JP3766971B2 - ブラケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ブッシュ等を設けた防振装置に好適なブラケット、特に押し出し成形された本体部を備えるとともに取付の自由度を高くしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2002−45982号には、アルミ合金等を長尺に押し出してから定尺カットして本体部を形成し、さらにこの本体部へ別体の取付部材を重ねて摩擦撹拌接合で一体化することにより、本体部の押し出し方向へ長く張り出す張り出し形状の取付部とした防振装置用ブラケットが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように押し出し成形の本体部を使用すればブラケットを低コストで製造できる。その反面、押し出し成形品だけでは取付位置がカット幅の範囲内に限定されるので、本体部からその押し出し方向へ長く張り出す張り出し形状の取付部が必要な場合は、上記従来例のように別体の取付部材を設けて摩擦撹拌接合等により取付けなければならない。しかし、摩擦撹拌接合は比較的時間がかかってコストアップしてしまう。
【0004】
このため、コスト的に有利な押し出し成形の本体部を用い、かつ張り出し形状の取付部を容易に形成できることが望まれている。そこで本願発明は係る要請の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るブラケットは、押し出し成形により長尺状に形成してから所定幅にカットしてなる本体部と、この本体部と後から一体化され、かつ本体部の押し出し方向へ張り出す張り出し形状の取付部とを備えたブラケットにおいて、前記本体部の一部を含むように鋳ぐるみ成形して、この鋳ぐるみ部分により前記張り出し形状の取付部を形成するとともに、
前記本体部のカット幅よりも長い補強部材を前記張り出し形状の取付部内へ一体に鋳ぐるんだことを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】
請求項1によれば、押し出し成形された本体部の一部を鋳ぐるむことにより張り出し形状の取付部を一体かつ容易に設けることができる。このため本体部として比較的廉価な押し出し成形品を使用できる。そのうえ張り出し形状の取付部も鋳ぐるみによりあまり工数を要することなく容易に形成できる。したがって、ブラケットを容易かつ低コストで製造できる。
【0008】
そのうえ、鋳ぐるみ部分内へ補強部材を一体化するとともに、この補強部材を本体部のカット幅よりも長くしたので、張り出し形状の取付部強度をアップできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は実施例のブラケットを用いた防振装置であるエンジンマウントの断面図(図2の1−1線断面図)、図2はその平面図、図3は図1のA矢示方向側面図、図4は鋳ぐるみ部分のバリエーションを示す部分断面図、図5他のバリエーションを示す同様図である。
【0010】
図1〜3において、このエンジンマウント1は、ブラケット2にブッシュ3を設けてある。ブッシュ3は内筒カラー4と本体ゴム5からなり、本体ゴム5をブラケット2の本体部6に設けられたリング状部7の内側へ直接加硫接着してある。但し、ブッシュ3を従来公知の内外筒式のものとし、外筒をリング状部7へ圧入することもできる。
【0011】
本体部6は、アルミ合金などの軽合金を長尺状に押し出し成形し、これを定尺カットして得られる押し出し品であり、取付脚8及び連結用突部10が一体に形成されている。取付脚8には後加工により取付穴9が押し出し方向B(図2,3)と直交する方向へ貫通形成されている。
【0012】
連結用突部10には、押し出し方向の貫通穴11が同時に形成され、この貫通穴11内へ丸棒状の補強部材12が嵌合されている。補強部材12は鉄等の強度がある適宜材料からなり、本体部6のカット幅W(図2,3)よりも押し出し方向へ寸法Dだけ長く張り出している。なお、補強部材12は丸棒状のみならず種々断面のものが可能である。
【0013】
連結用突部10及び補強部材12の周囲を鋳ぐるむことにより張り出し形状の取付部13が一体に形成されている。張り出し形状の取付部13は連結用突部10と同種もしくは異種金属又は樹脂等からなり、連結用突部10を図示しない型内へ配置して、鋳ぐるむ材料を型内へ充填することにより行われる。
【0014】
この型内成形によって、連結用突部10及び補強部材12は張り出し形状の取付部13中へ埋設一体化され、同時に連結用突部10,補強部材12及び張り出し形状の取付部13が一体化する。このとき、取付穴9と平行する取付穴14を同時に形成することもできる。但しこの取付穴14は鋳ぐるみ後に機械加工で形成することもできる。
【0015】
このようにすると、張り出し形状の取付部13を利用して取付脚8とともに、エンジンマウントを取付相手15へ3点(9,14,14)支持で取付けることができる。また張り出し形状の取付部13の長さがLと長く、両取付穴14,14の各中心間距離である取付点のスパンをカット幅Wより広くできるので、より安定した支持が可能になる。
【0016】
そのうえ、張り出し形状の取付部13は補強部材12により連結用突部10と一体化され、かつ補強部材12は、張り出し形状の取付部13の長さLに近い長さがあり、鋳ぐるみ部である張り出し形状の取付部13の内部を、本体部6の押し出し方向Bへ長く補強するので、張り出し形状の取付部13全体を強化できる。
【0017】
しかも、補強部材12を連結用突部10の貫通穴11へ嵌合するので、鋳ぐるみ時における補強部材12の位置決めが容易となり、かつ補強部材12を連結用突部10へ仮組することにより取扱も容易になる。そのうえ、張り出し形状の取付部13は本体部6の押し出し方向Bへ張り出すにもかかわらず、本体部6として押し出し品を利用できるので、製造コストを低くできる。
【0018】
なお、補強部材12によらない取付部13の補強構造を以下の参考例に示す。図4に示すように、連結用突部10の形状を工夫することにより省略することもできる。すなわち連結用突部10の鋳ぐるまれる部分上下に溝状の凹凸20を略対称に形成すると、凹凸20は押し出し成形により容易に形成するとともに、リブとしても機能することにより張り出し形状の取付部13の補強となる。そのうえ鋳ぐるまれる張り出し形状の取付部13と連結用突部10との結合を強力にする。
【0019】
図5は図4のバリエーションであり、連結用突部10の凹凸20は、図の上下で重ならず、図の左右方向へずれた位置へそれぞれ上下逆方向へ開放して形成される。このようにしても、同様の効果を期待でき、かつ比較的薄肉にできる。
【0020】
なお、本願発明は上記実施例に限定されず、同一の発明原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、本願のブラケットが適用される防振装置は、エンジンマウントに限らず、サスペンション用及びその他等種々に可能である。さらに防振装置以外の各種ブラケットにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のブラケットを用いたエンジンマウントの断面図
【図2】図1の平面図
【図3】図1のA矢示方向側面図
【図4】鋳ぐるみ部分のバリエーションを示す部分断面図
【図5】他のバリエーションを示す図4と同様の図
【符号の説明】
1:エンジンマウント、2:ブラケット、3:ブッシュ、6:本体部、7:リング状部、8:取付脚、10:連結用突部、12:補強部材、13:張り出し形状の取付部

Claims (1)

  1. 押し出し成形により長尺状に形成してから所定幅にカットしてなる本体部と、この本体部と後から一体化されかつ本体部の押し出し方向へ張り出す張り出し形状の取付部とを備えたブラケットにおいて、
    前記本体部の一部を含むように鋳ぐるみ成形して、この鋳ぐるみ部分により前記張り出し形状の取付部を形成するとともに、
    前記本体部のカット幅よりも長い補強部材を前記張り出し形状の取付部内へ一体に鋳ぐるんだことを特徴とするブラケット。
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