JP2540987Y2 - エンジンの排気ガス還流装置 - Google Patents

エンジンの排気ガス還流装置

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JP2540987Y2
JP2540987Y2 JP6864992U JP6864992U JP2540987Y2 JP 2540987 Y2 JP2540987 Y2 JP 2540987Y2 JP 6864992 U JP6864992 U JP 6864992U JP 6864992 U JP6864992 U JP 6864992U JP 2540987 Y2 JP2540987 Y2 JP 2540987Y2
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JP
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flange
exhaust gas
pipe
return pipe
welding
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尚己 大石
泉 井村
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Daihatsu Motor Co Ltd
Usui Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
Usui Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエンジンの排気ガス還流
装置に関し、特に還流排気ガスを吸気中に導入する還流
パイプの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】排気ガスの一部を吸気中に還流すること
により排気ガス中のNOx の低減を図る排気ガス還流
(以下、EGRと記す)装置において、吸気中に還流排
気ガスを導入するために還流パイプを吸気通路内に挿入
したものは、実開昭61−6664号公報、実開昭62
−135862号公報、実開平3−112561号公報
等に開示されている。
【0003】このようなEGR装置における還流パイプ
の取付手段として、図2に示すように、吸気通路を構成
する例えばサージタンク21の壁に挿入穴22と取付座
23を形成し、挿入穴22に挿入する還流パイプ24の
基端にフランジ25を外嵌して溶接26にて固着し、こ
のフランジ25をガスケット27を介して取付座23に
重合し、さらにフランジ25の外面にガスケット28を
介してEGRバルブ30の取付フランジ29を重合し、
EGRバルブ30の取付フランジ29と還流パイプ24
の基端のフランジ25を取付ボルト31にて取付座23
に締結固定したものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では還流パイプ24の基端にフランジ25を溶接26
にて固着しているためにその溶接幅を管理しないと挿入
穴22に溶接26が干渉する恐れがあり、溶接作業がし
にくいという問題があり、また溶接幅として4〜6mmは
必要であり、その幅を確保するために還流パイプ24の
径に比してフランジ25の径を大きくする必要があり、
それに伴ってガスケット27、28やEGRバルブ30
も大きくする必要があるという問題があった。さらに溶
接によるスパッタ等がフランジ25や還流パイプ24に
付着するため、溶接作業に加えてスパッタ除去工程が必
要になり、還流パイプ24の製作工数が多く、コスト高
になるという問題があった。又、還流パイプ24が薄肉
管であると、溶接による熱影響により組織が劣化し、溶
接後の熱処理なしで使用すると、溶接部付近から破損す
る可能性があり、厚肉管であると、重量、コスト共に増
加する。
【0005】本考案は、このような従来の問題点に鑑
み、還流パイプのフランジ径を小さくして小型のガスケ
ットやEGRバルブ等を用いることができ、かつその還
流パイプの製作工数が少なくて済み、耐久信頼性があ
り、軽量で低コストのエンジンの排気ガス還流装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、排気還流ガス
を吸気系の吸気通路壁に穿孔した挿入穴内に挿入した還
流パイプから吸気中に導入するようにしたエンジンの排
気ガス還流装置において、還流パイプの基端に吸気通路
壁の外面に重合して締結固定するフランジを設け、かつ
このフランジを還流パイプの基端をテーパ状に押し開い
た拡大部と拡大部から適当間隔設けて形成した膨出突条
部との間で挟持して還流パイプとフランジを結合したこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案によれば、還流パイプの基部において膨
出突条とテーパー状の拡大部の間でフランジの内周部を
挟持して還流パイプとフランジを結合し、溶接による接
合を不要にしているので、還流パイプの外周部に溶接幅
を確保する必要がなく、その分フランジ径を大きくする
必要がないので小型のガスケットやEGRバルブ等を用
いることができ、また膨出突条及び拡大部は還流パイプ
の塑性加工にて容易に形成でき、溶接やスパッタ除去等
の工程が不要で製作工数が少なくなり、低コストにて製
造できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1を参照して説
明する。
【0009】図1において、1は吸気系のサージタンク
であり、還流排気ガスを導入する適所の壁に挿入穴2と
取付座3が形成されている。4は、挿入穴2に挿入して
吸気中に還流排気ガスを分散混入させるための還流パイ
プであり、その基端部に取付用のフランジ5が設けられ
ている。このフランジ5は、還流パイプ4の基端からフ
ランジ5の厚さに対応する適当間隔へだてた位置に形成
