JP2543687Y2 - 排気系の管継手 - Google Patents

排気系の管継手

Info

Publication number
JP2543687Y2
JP2543687Y2 JP10216991U JP10216991U JP2543687Y2 JP 2543687 Y2 JP2543687 Y2 JP 2543687Y2 JP 10216991 U JP10216991 U JP 10216991U JP 10216991 U JP10216991 U JP 10216991U JP 2543687 Y2 JP2543687 Y2 JP 2543687Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust pipe
plate flange
connection end
exhaust
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10216991U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0550281U (ja
Inventor
栄蔵 須山
正臣 福原
Original Assignee
カルソニック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カルソニック株式会社 filed Critical カルソニック株式会社
Priority to JP10216991U priority Critical patent/JP2543687Y2/ja
Publication of JPH0550281U publication Critical patent/JPH0550281U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2543687Y2 publication Critical patent/JP2543687Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の排気管同士等を
接続する排気系の管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の排気管同士を接続する管継
手は、例えば図2に示すように排気管1の接続端部1a
の外周に、薄肉の板材で形成されたプレートフランジ3
を溶接したり、或いは図3に示すように所定の肉厚を有
するフランジ5のシール面5aに、排気管7の挿通孔9
を中心として周縁部に凹溝11を有する環状凹部13を
形成し、この環状凹部13に排気管7の先端をかしめて
フランジ5を排気管7に取り付けている。
【0003】又、図4に示すように排気管15にビード
部17を設け、このビード部17と排気管15先端のフ
レア部19との間でフランジ21をかしめ接合したもの
が実開平2−37217号公報で開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、図2に示す
従来構造にあっては、溶接によってコストが掛かってし
まい、又、排気管1に粒界腐食が発生して排気管1に亀
裂が生じてしまう虞が指摘されている。特に、昨今の環
境問題や資源問題による低公害,高燃費を図る一つの手
段として車両の軽量化が図られているが、その潮流に従
い管継手のフランジも、図3や図4の如く肉厚の厚いフ
ランジ5,21に代えて図2の如き肉厚の薄いプレート
フランジ3が広く採用され、又、排気管1自体も薄肉化
が図られている。
【0005】従って、排気管1自体の薄肉化が図られて
いる実情に於て、粒界腐食による排気管1自体の亀裂は
重大な問題として指摘されている。又、図3に示す従来
例にあっては、フランジ5のシール面5aに環状凹部1
3を形成するため、シール面5aのシール性が必ずしも
十分なものとは言えず、又、この環状凹部13に排気管
7の先端をかしめる構造であるから、ステンレス等の如
く加工が困難な材料では製造が困難であった。そして、
斯かる欠点は図4の従来例にも当てはまり、その改善が
望まれていた。
【0006】本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、車両の軽量化を図るために肉厚の薄いプレートフラ
ンジを用いた管継手にあって、シール性が良好で粒界腐
食による排気管の亀裂をなくし、併せてコストの低減を
図った排気系の管継手を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本考案は、薄肉の板材で形成されたプレートフラン
ジの通孔に、排気管の接続端部を取り付けてなる排気系
の管継手に於て、上記排気管の接続端部近傍に、環状突
起をその周方向に沿って設けると共に、プレートフラン
ジの通孔に沿って、排気管の接続端部に挿入される筒状
部を設け、当該筒状部の挿入側先端を拡開させて、当該
挿入側先端を環状突起の内面に係合したものである。
【0008】
【作用】本考案によれば、プレートフランジの筒状部の
拡開した挿入側先端が排気管の環状突起の内面に係合し
て、プレートフランジが排気管に取り付くこととなる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1に基づき詳細
に説明する。図1に於て、23は接続端部23aをやや
拡開させた排気管、25は薄肉の板材で形成されたプレ
ートフランジで、排気管23の接続端部23aの近傍に
は、ビード状の環状突起27がその周方向に沿って設け
られている。
【0010】又、上記プレートフランジ25の中央に
は、排気ガスの流通孔として所定の径を有する通孔29
が形成されると共に、排気管23の内径と同一の外径を
有する筒状部31が、当該通孔29に沿ってプレートフ
ランジ25と一体に設けられており、当該筒状部31は
排気管23の接続端部23a内に挿入されている。
【0011】そして、筒状部31の挿入側先端31aは
フレア加工が施されて拡開した構造となっており、拡開
した当該挿入側先端31aが環状突起27の内面に係合
し、又、環状突起27から接続端部23aに亘る排気管
23が筒状部31の外周に接合して、接続端部23aが
筒状部31の基部31bに当接している。
【0012】而して、上記プレートフランジ25を排気
管23に取り付けるには、接続端部23aが筒状部31
の基部31bに当接する迄プレートフランジ25の筒状
部31を排気管23の接続端部23aに挿入した後、通
孔29から治具を挿入して挿入側先端31aをフレア加
工し、当該挿入側先端31aを環状突起27の内面に係
合させればよい。
【0013】本実施例はこのように構成されているか
ら、プレートフランジ25の筒状部31の拡開した挿入
側先端31aが環状突起27の内面に係合し、又、環状
突起27から接続端部23aに亘る排気管23が筒状部
31の外周に接合して、排気管23からのプレートフラ
ンジ25の脱落が防止されることとなる。
【0014】そして、図示しないが、排気管23に接続
する他方の排気管にも、同様にプレートフランジ25を
取り付けて両プレートフランジ25をボルト締めすれ
ば、排気管23と他の排気管との接続が行われることと
なる。
【0015】このように、本実施例は、プレートフラン
ジ25を排気管23に取り付けるに当たり溶接を廃止し
た構造としたので、本実施例によれば、図2に示す従来
例に比し材料費,加工費の削減によってコストの低減が
図れると共に、溶接による粒界腐食の発生もなくなるの
で、排気管23の耐久性が飛躍的に向上することとなっ
た。
【0016】又、本実施例のプレートフランジ25は、
図3及び図4のフランジ5,21と異なりそのシール面
25aがフラットになるためシール性が向上すると共
に、排気管23やプレートフランジ25に極端なフレア
加工を必要としないため、ステンレス等の加工が困難な
材料でも制作が容易である利点を有する。
【0017】尚、上記実施例の構造に加えて、環状突起
27から接続端部23aに亘る排気管23とプレートフ
ランジ25の筒状部31との間にシール材を挿入して、
排気ガスのガス洩れを図ってもよいことは勿論である。
【0018】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、プ
レートフランジを排気管に取り付けるに当たり溶接を廃
止したので、従来例に比し材料費,加工費の削減によっ
てコストの低減が図れると共に、溶接による粒界腐食の
発生もなくなるので、排気管の耐久性が飛躍的に向上
し、又、確実なシール性を維持できる利点を有する。
【0019】加えて、本考案にあっては、従来に比し極
端なフレア加工等を必要としないため、ステンレス等の
加工が困難な材料でも制作が容易である利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る管継手の断面図であ
る。
【図2】従来の管継手の断面図である。
【図3】従来の他の管継手の断面図である。
【図4】実開平2−37217号公報に開示された管継
手の断面図である。
【符号の説明】
23 排気管 23a 接続端部 25 プレートフランジ 27 環状突起 29 通孔 31 筒状部 31a 挿入側先端

