JPH0828265A - ラジエータの支持構造 - Google Patents

ラジエータの支持構造

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JPH0828265A
JPH0828265A JP15858994A JP15858994A JPH0828265A JP H0828265 A JPH0828265 A JP H0828265A JP 15858994 A JP15858994 A JP 15858994A JP 15858994 A JP15858994 A JP 15858994A JP H0828265 A JPH0828265 A JP H0828265A
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JP
Japan
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radiator
support
bracket
side bracket
upper tank
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JP15858994A
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Inventor
Masahiro Isobe
昌広 磯部
Mamoru Suzuki
衛 鈴木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
    • F28F9/002Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外力によりラジエータがエンジン側に移動し
た場合でも、ラジエータがアッパサポートから外れるの
を確実に防止する。 【構成】 車両ボデーに固定されるボデー側ブラケット
32とラジエータ20のアッパタンク22を保持するラ
ジエータ側ブラケット36とを弾性体38を介して連結
したアッパサポート30を備えたラジエータの支持構造
において、ボデー側ブラケット32に下方に延びるサポ
ートフランジ35を設け、ラジエータ20のアッパタン
ク22に、ラジエータ20が外力によってエンジン側に
移動した際にサポートフランジ35と当接しラジエータ
20の過度の移動を阻止するストッパ70を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のラジエータの支
持構造に関し、とくに外力によってラジエータがアッパ
サポートから外れるのを防止するようにしたラジエータ
の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジエータは、組付け寸法のばらつきの
吸収やアイドル振動の悪化を防止するため、アッパサポ
ートおよびロアサポートを介して車両ボデーに弾性支持
されている。ラジエータの支持構造に関する先行技術の
一例として、実公平2−26731号公報が知られてい
る。本公報には、アッパサポートのボデー側ブラケット
とラジエータ側ブラケットとを、くり抜き空間からなる
すぐりを有するゴム部材で結合する旨が開示されてい
る。
【0003】図13ないし図15は、従来のラジエータ
の支持構造の一例を示している。図13および図14に
おいて、2はラジエータを示している。ラジエータ2の
アッパタンク2aは、アッパサポート4により保持され
ている。アッパサポート4は、車両ボデー部材1aに固
定されたボデー側ブラケット6と、ラジエータ2のアッ
パタンク2aを保持するラジエータ側ブラケット8を有
している。ボデー側ブラケット6とラジエータ側ブラケ
ット8は、ゴム部材10を介して連結されている。ラジ
エータ2のロアタンク2bは、ゴム部材を有するロアサ
ポート12を介して車両ボデー部材1bに弾性支持され
ている。
【0004】図15に示すように、ラジエータ2のアッ
パタンク2aとエンジン14の冷却水通路上部は、アッ
パホース16を介して接続されている。ラジエータ2の
ロアタンク2bとエンジン14の冷却水通路下部は、ロ
アホース18を介して接続されている。アッパホース1
6の長さは、車両への搭載上の関係からロアホース18
の長さよりも短くなっている。ラジエータ2は、車両の
進行方向に対して角度θ2 °だけ傾倒した状態で搭載さ
れている。ラジエータ2を車両進行方向に傾けるのは、
その分、エンジンルームを覆うフードの高さを低く抑え
るためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した実公
平2−26731号公報や図13ないし図15に示すラ
ジエータの支持構造には、つぎの問題が存在する。後退
している車両の走行速度が急激にゼロになる場合は、図
15に示すように、この車両に搭載されているエンジン
14は慣性によりさらに後方へ移動しようとするため、
アッパホース16を介してエンジン14に接続されたラ
ジエータ2が後方に引張られる。ここで、アッパホース
16による引張り力が相当大きい場合は、アッパサポー
ト4のゴム部材10の弾性変形により、ラジエータ2の
アッパタンク2aがアッパサポート4から外れるという
問題がある。なお、図14に示すように、ラジエータ2
を車両の進行方向前方に傾倒させた場合は、アッパホー
ス16による引張り力の一部が下向きの力に変換され、
ラジエータ2が下方に移動しやすくなり、ラジエータ2
がアッパサポート4から外れやすくなる傾向がある。し
たがって、ラジエータが外力によってエンジン側に移動
した場合でも、ラジエータをアッパサポートにより確実
に保持することが望まれる。
【0006】本発明は、外力によりラジエータがエンジ
ン側に移動した場合でも、ラジエータがアッパサポート
から外れるのを確実に防止することが可能なラジエータ
の支持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
のラジエータの支持構造は、車両ボデーに固定されるボ
デー側ブラケットとラジエータのアッパタンクを保持す
るラジエータ側ブラケットとを弾性体を介して連結した
アッパサポートを備えたラジエータの支持構造におい
て、前記ボデー側ブラケットに下方に延びるサポートフ
ランジを設け、前記ラジエータのアッパタンクに、ラジ
エータが外力によってエンジン側に移動した際に前記サ
ポートフランジと当接しラジエータの過度の移動を阻止
するストッパを設けたものから成る。
【0008】
【作用】本発明に係るラジエータの支持構造において
は、ラジエータが外力によってエンジン側に移動した際
には、ラジエータのアッパタンクに設けられたストッパ
もエンジン側に移動することになる。車両ボデーに固定
されるボデー側ブラケットには、下方に延びるサポート
フランジが設けられているので、ラジエータがエンジン
側に移動した際には、アッパタンクのストッパがボデー
側ブラケットのサポートフランジに当接し、ラジエータ
の過度の移動が阻止される。したがって、ラジエータの
アッパタンクは、アッパサポートのラジエータ側ブラケ
ットに保持されたままとなり、ラジエータのアッパサポ
ートからの外れが確実に防止される。
【0009】
【実施例】図1ないし図8は、本発明の一実施例に係る
ラジエータの支持構造を示している。図2において、2
0はラジエータを示している。ラジエータ20は、上部
にアッパタンク22を有しており、下部にロアタンク2
4を有している。アッパタンク22とロアタンク24
は、多数のウォータチューブ(図示略)を介して連通し
ている。アッパタンク22の上面は、円弧状(半円状)
に形成されている。ラジエータ20のアッパタンク22
は、車両ボデーのサポートメンバアッパ80に取付けら
れているアッパサポート30に支持されている。ラジエ
ータ20のロアタンク24は、車両ボデーのサポートメ
ンバロア82に取付けられているロアサポート50に支
持されている。
【0010】ラジエータ20は、車両の進行方向前方に
角度θ1 °だけ傾倒した状態で搭載されている。ラジエ
ータ20を車両進行方向前方に傾けるのは、その分だけ
エンジンルームを覆うフード84の高さを低く抑えられ
るからであり、これにより例えば車両の走行時の空気抵
抗を小さくすることができる。ラジエータ20のアッパ
タンク22とエンジン25の冷却水通路の一方は、アッ
パホース26を介して接続されている。ラジエータ20
のロアタンク24とエンジン本体の冷却水通路の他方
は、ロアホース27を介して接続されている。アッパホ
ース26の長さは、車両への搭載上の関係からロアホー
ス27の長さよりも短くなっている。
【0011】アッパサポート30は、ボデー側ブラケッ
ト32、ラジエータ側ブラケット36、弾性体としての
ゴム部材38から構成されている。ボデー側ブラケット
32は、ブラケット本体33と補強部34とから構成さ
れている。ブラケット本体33は、金属板をプレス加工
したものであり、図5に示すように、上部の断面形状が
ほぼU字状となっている。ブラケット本体33の一端
は、車両ボデーのサポートメンバアッパ80に固定され
ている。ブラケット本体33の一端には、車両ボデーへ
の固定用のボルト穴33aが形成されている。ブラケッ
ト本体33には、略への字形に折り曲げられた金属板か
らなる補強部34が取付けられている。補強部34に
は、ブラケット本体33に形成された位置決め突起33
bと嵌合可能な位置決め穴34aが形成されている。補
強部34は、溶接によりブラケット本体33に固定され
ている。
【0012】ブラケット本体33のエンジン側の端部に
は、下方に延びるサポートフランジ35が設けられてい
る。サポートフランジ35は、ブラケット本体33と一
体でプレス成形されているが、ブラケット本体33と別
部材で構成してもよい。サポートフランジ35は、ブラ
ケット本体33の上部33cよりも幅広く加工されてい
る。サポートフランジ35の中央部近傍は、補強部34
と形状が対象となるように略への字形に折り曲げられて
いる。これにより、サポートフランジ35の曲げ剛性が
高められている。サポートフランジ35の下端は、補強
部34の下端よりも下方に位置している。
【0013】ブラケット本体33の中央部の下方で、か
つ補強部34とサポートフランジ35との間には、ラジ
エータ側ブラケット36が設けられている。ラジエータ
側ブラケット36は、金属板を円弧状(半円状)に折り
曲げたものから構成されている。ボデー側ブラケット3
2とラジエータ側ブラケット36は、弾性体としてのゴ
ム部材38を介して連結されている。ゴム部材38の一
方は、ブラケット本体33と補強部34とサポートフラ
ンジ35に加硫接着されている。ゴム部材38の他方
は、ラジエータ側ブラケット36と加硫接着されてい
る。
【0014】ラジエータ側ブラケット36の外周面およ
び内周面は、ゴム部材38の皮膜によって覆われてい
る。ゴム部材38のほぼ中央部には、くり抜き空間から
なるすぐり部40が形成されている。すぐり部40は、
ラジエータ20の振動特性を考慮した形状となってい
る。ラジエータ20のアッパタンク22は、ゴム部材3
8を圧縮方向に弾性変形させた状態でラジエータ側ブラ
ケット36に保持されている。ラジエータ側ブラケット
36の内周面は、ラジエータ20のアッパタンク22の
上面と相似形になっており、アッパタンク22はラジエ
ータ側ブラケット36の内周面に対して車両の前後方向
に摺動可能となっている。
【0015】ラジエータ20のロアタンク24を支持す
るロアサポート50は、弾性体としてのゴム部材52、
補強部材54、56から構成されている。ゴム部材52
は、略円筒状に形成されている。ゴム部材52の上部
は、補強部材54によって補強されている。ゴム部材5
2の下部は、補強部材56によって補強されている。ゴ
ム部材52は、周方向に延びるすぐり部58の形成によ
って上下方向に弾性変形可能となっている。ゴム部材5
2の中心部に形成された保持穴53には、ロアタンク2
4に取付けられた支持ピン28が挿入されている。
【0016】ラジエータ20のアッパタンク22は、合
成樹脂から構成されている。アッパタンク22には、ラ
ジエータ20の左右方向(車両の進行方向に対して直角
方向)の位置決めをする位置決め手段60が設けられて
いる。位置決め手段60は、アッパタンク22と一体成
形されている。位置決め手段60は、1対の壁部61か
ら構成されている。各壁部61は対向して配置されてお
り、ラジエータ側ブラケット36は、一方の壁部61と
他方の壁部61との間に嵌まり込むようになっている。
ラジエータ20は、位置決め手段60の壁部61の内側
面61aがラジエータ側ブラケット36の端面36aと
接触することにより、左右方向の位置ずれが防止されて
いる。
【0017】アッパタンク22には、ラジエータ20が
外力によってエンジン25側に移動した際に、ボデー側
ブラケット32に設けられたサポートフランジ35と当
接し、ラジエータ20の過度の移動を阻止するストッパ
70が設けられている。本実施例では、ストッパ70は
位置決め手段60の各壁部61と一体で成形されてい
る。ボデー側ブラケット32に設けられたサポートフラ
ンジ35の幅W1 は、ストッパ70が設けられる両壁部
61間の幅W2 よりも大となっており、ラジエータ20
が過度にエンジン25側に移動した場合は、ストッパ7
0は確実にサポートフランジ35に当接するようになっ
ている。ストッパ70のエンジン25側の面70aは、
対向するサポートフランジ35の内面35aとほぼ平行
になっている。また、ストッパ70が当接するサポート
フランジ35の内面35aは、ゴム部材38の被膜38
aによって覆われている。
【0018】つぎに、上記のラジエータの支持構造にお