された環状の膨出突条6と基端をテーパ状に押し開いた
拡大部7との間で挟持されて還流パイプ4に結合されて
いる。製造工程としては、膨出突条6を形成した還流パ
イプ4の基部に、内周部外面にテーパ面5aを形成した
フランジ5を嵌合し、還流パイプ4の基端をテーパ面5
aに沿わせるようにプレス成形すればよい。一方、挿入
穴2の外側端部には膨出突条6が余裕をもって入り込む
凹部2aが形成され、挿入穴2の内径は膨出突条6の外
径よりも小さく設定されている。
【0010】この還流パイプ4の取付構成は、還流パイ
プ4を挿入穴2に挿入し、そのフランジ5をガスケット
8を介して取付座3に重合し、さらにフランジ5の外面
にガスケット9を介してEGRバルブ10の取付フラン
ジ11を重合し、これらEGRバルブ10の取付フラン
ジ11と還流パイプ4基端のフランジ5を取付ボルト1
2にて取付座3に締結固定している。
【0011】以上の構成において、還流パイプ4の基部
において膨出突条6とテーパー状の拡大部7の間でフラ
ンジ5の内周部を挟持することによって還流パイプ4と
フランジ5を接合しているので、還流パイプ4の基部に
溶接にてフランジ5を接合した場合のように還流パイプ
4の外周部に溶接幅を確保する必要がない。そのため、
溶接幅と膨出突条6の高さの差に応じてフランジ5の径
を小さくできて小型のガスケット8、9やEGRバルブ
10を用いることができる。例えば、還流パイプ4の外
径が19mmの場合、従来では溶接幅として6mm確保しさ
らに2mmの隙間を確保すると挿入穴2の径が35mmとな
るのに対して、本実施例では膨出突条6の外径は20mm
でよく2mmの隙間を確保しても挿入穴2の外側端の凹部
2aの径は24mmとなり、フランジ5の径を11mm小さ
くすることができる。このように取付座3、ガスケット
8、9及びEGRバルブ10を小型化できるので、搭載
設計の自由度が拡大するとともに軽量化を図ることがで
きる。又、溶接しないため還流パイプ4として薄肉管を
用いても耐久信頼性があり、軽量化できる。さらに、挿
入穴2の内径を膨出突条6が通過できない径に設定して
いるので、エンジン振動や排ガスによる熱応力等により
フランジ5の内周部に対する拡大部7の係合が緩むよう
なことがあっても還流パイプ4がサージタンク1内に脱
落してしまうようなことがない。
【0012】又、膨出突条6及び拡大部7は還流パイプ
4の塑性加工にて容易に少ない工数で形成でき、溶接作
業やそれに伴うスパッタ除去等の工程が不要であるた
め、製作工数が少なくなり、低コストにて製造でき、ま
たスパッタ等が残る恐れもないので品質も向上する。
【0013】上記実施例では、還流パイプ4をサージタ
ンク1に配置した例を示したが、還流パイプ4の配置位
置は吸気マニホールド等、吸気系の任意の適当な位置に
配置することができる。
【0014】
【考案の効果】本考案のエンジンの排気ガス還流装置に
よれば、還流パイプの基部において膨出突条とテーパー
状の拡大部の間でフランジの内周部を挟持して還流パイ
プとフランジを接合し、溶接による接合を不要にしてい
るので、還流パイプの外周部に溶接幅を確保する必要が
なくなり、その分フランジ径を小さくできて小型のガス
ケットやEGRバルブ等を用いることができ、搭載設計
の自由度が拡大するとともに軽量化を図ることができ、
また溶接しないため還流パイプとして薄肉管を用いて軽
量化を図っても耐久信頼性があり、また膨出突条及び拡
大部は還流パイプの塑性加工にて容易に形成でき、溶接
やスパッタ除去等の工程が不要であるため製作工数が少
なくなってコスト低下を図れるとともに品質も向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエンジンの排気ガス還流装置の一実施
例における還流パイプ配置部の断面図である。
【図2】従来例のエンジンの排気ガス還流装置における
還流パイプ配置部の断面図である。
【符号の説明】
1 サージタンク 2 挿入穴 3 取付座 4 還流パイプ 5 フランジ 6 膨出突条 7 拡大部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 還流排気ガスを吸気系の吸気通路壁に穿
    孔した挿入穴内に挿入した還流パイプから吸気中に導入
    するようにしたエンジンの排気ガス還流装置において、
    還流パイプの基端に吸気通路壁の外面に重合して締結固
    定するフランジを設け、かつこのフランジを還流パイプ
    の基端をテーパ状に押し開いた拡大部と拡大部から適当
    間隔設けて形成した膨出突条部との間で挟持して還流パ
    イプとフランジを結合したことを特徴とするエンジンの
    排気ガス還流装置。
JP6864992U 1992-10-01 1992-10-01 エンジンの排気ガス還流装置 Expired - Lifetime JP2540987Y2 (ja)

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JPH0634157U JPH0634157U (ja) 1994-05-06
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KR20010036759A (ko) * 1999-10-11 2001-05-07 정주호 플라스틱 흡기 매니폴드의 배기가스 재순환 파이프 연결구조
KR20030016137A (ko) * 2001-08-20 2003-02-26 이명일 자동차용 EGR Pipe와 Braket의 연결방법
JP2015190386A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 アイシン高丘株式会社 エンジン用吸排気系配管及びその製造方法

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