においては、樹脂製品10
の貫通孔11に形成された突起部分12に、環状の爪部
19が形成されている。また、図7に単品図を示すよう
にカラー70は、鍔部71と張り出し部72とを有す
る。この張り出し部72は、カラー70を貫通孔11に
挿入した際に、環状の爪部19に軽い力で圧入できる程
度の直径となっている。また、カラー70の長さDは、
図6に示すように、樹脂製品10の連通孔11の長さA
よりも若干小さくなっている。
【0021】上記の第3実施形態の固定方法を説明す
る。先ず、カラー70を貫通孔11に挿入し、カラー7
0の張り出し部72を爪部19に対して圧入し、爪部1
9の領域を通過させてカラー70を貫通孔11に係合さ
せる。この係合によって、カラー70が樹脂製品10か
ら脱落することを防止されている。また、図6から明ら
かなように、ボルト30を挿入する前の状態において
は、カラー70は貫通孔11内を移動可能である。次い
で、図示しない基準位置となる部位において、樹脂製品
10と別の部材20との間の取付位置が決定し、樹脂製
品10と別の部材20とが固定される。そして、ボルト
30をカラー70に挿入し、別の部材20のボルト孔2
1との間で締め付けられる。このとき、鍔部71、張り
出し部72含めたカラー70の外側と貫通孔11との間
には、環状の空間22が形成されており、環状の空間の
範囲でカラー70の位置は適宜調整できる。ボルト30
の締め付け量は、第1の実施の形態と同様に、カラー7
0の鍔部71にワッシャー32が当接し、張り出し部7
2の端面に別の部材20が当接するまで締め付けられ
る。
【0022】図8は、本発明の固定方法を用いた吸気装
置の一例を示している。図8に示す吸気装置80は、樹
脂材で形成されるアッパーピース81と樹脂材で形成さ
れるロアピース82とが振動溶着によって接合されてい
る。ロアーピス82には図示しないエアクリーナ側に吸
気装置80を接続するためのフランジ部83と、図示し
ないエンジンの各気筒に連通する吸気間に接続するため
のフランジ部84とが形成されている。フランジ部83
には2つのボルト83bを貫通させる貫通孔83aが形
成され、フランジ部84には4つのボルト84bを貫通
させる貫通孔84aと1つのボルト84b1を貫通させ
る貫通孔84a1とが形成されている。吸気装置80
は、合計7つのボルト83a、84b、84b1によっ
てエンジンに固定されている。7つの貫通孔のうち、6
つの貫通孔83a、84aには、前述の第1の実施形態
乃至第3の実施形態で説明したカラー40、50又は7
0が、貫通孔の内壁と所定の間隔を持って配置されてい
る。吸気装置80は、吸気制御弁85によって2つのサ
ージタンク86、87に区画され、エアークリーナから
供給される吸気の吸気脈動によって吸気制御弁85が開
閉する。
【0023】この吸気装置の固定方法は、基準位置とな
る部位を形成する貫通孔84a1にボルト84b1を締
め付けることで固定し、次いで、この基準位置となる部
位である貫通孔84a1から離れた他の貫通孔83a、8
4aにボルト83a、84aを固定する。貫通孔83
a、84aにおいては、カラーが貫通孔内を所定の範囲
で移動可能であるので、アッパーピース81とロアーピ
ース82との振動溶着等により貫通孔83a、84aが
設計寸法位置と多少ずれても、位置ずれを吸収できる。
【0024】図8に示した実施の形態においては、2つ
の貫通孔83aと4つの貫通孔84aに本発明の樹脂製
品の固定方法を施しているが、4つの貫通孔84aが基
準位置となる部位である貫通孔84a1と同一平面上に
あること及び4つの貫通孔84aが貫通孔84a1から
比較的近い位置にあることから、本発明の樹脂製品の固
定方法を2つの貫通孔83aのみに施すことも可能であ
る。実際の問題として、2つの貫通孔83aは貫通孔8
4a1からの距離も離れており、且つアッパーピース8
1とロアピース82との接合面(振動溶着を施す部分)
が3次元に湾曲しており、振動溶着により吸気装置80
の収縮に加え、吸気装置80の反り等によって貫通孔8
3aの位置のずれ量も大きくなる。
【0025】本実施の形態においては、貫通部材として
ボルトで締め付けるもののみを説明に用いたが、別の部
材に固定した円柱ボルトにナットを用いて締め付ける場
合に、円柱ボルトにカラーを取付けてナットを締め付け
ることや、別の部材に固定した円柱にカラーを介在させ
てクリップを用いて締め付けることも可能である。
【0026】また、同様に基準となる部位の固定方法に