ける作用について説明する。アッパサポート30は、ラ
ジエータ20の組付け前のフリー状態では図3の状態に
ある。つぎに、ラジエータ20をアッパサポート30に
組付ける際には、ゴム部材38を圧縮方向に弾性変形さ
せた状態で組付ける。すなわち、アッパサポート30の
組付け時には、ゴム部材38はラジエータ20のアッパ
タンク22の押圧によって圧縮される。この圧縮量はた
とえば2mm程度に設定される。同様に、ラジエータ2
0のロアタンク24もロアサポート50を介して弾性支
持される。これにより、ラジエータ20の支持に起因す
るアイドル振動やこもり音の低減が図れる。
【0019】完成車両の走行テストの一つとして、後退
する車両の後部を壁に衝突させる後突バリアテストがあ
る。この場合、後退する車両の速度は急激にゼロとなる
が、車両に搭載されているエンジン25は慣性によりさ
らに後方に移動しようとするため、アッパホース26を
介してラジエータ20が後方に引張られる。
【0020】ここで、ラジエータ20は車両の進行方向
前方に角度θ1 だけ傾けられているので、引張り力の一
部が下向きの力に変換される。また、アッパタンク22
の上面は円弧状に形成されているので、引張り力により
ゴム部材38はアッパタンク22によって圧縮される。
そのため、ラジエータ20が下方に移動するとともに、
ゴム部材38のさらなる圧縮変形により、ラジエータ2
0のアッパタンク22がラジエータ側ブラケット36か
らエンジン25側に外れやすくなるが、ボデー側ブラケ
ット32には、下方に延びるサポートフランジ35が設
けられているので、ラジエータ20がエンジン25側に
移動した際には、図1に示すように、アッパタンク22
のストッパ70がボデー側ブラケット32のサポートフ
ランジ35に当接し、ラジエータ20の過度の移動が阻
止される。
【0021】したがって、ラジエータ20のアッパタン
ク22は、ラジエータ側ブラケット36に保持されたま
まとなり、ラジエータ20のアッパサポート30からの
外れが防止される。外力が除去されると、ゴム部材38
は自己弾性により元の形状に復元するので、アッパタン
ク22はラジエータ側ブラケット36とともに元の位置
に戻る。
【0022】なお、ストッパ70のエンジン25側の接
触面70aは、サポートフランジ35の内面35aとほ
ぼ平行となっているので、ラジエータ20がエンジン2
5側に過度に移動した際には、ストッパ70の前面70
aの全面がサポートフランジ35と接触することにな
り、ストッパ70に局部的な圧縮応力が作用することは
ない。また、サポートフランジ35の内面35aは、ゴ
ム部材38の被膜38aによって覆われているので、ス
トッパ70がサポートフランジ35に当接する際には、
ゴム部材38の被膜38aの弾性変形によって衝撃が緩
和される。
【0023】ラジエータ20の外れを防止するには、図
1ないし図7に示す構造の他に図9ないし図12の比較
例に示す構造も考えられる。比較例では、アッパサポー
ト100はつぎのように構成されている。アッパサポー
ト100は、ボデー側ブラケット102、ラジエータ側
ブラケット106、弾性体としてのゴム部材108から
構成されている。ボデー側ブラケット102は、ブラケ
ット本体103とブラケット104から構成されてい
る。ブラケット本体103の断面形状は、逆U字形とな
っている。ブラケット本体103には、略ハの字状に折
り曲げられたブラケット104が溶接にて固定されてい
る。ボデー側ブラケット102のブラケット104とラ
ジエータ側ブラケット106は、弾性体としてのゴム部
材108を介して連結されている。ラジエータ側ブラケ
ット106は、台形状に折り曲げられている。
【0024】ラジエータ側ブラケット106の外周面お
よび内周面は、ゴム部材108の皮膜によって覆われて
いる。ゴム部材108のほぼ中央部には、くり抜き空間
からなるすぐり部109が形成されている。ラジエータ
20のアッパタンク22は、ゴム部材108を圧縮方向
に弾性変形させた状態でラジエータ側ブラケット106
に保持されている。ラジエータ側ブラケット106の内
周面は、ラジエータ20のアッパタンク22の台形状に
形成された上面と相似形になっている。したがって、ア
ッパタンク22がアッパサポート100に支持された状
態では、ラジエータ側ブラケット106はラジエータ2
0のアッパタンク22と車両の前後方向に一体で移動
し、アッパタンク22の上面を円弧状とした図3の構造
とは異なり、ラジエータ側ブラケット106の内面とア
ッパタンク22の上面との摺動はほとんど発生しない。
これにより、ラジエータ20の共振特性も大きく異なる
ことになる。
【0025】図8は、ラジエータ20の共振特性を示し
ている。特性A1 、A2 が本発明であり、特性B1 、B
2 が上述した比較例の特性である。ここで、特性A1
よび特性B1 は、上下方向の振れを示し、特性A2 およ
び特性B2 は、車両の前後方向の振れを示している。図
8に示すように、本発明の特性A1 、A2 のほうが比較
例の特性B1 、B2 よりも振れが小さく、アイドル振動
やこもり音悪化の防止に寄与する。これは、本発明では
アッパタンク22の上面を円弧状(半円状)とし、アッ
パタンク22とラジエータ側ブラケット36のすべりが
良好となると考えられるからである。したがって、本実
施例においては、ラジエータ20の共振特性を良好に維
持しつつ、ラジエータ20のアッパサポート30からの
外れが確実に防止される。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るラジエータの支持構造によ
れば、車両ボデーに固定されるボデー側ブラケットとラ
ジエータのアッパタンクを保持するラジエータ側ブラケ
ットとを弾性体を介して連結し、ボデー側ブラケットに
下方に延びるサポートフランジを設け、ラジエータのア
ッパタンクに、ラジエータが外力によってエンジン側に
移動した際にサポートフランジと当接しラジエータの過
度の移動を阻止するストッパを設けるようにしたので、
車両の後退時における走行速度の急激な変化によりラジ
エータに外力が作用した場合でも、ラジエータがアッパ
サポートから外れるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るラジエータの支持構造
におけるラジエータが外力によりエンジン側に移動した
状態を示す部分側面図である。
【図2】図1のラジエータの支持構造の全体側面図であ
る。
【図3】図1のアッパサポートの側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の正面図である。
【図6】図1のラジエータの部分正面図である。
【図7】図3のアッパサポートにラジエータのアッパタ
ンクを支持させた場合の部分平面図である。
【図8】図2のラジエータの支持構造における共振特性
を示す特性図である。
【図9】本発明に対する比較例としてのアッパサポート
の側面図である。
【図10】図9の底面図である。
【図11】図9のアッパサポートにラジエータのアッパ
タンクを支持させた場合の要部側面図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】従来のラジエータの支持構造の全体側面図で
ある。
【図14】図13のラジエータのアッパタンクがアッパ
サポートから外れた状態を示す要部側面図である。
【図15】図13におけるラジエータがエンジンの移動
によってエンジン側に引張られる状態を示す概略側面図
である。
【符号の説明】
20 ラジエータ 22 アッパタンク 30 アッパサポート 32 ボデー側ブラケット 35 サポートフランジ 36 ラジエータ側ブラケット 38 弾性体 70 ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ボデーに固定されるボデー側ブラケ
    ットとラジエータのアッパタンクを保持するラジエータ
    側ブラケットとを弾性体を介して連結したアッパサポー
    トを備えたラジエータの支持構造において、前記ボデー
    側ブラケットに下方に延びるサポートフランジを設け、
    前記ラジエータのアッパタンクに、ラジエータが外力に
    よってエンジン側に移動した際に前記サポートフランジ
    と当接しラジエータの過度の移動を阻止するストッパを
    設けたことを特徴とするラジエータの支持構造。
JP15858994A 1994-07-11 1994-07-11 ラジエータの支持構造 Pending JPH0828265A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005054711A1 (de) * 2005-11-17 2007-05-24 Behr Gmbh & Co. Kg Anordnung zur Befestigung eines Wärmeübertragers, insbesondere für Kraftfahrzeuge
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