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉の板材で形成されたプレートフラン
    ジ(25)の通孔(29)に、排気管(23)の接続端
    部(23a)を取り付けてなる排気系の管継手に於て、
    上記排気管(23)の接続端部(23a)近傍に、環状
    突起(27)をその周方向に沿って設けると共に、プレ
    ートフランジ(25)の通孔(29)に沿って、排気管
    (23)の接続端部(23a)に挿入される筒状部(3
    1)を設け、当該筒状部(31)の挿入側先端(31
    a)を拡開させて、当該挿入側先端(31a)を環状突
    起(27)の内面に係合したことを特徴とする排気系の
    管継手。
JP10216991U 1991-12-11 1991-12-11 排気系の管継手 Expired - Fee Related JP2543687Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10216991U JP2543687Y2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 排気系の管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10216991U JP2543687Y2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 排気系の管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0550281U JPH0550281U (ja) 1993-07-02
JP2543687Y2 true JP2543687Y2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=14320208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10216991U Expired - Fee Related JP2543687Y2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 排気系の管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2543687Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0550281U (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4802698A (en) Joint means having flanges
US20060202480A1 (en) Pipe clamp assembly with v-ring insert
US4813718A (en) Clamping collar
JP4076372B2 (ja) フランジ配管接続構造
EP1674686B1 (en) Pipe joint, gasket and method for obtaining the joint
JP4769361B2 (ja) 管継手
JP2543687Y2 (ja) 排気系の管継手
US5909903A (en) Coupling structure for coupling two pipes
JP3433248B2 (ja) 薄肉ステンレス鋼管と継手の接続構造
JP2579458Y2 (ja) 車両用排気管の継手構造
JPH0138255Y2 (ja)
JPH0550280U (ja) 排気管の継手構造
JPH09133276A (ja) 管体の接続構造
JPH0680987U (ja) 排気管の継手構造
JPH0241433Y2 (ja)
JPH059581Y2 (ja)
JPH1096492A (ja) シール材レス差し込み継手
JPH1096493A (ja) シール材レス差し込み継手
JP2001041119A (ja) インテークマニホールドのサージタンク構造
JPH07259551A (ja) 管継手装置
JPH06715Y2 (ja) フランジを用いた管接続部
JPH0541225Y2 (ja)
JPH053707Y2 (ja)
JPH07293763A (ja) 管体の接続構造
JPH0238012Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees