JPH0550280U - 排気管の継手構造 - Google Patents

排気管の継手構造

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JPH0550280U
JPH0550280U JP10254191U JP10254191U JPH0550280U JP H0550280 U JPH0550280 U JP H0550280U JP 10254191 U JP10254191 U JP 10254191U JP 10254191 U JP10254191 U JP 10254191U JP H0550280 U JPH0550280 U JP H0550280U
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JP
Japan
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flange
exhaust pipe
tubular member
gasket
joint structure
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Application number
JP10254191U
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English (en)
Inventor
紀元 小林
雅史 千野
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、排気管の継手構造に関し、ガスケ
ットを装着する環状溝の加工をなくしてフランジの熱に
よる歪みやフランジの加工コストの低廉化を図った排気
管の継手構造を提供することを目的とする。 【構成】 排気管5の接続端部5aの外周に、接続端部
5aがフランジ21のシール面21aからガスケット9
の肉厚より少なく突出するようにフランジ21を固着
し、接続端部5aの外周又はシール面21aにガスケッ
ト9を取り付けると共に、フランジ21のシール面21
aに、ボルト挿通孔と同軸上に筒状部材25を取り付
け、両フランジ1,21を筒状部材25を介してボルト
締めした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の排気管を接続する排気管の継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の排気管を接続する継手構造として、実開昭62−170892号 公報又は図6に示すものが知られている。
【0003】 図6に於て、1は排気管3の接続端部3aの外周に溶接されたフランジ、5は 前記排気管3に接続する排気管で、当該排気管5の接続端部5aにも同様にフラ ンジ7がその外周に溶接されている。
【0004】 そして、フランジ7のシール面7aには、リング状のガスケット9を装着する 環状溝11が排気管挿着孔13を中心として設けられており、斯かる環状溝11 にガスケット9を装着し、両フランジ1,7のシール面1a,7aを接合させて ボルト挿通孔15,17に挿通したボルト19で両フランジ1,7をボルト締め することによって排気管3,5が接続され、又、両フランジ1,7で挾持された ガスケット9によって接続部分の気密性が確保されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、上述の如き従来の継手構造にあっては、フランジ7のシール面7a に環状溝11を機械加工しなければならないため、コストが掛かってしまう欠点 があった。
【0006】 又、斯様にフランジ7に溝加工を施す結果、環状溝11を形成した部分のフラ ンジ7の肉厚が薄くなるため、溶接時の熱により歪みがででしまう虞があると共 に、耐久性の低下が指摘されている。
【0007】 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、上述の如き環状溝の加工をなく して熱による歪みや耐久性の低下を解消すると共に、加工コストの低廉化を図っ た排気管の継手構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る考案は、排気管の接続端部の外周 にボルト挿通孔を有するフランジを固着し、ボルト挿通孔に挿通したボルトによ り当該フランジを被接続部材側のフランジにガスケットを介して接続する排気管 の継手構造に於て、上記排気管の接続端部の外周に、接続端部がフランジのシー ル面からガスケットの肉厚より少なく突出するようにフランジを固着し、当該接 続端部の外周又はシール面にガスケットを取り付けると共に、当該フランジのシ ール面に、そのボルト挿通孔と同軸上に筒状部材を取り付け、両フランジを当該 筒状部材を介してボルト締めしたものである。
【0009】 そして、請求項2に係る継手構造は、排気管に取り付くフランジに、筒状部材 を挿着する筒状部材挿着孔を設けたものであり、請求項3の考案は、筒状部材の 一端に、フランジのシール面に当接するフランジを設けると共に、このフランジ をガスケットよりも薄肉にしたものである。
【0010】 更に、請求項4に係る継手構造は、筒状部材の軸方向にスリットを設けたもの である。
【0011】
【作用】
各請求項に記載の考案によれば、筒状部材がスペーサとして機能すると共に、 ガスケットが両フランジで挾持されて接続部の気密を図ることとなる。
【0012】 そして、請求項3によれば筒状部材に設けたフランジがスペーサとして機能し 、又、請求項4に係る考案では、スリットのスプリングバックによって筒状部材 が筒状部材挿着孔に強固に取り付くこととなる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。尚、図6に示す従来例 と同一のものは同一符号を以って表示する。
【0014】 図1は本考案の第一実施例に係る排気管の継手構造を示し、図中、21は排気 管5の接続端部5aの外周に溶接されたフランジで、このフランジ21は、接続 端部5aがフランジ21のシール面21aからガスケット9の肉厚よりも小さく 突出するように排気管5の外周に溶接されている。そして、接続端部5aの外周 に、ガスケット9が接続端部5aから突出して溶接で固着されている。
【0015】 又、排気管3の接続端部3aに取り付くフランジ1は、図6に示す従来例に比 し接続端部3aから若干突出して排気管3の外周に溶接されている。そして、当 該フランジ1のボルト挿通孔15と中心軸を同じくして上記フランジ21にはボ ルト挿通孔を兼ねる筒状部材挿着孔23が設けられており、当該筒状部材挿着孔 23に、筒状部材25がフランジ21のシール面21a側から挿着されている。
【0016】 筒状部材25は、図2に示すように一端に環状のフランジ27が形成された金 属製のブシュから構成されており、フランジ21のシール面21aに当該フラン ジ27が当接して、筒状部材25が筒状部材挿着孔23に挿着されている。又、 筒状部材25には軸方向にスリット29が形成されており、当該筒状部材25は 、当該スリット29のスプリングバックによって筒状部材挿着孔23に強固に固 定されている。
【0017】 そして、上記フランジ27はガスケット9の肉厚よりも薄肉に形成されており 、図1の如くボルト19を筒状部材27,ボルト挿通孔15に挿通させて両フラ ンジ1,21をボルト締めすることにより、ガスケット9が両フランジ1,21 で挾持されて排気管3,5の接続部の気密性が確保された構造となっている。
【0018】 本実施例はこのように構成されているから、組付け時に筒状部材25をフラン ジ21のシール面21a側から圧入すると、上述したようにスリット29のスプ リングバックによって、当該筒状部材25は筒状部材挿着孔23に強固に固定さ れる。
【0019】 そして、ボルト19によって両フランジ1,21をボルト締めすれば、ガスケ ット9が両フランジ1,21で挾持されて排気管3,5の接続部の気密性が確保 されて、両排気管3,5が接続されることとなる。
【0020】 このように、本実施例によれば、図6の如き環状溝11をフランジ21に加工 する必要がないので、フランジ21の製造コストを安く抑えることができる利点 を有する。
【0021】 又、斯様に環状溝11を加工する必要がなくなった結果、図6の従来例に比し フランジ21の耐久性が向上すると共に、溶接時の熱によってフランジ21に歪 みが発生する虞がなくなった。
【0022】 図3乃至図5は本考案の第二実施例を示し、図中、31は上記フランジ21と 同様、排気管5の接続端部5aの外周に溶接されたフランジで、このフランジ3 1も、接続端部5aがフランジ31のシール面31aから若干突出するように排 気管5の外周に溶接され、そして、当該接続端部5aの外周にリング状のガスケ ット9が接続端部5aから突出して固着されている。
【0023】 又、上記フランジ31には、図4に示すようにフランジ1のボルト挿通孔15 と同軸上にボルト挿通孔33が形成されているが、そのシール面31a側には、 更に筒状部材挿着孔として機能する座ぐり35がボルト挿通孔33と中心軸を同 じくして設けられており、当該座ぐり35に筒状部材37が挿着されている。
【0024】 筒状部材37は、図5に示すように軸方向にスリット39が形成された金属製 のブシュからなり、当該筒状部材37はスリット39のスプリングバックによっ て座ぐり35に固定されている。そして、筒状部材37は、図4に示すように、 筒状部材37を座ぐり35に固定した状態でボルト19を両ボルト挿通孔15, 33に挿通させて両フランジ1,31をボルト締めしたとき、ガスケット9が両 フランジ1,31で挾持されるように所定の長さを以って形成されている。
【0025】 本実施例はこのように構成されているから、フランジ31の組付け時に、筒状 部材37を座ぐり35に圧入すると、スリット39のスプリングバックによって 筒状部材37は座ぐり35に固定される。
【0026】 而して、斯かる状態でボルト19をボルト挿通孔15,33に挿通させてボル ト締めすれば、両フランジ1,31が接続されると共に、両フランジ1,31で ガスケット9が挾持されて排気管3,5の接続部の気密性が確保されることとな る。
【0027】 従って、本実施例によっても、従来の如くフランジ31にガスケット9を装着 する環状溝11を加工する必要がないので、フランジ31の製造コストを安く抑 えることができ、又、フランジ21の耐久性の向上が図れると共に溶接時の熱に よるフランジ31の歪みが防止できることとなった。
【0028】
【考案の効果】
以上述べたように、各請求項に記載の考案によれば、従来の如くフランジにガ スケットを装着する環状溝を加工する必要がないので、従来に比しコストの削減 が図れ、又、フランジの耐久性を向上させることができると共に、溶接時の熱に よるフランジの歪みが防止できることとなった。
【0029】 又、請求項4に係る考案によれば、スリットのスプリングバックによって筒状 部材が筒状部材挿着孔内に確実に挿着されるので、排気管の接続作業性が良好で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に係る排気管の継手構造の
断面図である。
【図2】筒状部材の斜視図である。
【図3】本考案の第二実施例に係る排気管の継手構造の
断面図である。
【図4】本考案の第二実施例に係る継手構造の部分断面
図である。
【図5】筒状部材の斜視図である。
【図6】従来の排気管の継手構造の断面図である。
【符号の説明】
1,21,27,31 フランジ 3,5 排気管 9 ガスケット 15,33 ボルト挿通孔 23 筒状部材挿着孔 25,37 筒状部材 29,39 スリット 35 座ぐり

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管(5)の接続端部(5a)の外周
    にボルト挿通孔(33)を有するフランジ(21,3
    1)を固着し、ボルト挿通孔(33)に挿通したボルト
    (19)により当該フランジ(21,31)を被接続部
    材側のフランジ(1)にガスケット(9)を介して接続
    する排気管の継手構造に於て、上記排気管(5)の接続
    端部(5a)の外周に、接続端部(5a)がフランジ
    (21,31)のシール面(21a,31a)からガス
    ケット(9)の肉厚より少なく突出するようにフランジ
    (21,31)を固着し、当該接続端部(5a)の外周
    又はシール面(21a,31a)にガスケット(9)を
    取り付けると共に、当該フランジ(21,31)のシー
    ル面(21a,31a)に、そのボルト挿通孔(33)
    と同軸上に筒状部材(25,37)を取り付け、両フラ
    ンジ(1,21,31)を当該筒状部材(25,37)
    を介してボルト締めしたことを特徴とする排気管の継手
    構造。
  2. 【請求項2】 排気管(5)に取り付くフランジ(2
    1,31)には、筒状部材(25,37)を挿着する筒
    状部材挿着孔(23)が設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の排気管の継手構造。
  3. 【請求項3】 筒状部材(25)の一端には、フランジ
    (21)のシール面(21a)に当接し、ガスケット
    (9)よりも薄肉のフランジ(27)が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の排気管の
    継手構造。
  4. 【請求項4】 筒状部材(25,37)には、軸方向に
    スリット(29,39)が設けられていることを特徴と
    する請求項2又は請求項3記載の排気管の継手構造。
JP10254191U 1991-12-12 1991-12-12 排気管の継手構造 Pending JPH0550280U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257561A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Kowa Industry Co Ltd 水管橋の管フランジ継手
CN114552131A (zh) * 2022-02-28 2022-05-27 三一重工股份有限公司 电连接器组件、电池箱系统及电动作业机械
WO2022158136A1 (ja) * 2021-01-25 2022-07-28 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 排気管、及びエンジン

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