JP4076372B2 - フランジ配管接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの冷却液を冷媒とするEGRガス冷却装置等のフランジ配管接続構造に係り、特に電縫管等の溶接管を用いた管径50m/m程度以下の比較的小径で、かつ肉厚2m/m程度以下の薄肉金属配管端部でのフランジ継手との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のEGRガス配管等の接続構造としては、例えば図3、図4に示すように、薄肉金属配管11の端部を外側に管軸と直角に折曲げて締結用フランジ部11−1を形成し、このフランジ部11−1の外表面を相手配管部品12の平坦状シール面12−1に当接させた状態で板状フランジ体13にてボルト締結した構造となしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の接続構造にあっては、EGRガス配管が電縫管等の溶接管の場合、図3、図4図に示すように、薄肉金属配管11の管内面に存在する溶接ビード部11−2がフランジ部11−1の外表面すなわちシート面に半径方向に現れるため、この溶接ビード部11−2に起因する流体洩れが懸念される。かかる対策としては、このフランジ部11−1のシート面に現れた溶接ビード部11−2を事前に除去して接続する方法が一般的であるが、溶接ビード部11−2の除去工程が必要となるため工程増を招き好ましくない。
【0004】
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたもので、溶接ビード部の除去を不要とするのみならず、シール性能および耐久性に優れ、確実にして安定した継手強度を確保し得るEGRガス配管等のフランジ配管接続構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るフランジ配管接続構造は、電縫管等溶接管製の薄肉金属配管端部とフランジ継手との接続構造において、前記薄肉金属配管端部にシール面が外表面となるように外方へラッパ状に開口するダブルフレア部を形成するとともに、該ダブルフレア部の開口角度θを150度〜170度とし、相手配管部品の平坦状シール面に前記ダブルフレア部のシール面を当接せしめた状態で当該ダブルフレア部を板状フランジ体にてボルト締結した構造となしたことを特徴とするものである。また、前記ダブルフレア部の先端部に短尺のストレート管部を形成し、該ストレート管部を相手配管部品に内嵌して押圧締結する構造となしたことを特徴とするものである。
【0006】
本発明において、ラッパ状に開口するダブルフレア部の開口角度θを150度〜170度としたのは、開口角度θが150度未満ではフレアー成形時にパイプが内側に逃げて座屈状態になり、パンチに芯金が必要となり、なおかつ締付け時にパイプフレアー部が内側に逃げて座屈状態となり当該部分の応力集中状態の発生が懸念され、他方、170度を超えると相手配管部品の平坦状シール面に対して当該フレア部のシール面が面接触に近づき、シール面圧が低下しシール性能が安定しないためである。
また、ダブルフレア部の先端部に短尺のストレート管部を形成したのは、当該ストレート管部が相手配管部品に内嵌されるため接続時のセンター合わせを簡易迅速にかつ精度よく行うことができるのみならず、偏心(横荷重)に対する耐性もより向上させるためである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の薄肉金属配管端部とフランジ継手の接続構造の一実施例を示す縦断側面図、図2は同上接続構造の他の実施例を示す半截断面図であり、1は薄肉金属配管、1−1は締結用ダブルフレア部、1−2はストレート管部、2は相手配管部品、3は板状フランジ体、4は締結ボルトである。
【0008】
本発明における薄肉金属配管1は、管径50m/m程度以下の比較的小径で、かつ肉厚2m/m程度以下の電縫管等の溶接管からなる。このEGRガス配管としては、ステンレス電縫鋼管を用いるのが一般的である。
図1に示す接続構造では、この薄肉金属配管1の端部をシール面が外表面となるように二重に折曲げて外方へラッパ状に開口する締結用ダブルフレア部1−1を形成する。このときダブルフレア部1−1の開口角度θは、150度〜170度とする。