ついても、図8に示した実施の形態のようにボルトで締
め付けるもの以外に、上記のナットやクリップの利用も
可能である。更には、樹脂部材と別の部材との接合面に
おいて、一方に凹部を形成し、他方に凸部を形成して、
嵌めあわせることによって基準位置となる部位を位置決
めすることも可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、貫通孔を介して樹脂製
品を被固定部材に取付けるにあたり、樹脂製品の伸縮等
があったとしても基準位置となる部位との間の相対的な
貫通孔の位置のずれを簡単に吸収し、確実に樹脂製品を
被固定部材に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定方法により樹脂製品を被固定部材
に固定した第1の実施形態の断面図である。
【図2】第1の実施形態のカラーの組付けの状態を示す
図面である。
【図3】本発明の固定方法により樹脂製品を被固定部材
に固定した第2の実施形態の断面図である。
【図4】第2の実施形態のカラーを取付ける様子を示し
た図面である。
【図5】第2の実施形態のカラーを取り付けた様子を示
した図面である。
【図6】本発明の固定方法により樹脂製品を被固定部材
に固定した第3の実施形態の断面図である。
【図7】第3の実施形態のカラーの単品図である。
【図8】本発明の固定方法を内燃機関の吸気装置に応用
した図面である。
【符号の説明】
10 樹脂製品 11、83a、84a 貫通孔 20 被固定部材 30、60、83b、84b ボルト(貫通部材) 40、50、70 カラー(筒部材) 84a1 基準位置となる部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼平 二葉 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 加藤 昌幸 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 伊藤 邦彦 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3D038 BA00 BA12 BC00 3J001 AA01 BA02 CA04 DB02 EA02 3J034 BA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準位置となる部位と貫通孔とを有する
    樹脂製品を、前記基準位置となる部位を被固定部材の所
    定の位置に合致させて、前記貫通孔に挿入される貫通部
    材によって、前記被固定部材に固定する樹脂製品の固定
    方法であって、 前記貫通孔内には前記貫通部材の挿入を受入可能な筒部
    材が配置され、前記筒部材が径方向に前記貫通孔内を移
    動可能であることを特徴とする樹脂製品の固定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記貫通部材は径方
    向に張り出したフランジ部を有し、且つ前記貫通部材は
    ボルト、ナット等の回転によって前記樹脂製品を締め付
    け可能な締込部材であり、前記締込部材を締め付けるこ
    とによって前記フランジ部が前記筒部材の軸方向一端面
    に当接することを特徴とする樹脂製品の固定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記筒部材の長さは
    前記貫通孔の長さよりも小さいことを特徴とする樹脂製
    品の固定方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記筒部材の軸方向
    他端面が前記被固定部材に当接することを特徴とする樹
    脂製品の固定方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4において、前記筒部材
    は、前記貫通孔に挿入された後に抜け落ちないように抜
    け止め防止手段を備えていることを特徴とする樹脂製品
    の固定方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5において、前記樹脂製品
    は内燃機関用の吸気装置であり、前記被固定部材が内燃
    機関であることを特徴とする樹脂製品の固定方法。
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