この薄肉金属配管1をフランジ継手により相手配管部品2に接続する場合は、薄肉金属配管1の端部に形成した締結用ダブルフレア部1−1のシール面1−1aを相手配管部品2の平坦状シール面に2−1に当接せしめた状態で、当該ダブルフレア部1−1を板状フランジ体3にて押さえるとともに締結ボルト14にて締付けて固定する。このようにして構成された接続構造は、ダブルフレア部1−1のシール面1−1aの断面輪郭湾曲面状の一部が相手配管部品2の平坦状シール面2−1に環状に線接触した状態となるため、シール面圧が高くシール性能が安定する。
【0009】
また、図2に示す接続構造は、前記ダブルフレア部1−1の先端部に短尺のストレート管部1−2を形成し、このストレート管部1−2を相手配管部品2に内嵌して締結して構成したもので、ストレート管部1−2の管軸方向長さは特に限定するものではないが、接続時の当該パイプのセンター合わせ機能と偏心(横荷重)に対する高耐性効果を考慮すると3〜10m/mが好ましい。
この薄肉金属配管1をフランジ継手により相手配管部品2に接続する場合は、薄肉金属配管1の先端部に設けたストレート管部1−2をダブルフレア部1−1のシール面1−1aが相手配管部品2の平坦状シール面に2−1に当接する位置まで内嵌した状態で、当該ダブルフレア部1−1を板状フランジ体3にて押さえるとともに締結ボルト14にて締付けて固定する。このようにして構成された接続構造も、ダブルフレア部1−1のシール面1−1aの断面輪郭湾曲面状の一部が相手配管部品2の平坦状シール面2−1に環状に線接触した状態となるため、シール面圧が高くシール性能が安定する。さらに、この接続構造の場合は、ストレート管部1−2の作用により接続時のセンター合わせを簡易迅速にかつ精度よく行うことができる。
【0010】
なお、薄肉金属配管1の端部にダブルフレア部1−1を成形する方法としては、特に限定するものではないが、薄肉金属配管1をチャッキングした状態で内径ピン付きの成形パンチにより成形する方法を用いることができる。
【0011】
【発明の効果】
本発明に係るEGRガス配管等のフランジ配管接続構造は上記したごとく、薄肉金属配管端部にシール面が外表面となるように外方へラッパ状に開口するごとく形成したダブルフレア部を板状フランジ体にてボルト締結して構成されるため、薄肉金属配管が電縫管のような溶接鋼管であっても内面ビード部がシート面に現れないことから溶接ビード部の除去を不要とするのみならず、ダブルフレア部のシール面の断面輪郭湾曲面状の一部が相手配管部品の平坦状シール面に環状に線接触した状態となるため、シール面圧が高くシール性能および耐久性に優れ、確実にして安定した継手強度を確保できるという効果が得られる。また、ダブルフレア部の先端部に短尺のストレート管部を形成し、該ストレート管部を相手配管部品に内嵌してボルト締結して構成されたものは、前記効果に加え、ストレート管部の作用により接続時のセンター合わせを簡易迅速にかつ精度よく行うことができる上、偏心(横荷重)に対する耐性をより向上できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄肉金属配管端部とフランジ継手の接続構造の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】同上接続構造の他の実施例を示す半截断面図である。
【図3】本発明の対象とする従来の薄肉金属配管端部とフランジ継手の接続構造例を示す縦断側面図である。
【図4】同上従来の接続構造における薄肉金属配管端部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 薄肉金属配管
1−1 締結用ダブルフレア部
1−1a シール面
1−2 ストレート管部
2 相手配管部品
2−1 平坦状シール面
3 板状フランジ体
4 締結ボルト

Claims (2)

  1. 溶接管製の薄肉金属配管端部とフランジ継手との接続構造において、前記薄肉金属配管端部にシール面が外表面となるように外方へラッパ状に開口するダブルフレア部を形成するとともに、該ダブルフレア部の開口角度θを150度〜170度とし、相手配管部品の平坦状シール面に前記ダブルフレア部のシール面を当接せしめた状態で当該ダブルフレア部を板状フランジ体にてボルト締結した構造となしたことを特徴とするフランジ配管接続構造。
  2. 前記ダブルフレア部の先端部に短尺のストレート管部を形成し、該ストレート管部を相手配管部品に内嵌して締結する構造となしたことを特徴とする請求項1記載のフランジ配管接続構造。
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